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出会い
ボス戦
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4階層はもう中ボス撃破済みなので魔物は居ない
休憩を挟まずに5階層へ続く階段を下りる
先に進んでいた2人のおかげでだいぶ体力を温存出来た
「ここから先は情報無し」
5階層に着き周囲を見渡す
周囲に魔物は居ない
警戒しながら進む
(獣の匂い、魔物が先に居る)
進んでいると獣臭い匂いがした
魔物は前方に居る
さらに進む
「別れ道、それを3箇所……」
右側、真ん中、左側に通路がある
6階層に続く正解の道は恐らく1つ
匂いを嗅ぐ
「臭いは2箇所からか。なら真っ直ぐが正解?」
匂いを嗅ぐと2箇所から獣の匂いがする
1箇所だけしない
2箇所は行き止まりで待ち構えていると魔物が考えられる
しかし、魔物が居る道が正しく匂いがしない方が罠の可能性もある
(取り敢えず匂いがしない方に)
ここで考えていても答えは出ない
ここで出る物はただの憶測に過ぎない
地面に転がっている小石を拾って匂いがしない右側の通路に投げる
罠の中にはこれで作動する物もある
反応は無い
「反応は無し」
右側の通路を歩く
床、天井、左右の壁を見回りながら進む
少しでも違和感があれば直ぐに気付けるように
しかし、進んでも罠らしきものは見つからず作動もしない
警戒をし過ぎていただけでここが普通に正解の道なのかもしれない
暫く歩いていると下に続く階段を見つける
(普通に正解だったか)
階段を下る
「この先は別れ道ありそう。注意しないと」
6階層、7階層と順調に進んで行く
新しい獣型の魔物と遭遇したが特に苦戦はしないで倒して進む
群れを成す魔物で個々が差程強くなかったので冷静に1体ずつ各個撃破していった
1つの群れが6体くらいでちょっと多くて面倒だったくらいの感想
別れ道もあり道を間違えて行き止まりで魔物の襲撃を受けたがそれも問題なく対処出来た
「群れの魔物とは言えなんか弱い気がする。装備の性能かな」
8階層へ続く階段を降りていく
「早ければ8階層が最深部の予想だけどどうかな」
中ボスの階層からの予想でもっと下の可能性も全然ある
階段の途中で空気が変わったのを感じて足を止めた
この空気はよく知っている
「8階層が最深部か。確認だけしよ」
ダンジョン最強の魔物がこの先で待ち構えているのだろう
階段からちょっとだけ顔を出して魔物の姿を確認する
中ボスと同じように1体の魔物が部屋の中央に佇んでいた
銀色の毛皮を持つ3mはある狼に近い姿の魔物、恐ろしい牙と爪が見える
「あれは狼に近いな。素早いタイプかな」
階段に座ってバックから飲み物を取り出す
ボス戦前に休憩を挟む
全然余裕はあるが体力を使ったのには違いない
4級ダンジョンのボスは間違いなく強い
油断は出来ない
万全で挑む必要がある
強さは中ボスの比では無いのだ
ましてや今回は僕1人での挑戦
普通に負けかねない
バックから取り出して軽く食事も済ませる
「見た感じ速度が早いタイプの魔物、攻撃手段は噛みつきと爪かな。魔法を使ってくるとしたらなんだろうか」
一部の魔物は魔法を使ってくる
4級以上のボスも使う魔物が居る事が確認されている
謎のエネルギーである魔力を使って発動させるのが魔法
人も魔物も自分が持つ魔力で行使する
そしてボスクラスの魔物は人の比では無い程の魔力を保有している
つまり魔法の威力と範囲の規模が基本違う
稀にそのレベルの魔力を保有している人も居るが僕は持っていない
「狼の魔法……うーん、獣人化? 身体強化? 巨大化もありそう……全部厄介、魔法警戒しながら短時間で仕留める」
休憩を終えて階段を降り切って部屋の端に荷物を置く
荷物は戦いの時に邪魔になってしまう
ボスから目を離さずに軽く準備運動を行う
部屋に入った時点でもう敵対している
