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第10話 西のボス
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パーティーを解散して別行動を始めるトウカとレア。
さっきレアと話した時はフィールドボスと戦うって言ったけど、やっぱりどうしようかな。
とりあえず街の外に行こう。
まだ使ってないスキルが沢山あるし、せっかく剣を手に入れたんだから剣で戦いたいよね!
でも魔法も使いたいしなぁ・・・
あっ、でも外に行く前に冒険者ギルドに寄ったらボスの情報とか教えて貰えるかな?
一応寄ってから外に行こう。
そう考えて、トウカはマップを見ながら冒険者ギルドに向かう。
よし、ついた。じゃあ早速受付の所に行ってみようかな。
受付にはいつも通りエリカさんがいた。
そして、ニコニコと話しかけてくれる。
「あら、トウカ様、本日は如何なさいましたか?」
「あの、今日はダイアウルフみたいなこの辺のフィールドボスについて教えて欲しいんですが。」
「フィールドボスについてですね。」
「フィールドボスはこの街の東側と西側の2つのエリアに存在するボス級モンスターです。」
「そして、フィールドボスと呼ばれるモンスターは同じ種族のモンスターよりも数倍強い事が多いです。モンスターによっては数十倍強いこともあります。この町付近のフィールドボスは比較的弱いです。」
「今のトウカ様ではレベル的に格下となってしまうので厳しいと思いますが、パーティーで戦ったり上手いことスキルを組み合わせたら勝てるかと思います。」
そうしてどのエリアにどんな種類のボス、モンスターがいるか、この街、この国についての話を聞く。
どうやら最初の街であるこの街の名前はアインスと呼ばれているらしく、この国の首都らしい。
そのため、この街には城もあり、貴族王族も存在するとても大きな街らしい。
そしてこの街の周り森で囲われていて、さらにその周りが山で囲われていているそうだ。
肝心のフィールドボスについてだが、この街周辺には2体存在し、1体はご存知の通りトウカの倒したダイアウルフであり、もう1体は1体ではなくホブゴブリンを中心としたゴブリンの集団であるらしい。
戦闘力的にはダイアウルフの方が強いらしいが、ゴブリンの集団は対、多数戦となり無限湧きするゴブリンがホブゴブリンを守りながら戦うため厄介である。
なお、一定の距離に近づかなければ敵対しないため、離れたところから超火力をぶつけて一気に倒すのが楽との事だ。
ダイアウルフは本来、スピードが早いため動きを止める必要があったらしいが、トウカは一撃で倒してしまったため関係が無かった。
なるほど・・・ダイアウルフは1発で倒せたんだからそれよりも弱いホブゴブリンなら大丈夫そうだね!
「わかりました!ありがとうございます!」
そうお礼を言ってトウカは冒険者ギルドを後にする。
さてと・・・
じゃあ早速いきますか!
たしか、西の方だったよね?
地図を見ながら西の門へと向かう。
結構広いため道に迷いそうになるが、なんとか迷わずに西の門までたどり着くことが出来た。
今日は1人で冒険かぁ・・・。
ちょっと不安だけど、それ以上に楽しみ!
色んな所に行って色々経験したいからね!
