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路地裏
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一旦、園内のトイレから離れると大道路を挟んで真向かいの狭い路地まで歩いた。
暑い中、ヘルメットをしたままだと顔が汗まみれになってしまう。カナタと当麻は放り投げたい気持ちを抑えながら
道を進んでいた。
「暑いっすね。このままだと熱中症になっちゃいますよ。」
障害物を超えながら、当麻は言った。
6階建のビルが多い為に、光が差し込む場所がほとんどない。
それでもこの暑さはカナタたちを苦しめていた。
カナタは、あのAGASA団体から遠ざかる為に周りを警戒しながら歩いていた。
「あの団体がいつ、どこからくるのかわからない。まだ見つかってないだけに生き残れる可能性はある。」
「でもこのまま路地裏で隠れてるつもりですか。」
「それでもだ。とりあえず進むしかない」
路地裏を抜けた先は日差しが道路を熱してるのか白いモヤが路上から湧き上がっている。
当麻が路地裏を抜けようとした時だった。
「ちょっと待て!」カナタは当麻の身体を手で止めた。
日陰になっているおかげで遠い場所少しわかった。
泣きめいている子供を連れた母親が倒れていた。
「ちょっと、先輩なぜ止めるんですか?」
「母親が倒れている・・・・よく見ろ。背中から打たれた跡がある」
カナタから見える先には銃口を子供に向けたあのAGASAのリーダーが目の前にいた。
「あの子、やられますよ、助けないと」
「今、出て行ったら俺たちまで撃たれるぞ、そういうやつらだ」
「だったら、どうするんですか?ほっとけというんですか。」
「よく考えて行動しろ。当麻。お前携帯を持っていたよな」
「持ってますけど。それがなんで?」
「ちょうどだ。今の時代、電話があってよかったな。」
「いまいち、掴めないんですけど。先輩」
「あの集団の奥に電話ボックスがある。ここから見える番号わかるか。ガラス越しに電話ボックスの番号が書いてある。ここからあの電話ボックスにかけるんだ。」
「あ、そういうことか。気を散らすんですね」
「そういうことだ。」
「その隙にあの子を救出するんだ。いいな」
あの団体とここで鉢合わせするとは思わなかったカナタ達は、事を急いだ。
暑い中、ヘルメットをしたままだと顔が汗まみれになってしまう。カナタと当麻は放り投げたい気持ちを抑えながら
道を進んでいた。
「暑いっすね。このままだと熱中症になっちゃいますよ。」
障害物を超えながら、当麻は言った。
6階建のビルが多い為に、光が差し込む場所がほとんどない。
それでもこの暑さはカナタたちを苦しめていた。
カナタは、あのAGASA団体から遠ざかる為に周りを警戒しながら歩いていた。
「あの団体がいつ、どこからくるのかわからない。まだ見つかってないだけに生き残れる可能性はある。」
「でもこのまま路地裏で隠れてるつもりですか。」
「それでもだ。とりあえず進むしかない」
路地裏を抜けた先は日差しが道路を熱してるのか白いモヤが路上から湧き上がっている。
当麻が路地裏を抜けようとした時だった。
「ちょっと待て!」カナタは当麻の身体を手で止めた。
日陰になっているおかげで遠い場所少しわかった。
泣きめいている子供を連れた母親が倒れていた。
「ちょっと、先輩なぜ止めるんですか?」
「母親が倒れている・・・・よく見ろ。背中から打たれた跡がある」
カナタから見える先には銃口を子供に向けたあのAGASAのリーダーが目の前にいた。
「あの子、やられますよ、助けないと」
「今、出て行ったら俺たちまで撃たれるぞ、そういうやつらだ」
「だったら、どうするんですか?ほっとけというんですか。」
「よく考えて行動しろ。当麻。お前携帯を持っていたよな」
「持ってますけど。それがなんで?」
「ちょうどだ。今の時代、電話があってよかったな。」
「いまいち、掴めないんですけど。先輩」
「あの集団の奥に電話ボックスがある。ここから見える番号わかるか。ガラス越しに電話ボックスの番号が書いてある。ここからあの電話ボックスにかけるんだ。」
「あ、そういうことか。気を散らすんですね」
「そういうことだ。」
「その隙にあの子を救出するんだ。いいな」
あの団体とここで鉢合わせするとは思わなかったカナタ達は、事を急いだ。
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