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四国編
第二十九話 うどんの国なのです!
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「いやぁ、楽しかったのぅ。やはり祭りはいいものじゃ」
「皆で盛り上がれて最高だったのですー」
「また、参加したい」
「ふふっ♪そうだね、これからも参加出来るお祭りがあればどんどん参加していこうね」
よさこい祭りの余韻も抜けない中、山道を進むキャンピングカーの中で四人は楽しそうに昨日のよさこい祭りについて語りながら、次の県へと向かっていた。
「それで水無月よ、次はどこの県に向かっておるのだ?」
「今は香川県に行ってる所だよ」
「香川!聞いた事あるのです!確かおうどんの国なのです!おうどん県なのです!」
「お、よく知ってるねぇ。その通り、香川はうどんで有名な県でね。讃岐うどんってあるでしょう?あの讃岐っていうのは香川の旧国名でね、そこから来てるんだよ」
「ほぅ、そうだったのか。じゃが流石ノルン、食べ物については本当に詳しいの」
「えっへんなのです!」
「それでノルン、香川は他に何があるの」
「え、あっ、そのー……えーっとー……」
「あははっ!ノルンちゃんは食べ物意外もちゃんとお勉強しなきゃだね。さて、それで香川県についてだけど、実は日本で一番小さい県なんだよね」
ロクラエルに香川県について尋ねられ、しどろもどろになっていたノルンを見た水無月は軽く笑うとそう言って香川県の説明を始める。
「でも甘く見ちゃ行けないよ。なんとうどんの消費量は二位と全国平均に大差を付ける形で例年一位!」
「む、それは凄いの。流石はノルンの言う通り、うどん県といった所か」
「という事は生産量も日本一?」
「だね。近年はどうだったか忘れたけど、少なくとも一昔前は一位取ってたよ」
「所で水無月よ、結局またうどんの話になっとるが、他には何かないのか?」
「勿論他にもあるよ。源平合戦っていう大昔にあった大戦の戦場だった屋島だったり、島全体がアートって言われるくらいあっちこっちに芸術作品があったりする直島だったり、桃太郎の鬼ヶ島って言われてる女木島だったり」
「島ばっかりなのです」
「言われてみればそうだね、確か香川県の島の数は112とかそれくらいだったかなぁ……?」
「「「112?!」」」
水無月がそうボソッと思い出すように呟いた島の数の意外な多さに、三人は思わず驚いたような声を上げてしまう。
「そ、そんなにあったのか……」
「一番ちっちゃいのに、凄いのです」
「びっくり」
「でしょー?でもそんなに島があるのに日本で一番島が多い県って訳じゃないのがおそろしいよねー。なんなら10位にも入ってないし」
「流石島国じゃな……」
「後はそうだなぁ、寛永通宝っていう昔のお金を型どった大きな砂丘だったり、恋人達の聖地とか言われてる干潮の時に出来る小豆島と繋がるエンジェルロードとかあったね」
「そのエンジェルロードには行かなくていいのです?」
「もしかしたら素敵な出会いが待っとるやもしれぬぞ、水無月」
「私達は応援してる」
「余計なお世話だよ!ったくもう……まぁそんな感じで、うどん以外にも香川には魅力があるし、色々と巡って行くことにしよう!」
「皆で盛り上がれて最高だったのですー」
「また、参加したい」
「ふふっ♪そうだね、これからも参加出来るお祭りがあればどんどん参加していこうね」
よさこい祭りの余韻も抜けない中、山道を進むキャンピングカーの中で四人は楽しそうに昨日のよさこい祭りについて語りながら、次の県へと向かっていた。
「それで水無月よ、次はどこの県に向かっておるのだ?」
「今は香川県に行ってる所だよ」
「香川!聞いた事あるのです!確かおうどんの国なのです!おうどん県なのです!」
「お、よく知ってるねぇ。その通り、香川はうどんで有名な県でね。讃岐うどんってあるでしょう?あの讃岐っていうのは香川の旧国名でね、そこから来てるんだよ」
「ほぅ、そうだったのか。じゃが流石ノルン、食べ物については本当に詳しいの」
「えっへんなのです!」
「それでノルン、香川は他に何があるの」
「え、あっ、そのー……えーっとー……」
「あははっ!ノルンちゃんは食べ物意外もちゃんとお勉強しなきゃだね。さて、それで香川県についてだけど、実は日本で一番小さい県なんだよね」
ロクラエルに香川県について尋ねられ、しどろもどろになっていたノルンを見た水無月は軽く笑うとそう言って香川県の説明を始める。
「でも甘く見ちゃ行けないよ。なんとうどんの消費量は二位と全国平均に大差を付ける形で例年一位!」
「む、それは凄いの。流石はノルンの言う通り、うどん県といった所か」
「という事は生産量も日本一?」
「だね。近年はどうだったか忘れたけど、少なくとも一昔前は一位取ってたよ」
「所で水無月よ、結局またうどんの話になっとるが、他には何かないのか?」
「勿論他にもあるよ。源平合戦っていう大昔にあった大戦の戦場だった屋島だったり、島全体がアートって言われるくらいあっちこっちに芸術作品があったりする直島だったり、桃太郎の鬼ヶ島って言われてる女木島だったり」
「島ばっかりなのです」
「言われてみればそうだね、確か香川県の島の数は112とかそれくらいだったかなぁ……?」
「「「112?!」」」
水無月がそうボソッと思い出すように呟いた島の数の意外な多さに、三人は思わず驚いたような声を上げてしまう。
「そ、そんなにあったのか……」
「一番ちっちゃいのに、凄いのです」
「びっくり」
「でしょー?でもそんなに島があるのに日本で一番島が多い県って訳じゃないのがおそろしいよねー。なんなら10位にも入ってないし」
「流石島国じゃな……」
「後はそうだなぁ、寛永通宝っていう昔のお金を型どった大きな砂丘だったり、恋人達の聖地とか言われてる干潮の時に出来る小豆島と繋がるエンジェルロードとかあったね」
「そのエンジェルロードには行かなくていいのです?」
「もしかしたら素敵な出会いが待っとるやもしれぬぞ、水無月」
「私達は応援してる」
「余計なお世話だよ!ったくもう……まぁそんな感じで、うどん以外にも香川には魅力があるし、色々と巡って行くことにしよう!」
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