「よし!行くか!」
そうしてほっぺたを叩き気合を入れてまたの外へ出る。
見た感じ、東側のフィールドとそんなに変わらないようだ。
今回は前回使ってなかったスキルを使ってみたいな。
そしてステータスを開いて持っているスキルを確認する。
「んー、今使えるのって飛行と時空魔法ぐらいかな?召喚術は取ったはいいけど、使い方分からないし・・・」
「とりあえず飛行を使ってみよう!」
そうして飛行を使ってみる。
すると、翼は動いていないのにどういう事か体が浮かび上がり始めた。
「おぉっ、おおお!」
慣れないことに体制を崩してしまい顔から地面に落ちる。
「いてっ!」
「もぅ!なにこれ!」
そう愚痴を言いつつ空を飛ぶ練習をすること10分・・・
突然体が地面に落ちて落下の衝撃でダメージを受けてしまう。
「いったぁ!もう!初ダメージがこれってなに!?」
そう1人で怒るトウカである。
そこまで高くまで飛んでなく、受けたダメージは微々たるものだった為、気にするほどでも無かった。
ピロンっ
【飛行】レベルが上がりました。
あっはい。
私は嬉しいような嬉しくないような微妙な気持ちです。
まぁ10分ぐらい練習して感覚掴めたと思うから次は転けないからね!【飛行】のレベルが上がって次は20分になったから時間超えないように気をつけないと。
そうしてトウカは森の中へ入っていく。
余談であるが、トウカが飛行の練習をしてる時、夢中になりすぎて周りを見ていなかったが空を飛ぶという見慣れない光景でかなりの注目を浴びていた。
これが話題となるが、それはまた別の話である。
「よーし!今日は剣で頑張るぞー!」
そうして進んでいくとゴブリンが1匹出てきた。
とりあえず鑑定を使って強さを見るがレベルもトウカより低く大した強さじゃない。
トウカは走ってゴブリンに突撃する。
1回切りかかるとクリティカルヒットとなり、ゴブリンはポリゴンとなって消える。
ドロップは特に何も無いようだ。
そうして同じようにモンスターをさっきのを含めて合計10体倒す。全部の攻撃でクリティカルヒットがでた。
ピロンっ
スキル【剣術】を取得しました。
【剣術】
剣の扱いが上手くなり、ダメージ補正が入る。
レベルが上昇すると、剣の扱いがさらに上手くなり、ダメージ補正が上昇する
称号『致命の一撃』を取得しました。
10回連続クリティカルヒットを出した者に贈られる称号。
『致命の一撃』
クリティカルヒット時、相手の防御力を半分無視してダメージを与える。
おぉー!スキルと称号がゲット出来た!
スキルは分かるけど、この称号って強いのかな?
まぁ、よく分からないからいいや。
そして考えることを辞める。
「さてと、飛行のクールタイムも終わってるみたいだし、今度は飛んで一気にボスまで向かいますか!」
そして飛行すること20分・・・・・・
丁度ボスのエリアが見えてきた。
「おっと、そろそろスキル切れるから降りないと。」
「今度は落ちないんだからね!それにしてもボスの近くまで来れるって運がいいかも?」
その時、後ろの方からレアの声が聞こえてきた。
そのまま近づいてくる。
「おーい!トウカーーー!」
「あれ?レアじゃん!こんな所でどうしたの?」
「どうしたの?ってさっきボスと戦うって言ってたじゃん。うちの場合はダイアウルフよりもこっちの方が向いてるからこっちに来たの。」
「トウカも今からボスと戦うの?」
「そうだよ!ちょうど今着いたところ!」
「なるほどね。じゃあ先にどうぞ。うちは少し休んでから戦うから。」
「わかった!じゃあ行ってくるね!」
そう言ってボスの方に向かっていき、少し離れた場所で止まる。
たしか、近づかなければ敵対しなかったよね?
じゃあこっからまだ使っていないスキルで【天穿】ってのが気になるから使ってみようかな。
「【天穿】!!」
そう言ってスキルを発動する。
すると突然暗くなってきて雷が鳴り、とても強い風が吹き狂う木々はザワザワと揺れ、雨も降ってくる。
だんだんと身体の内側から何かが抜けていく感じがする。
上を見ると、いつ出来上がったのか、とても大きな光の玉のような物が見える。
バチバチと弾けており、まるで世界の終わりを彷彿とさせる。
その間およそ10秒。
目の前のゴブリン達も敵対こそしていないが何事かと慌てふためいている。
そして突然光の玉のようなものが弾け飛び、無数の玉が物凄いスピードでゴブリン達に降り注ぐ。
砂埃が舞い、辺りは何も見えなくなる。
砂埃が消え、視界が晴れた時にはゴブリン達は存在せず、地面が抉れていた。
MPが空っぽになった為か、少し貧血のような症状が出てクラっとして膝を着く。
_______________________
フィールドボス
ホブゴブリンと取り巻きを討伐しました。
初回討伐特典としてSPが10進呈されます。
初回ソロ討伐特典として称号『ゴブリンスレイヤー』とゴブリンの財宝を取得しました。
称号『ゴブリンスレイヤー』
ゴブリンを1日で千体討伐したものに贈られる称号。
ゴブリン種に与えるダメージが1.1倍になる。
ゴブリンの財宝
売却すると1万Gで売れる。
取得アイテム
討伐の証1/2(アインス)
_______________________
ワールドアナウンス
フィールドボス
ホブゴブリンと取り巻きがプレイヤー名「トウカ」により初討伐されました。
_______________________
ピロンっ
レベルが上がりました。
討伐の証(アインス)が全て集まりました。
エリアボスへの挑戦権を獲得しました。
「はぁ・・・。」
そうため息をついていつも通りフリーズするトウカ。
なんかまたいっぱいいっぱいだよ・・・
初討伐はなんとなく予想ついてたからいいけど
そんな事より【天穿】強すぎない?
