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107話 追走する既視感⑤
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「よう、話題の悪者さんよ。
ちぃと話聞かせてくれや。」
しかし赤霧の鎧の急ターン。まるで空中を蹴るかのように。
再び後を追う。とはいえ距離の不利はもう殆ど無い。むしろ基本速度での優位が目立つ。
現に直接狙いやすい距離なのに、妨害の攻撃が飛んで来ない。
やがて届くこちらの圏内。
二輪車の座席を踏み台に、跳躍し蹴りの一撃。
しかし高く響く、金属質なものと足甲がぶつかる音。
一瞬ではあるが、間近でその姿を見る
赤い霧のようなものに覆われた、黒い鎧。
素肌を一切見せない堅牢な鎧は、翼や尾の部位を持つそれは、竜人のようでもあった。
攻撃は受け流され逸らされた。けど、注意力は取った。
右手のジェスチャで二輪車を遠隔操作。直接赤霧の鎧にぶちかます。
死角からの一撃に弾かれ、けど空中で立て直す赤霧の鎧。
一瞬、だけど確実なタイミング。
取り出した装置を起動。魔力の壁が展開され、球体の密室となる。
二輪車はその外に行くのを御しきれなかったが、十分。
ここからは得意な戦場だ。
ちぃと話聞かせてくれや。」
しかし赤霧の鎧の急ターン。まるで空中を蹴るかのように。
再び後を追う。とはいえ距離の不利はもう殆ど無い。むしろ基本速度での優位が目立つ。
現に直接狙いやすい距離なのに、妨害の攻撃が飛んで来ない。
やがて届くこちらの圏内。
二輪車の座席を踏み台に、跳躍し蹴りの一撃。
しかし高く響く、金属質なものと足甲がぶつかる音。
一瞬ではあるが、間近でその姿を見る
赤い霧のようなものに覆われた、黒い鎧。
素肌を一切見せない堅牢な鎧は、翼や尾の部位を持つそれは、竜人のようでもあった。
攻撃は受け流され逸らされた。けど、注意力は取った。
右手のジェスチャで二輪車を遠隔操作。直接赤霧の鎧にぶちかます。
死角からの一撃に弾かれ、けど空中で立て直す赤霧の鎧。
一瞬、だけど確実なタイミング。
取り出した装置を起動。魔力の壁が展開され、球体の密室となる。
二輪車はその外に行くのを御しきれなかったが、十分。
ここからは得意な戦場だ。
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