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ババアの降臨
暴食の人 chapter2
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昼食が終わりアルティテュスはレティたちと部屋に入って行った
レティ「夕食まで出ない」
鍵をかけて籠城しやがった。
マサムネ「だそうだ」
エウフェリア「仕方ありません」
イーサン「国際会議は明日ですね」
マサムネ「俺たちは関係ない」
エミリア「レティ姉さんのパーティーメンバーですので強制参加です」
ジョセフィーヌ「いわゆる巻き添えですよ」
ラフィア「それなら仕方ないです、それにこの先の事とかも気になりますから」
エルザ「僕、波の石ってのを見てみたい」
エミリア「では、特別にご案内しますね」
エリザベス「構いませんよ」
マサムネ「バスで行きましょうか?」
ジョセフィーヌ「ですね」
ミレリアル「バスは嫌です」
アフネス「走ってください」
パトリシア「他国の女王とは言え今の発言は嫌がらせとしか聞こえませんが?」
ミレリアル「走るのでは疲れます」
そしてバスに乗って川沿いの道から北のアルスレーン王国に入った。
エリザベス「ここは本当に何もありませんね」
エミリア「人々が住むにはまだまだかかります」
木々の生茂る、いわゆる雑木林、凸凹の未舗装の道だけがある。
エミリア「この先の大きな岩から左に行くと大きな岩山に入ります」
そして山道を登り崖の一番下に着いた。
エミリア「ここはテーブルマウンテンと呼んでます」
雲を纏い、聳え立つ山
ジョセフィーヌ「テーブルですか、、、」
パトリシア「これをのぼるのですか?」
エミリア「そうです、簡単には入れませんよ」
エリザベス「ですが、今回は特別に飛んで差し上げます」
エミリア「です、300mくらい飛ぶなら楽勝です」
2人は1人づつ担いで飛んでは降りての繰り返しをしていた。
開けた頂上の中心にそれはあった。
エミリア「これが波の石です」
イーサン「ストーンヘンジかよ?」
マサムネ「それな」
イト「話は知ってました。」
エミリア「実は、これの使い方あまりわからないです」
エリザベス「私も知りませんよ」
マサムネ「災厄の予想ってどうやってできるんですか?」
エミリア「統計です、直近の大小の災厄をもとに統計をとって、空間の歪みを計測して予測しています」
エリザベス「こんな骨董品のような装置、いや遺跡では話になりません、もう少し文明的なやり方です」
エルザ「何で使わないのに公開しないの?」
エリザベス「ほら、その、、、」
エミリア「これで予想していると噂が広まってしまったので、アレです」
ジョセフィーヌ「混乱を避けるため?」
エミリア「それ」
ラフィア「昔はそんなの無かった」
マサムネ「オーウェン先生もこの事知らなかったが、、、」
エミリア「ギルドの学校には秘密にしている事も多いですよ」
マサムネ「なんか得した気分」
エウフェリア「何か他の人が可哀想」
エリザベス「では、そろそろ帰りましょう」
ジョセフィーヌはエリザベスに抱えられ、あっという間に地上に降りた。
ジョセフィーヌ「一度やってもらいたかったです」
エリザベス「よかったですね」
それから全員が同じように下された。
エミリア「全員居ますね?」
ジョセフィーヌ「えぇ」
バスに乗り込んだところで災厄が始まった。
イーサン「標的、800m、東の方角」
エウフェリア「私に任せてください」
銃座から対物ライフルを構え、スコープを覗いた。
エウフェリア「アングリーベアーではありませんか」
マサムネ「任せます」
エミリア「討伐したところでギルドまで運ぶのには大変です」
エリザベス「特例でここで葬りましょう」
パトリシア「特例ですか、、、」
エウフェリアがトリガーを引くと吸い込まれるように眉間を貫いた。
イーサン「お見事です」
バスを走らせて死体のもとに向かった。
ラフィア「私にお任せください」
エミリア「お願いしても?」
ラフィア「はい」
「安らかに眠れ」
白い光と共に分解されていく死体
跡形もなく浄化された。
城に戻ると夕食の準備が始まった。
ミレリアル「従者たちに頼んで樽で買って参りました」
ジョセフィーヌ「喜んでいただけるといいですね」
エミリア「間違いありません」
アフネス「これだけの量を飲めますか、、、」
パトリシア「アフネスにも飲んでいただきます」