なにあれ、世界の終わりかと思ったよ。
というか終わったよ?ゴブリンたちの世界終わったよ?
そうよく分からないことを考えながらレアの元へ向かう。
レアもびっくりしていたらしく、普段は見られない口を開けてポカーンと空けてフリーズしている姿が見える。
「れあ?レア!」
そう言って揺さぶりつつ意識を覚醒させる。
「あっ、トウカ...トウカ?」
「なに、さっきのあれ?」
「天穿って名前のスキルだよ。私も初めてだからびっくりした。」
「そう・・・。」
そう言って2人は考えるのをやめた。
「じゃあうちも戦ってくるね。」
「頑張ってねー。」
1時間でリスポーンすると思っていたが、エリアから出た時にはもうボス達は復活していた。どうやらリスポーンでは無く1度倒すと1時間経過するまで侵入が出来なくなるらしい。
レアはボスに近づいていきトウカの時と同じように離れたところで止まる。
何かの魔法を使っているらしく、レアの周りを淡いオーラが包んでいるように見える。
どうやら何かのバフを掛けているらしい。
そして次にはホブゴブリンの周りに大きな火と大量の水を出した。
そして、それを混ぜ合わせた瞬間、大爆発が起こる。
またもや砂埃が舞い、視界が悪くなるがレアはお構い無しとばかりに魔法で出した炎や氷に岩をぶつけまくる。
そして、MPが無くなったのかフラッとしている。
視界が晴れた頃には何も残っていなかった。
トウカはビクビクしながらレアを怒らせないようにしようと心に誓った。
そしてレアがトウカの元に戻ってくる。
「レア、おめでとう!」
「うん。ありがとう。」
そうして2人は喜びを分かち合う。
「もう街に戻る?」
「そうだね、うちも称号ゲット出来て目標達成したから戻ろうかな。」
「じゃあレアこっち来てー」
そう言ってトウカはインベントリを開き、最初から入っていたMPポーションを飲む。するとMPが【時空魔法】リターンベース1回分である10回復した。
「いくよー!【時空魔法】リターンベース!」
視界が光に包まれる。
次の瞬間には2人は始まりの街「アインス」の最初の広場にいた。
_______________________
名前 トウカ
種族 天翼族☆1
Lv 13
HP 1460/1460 MP850/850
STR 5 VIT 0 ATK 722
INT 0 RES 0 MATK 520
DEX 0 AGI 10 DEF 820
LUC 290 MDEF 520
残りSP15
加護
女神フォルトゥーナの加護
LUCの数値を2倍にする
スキル
固有スキル
【飛行Lv2】
【天穿Lv1】
【神聖魔法Lv1】
パッシブスキル
【幸運強化Lv6】
【投擲術Lv5】
【剣術Lv1】
アクティブスキル
【鑑定Lv6】
【召喚術Lv1】
【時空魔法Lv1】
装備
初心者のナイフ☆1 攻撃力+5
ダイアウルフの剣☆2 攻撃力+30 STR+5
ダイアウルフ兜☆2 防御力+10 AGI+2
ダイアウルフ軽鎧☆2 防御力+20 AGI+2
ダイアウルフ篭手☆2 防御力+10 AGI+2
ダイアウルフ腰☆2 防御力+10 AGI+2
ダイアウルフ靴☆2 防御力+10 AGI+2
所持金
32860G
称号
『友愛を築く者』
住人からの好感度が上がりやすくなる。
『一撃必殺』
最初の一撃のダメージが5倍になる。
『下克上』
格上の敵と戦う時、全ステータスに10%の補正が入る。
『生命の力』
HPが最大の時に与えるダメージ量が10%増加する。
『ジャイアントキリング』
レベル差による威力減衰を受けなくなる。
『致命の一撃』
クリティカルヒット時、相手の防御力を半分無視してダメージを与える。
さっきレアと話した時はフィールドボスと戦うって言ったけど、やっぱりどうしようかな。
とりあえず街の外に行こう。
まだ使ってないスキルが沢山あるし、せっかく剣を手に入れたんだから剣で戦いたいよね!
