そして俺は召喚士に

ふぃる

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125話 渦巻く変化①

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 年度が変わり、学年も1つ上へ。
 当然クラス替えもあって、ハルルとショウヤは引き続き同じクラスだった。
 キリは別のクラスになったけど、だからって別に何か変わる訳でも無く。どうせ何かする時はFINEで連絡取るだけだし。
 で、それは周りの奴らも同じようで、逆に新たな関係性が立つ事も無く。
 学年が上がったからって何かを期待した訳ではないが、何も変わらなさすぎて気が抜けたところは、少なからずある。

 変わらないといえば、あれもだ。
 1年のとこの掲示板に貼り付けられてるのを見て確認した。
 思い返せば、あいつの連絡先を知らなった。てかスマホを持ってるの見た事が無い。
 だからもしリストに無かったらどうしようかと思ったが、杞憂だったようだ。
 …あいつに住所割れたんだよな。最悪あいつが家に直凸してくるかもしれなかった事を思うと謎の安心感。
 週一の活動日も前と変わらず。今日がその日、現地に向かう。


「やっと来たか。」
 去年度と変わらずオカルト研究同好会を含む共有活動部屋、やはりソウクロウはそこにいた。
「まぁ、俺も無関係でいられる話じゃないみたいだし。」
「そうだな、お前や関係者に限らず、この一帯全てに関わる話だ。規模を図りきれぬほどに。
 例のゲームで何か動きがあったのか?」
 ゴーストファインダーの事は調べた…と言える程の事をするまでもなく、確かに動きはあった。
「あぁ、『日替わりボスレイド』ってのが実装されてたな、半月くらい前から。」
「それは一体?」
「日に1回4時更新、全国から選ばれたスポット1つが大ボスとされて、3陣営がリモートレイドで協力して討伐するってデイリーだとさ。とはいえ報酬が貢献度歩合制で実質的に争奪戦になってるけども。
 こういう関心が集まるのってやばいんだろ?」
「そうだな、そういう畏れが怪異を増長させる。
 …そのゲームの製作者がそういう意図ならば、見事に機能してしまっている現状だな。」
「ていうかこれくらいの情報、自分でも見れただろ?」
 こんな情報、多少下へのスクロールが要る場所にあったとはいえ、アプリ内のお知らせにも書いてあるような事だ。
「その、アプリ、を入れてはみたのだがな、中々こういうのを使う習慣が無くてな……。
 まだ分布図としてしか、使えていないのだ……。」
 それとなく予想してた答えのひとつではあった。
 が、それと同時に。
「てかやっぱスマホもってんじゃねーか! 連絡先くらい教えてよ!」
「連絡先…電話番号、でいいのか?」
「この際それでもいいから!」
 FINE入れろなんて贅沢はもう言わない。電話番号でも、無いよりかよっぽどいい。
 番号を聞き出し、電話帳に入力し。
 フルネームで登録しようと思ったが「碑劉院」なんて苗字、変換で中々出てこず。
 とりあえず、と結局ひらがなで一旦登録し。

 丁度一息ついたところで、変化は割り込んできた。
「ちわー! オカ研ってここですかー!?」
 来たのは白い体毛の…狐?
 なんにせよ、明らかにオカルト側のやつだった。
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