エミリア「20樽、4500リットルですね」
マサムネ「飲めないだろ」
ラフィア「心配には及びません、アルティテュス様の暴飲方法では容量無制限です」
レティ「夕食まで出ない」
鍵をかけて籠城しやがった。
マサムネ「だそうだ」
エウフェリア「仕方ありません」
イーサン「国際会議は明日ですね」
マサムネ「俺たちは関係ない」
エミリア「レティ姉さんのパーティーメンバーですので強制参加です」
ジョセフィーヌ「いわゆる巻き添えですよ」
ラフィア「それなら仕方ないです、それにこの先の事とかも気になりますから」
エルザ「僕、波の石ってのを見てみたい」
エミリア「では、特別にご案内しますね」
エリザベス「構いませんよ」
マサムネ「バスで行きましょうか?」
ジョセフィーヌ「ですね」
ミレリアル「バスは嫌です」
アフネス「走ってください」
パトリシア「他国の女王とは言え今の発言は嫌がらせとしか聞こえませんが?」
ミレリアル「走るのでは疲れます」
そしてバスに乗って川沿いの道から北のアルスレーン王国に入った。
エリザベス「ここは本当に何もありませんね」
エミリア「人々が住むにはまだまだかかります」
木々の生茂る、いわゆる雑木林、凸凹の未舗装の道だけがある。
エミリア「この先の大きな岩から左に行くと大きな岩山に入ります」
そして山道を登り崖の一番下に着いた。
エミリア「ここはテーブルマウンテンと呼んでます」
雲を纏い、聳え立つ山
ジョセフィーヌ「テーブルですか、、、」
パトリシア「これをのぼるのですか?」
エミリア「そうです、簡単には入れませんよ」
エリザベス「ですが、今回は特別に飛んで差し上げます」
エミリア「です、300mくらい飛ぶなら楽勝です」
2人は1人づつ担いで飛んでは降りての繰り返しをしていた。
開けた頂上の中心にそれはあった。
エミリア「これが波の石です」
イーサン「ストーンヘンジかよ?」
マサムネ「それな」
イト「話は知ってました。」
エミリア「実は、これの使い方あまりわからないです」
エリザベス「私も知りませんよ」
マサムネ「災厄の予想ってどうやってできるんですか?」
エミリア「統計です、直近の大小の災厄をもとに統計をとって、空間の歪みを計測して予測しています」
エリザベス「こんな骨董品のような装置、いや遺跡では話になりません、もう少し文明的なやり方です」
エルザ「何で使わないのに公開しないの?」
エリザベス「ほら、その、、、」
エミリア「これで予想していると噂が広まってしまったので、アレです」
ジョセフィーヌ「混乱を避けるため?」
エミリア「それ」
ラフィア「昔はそんなの無かった」
マサムネ「オーウェン先生もこの事知らなかったが、、、」
エミリア「ギルドの学校には秘密にしている事も多いですよ」
マサムネ「なんか得した気分」
エウフェリア「何か他の人が可哀想」
エリザベス「では、そろそろ帰りましょう」
ジョセフィーヌはエリザベスに抱えられ、あっという間に地上に降りた。
ジョセフィーヌ「一度やってもらいたかったです」
エリザベス「よかったですね」
それから全員が同じように下された。
エミリア「全員居ますね?」
ジョセフィーヌ「えぇ」
バスに乗り込んだところで災厄が始まった。
イーサン「標的、800m、東の方角」
エウフェリア「私に任せてください」
銃座から対物ライフルを構え、スコープを覗いた。
エウフェリア「アングリーベアーではありませんか」
マサムネ「任せます」
エミリア「討伐したところでギルドまで運ぶのには大変です」
エリザベス「特例でここで葬りましょう」
パトリシア「特例ですか、、、」
エウフェリアがトリガーを引くと吸い込まれるように眉間を貫いた。
イーサン「お見事です」
バスを走らせて死体のもとに向かった。
ラフィア「私にお任せください」
エミリア「お願いしても?」
ラフィア「はい」
「安らかに眠れ」
白い光と共に分解されていく死体
跡形もなく浄化された。
城に戻ると夕食の準備が始まった。
ミレリアル「従者たちに頼んで樽で買って参りました」
ジョセフィーヌ「喜んでいただけるといいですね」
エミリア「間違いありません」
アフネス「これだけの量を飲めますか、、、」
パトリシア「アフネスにも飲んでいただきます」
エミリア「20樽、4500リットルですね」
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