でも魔法も使いたいしなぁ・・・
あっ、でも外に行く前に冒険者ギルドに寄ったらボスの情報とか教えて貰えるかな?
一応寄ってから外に行こう。
そう考えて、トウカはマップを見ながら冒険者ギルドに向かう。
よし、ついた。じゃあ早速受付の所に行ってみようかな。
受付にはいつも通りエリカさんがいた。
そして、ニコニコと話しかけてくれる。
「あら、トウカ様、本日は如何なさいましたか?」
「あの、今日はダイアウルフみたいなこの辺のフィールドボスについて教えて欲しいんですが。」
「フィールドボスについてですね。」
「フィールドボスはこの街の東側と西側の2つのエリアに存在するボス級モンスターです。」
「そして、フィールドボスと呼ばれるモンスターは同じ種族のモンスターよりも数倍強い事が多いです。モンスターによっては数十倍強いこともあります。この町付近のフィールドボスは比較的弱いです。」
「今のトウカ様ではレベル的に格下となってしまうので厳しいと思いますが、パーティーで戦ったり上手いことスキルを組み合わせたら勝てるかと思います。」
そうしてどのエリアにどんな種類のボス、モンスターがいるか、この街、この国についての話を聞く。
どうやら最初の街であるこの街の名前はアインスと呼ばれているらしく、この国の首都らしい。
そのため、この街には城もあり、貴族王族も存在するとても大きな街らしい。
そしてこの街の周り森で囲われていて、さらにその周りが山で囲われていているそうだ。
肝心のフィールドボスについてだが、この街周辺には2体存在し、1体はご存知の通りトウカの倒したダイアウルフであり、もう1体は1体ではなくホブゴブリンを中心としたゴブリンの集団であるらしい。
戦闘力的にはダイアウルフの方が強いらしいが、ゴブリンの集団は対、多数戦となり無限湧きするゴブリンがホブゴブリンを守りながら戦うため厄介である。
なお、一定の距離に近づかなければ敵対しないため、離れたところから超火力をぶつけて一気に倒すのが楽との事だ。
ダイアウルフは本来、スピードが早いため動きを止める必要があったらしいが、トウカは一撃で倒してしまったため関係が無かった。
なるほど・・・ダイアウルフは1発で倒せたんだからそれよりも弱いホブゴブリンなら大丈夫そうだね!
「わかりました!ありがとうございます!」
そうお礼を言ってトウカは冒険者ギルドを後にする。
さてと・・・
じゃあ早速いきますか!
たしか、西の方だったよね?
地図を見ながら西の門へと向かう。
結構広いため道に迷いそうになるが、なんとか迷わずに西の門までたどり着くことが出来た。
今日は1人で冒険かぁ・・・。
ちょっと不安だけど、それ以上に楽しみ!
色んな所に行って色々経験したいからね!
