12 / 38
新しいパソコン
願い
しおりを挟む
パソコンを起動しデザインを始めて3分後だった。
「モデルやろうか?」
のぞみがモデルを名乗り出てくれた。
カメラを使って3方向から撮影すると、そのままいのりは写真を元にモデリングを始めた。
「1か月15万円の業務用ソフトですが、私が外貨取引でそれを上回るくらい儲けていますので、ソフトの使用ライセンス料は事実上の無料です」
グラフを作成して提示してきたがエゲツない金額を取引していた。
「億単位?」
扱っている額の単位が桁外れ過ぎる。
「利益は最低限しかありませんよ」
のぞみはそのグラフを見て唖然としていた。
「ぁすげ~、てか来月の体育祭って誰とフォークダンスすることになったの?」
その事で頭がいっぱいらしい。
「私も京さんとフォークダンスをしたいです」
まだ相手は決まってない。
「明日の明け方の流れ星にでも祈ればいいじゃん、いのりだけに」
吐き捨てるようにいのりをおちょくると、いのりは閃いたようだ。
「もしも、願いが叶うならば、私はあなたのそばに居たいです、例え永遠の命を失おうとも、あなたとの愛の時間には変えらないです」
まるで詩のように独り言を言っていた。
「冗談だって」
のぞみはいのりを完全におちょくっている。
1時くらいになって2人はいのりのモデリングを見ながら寝落ちした。
しばらくして目が覚めると、いのりが真横に立っていた。
「おはよう御座います兄さん」
一言聞き間違えたようだ。
「いのりか?」
目を擦ると視界がクリアになった。
「私は高野いのりですよ兄さん」
頭でも打ちつけたようにそのまま二度寝した。
「起きてください」
いのりに揺らされて強制的に起こされた。
「双子ですよー、兄さん?忘れましたか?」
引かれるように起こされると、そのまま手を引いて下に連れて行かれた。
両親もグルにでもなったのか、何ごとも無かったかのように「おはよう」それだけを言うとご飯を2杯を運んできた。
「遅れるぞ?」
時計を見ると6時20分、課外が無い日で遅れる訳がない。
「課外はないよお父さん」
いつもと口調の違ういのり、まるで長女のように接する両親、タチの悪い悪戯だと思っていたが、違った。
「じゃあ先行くから」
準備を済ませて玄関を出ると自転車が2台、ひとつは見慣れたロードバイクと知らないロードバイクがスタンドに掛けられて施錠してあった。
30秒遅れてデザインした制服姿のいのりも出てきた。
「初めての登校だから、道教えて?」
ボーッとしていると、、、
「忘れた?訳あっておばあちゃん家にいたけど」
どうやらいのりは身内だが他校にいて今日は転校初日だったらしい。
顔はいのりだが髪は紺色のポニーテール、青色を封印したらしい。
「髪どうしたん?」
さりげなく聞くつもりがガッツリと聞いてしまった。
「今日、兄さん変だよ?どうしたの?」
朝から変人扱いをされながら学校に行くといのりの紹介があった。
「今日から転入してきた高野いのりさんです、自己紹介をお願いします」
いのりは恥ずかしいそうに一歩だけ前に出ると自己紹介を始めた。
「はじめまして、京の双子の妹のいのりです、プログラミングと外貨取引が得意です、趣味はマイニングです」
この女子高校生はスペックが異常過ぎる。
「すげ~」
クラスメイトの驚く声でいのりの自己紹介が終わった。
ホームルームが終わり、授業が始まった。
「いのりさんはあちらに」
いのりは俺の隣の席に座った。
「モデルやろうか?」
のぞみがモデルを名乗り出てくれた。
カメラを使って3方向から撮影すると、そのままいのりは写真を元にモデリングを始めた。
「1か月15万円の業務用ソフトですが、私が外貨取引でそれを上回るくらい儲けていますので、ソフトの使用ライセンス料は事実上の無料です」
グラフを作成して提示してきたがエゲツない金額を取引していた。
「億単位?」
扱っている額の単位が桁外れ過ぎる。
「利益は最低限しかありませんよ」
のぞみはそのグラフを見て唖然としていた。
「ぁすげ~、てか来月の体育祭って誰とフォークダンスすることになったの?」
その事で頭がいっぱいらしい。
「私も京さんとフォークダンスをしたいです」
まだ相手は決まってない。
「明日の明け方の流れ星にでも祈ればいいじゃん、いのりだけに」
吐き捨てるようにいのりをおちょくると、いのりは閃いたようだ。
「もしも、願いが叶うならば、私はあなたのそばに居たいです、例え永遠の命を失おうとも、あなたとの愛の時間には変えらないです」
まるで詩のように独り言を言っていた。
「冗談だって」
のぞみはいのりを完全におちょくっている。
1時くらいになって2人はいのりのモデリングを見ながら寝落ちした。
しばらくして目が覚めると、いのりが真横に立っていた。
「おはよう御座います兄さん」
一言聞き間違えたようだ。
「いのりか?」
目を擦ると視界がクリアになった。
「私は高野いのりですよ兄さん」
頭でも打ちつけたようにそのまま二度寝した。
「起きてください」
いのりに揺らされて強制的に起こされた。
「双子ですよー、兄さん?忘れましたか?」
引かれるように起こされると、そのまま手を引いて下に連れて行かれた。
両親もグルにでもなったのか、何ごとも無かったかのように「おはよう」それだけを言うとご飯を2杯を運んできた。
「遅れるぞ?」
時計を見ると6時20分、課外が無い日で遅れる訳がない。
「課外はないよお父さん」
いつもと口調の違ういのり、まるで長女のように接する両親、タチの悪い悪戯だと思っていたが、違った。
「じゃあ先行くから」
準備を済ませて玄関を出ると自転車が2台、ひとつは見慣れたロードバイクと知らないロードバイクがスタンドに掛けられて施錠してあった。
30秒遅れてデザインした制服姿のいのりも出てきた。
「初めての登校だから、道教えて?」
ボーッとしていると、、、
「忘れた?訳あっておばあちゃん家にいたけど」
どうやらいのりは身内だが他校にいて今日は転校初日だったらしい。
顔はいのりだが髪は紺色のポニーテール、青色を封印したらしい。
「髪どうしたん?」
さりげなく聞くつもりがガッツリと聞いてしまった。
「今日、兄さん変だよ?どうしたの?」
朝から変人扱いをされながら学校に行くといのりの紹介があった。
「今日から転入してきた高野いのりさんです、自己紹介をお願いします」
いのりは恥ずかしいそうに一歩だけ前に出ると自己紹介を始めた。
「はじめまして、京の双子の妹のいのりです、プログラミングと外貨取引が得意です、趣味はマイニングです」
この女子高校生はスペックが異常過ぎる。
「すげ~」
クラスメイトの驚く声でいのりの自己紹介が終わった。
ホームルームが終わり、授業が始まった。
「いのりさんはあちらに」
いのりは俺の隣の席に座った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる