ファンタジーの世界より日本に転生しました

鯖味噌缶

文字の大きさ
15 / 56
第二章 第五節

朝のニュースから

しおりを挟む
次の日の朝の事だった。

TVの男性キャスター
「次のニュースです。去年の年末から流行り出した新型のウイルスによる感染が、パンデミックに相当であると、WHOが発表致しました。我が国の首相は、この件に関し近く声明を首相官邸から記者会見にて述べると、官房長官から正式に通達が有りました。」

此のニュースを観ていたタカシの兄は、
「おい!タカシ!新中華街へ行けるか分からなくなってきたぞ!」

タカシ
「又かよ。いい加減にそのモテモテなのは、なんとかならないのかよ。」

タカシの兄
「馬鹿。デートじゃねぇよ。」

タカシ
「じゃなんだよ」

タカシの兄
「ニュースを観ろ!パンデミックだとよ。外出は控えないとダメだろ。」

タカシ
「パンデミック?」

急いでTVを観るタカシ。パンデミックに関するニュースは未だ続いていた。TVの男性キャスターが云うには、即致死等には至らないが、感染力がとても強く、既に欧州では爆発的に感染が拡がっているという。北米、南米、豪州、アフリカ、中東、アジア各国でも感染が拡がりをみせていると云う。感染源は不明のまま。此の日本でも、感染の大きな波が来る可能性があり、徹底した感染予防が必須であるとの事であった。

それを観ていたタカシは、
「パンデミックに。以前のウイルス騒ぎの時みたいに直ぐに終息とは行かなかったか。ん~。」

タカシの兄
「ま。諦めろ。な。」

タカシ
「俺は良くてもな~」

取り敢えず、タカシは母手作りの布製のマスクを着け、足取りの重いまま学校へと向かうのだった。

途中、シゲノブとバッタリと出くわした。シゲノブは会うなりいきなり本題へ。

シゲノブ
「観たかニュース?パンデミックだってよ。新中華街へ行けんのか?」

タカシ
「それなんですよね~。あのスズさんが黙って引き下がるかどうかね?」

シゲノブ
「無理じゃね」

タカシ
「バッサリ切り捨てますな。もっと、温かい言葉はないのですかね?」

シゲノブ
「ん~。でもやっぱ、無理じゃね。」

タカシ
「ですよね~」

タカシはため息をつきながら、シゲノブは少しこの後の展開を想像してニヤニヤしながら学校へと再び向かう。

学校の門前に仁王立ちのマスクの少女が居る。右足でイライラしながら、タンタン、タンタンと音を立てている。

タカシ
「シゲノブ。女はイコール鬼か?」

シゲノブ
「いやいや、スズさんイコール鬼神ですな。」

タカシ
「そっか。よーく分かった。んじゃ、ダッシュな。」

二人は猛ダッシュで門を走り抜けた。少女が其れを防ごうと門を急いで閉めようとしたが、重くて二人のスピードにはとても対応出来ない。

少女
「こらー!二人共止まれー!」

タカシ
「私はスズさんの下僕では無い為従えません」

少女はやはりスズの様だ。マスクを着けただけで誰かを区別するのも大変。

スズ
「逃げても無駄なんだから」

同じクラスメイトの為、逃げ切れる訳もなく、説明を余儀なくされるタカシであった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで

六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。 乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。 ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。 有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。 前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生

西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。 彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。 精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。 晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。 死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。 「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」 晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

狼になっちゃった!

家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで? 色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!? ……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう? これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。

異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一にします。 農家の四男に転生したルイ。   そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。  農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。  十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。   家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。   ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる! 見切り発車。不定期更新。 カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

処理中です...