愛したがりの嘘つき野郎

れあ

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ごめんはやめてくれ

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普段は強く、鋭くそれでも希望に輝く真っ赤な瞳は、今だけは何故か泣きそうにゆらゆらと揺れていた。そんな表情させたくないのに、なぜそんな表情をしているのか分からない。ごめん。と一言漏らすと、少し呆然とした後に呆れたように彼は笑った。
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