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第2話 難病を抱えた妹、それでも可愛いことには変わりはない
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アルビニズム。
アルビノと言ったほうが一番伝わりやすいかもしれない。
一番イメージしやすいアルビノといえば、ウーパールーパーだ。
ウーパールーパーと言われたら、白い体にピンク色の目した個体を思い浮かべる人が多いと思うが、それがまさにアルビノだ。
アルビノは動物だけがなるわけではなく、当然人間も生き物だからアルビノはいる。
ただ、世界の中で2万人に1人というかなり珍しい先天性症状のアルビニズムは、治療方法がない。
だから、愛莉朱は一生この姿のままだ……。
そして、アルビニズムの人は目があまり見えず、紫外線にとても弱いことも特徴だ。
視力は人それぞれだが、愛莉朱は目から5cmくらいまでの距離まで物を持ってこないとはっきりと見えないらしい。
だから、小さいものは手に取って近づけられるから良いけど、大きいものは持てないからしゃがんだりして近くで見ないといけない。
紫外線には本当に弱く、ちょっとでも当たれば発癌する可能性がかなり大きくなる。
そのため、外に出かける時は紫外線対策を十分にし、なるべく日陰を歩くようにしている。
そのため、日差しが強い昼間は外にあまり出ずにしている。
曇りの時はまだマシだけど……。
そんな困難を抱えて過ごしている愛莉朱だけど、その他は普通の人と変わらない。
学校だってちゃんと通っているし、頭も俺よりめちゃくちゃ良い。
容姿は本っっっっ当に可愛いし、俺に甘えてばかり。
俺好みのタイプの女子の条件が全て当てはまっているのがたまらない。
「ねえ、お兄ちゃん……。もうちょっと力緩めてくれない?」
「あ、ああ。ごめん」
「もう、本当にわたしのこと好きだよね」
「それは愛莉朱だって同じじゃないか。俺にずっとくっついて離れないし」
「――――だ、だめなの?」
「全然ダメじゃない。むしろウェルカム!」
「――――! お兄ちゃーん!」
ぱあっと顔が明るくなると、愛莉朱はまた俺に抱きついた。
全く……結局はお互いがお互いのこと好きだってことだな。
毎日俺と愛莉朱はこんな感じだけど、兄妹だから周りの目からすれば結構仲が良い兄弟にしか見えないから、兄妹なのに恋人ってどうなのかという世間の視線も気にしなくても良い。
だから、愛莉朱と堂々とイチャつきまくれるわけだ!
それに、親も親戚も認めてくれているから、家でも気にする必要だってない。
愛莉朱と、今こうやって一緒に風呂に入っても何も言われないし、大人の階段を登る第一歩を踏み込んだって何も言われない。
俺と愛莉朱の関係があまりにも良好すぎて、
『愛莉朱が16歳になったら、2人は結婚するんだろ?』
なんてことをみんなは思い込んでしまっている。
まあ、俺は今すぐにでも愛莉朱と結婚したいけどね。
愛莉朱も俺と同じ考えで、本当は今すぐにでも俺と結婚したいらしい。
だけど、女子の結婚は16歳だから、あと2年我慢するって言ってくれた。
なんて可愛い子なんだろう!
まじで愛莉朱を嫁にしたくなるじゃねえか!
「はあ……。お兄ちゃんすごいドキドキしてるね」
「愛莉朱だってすごいドキドキしてるぞ?」
「だって、お兄ちゃんがこんなに近くにいるんだもん。よく見えないからこうやって顔を近づけてお兄ちゃんの顔見るけど……やっぱりお兄ちゃんはカッコいい! 惚れ惚れしちゃう……」
「――――!」
見てよみんなこの顔!
俺を見上げながら、こんなに惚れ惚れした顔をされたら、たまらないに決まってる!
やばい……やばすぎる!
「愛莉朱……」
「お兄ちゃん……」
お互いそう言って、キスをした。
唇同士だけじゃない、舌も絡ませ合う。
そう、かなり長い時間ずっとだ。
「ん……はあ、はあ……。お兄ちゃん……」
「はあ、はあ……ヤバい、まじで我慢できなさそう……」
無意識に言ってしまった俺の独り言。
それを愛莉朱は聞き逃さなかったらしく、次の瞬間、愛莉朱はとんでもないことを言い出した。
「もしかしてお兄ちゃん……わたしといけないことしたいの?」
「――――い、いや! そ、そんなことないぞ! 流石にそれはヤバすぎだって! 俺が訴えられるわ!」
「大丈夫お兄ちゃん。お母さんもお父さんも、わたしたちの関係を許してくれているんだよ? そんなことをしても、何も言われないに決まってるよ。それに……」
「それに?」
愛莉朱は顔を真っ赤にして、もじもじし始める。
そして、ちらっと俺を見ると、
「お兄ちゃんとは……そういうことしてみたかったから……」
その言葉を聞いた瞬間、俺の中でガラスが割れたような音が聞こえた気がした。
俺と、そういうことをしてみたかった……だと……?
それは俺も同じ気持ち……いやいや、流石にこれは一線を超えてしまっている気がする。
ここは愛莉朱の兄として我慢しないと……!
