Forever Friends

てるる

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OGカシマさん2

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OB会は、いつものように挨拶からはじまり、
OB会費の収支報告と、現役からの活動報告などが
あった後に、幕を閉じる。

たったそれだけのことだ。
この後、夜に飲み会があるんだが、
カシマさんと俺はさっさと退散する。
近い代のひとたちが居ないし、これ以上おじいちゃんたちに
おつきあいしているのもなんだし、何といっても
カシマさんにイノダのレモン・パイを
食べさせてやらないといけないからな。

OB会が終わると、カシマさんと俺は目を合わせ、
あいさつもそこそこに、すたこらと会場を後にして、
バス停に向かった。
長居は無用だ。


「みなさんお元気そうでよかったね」


カシマさんが、リンゴみたいなほっぺで言う。
そうだよな。
OB会にいらしているような矍鑠としたOBは、
まだ現役で弓を引いていたりする。
健康だからこそできることだ。
願わくば、俺も細く長く続けたいものだな。
身体が動くうちは、動くことを、動かなくなったら、
動かなくてもできることをできるようでいたい。

俺は部活でやっているが、鹿島ご夫妻は
卒業されたようだ。

「力也さんはまたやる気満々だけどね」

なかなか時間が取れないそうだ。
俺は恵まれているな。
奥さんもまたいつか復帰できるといいと思うんだけど。

またバスに揺られて、京都駅に戻り、
少し待たされた後に念願のイノダに入る。
暗い照明がレトロだ。
カシマさんは席に着いたらすぐに
レモン・パイと珈琲を注文した。
俺も同じものをお願いした。
店に入る前に確認したから、間違いなく
それは口に入る。
カシマさんは上機嫌で待っている。

京都はハイカラな珈琲の街だ。
抹茶は、宇治。
京都と名古屋の珈琲は濃くて苦い。
京都は多分甘いお菓子のお供だからだろうけど、
名古屋はなんでだろう?
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