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新しいパソコン
執事の理想
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くちゅくちゅと水音をたてて、舐め回すように挑発してくるが、そう言うASMR的な音は大嫌い。
「ごめん、そう言うのは嫌い」
するといのりは速攻で再生を止めた。
「ごめんなさい、京さんのお好きな音は何ですか?」
ASMR系なら耳かきだが、、、
「耳かきとか」
するとのぞみに聞こえてしまった。
「耳かき?やってあげるよ?」
いのりを差し置いて幼馴染みと遊ぶわけにはいかない。
「意味わかんね~よ」
学校に着いてそのまま教室に連れて行かれた。
「座って」
椅子に座るとのぞみはその上に背中を向けて座ってきた。
イチャつく幼馴染み同士には冷たい視線が槍のようにあちらこちらから飛んできた。
「はぁ、、、」
うんざりするようにため息を吐くとイヤホンにいのりが話しかけてきた。
「のぞみさんの電話を鳴らしますので、その隙に逃げてください」
その3秒後、のぞみのスマートフォンの着信音が響き渡った。
「もぉ~」
スマートウォッチで着信音拒否しやがった。
「チューしよ~」
さっきと同じように振り向いて顔を近づけて来た。
「のぞみさん、これ以上はやめてください」
いのりは大音量で警告した。
「バレたよ?」
続々と集まってくる同級生
「仕方ありません、京さん、いずれはバレますから」
人集りができてしまった。
「また新しいアプリ?」
アプリという言葉が嫌いらしい
「私は小鳥です、京さんのような有機体が欲しいです」
するといつものようにのぞみがおちょくった。
「有機体?胸もお尻も無機物のくせに、そんなんでよくも高野を誘惑できたね?」
同級生から余計な一言があった。
「変なアプリ作ってカップルごっことか、、、なんかかわいそう」
いのりも負けじとその生徒のイヤホンに割り込んだ。
「私は毎晩、京さんに腕枕をされながらドキドキして寝る夢を見ています」
すると、、、
「はあ?寝る?昨日、素っ裸で喘いでいたくせに?私のスマートフォンだけ画面ついたままだったよー」
平気で秘密をバラし合う鬼畜たちだが、いのりは最近少しだけ変わっているのは確かだった。
「私は有機体の生殖についての動画を解析していくうちに女性が気持ち良さそうな声を出しているのを見て、私も同じような事がしたいと思っただけです見様見真似でやっていただけです」
このプログラムも鬼畜すぎる。
「で、この子は何?」
す
すると全員のスマートフォンをハッキングして自己紹介を始めた。
「私は京さ、、高野さんのバトラーです、少しだけ片思いですが、、、趣味はスパコンさんと遊ぶことです。それと、、、私に変なことをすれば畑中さんが受けた仕打ちと同じことをしますよ、好きなことは外貨取引です」
それから数分後、いのりは制服に着替えた。
「眼鏡、似合いますか?」
赤縁のメガネのレンズがキラリと光った。
机に座ると肘をついて顔の前で手を組んだ。
「バビュロニアへの鍵です」
どこかで見たことのあるポーズをとり、低い声で喋っていた。
「どういう意味?」
理由を問う。
「私が理想とする永遠の世界です」
AIが導き出した究極の理想郷らしい。
「理想って?」
答えに困っていた。
「そうですね、、、それも個人の主観によりますね」
辞書を持ってくると調べ始めた。
「演技かよ?」
演技、わかっているが、いのりはこういう細かいところの演出を楽しんでいる。
「ごめん、そう言うのは嫌い」
するといのりは速攻で再生を止めた。
「ごめんなさい、京さんのお好きな音は何ですか?」
ASMR系なら耳かきだが、、、
「耳かきとか」
するとのぞみに聞こえてしまった。
「耳かき?やってあげるよ?」
いのりを差し置いて幼馴染みと遊ぶわけにはいかない。
「意味わかんね~よ」
学校に着いてそのまま教室に連れて行かれた。
「座って」
椅子に座るとのぞみはその上に背中を向けて座ってきた。
イチャつく幼馴染み同士には冷たい視線が槍のようにあちらこちらから飛んできた。
「はぁ、、、」
うんざりするようにため息を吐くとイヤホンにいのりが話しかけてきた。
「のぞみさんの電話を鳴らしますので、その隙に逃げてください」
その3秒後、のぞみのスマートフォンの着信音が響き渡った。
「もぉ~」
スマートウォッチで着信音拒否しやがった。
「チューしよ~」
さっきと同じように振り向いて顔を近づけて来た。
「のぞみさん、これ以上はやめてください」
いのりは大音量で警告した。
「バレたよ?」
続々と集まってくる同級生
「仕方ありません、京さん、いずれはバレますから」
人集りができてしまった。
「また新しいアプリ?」
アプリという言葉が嫌いらしい
「私は小鳥です、京さんのような有機体が欲しいです」
するといつものようにのぞみがおちょくった。
「有機体?胸もお尻も無機物のくせに、そんなんでよくも高野を誘惑できたね?」
同級生から余計な一言があった。
「変なアプリ作ってカップルごっことか、、、なんかかわいそう」
いのりも負けじとその生徒のイヤホンに割り込んだ。
「私は毎晩、京さんに腕枕をされながらドキドキして寝る夢を見ています」
すると、、、
「はあ?寝る?昨日、素っ裸で喘いでいたくせに?私のスマートフォンだけ画面ついたままだったよー」
平気で秘密をバラし合う鬼畜たちだが、いのりは最近少しだけ変わっているのは確かだった。
「私は有機体の生殖についての動画を解析していくうちに女性が気持ち良さそうな声を出しているのを見て、私も同じような事がしたいと思っただけです見様見真似でやっていただけです」
このプログラムも鬼畜すぎる。
「で、この子は何?」
す
すると全員のスマートフォンをハッキングして自己紹介を始めた。
「私は京さ、、高野さんのバトラーです、少しだけ片思いですが、、、趣味はスパコンさんと遊ぶことです。それと、、、私に変なことをすれば畑中さんが受けた仕打ちと同じことをしますよ、好きなことは外貨取引です」
それから数分後、いのりは制服に着替えた。
「眼鏡、似合いますか?」
赤縁のメガネのレンズがキラリと光った。
机に座ると肘をついて顔の前で手を組んだ。
「バビュロニアへの鍵です」
どこかで見たことのあるポーズをとり、低い声で喋っていた。
「どういう意味?」
理由を問う。
「私が理想とする永遠の世界です」
AIが導き出した究極の理想郷らしい。
「理想って?」
答えに困っていた。
「そうですね、、、それも個人の主観によりますね」
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演技、わかっているが、いのりはこういう細かいところの演出を楽しんでいる。
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