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Case1 END roll
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世界が、崩れ始めた
まるで角砂糖がコーヒーに解けていくかの様にサラサラと静かで
その様を、自分たちは目的としていた観覧車の中から見ていた
今日で、終わりなんだね
窓に両の手を付き、外を見ていた彼女が小さくつぶやく
段々と傾く夕日に照らされた彼女の横顔は薄く笑みを浮かべ
だがそれが精一杯の強がりなのだとすぐに知れる
「なんて、面したんだよ」
笑みを浮かべる頬に伝う涙
手の甲で拭ってやれば、彼女も自分が泣いている事に気付く
泣いては、ダメだ
せめて最後位は笑って過ごしたかったのに、と
何とか笑みに戻そうとする彼女を抱きしめてやり
互いの左手、指同士を絡めあう
「……泣くなよ。頼むから」
無理だろうとは、思った
だが最後に見た彼女の表情が泣き顔というのはやはり寂しい
だからせめて最後にと彼女の頬へと手を触れさせた、次の瞬間
一際大きい地鳴りがあった
それは暫く続き、漸く治まったと思った矢先の事だった
何かが軋む音が聞こえ、同時に観覧車が傾き始めたのは
もう、終わってしまう。世界は死んでしまうのだと
自分は彼女へと手を伸ばし、その瞬間まで決して手放すまいと強く抱いてやる
ありがとう。私の、世界で一番、大好きなヒト
見えるもの全てが消え逝く瞬間
耳元で、彼女の声が鳴る
だから、だろうか。終わる事が、余り怖くなかったのは
「ありがとな。俺の、世界で一番大切なヒト」
この言葉で、最後
意識すら白濁に呑まれ、その日世界はその寿命を終えたのだった……
Dear 小野 弘樹様
初めて、こんな風に手紙を書きます。
なにを書いていいのかよく分からないから、私の想いをここに書く事にしました
『私の事を好きになってくれて、ありがとう。ヒロ君、大好きだよ』
今までも、そして、これからも
From より
まるで角砂糖がコーヒーに解けていくかの様にサラサラと静かで
その様を、自分たちは目的としていた観覧車の中から見ていた
今日で、終わりなんだね
窓に両の手を付き、外を見ていた彼女が小さくつぶやく
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だがそれが精一杯の強がりなのだとすぐに知れる
「なんて、面したんだよ」
笑みを浮かべる頬に伝う涙
手の甲で拭ってやれば、彼女も自分が泣いている事に気付く
泣いては、ダメだ
せめて最後位は笑って過ごしたかったのに、と
何とか笑みに戻そうとする彼女を抱きしめてやり
互いの左手、指同士を絡めあう
「……泣くなよ。頼むから」
無理だろうとは、思った
だが最後に見た彼女の表情が泣き顔というのはやはり寂しい
だからせめて最後にと彼女の頬へと手を触れさせた、次の瞬間
一際大きい地鳴りがあった
それは暫く続き、漸く治まったと思った矢先の事だった
何かが軋む音が聞こえ、同時に観覧車が傾き始めたのは
もう、終わってしまう。世界は死んでしまうのだと
自分は彼女へと手を伸ばし、その瞬間まで決して手放すまいと強く抱いてやる
ありがとう。私の、世界で一番、大好きなヒト
見えるもの全てが消え逝く瞬間
耳元で、彼女の声が鳴る
だから、だろうか。終わる事が、余り怖くなかったのは
「ありがとな。俺の、世界で一番大切なヒト」
この言葉で、最後
意識すら白濁に呑まれ、その日世界はその寿命を終えたのだった……
Dear 小野 弘樹様
初めて、こんな風に手紙を書きます。
なにを書いていいのかよく分からないから、私の想いをここに書く事にしました
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