「よし!行くか!」
そうしてほっぺたを叩き気合を入れてまたの外へ出る。
見た感じ、東側のフィールドとそんなに変わらないようだ。
今回は前回使ってなかったスキルを使ってみたいな。
そしてステータスを開いて持っているスキルを確認する。
「んー、今使えるのって飛行と時空魔法ぐらいかな?召喚術は取ったはいいけど、使い方分からないし・・・」
「とりあえず飛行を使ってみよう!」
そうして飛行を使ってみる。
すると、翼は動いていないのにどういう事か体が浮かび上がり始めた。
「おぉっ、おおお!」
慣れないことに体制を崩してしまい顔から地面に落ちる。
「いてっ!」
「もぅ!なにこれ!」
そう愚痴を言いつつ空を飛ぶ練習をすること10分・・・
突然体が地面に落ちて落下の衝撃でダメージを受けてしまう。
「いったぁ!もう!初ダメージがこれってなに!?」
そう1人で怒るトウカである。
そこまで高くまで飛んでなく、受けたダメージは微々たるものだった為、気にするほどでも無かった。
ピロンっ
【飛行】レベルが上がりました。
あっはい。
私は嬉しいような嬉しくないような微妙な気持ちです。
まぁ10分ぐらい練習して感覚掴めたと思うから次は転けないからね!【飛行】のレベルが上がって次は20分になったから時間超えないように気をつけないと。
そうしてトウカは森の中へ入っていく。
余談であるが、トウカが飛行の練習をしてる時、夢中になりすぎて周りを見ていなかったが空を飛ぶという見慣れない光景でかなりの注目を浴びていた。
これが話題となるが、それはまた別の話である。
「よーし!今日は剣で頑張るぞー!」
そうして進んでいくとゴブリンが1匹出てきた。
とりあえず鑑定を使って強さを見るがレベルもトウカより低く大した強さじゃない。
トウカは走ってゴブリンに突撃する。
1回切りかかるとクリティカルヒットとなり、ゴブリンはポリゴンとなって消える。
ドロップは特に何も無いようだ。
そうして同じようにモンスターをさっきのを含めて合計10体倒す。全部の攻撃でクリティカルヒットがでた。
ピロンっ
スキル【剣術】を取得しました。
【剣術】
剣の扱いが上手くなり、ダメージ補正が入る。
レベルが上昇すると、剣の扱いがさらに上手くなり、ダメージ補正が上昇する
称号『致命の一撃』を取得しました。
10回連続クリティカルヒットを出した者に贈られる称号。
『致命の一撃』
クリティカルヒット時、相手の防御力を半分無視してダメージを与える。
おぉー!スキルと称号がゲット出来た!
スキルは分かるけど、この称号って強いのかな?
まぁ、よく分からないからいいや。
そして考えることを辞める。
「さてと、飛行のクールタイムも終わってるみたいだし、今度は飛んで一気にボスまで向かいますか!」
そして飛行すること20分・・・・・・
丁度ボスのエリアが見えてきた。
「おっと、そろそろスキル切れるから降りないと。」
「今度は落ちないんだからね!それにしてもボスの近くまで来れるって運がいいかも?」
その時、後ろの方からレアの声が聞こえてきた。
そのまま近づいてくる。
「おーい!トウカーーー!」
「あれ?レアじゃん!こんな所でどうしたの?」
「どうしたの?ってさっきボスと戦うって言ってたじゃん。うちの場合はダイアウルフよりもこっちの方が向いてるからこっちに来たの。」
「トウカも今からボスと戦うの?」
「そうだよ!ちょうど今着いたところ!」
「なるほどね。じゃあ先にどうぞ。うちは少し休んでから戦うから。」
「わかった!じゃあ行ってくるね!」
そう言ってボスの方に向かっていき、少し離れた場所で止まる。
たしか、近づかなければ敵対しなかったよね?
じゃあこっからまだ使っていないスキルで【天穿】ってのが気になるから使ってみようかな。
「【天穿】!!」
そう言ってスキルを発動する。
すると突然暗くなってきて雷が鳴り、とても強い風が吹き狂う木々はザワザワと揺れ、雨も降ってくる。
だんだんと身体の内側から何かが抜けていく感じがする。
上を見ると、いつ出来上がったのか、とても大きな光の玉のような物が見える。
バチバチと弾けており、まるで世界の終わりを彷彿とさせる。
その間およそ10秒。
目の前のゴブリン達も敵対こそしていないが何事かと慌てふためいている。
そして突然光の玉のようなものが弾け飛び、無数の玉が物凄いスピードでゴブリン達に降り注ぐ。
砂埃が舞い、辺りは何も見えなくなる。
砂埃が消え、視界が晴れた時にはゴブリン達は存在せず、地面が抉れていた。
MPが空っぽになった為か、少し貧血のような症状が出てクラっとして膝を着く。
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フィールドボス
ホブゴブリンと取り巻きを討伐しました。
初回討伐特典としてSPが10進呈されます。
初回ソロ討伐特典として称号『ゴブリンスレイヤー』とゴブリンの財宝を取得しました。
称号『ゴブリンスレイヤー』
ゴブリンを1日で千体討伐したものに贈られる称号。
ゴブリン種に与えるダメージが1.1倍になる。
ゴブリンの財宝
売却すると1万Gで売れる。
取得アイテム
討伐の証1/2(アインス)
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ワールドアナウンス
フィールドボス
ホブゴブリンと取り巻きがプレイヤー名「トウカ」により初討伐されました。
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ピロンっ
レベルが上がりました。
討伐の証(アインス)が全て集まりました。
エリアボスへの挑戦権を獲得しました。
「はぁ・・・。」
そうため息をついていつも通りフリーズするトウカ。
なんかまたいっぱいいっぱいだよ・・・
初討伐はなんとなく予想ついてたからいいけど
そんな事より【天穿】強すぎない?
