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魔導書士、きれいにする
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「はい、では今からお掃除を始めます」
「掃除って…、ニコライ、いきなり何を言い出すんだ?」
レイラさんがいぶかしげにこちらを見てくる。
「いえね、もう、モンスターも瘴気ごときれいさっぱりさせてしまえば、当面は問題がなくなるのかなと思いまして」
そう言って私は荷物から魔導書『アルルの祈り』を取り出した。
「では、配りますね」
『アルルの祈り』を開いて、ページを破って皆に渡した。
「な!おい、魔導書を破ってどうするつもりなんだ!」
「いえいえ、これも魔導書の使い方の一つですよ」
そうして、私はみんなにある作業をお願いした。
「はい、それでは谷の外に向かいましょう!」
そうして谷の外に出た私たちは、半日がかりで作業を行った。
「ではこれで、谷を囲むようにページを配置できましたね」
ちぎったページはみんなにお願いして、谷をぐるっと囲むように置いてきてもらった。
「それでは始めます!」
『アルルの祈り』を開き、魔力を流す。そうすると本がぼうっと白い光を放ち輝きだす。
「我が求めに応じ、その祈りにて魔を払わん、聖域展開!」
かっと魔導書から光の柱が立ち登る。それに呼応するように、谷の周りに光の柱が幾本も立ち登った。それは、各所に配置してもらったページからの光だった。
光の柱から、隣り合う柱に向かって光の壁が伸びる。そして、谷が光の壁に覆われた。
「浄化せよ!」
光の壁が一層強い輝きを放ち、そして消えた。
「ふぅ、これで浄化完了です。この谷は聖域に指定されました。かなり強めに掛けたので向こう百年は瘴気が出ることもないでしょう」
谷の気配を探るが、瘴気は感じられない。異変が起きた原因が何であれ、これで問題は解決するはずだ。
「な、なんという…」
「まあ、相変わらずではあるが、さすがだなぁ」
ガイウスさんとレイラさんが驚いている。
「お、驚かせてしまいましたか?確かに、少し横着でしたか?よく家の掃除なんかのときに使っていた魔法でして」
いやー、これで掃除をすると、きれいになるし汚れにくいしで。ただ、魔法で横着するなって母には言われましたねぇ。
「いや、横着というか、そんなレベルの話では…」
「というか、聖域展開なんて魔法、子供のころのおとぎ話で読んだような気がするが…」
二人が変わらずぶつぶつ言っているが、とりあえずは問題も片付いたので、私達は町に帰ることにした。
「掃除って…、ニコライ、いきなり何を言い出すんだ?」
レイラさんがいぶかしげにこちらを見てくる。
「いえね、もう、モンスターも瘴気ごときれいさっぱりさせてしまえば、当面は問題がなくなるのかなと思いまして」
そう言って私は荷物から魔導書『アルルの祈り』を取り出した。
「では、配りますね」
『アルルの祈り』を開いて、ページを破って皆に渡した。
「な!おい、魔導書を破ってどうするつもりなんだ!」
「いえいえ、これも魔導書の使い方の一つですよ」
そうして、私はみんなにある作業をお願いした。
「はい、それでは谷の外に向かいましょう!」
そうして谷の外に出た私たちは、半日がかりで作業を行った。
「ではこれで、谷を囲むようにページを配置できましたね」
ちぎったページはみんなにお願いして、谷をぐるっと囲むように置いてきてもらった。
「それでは始めます!」
『アルルの祈り』を開き、魔力を流す。そうすると本がぼうっと白い光を放ち輝きだす。
「我が求めに応じ、その祈りにて魔を払わん、聖域展開!」
かっと魔導書から光の柱が立ち登る。それに呼応するように、谷の周りに光の柱が幾本も立ち登った。それは、各所に配置してもらったページからの光だった。
光の柱から、隣り合う柱に向かって光の壁が伸びる。そして、谷が光の壁に覆われた。
「浄化せよ!」
光の壁が一層強い輝きを放ち、そして消えた。
「ふぅ、これで浄化完了です。この谷は聖域に指定されました。かなり強めに掛けたので向こう百年は瘴気が出ることもないでしょう」
谷の気配を探るが、瘴気は感じられない。異変が起きた原因が何であれ、これで問題は解決するはずだ。
「な、なんという…」
「まあ、相変わらずではあるが、さすがだなぁ」
ガイウスさんとレイラさんが驚いている。
「お、驚かせてしまいましたか?確かに、少し横着でしたか?よく家の掃除なんかのときに使っていた魔法でして」
いやー、これで掃除をすると、きれいになるし汚れにくいしで。ただ、魔法で横着するなって母には言われましたねぇ。
「いや、横着というか、そんなレベルの話では…」
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