そして俺は召喚士に

ふぃる

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84話 立ち回り②

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「それが言い分か。だが当人次第だな。」
 と言い、ソウクロウがハルルに向く。
「そうですね。ユートさんの手前、穏便にいきましょうか。」
 口調は穏やかだが、双方ともバチバチの警戒態勢。
 それを圧し留めてるのが自分。そう考えると、ただその場に居るだけなのにプレッシャーがやばい。
 横によけ椅子に着き、成り行きを見守るしかない。

「との事だが、どうだ?」
 先手はソウクロウ、そのまま言葉を続ける。
 こちらとしても厄介事は減らしたいところ。だが素性が分からぬ以上、判断できん。
 貴様らは何者…いや、何を目的としている? それを明かせ。」
「私の一存では言えません。ですが、敵意は無い事は伝えておきます。」
「そちらに敵意はなくとも、こちらからすれば不穏分子。相応の対応をせねばならん。
 …今もすぐにでも拘束したいくらいではあるがな。」
 と言いながら、俺の方を目線で指す。
 …俺が関与していなければ、実力行使となっていたって事か。
「異界より来た身で勝手をしてるのは承知の上。可能な限りの要求は受けましょう。」
「異界の者ときたか。だがその目的は明かせない、と。」
「はい、私の判断可能の範疇を超えます。」
「つまり上の指揮系統がある、と。」
 それに対し、沈黙するハルル。
「まぁよい、ユートに免じて停戦くらいは取り決めてやろう。
 だが、ひとつ代価は貰おう。」
 ソウクロウが立ち上がり、荷物を取る。
「今日の予定変更だ。
 ハルルといったか、貴様も今日の活動に同行してもらおう。
 その手の内を晒すがよい。」
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