なにあれ、世界の終わりかと思ったよ。
というか終わったよ?ゴブリンたちの世界終わったよ?
そうよく分からないことを考えながらレアの元へ向かう。
レアもびっくりしていたらしく、普段は見られない口を開けてポカーンと空けてフリーズしている姿が見える。
「れあ?レア!」
そう言って揺さぶりつつ意識を覚醒させる。
「あっ、トウカ...トウカ?」
「なに、さっきのあれ?」
「天穿って名前のスキルだよ。私も初めてだからびっくりした。」
「そう・・・。」
そう言って2人は考えるのをやめた。
「じゃあうちも戦ってくるね。」
「頑張ってねー。」
1時間でリスポーンすると思っていたが、エリアから出た時にはもうボス達は復活していた。どうやらリスポーンでは無く1度倒すと1時間経過するまで侵入が出来なくなるらしい。
レアはボスに近づいていきトウカの時と同じように離れたところで止まる。
何かの魔法を使っているらしく、レアの周りを淡いオーラが包んでいるように見える。
どうやら何かのバフを掛けているらしい。
そして次にはホブゴブリンの周りに大きな火と大量の水を出した。
そして、それを混ぜ合わせた瞬間、大爆発が起こる。
またもや砂埃が舞い、視界が悪くなるがレアはお構い無しとばかりに魔法で出した炎や氷に岩をぶつけまくる。
そして、MPが無くなったのかフラッとしている。
視界が晴れた頃には何も残っていなかった。
トウカはビクビクしながらレアを怒らせないようにしようと心に誓った。
そしてレアがトウカの元に戻ってくる。
「レア、おめでとう!」
「うん。ありがとう。」
そうして2人は喜びを分かち合う。
「もう街に戻る?」
「そうだね、うちも称号ゲット出来て目標達成したから戻ろうかな。」
「じゃあレアこっち来てー」
そう言ってトウカはインベントリを開き、最初から入っていたMPポーションを飲む。するとMPが【時空魔法】リターンベース1回分である10回復した。
「いくよー!【時空魔法】リターンベース!」
視界が光に包まれる。
次の瞬間には2人は始まりの街「アインス」の最初の広場にいた。
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名前 トウカ
種族 天翼族☆1
Lv 13
HP 1460/1460 MP850/850
STR 5 VIT 0 ATK 722
INT 0 RES 0 MATK 520
DEX 0 AGI 10 DEF 820
LUC 290 MDEF 520
残りSP15
加護
女神フォルトゥーナの加護
LUCの数値を2倍にする
スキル
固有スキル
【飛行Lv2】
【天穿Lv1】
【神聖魔法Lv1】
パッシブスキル
【幸運強化Lv6】
【投擲術Lv5】
【剣術Lv1】
アクティブスキル
【鑑定Lv6】
【召喚術Lv1】
【時空魔法Lv1】
装備
初心者のナイフ☆1 攻撃力+5
ダイアウルフの剣☆2 攻撃力+30 STR+5
ダイアウルフ兜☆2 防御力+10 AGI+2
ダイアウルフ軽鎧☆2 防御力+20 AGI+2
ダイアウルフ篭手☆2 防御力+10 AGI+2
ダイアウルフ腰☆2 防御力+10 AGI+2
ダイアウルフ靴☆2 防御力+10 AGI+2
所持金
32860G
称号
『友愛を築く者』
住人からの好感度が上がりやすくなる。
『一撃必殺』
最初の一撃のダメージが5倍になる。
『下克上』
格上の敵と戦う時、全ステータスに10%の補正が入る。
『生命の力』
HPが最大の時に与えるダメージ量が10%増加する。
『ジャイアントキリング』
レベル差による威力減衰を受けなくなる。
『致命の一撃』
クリティカルヒット時、相手の防御力を半分無視してダメージを与える。
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【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
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楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
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地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
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美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
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かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
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人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
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記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
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魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
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クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
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いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
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本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
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