英傑活動の傍らで

ふぃる

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58話 大きく跳ぶ④

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 撤退に回ったエクスプローダーを追跡する。
 タァが何度か攻めには出るものの、その度に爆発に行く先を塞がれてしまっている。

 こうなると、迎撃を前提とした自分では分が悪い。
 弾は先を走るタァに届けるには時間がかかりすぎ、機動力もタァほどではない。

 通信で先を走るタァに指示を出す。
 追い付けてこそいないけど、妨害しないといけないくらい喰らいつけてはいる。今はタァが頼り。

 遅れながらも追いながら、地図で経路を確認する。
 こんな状況になるというんなら、あの移動補助の道具を使って慣れておくべきだった。走るだけならまだしも、情報を見て思考しながらは流石にキツい。
 現在地と進行方向、エクスプローダーが取る経路の癖。タァに誘導する余裕は無い、立ち位置で無意識の抑制をかけれる事を願うのみ。

 あるいはこちらからの補助も含めれば、とグローブからの魔力玉を放つ。エクスプローダーの弾をいくつか弾き、少しの隙間ができる。
 そこを通っての接近を狙うタァ。だが道が狭けりゃ狙いも見える、タァの刃が届く前に、代わりにそこに爆発が置かれる。
 爆風でわずかに足が止まり、折角詰めた距離は元通り。

 それでも再び駆け出すタァ。次のエクスプローダーの手の炎に、こっちからの援護は間に合わない。
 エクスプローダーの集中が全てタァに向いたその時。
 その行く手を阻む形で彼女は居た。

 指示で先回りされてたミレースの斧の一振り、言葉を発する余裕も無く焦るエクスプローダー。
 しかし仕留めるには至らず、強引な動きで紙一重でかわされる。
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