いつ攻撃が来てもおかしくない
しかし、ボスは全く動かない
こちらをじっと見ている
見たら直ぐに襲ってくるような凶暴性は無いようだ
「来ない」
相手の動きを確認する為に距離を保って様子を見ていたが動く様子がない
そうなったらこっちから行くしかない
2本の剣を握って地を蹴り突っ込む
そして防具に込めた機能を使う
鉱石を材料に作った防具はただの防具では無い
部位ごとに特殊な機能を付けてあるのだ
足に着けているブーツは魔力を消費する事でほんの数秒間、脚力強化による高速機動が可能になる
高速機動中に細かい動きは難しいけど一瞬でかなりの距離を縮める事が出来る
接近して2本の剣で足を切り裂く
油断していたボスに良い一撃を与えた
「硬くは無い。これならちゃんと削れる」
問題なく切り裂けた事からこの剣でならダメージを与えられる
今の一撃も浅くない傷だ
狼の魔物は素早く前足で攻撃をしてくる
爪による引っ掻き、前足での踏みつけを素早く繰り出して来た
避けて反撃をして避けきれないと判断した物は剣で受け切る
「……掠った」
攻撃が掠って防具の黒い布部分が一部破けて肌が露出した
何とか肌までは攻撃は届いていない
予想通り黒い布程度では攻撃を防げないようだ
また魔力を消費して高速で移動して距離を取った
(結構早い。傷与えたのに全然遅くなった感もない)
傷を負った方の足も攻撃に使ってきている
魔物は自分の傷に反応する
かすり傷なら気にしない事は多いが先ほど与えた傷はかすり傷では済まない
素早く接近してきて攻撃を仕掛けてくる
攻撃を躱して切りかかる
素早く足を引かれ避けられた上で引いた前足を叩きつけてくる
回避は出来ないと踏んで剣で防ぐ
(一撃一撃が重い。防御し過ぎると破損しそう)
質量が乗った早い一撃
何とか逸らして足を軽く切って距離を取り構え直す
「魔法は使ってこない。使えないのか使うまでもないのか」
攻撃を避けて攻撃を加える
そうやって少しずつ確実に削っていく
前足の攻撃だけかと思ったら突然噛み付いてくる
噛みつきを喰らえば半身食いちぎられそう
前足の攻撃も鉱石で作った防具以外の部分に食らったら一溜りもない
ボス戦だから出し惜しみはなしで魔力を存分に使って戦う
高速機動で移動しながら攻撃を仕掛けていく
「背中狙おう」
魔力を消費してジャンプで飛び上がって背中に剣を突き立てる
(首を狙うかいや今は削る)
剣を捻って切り裂き傷口を広げた後、素早く複数回切り裂く
背中に乗られている事に気付いたボスは大きく体を左右に揺らして僕を振り下ろそうとする
振り下ろされる前に飛び降りた
空中に居る無防備なタイミングを狙われてしまい体当たりを食らう
「ぐっ……ぅぅ……」
咄嗟に剣で防いだ
しかし、空中では踏ん張る事が出来ず吹き飛ばされ壁に激突する
防具越しでも衝撃が体を襲う
すぐに立ち上がる
防具のお陰で身体へのダメージ自体は少ない
しかし、衝撃が大きかったようで防具の一部にヒビが入った
(ヒビ入った……密度高くないからか)
「でもこの調子なら勝てる」
こちらの方がダメージは与えている
動きも確実に鈍っている
魔力で大砲を2門生成して端に置いておく
衝撃弾なら当たればよろめく
素早い相手には当てづらいが今は動きが鈍っている
タイミングさえ良ければ当たる可能性は高い
足元に移動してまた足に攻撃を入れて行く
攻撃を避けてタイミングを図る
「タイミングは踏みつけの時……きた。衝撃弾」
前足による踏みつけ攻撃、爪で引っ掻く攻撃よりも若干止まる時間が長い
衝撃弾は胴体に命中してボスはよろめく
追撃を行う
魔力を消費して飛び上がり首を切り裂く
(よし、深いこれなら)
切り落とすのは出来なかった
しかし、与えた深い傷からは大量の血が流れている
数回攻撃を加えて距離を取り大砲の弾を切り替えて通常弾で攻撃を更に加える
もう確実に倒せるけど一切油断はしない
ボスとなれば絶命するまで動く
攻撃を避けて距離を取って時間を稼ぐ
