猫耳幼女の異世界騎士団暮らし

namihoshi

文字の大きさ
30 / 117

女騎士

しおりを挟む
食堂の方に向かうと、女の人がいた…ってえ?女の人?
そもそもこの騎士団で女性なんて初めて見たんだけど?

髪は私と同じ銀髪。
ポニーテルにしてまとめていて、体には鎧、腰には剣がある。

これアレだ。女騎士ってやつだ。
年は20歳くらい…多分。
可愛いというよりクールビューティー、かっこいい感じの人だ。
…この人もまたえらい美形だなぁ…。


「もうきてたんですか、クレア。」


ケイトお兄ちゃんがさっきのお姉ちゃんに話しかける。
…お??お知り合い?


「お久しゅうございます、ケイト兄様!」


頭を下げながらお姉ちゃんは言った…今なんて言った?

兄様?兄様って言ったよね?兄妹?
混乱する私を見てケイトお兄ちゃんは苦笑いで教えてくれた。

「私とクレアは年子なんですよ。
昨日団長が徹夜覚悟でミコさんの書類を書いて出して、朝に王から護衛騎士を1人送るとの報告がありました。
なのでクレアは今日からミコさん付きの護衛騎士になります。」


「初めましてミコ様!
今日からミコ様付きの護衛騎士となります、クレア・ヴィーリアと申します。
お仕えできて光栄であります!」


情報量が多い…!
私の書類を書いてたって初耳だよ!?
とりあえず悪い人ではなさそうだけど…こんな小さい私に膝を折って挨拶をしてくれるくらいだし。
というか、ケイトお兄ちゃんって妹いたんだ…。

「クレアは他の騎士と比べて身元もはっきりしてますし、兄の贔屓目なしに強い騎士ですから。
多分幼いミコさんが男ばっかりの空間に困らないように王が配慮して女騎士にしてくださったんでしょうね。」

王様あったことないけどいい人だ…いや多分私が害されたりしたらめんどくさい事が起こるからだろうけど。


「あの、朝ごはん支障がないというのは、」


もしかして、クレアさんがものすごく料理ができるとか…!


「王から料理をもらったので持ってきました!」


どうやらお姉ちゃんが作った訳じゃないらしい。
王様が食べてる料理…ちょっと気になる。

「ミコさんは、今日はクレアと親睦を深めるために一緒にお洋服でも買ってきてはどうですか?
王から騎士団で引き取る申請も無事通りましたし、あの王様ならミコ様の服を買うなんて申請絶対通りますし。」

?最後の方はよくわからなかったけれど、どうやらこのお姉ちゃんと買い物に行くらしい?


「お仕事は…?」

まだ廊下のお掃除も洗濯も何もしてない。

「それは明日からでいいんですよ。
今は来たばっかりですし記憶がないのですから、街のことやこの国のことを知るのも大事ですよ。」


むー…、確かに街も見てみたい。
異世界の街並みって、昨日ちょっとみてるだけでも海外に来たみたいで楽しかったし。


「えっと、じゃあ一緒にお買い物に行ってくれますか?クレアお姉ちゃん…?」


首を傾げながら聞いてみる。


「…私今、女騎士でよかったって心から思いました。
ミコ様の護衛騎士なんてどんなご褒美ですか…。」

なぜか真顔でそんなことを言っている。
怖いって怖いって。

「暴走してミコ様を怖がらせないでくださいよ?」


「…気をつけはします。」


「そこは絶対しないって言いなさいよ…。」

なんだか…仲がいい兄妹だなぁ。

「あ、ミコ様。
私に敬語はいりません、私はミコ様の護衛騎士ですから。」

それまでぼーっと見つめていた私にクレアお姉ちゃんがそんなことを言った。

「なんなら騎士団の者達全員に敬語じゃなくていいですよ、ここは公の場ではありませんし、小さい子に無邪気にタメ口で話しかけられたほうがここに居る全員が喜びます。」


追加でなんかすごい情報をケイトお兄ちゃんがぶっ込んでくる。


「えっと、じゃあこれからよろしくね?クレアお姉ちゃん。」


そんなこんなで今の言葉で鼻血を出して倒れたクレアさんが私の護衛騎士となった。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!

饕餮
ファンタジー
  書籍化決定!   2024/08/中旬ごろの出荷となります!   Web版と書籍版では一部の設定を追加しました! 今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。 救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。 一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。 そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。 だが。 「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」 森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。 ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。 ★主人公は口が悪いです。 ★不定期更新です。 ★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。

幼女と執事が異世界で

天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。 当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった! 謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!? おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。 オレの人生はまだ始まったばかりだ!

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

【連載版】ヒロインは元皇后様!?〜あら?生まれ変わりましたわ?〜

naturalsoft
恋愛
その日、国民から愛された皇后様が病気で60歳の年で亡くなった。すでに現役を若き皇王と皇后に譲りながらも、国内の貴族のバランスを取りながら暮らしていた皇后が亡くなった事で、王国は荒れると予想された。 しかし、誰も予想していなかった事があった。 「あら?わたくし生まれ変わりましたわ?」 すぐに辺境の男爵令嬢として生まれ変わっていました。 「まぁ、今世はのんびり過ごしましょうか〜」 ──と、思っていた時期がありましたわ。 orz これは何かとヤラカシて有名になっていく転生お皇后様のお話しです。 おばあちゃんの知恵袋で乗り切りますわ!

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~

チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!? 魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで! 心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく-- 美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!

処理中です...