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4話
共闘? 青い女
しおりを挟む「ふふふ、どうやら俺の出番の様だな」
青い女が少なくとも外国兵の敵で、自分自身の安全が大丈夫そうなのを確認すると、穴から完全に身を乗り出した。さっきのてのひらからの謎魔法を出して、あの女をカッコ良くビシッと助けるのだフフ。
スタッ!
「おい、お前達」
「ふんっ口で言っても分からん奴らめ!」
俺のまだまだ恥ずかしさが残る自信無さげな小さい声は、青い女の大声でかき消された。
ちっ
キラキラキラッ
突然彼女が上げた片腕の先に、小さい魔法陣が回転しながらいくつも生成されたかと思うと、その中から数多くの光の矢が飛び出して来た。
シュバババッババッ!!
途端にそれらが数十人の敵兵達の上から降り注ぐ。
ドドドドドドドォーーーーーーーーンッ!!
直後に数十人が吹っ飛んだ……
「うわーーっ」 「ぎゃーーー」 「うぐはっ」
ドサドサドサ……
ちょ、ちょっと待て、めちゃめちゃ強いじゃないか……イカン、このままだと敵兵全部倒される。取りあえず駆け付けるか。
スタタッズザーーッ!
「大丈夫かっ青い女!」
俺は謎のポーズを構えながら女の横に立った。
「……誰だ貴様は……ウッその姿はまさか!? しかもさっき見逃したか弱い冒険者か」
青い女は俺の銀ピカの姿に情報量が多すぎて、多少混乱している様子だった。
「そうだっこの姿はアレだっ!!」
良く分からんから話を合わせてみた。
「まさか、貴様の様な弱そうな者が銀竜の、シルバー・リリー・ドラゴンに認められ加護を与えられただと!?」
「えっそんな凄いの? というか師匠の知り合い!?」
「……」
一瞬で青い女の仮面の下の素顔が、おそらくバカでも見る様な雰囲気に変わった気がした……
「死ねーーっ!!」
「俺が!」
俺達がのんきに話している隙を突いて、敵兵が斬り掛かって来る。俺は華麗にその兵士を蹴り飛ばした。
どぼっビシュッ!!
「あーっ!」
ぶっ飛んで行く男。
「信じられん……銀色を塗ったのでは無くて本物か」
塗るって。
「まだ疑っているのか? 俺が本物の銀竜の加護の持ち主さっ!」
取りあえず謎設定を受け入れる柔軟性のある俺。
「ならば仮面くらい付けよ! 銀色の素顔が不気味過ぎるぞ」
「全身青色のアンタに言われたくないね!」
あっそうか、この女もなんとか竜の加護を持ってて、全身青いのか。そりゃただ全身銀色の私服男より仮面付けてて鎧着てた方がカッコ良いよな。
「勉強になったよ!」
「? バカなのか」
スタタッ
俺を無視して女は再び戦いに突入した。
「わわっ待ってよ!」
ドカッゲシッ!
俺も出来る限り敵兵を倒して行く。でも……何か変な違和感が……
「邪魔だっ足手纏いだっ!」
「アンタさ、どっかで会った事ある??」
女は闘いながら首を傾げた。
ビシッ
「古典的な手だな」
「そういう意味じゃない!!」
俺は首を振った。何かの勘違いか? しかしそれはそうと……俺もさっき青い女がやってた大規模攻撃をしてみたいな……等と思い始めた。
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