そして大量に血を失ったボスは倒れる
ボスの撃破を完了した
休憩を挟まずに5階層へ続く階段を下りる
先に進んでいた2人のおかげでだいぶ体力を温存出来た
「ここから先は情報無し」
5階層に着き周囲を見渡す
周囲に魔物は居ない
警戒しながら進む
(獣の匂い、魔物が先に居る)
進んでいると獣臭い匂いがした
魔物は前方に居る
さらに進む
「別れ道、それを3箇所……」
右側、真ん中、左側に通路がある
6階層に続く正解の道は恐らく1つ
匂いを嗅ぐ
「臭いは2箇所からか。なら真っ直ぐが正解?」
匂いを嗅ぐと2箇所から獣の匂いがする
1箇所だけしない
2箇所は行き止まりで待ち構えていると魔物が考えられる
しかし、魔物が居る道が正しく匂いがしない方が罠の可能性もある
(取り敢えず匂いがしない方に)
ここで考えていても答えは出ない
ここで出る物はただの憶測に過ぎない
地面に転がっている小石を拾って匂いがしない右側の通路に投げる
罠の中にはこれで作動する物もある
反応は無い
「反応は無し」
右側の通路を歩く
床、天井、左右の壁を見回りながら進む
少しでも違和感があれば直ぐに気付けるように
しかし、進んでも罠らしきものは見つからず作動もしない
警戒をし過ぎていただけでここが普通に正解の道なのかもしれない
暫く歩いていると下に続く階段を見つける
(普通に正解だったか)
階段を下る
「この先は別れ道ありそう。注意しないと」
6階層、7階層と順調に進んで行く
新しい獣型の魔物と遭遇したが特に苦戦はしないで倒して進む
群れを成す魔物で個々が差程強くなかったので冷静に1体ずつ各個撃破していった
1つの群れが6体くらいでちょっと多くて面倒だったくらいの感想
別れ道もあり道を間違えて行き止まりで魔物の襲撃を受けたがそれも問題なく対処出来た
「群れの魔物とは言えなんか弱い気がする。装備の性能かな」
8階層へ続く階段を降りていく
「早ければ8階層が最深部の予想だけどどうかな」
中ボスの階層からの予想でもっと下の可能性も全然ある
階段の途中で空気が変わったのを感じて足を止めた
この空気はよく知っている
「8階層が最深部か。確認だけしよ」
ダンジョン最強の魔物がこの先で待ち構えているのだろう
階段からちょっとだけ顔を出して魔物の姿を確認する
中ボスと同じように1体の魔物が部屋の中央に佇んでいた
銀色の毛皮を持つ3mはある狼に近い姿の魔物、恐ろしい牙と爪が見える
「あれは狼に近いな。素早いタイプかな」
階段に座ってバックから飲み物を取り出す
ボス戦前に休憩を挟む
全然余裕はあるが体力を使ったのには違いない
4級ダンジョンのボスは間違いなく強い
油断は出来ない
万全で挑む必要がある
強さは中ボスの比では無いのだ
ましてや今回は僕1人での挑戦
普通に負けかねない
バックから取り出して軽く食事も済ませる
「見た感じ速度が早いタイプの魔物、攻撃手段は噛みつきと爪かな。魔法を使ってくるとしたらなんだろうか」
一部の魔物は魔法を使ってくる
4級以上のボスも使う魔物が居る事が確認されている
謎のエネルギーである魔力を使って発動させるのが魔法
人も魔物も自分が持つ魔力で行使する
そしてボスクラスの魔物は人の比では無い程の魔力を保有している
つまり魔法の威力と範囲の規模が基本違う
稀にそのレベルの魔力を保有している人も居るが僕は持っていない
「狼の魔法……うーん、獣人化? 身体強化? 巨大化もありそう……全部厄介、魔法警戒しながら短時間で仕留める」
休憩を終えて階段を降り切って部屋の端に荷物を置く
荷物は戦いの時に邪魔になってしまう
ボスから目を離さずに軽く準備運動を行う
部屋に入った時点でもう敵対している
いつ攻撃が来てもおかしくない
しかし、ボスは全く動かない
こちらをじっと見ている
見たら直ぐに襲ってくるような凶暴性は無いようだ
「来ない」
相手の動きを確認する為に距離を保って様子を見ていたが動く様子がない
そうなったらこっちから行くしかない
2本の剣を握って地を蹴り突っ込む
そして防具に込めた機能を使う
鉱石を材料に作った防具はただの防具では無い
部位ごとに特殊な機能を付けてあるのだ
足に着けているブーツは魔力を消費する事でほんの数秒間、脚力強化による高速機動が可能になる
高速機動中に細かい動きは難しいけど一瞬でかなりの距離を縮める事が出来る
接近して2本の剣で足を切り裂く
油断していたボスに良い一撃を与えた
「硬くは無い。これならちゃんと削れる」
問題なく切り裂けた事からこの剣でならダメージを与えられる
今の一撃も浅くない傷だ
狼の魔物は素早く前足で攻撃をしてくる
爪による引っ掻き、前足での踏みつけを素早く繰り出して来た
避けて反撃をして避けきれないと判断した物は剣で受け切る
「……掠った」
攻撃が掠って防具の黒い布部分が一部破けて肌が露出した
何とか肌までは攻撃は届いていない
予想通り黒い布程度では攻撃を防げないようだ
また魔力を消費して高速で移動して距離を取った
(結構早い。傷与えたのに全然遅くなった感もない)
傷を負った方の足も攻撃に使ってきている
魔物は自分の傷に反応する
かすり傷なら気にしない事は多いが先ほど与えた傷はかすり傷では済まない
素早く接近してきて攻撃を仕掛けてくる
攻撃を躱して切りかかる
素早く足を引かれ避けられた上で引いた前足を叩きつけてくる
回避は出来ないと踏んで剣で防ぐ
(一撃一撃が重い。防御し過ぎると破損しそう)
質量が乗った早い一撃
何とか逸らして足を軽く切って距離を取り構え直す
「魔法は使ってこない。使えないのか使うまでもないのか」
攻撃を避けて攻撃を加える
そうやって少しずつ確実に削っていく
前足の攻撃だけかと思ったら突然噛み付いてくる
噛みつきを喰らえば半身食いちぎられそう
前足の攻撃も鉱石で作った防具以外の部分に食らったら一溜りもない
ボス戦だから出し惜しみはなしで魔力を存分に使って戦う
高速機動で移動しながら攻撃を仕掛けていく
「背中狙おう」
魔力を消費してジャンプで飛び上がって背中に剣を突き立てる
(首を狙うかいや今は削る)
剣を捻って切り裂き傷口を広げた後、素早く複数回切り裂く
背中に乗られている事に気付いたボスは大きく体を左右に揺らして僕を振り下ろそうとする
振り下ろされる前に飛び降りた
空中に居る無防備なタイミングを狙われてしまい体当たりを食らう
「ぐっ……ぅぅ……」
咄嗟に剣で防いだ
しかし、空中では踏ん張る事が出来ず吹き飛ばされ壁に激突する
防具越しでも衝撃が体を襲う
すぐに立ち上がる
防具のお陰で身体へのダメージ自体は少ない
しかし、衝撃が大きかったようで防具の一部にヒビが入った
(ヒビ入った……密度高くないからか)
「でもこの調子なら勝てる」
こちらの方がダメージは与えている
動きも確実に鈍っている
魔力で大砲を2門生成して端に置いておく
衝撃弾なら当たればよろめく
素早い相手には当てづらいが今は動きが鈍っている
タイミングさえ良ければ当たる可能性は高い
足元に移動してまた足に攻撃を入れて行く
攻撃を避けてタイミングを図る
「タイミングは踏みつけの時……きた。衝撃弾」
前足による踏みつけ攻撃、爪で引っ掻く攻撃よりも若干止まる時間が長い
衝撃弾は胴体に命中してボスはよろめく
追撃を行う
魔力を消費して飛び上がり首を切り裂く
(よし、深いこれなら)
切り落とすのは出来なかった
しかし、与えた深い傷からは大量の血が流れている
数回攻撃を加えて距離を取り大砲の弾を切り替えて通常弾で攻撃を更に加える
もう確実に倒せるけど一切油断はしない
ボスとなれば絶命するまで動く
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そして大量に血を失ったボスは倒れる
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