「愛莉朱、気持ちは分かるけど、まだそういうのは早いと思うんだ。だから、もうちょっと我慢しようぜ?」
「早い? お兄ちゃんと付き合い始めてからもう3年経ってるんだよ? 十分すぎる月日じゃない?」
「うぐっ……」
確かに十分すぎる年月は経っているけど……。
だめだだめだ!
愛莉朱がそういう系の欲望が強くなってしまう子になってほしくない。
そう、兄として抑えないと……。
本能に負けるな俺!
「お兄ちゃん、別に我慢しなくても良いんだよ? わたしはいつでも大丈夫だから」
「――――じゃ、じゃあ深夜にでも……」
結局本能に負けてしまった俺だった。
「うん、良いよ。お兄ちゃんと……えへへ」
愛莉朱はすごく嬉しそうにしながらそう言った。
俺は顔が熱くなった。
この笑顔が好きなんだよな。
愛莉朱が一番可愛く見える場面だからな。
俺は愛莉朱の頭を撫でてあげた。
「さて、長風呂しちゃったし、そろそろ体洗って上がろうか」
「うん! 今日の夜ご飯はうどんらしいよ。お兄ちゃんが一番好きな食べ物!」
「おっ! それは楽しみだな!」
「わたしもすごい楽しみ!」
愛莉朱と夕飯を楽しみにしながら、お互い洗いっこをした。
いつもよりちょっと気まずい雰囲気は漂っていたものの、会話はいつもと変わらない。
夜のことは確かに楽しみだけど……こうやって兄妹らしい会話をすることも、お互いに好きだからだ。
アルビノと言ったほうが一番伝わりやすいかもしれない。
一番イメージしやすいアルビノといえば、ウーパールーパーだ。
ウーパールーパーと言われたら、白い体にピンク色の目した個体を思い浮かべる人が多いと思うが、それがまさにアルビノだ。
アルビノは動物だけがなるわけではなく、当然人間も生き物だからアルビノはいる。
ただ、世界の中で2万人に1人というかなり珍しい先天性症状のアルビニズムは、治療方法がない。
だから、愛莉朱は一生この姿のままだ……。
そして、アルビニズムの人は目があまり見えず、紫外線にとても弱いことも特徴だ。
視力は人それぞれだが、愛莉朱は目から5cmくらいまでの距離まで物を持ってこないとはっきりと見えないらしい。
だから、小さいものは手に取って近づけられるから良いけど、大きいものは持てないからしゃがんだりして近くで見ないといけない。
紫外線には本当に弱く、ちょっとでも当たれば発癌する可能性がかなり大きくなる。
そのため、外に出かける時は紫外線対策を十分にし、なるべく日陰を歩くようにしている。
そのため、日差しが強い昼間は外にあまり出ずにしている。
曇りの時はまだマシだけど……。
そんな困難を抱えて過ごしている愛莉朱だけど、その他は普通の人と変わらない。
学校だってちゃんと通っているし、頭も俺よりめちゃくちゃ良い。
容姿は本っっっっ当に可愛いし、俺に甘えてばかり。
俺好みのタイプの女子の条件が全て当てはまっているのがたまらない。
「ねえ、お兄ちゃん……。もうちょっと力緩めてくれない?」
「あ、ああ。ごめん」
「もう、本当にわたしのこと好きだよね」
「それは愛莉朱だって同じじゃないか。俺にずっとくっついて離れないし」
「――――だ、だめなの?」
「全然ダメじゃない。むしろウェルカム!」
「――――! お兄ちゃーん!」
ぱあっと顔が明るくなると、愛莉朱はまた俺に抱きついた。
全く……結局はお互いがお互いのこと好きだってことだな。
毎日俺と愛莉朱はこんな感じだけど、兄妹だから周りの目からすれば結構仲が良い兄弟にしか見えないから、兄妹なのに恋人ってどうなのかという世間の視線も気にしなくても良い。
だから、愛莉朱と堂々とイチャつきまくれるわけだ!
それに、親も親戚も認めてくれているから、家でも気にする必要だってない。
愛莉朱と、今こうやって一緒に風呂に入っても何も言われないし、大人の階段を登る第一歩を踏み込んだって何も言われない。
俺と愛莉朱の関係があまりにも良好すぎて、
『愛莉朱が16歳になったら、2人は結婚するんだろ?』
なんてことをみんなは思い込んでしまっている。
まあ、俺は今すぐにでも愛莉朱と結婚したいけどね。
愛莉朱も俺と同じ考えで、本当は今すぐにでも俺と結婚したいらしい。
だけど、女子の結婚は16歳だから、あと2年我慢するって言ってくれた。
なんて可愛い子なんだろう!
まじで愛莉朱を嫁にしたくなるじゃねえか!
「はあ……。お兄ちゃんすごいドキドキしてるね」
「愛莉朱だってすごいドキドキしてるぞ?」
「だって、お兄ちゃんがこんなに近くにいるんだもん。よく見えないからこうやって顔を近づけてお兄ちゃんの顔見るけど……やっぱりお兄ちゃんはカッコいい! 惚れ惚れしちゃう……」
「――――!」
見てよみんなこの顔!
俺を見上げながら、こんなに惚れ惚れした顔をされたら、たまらないに決まってる!
やばい……やばすぎる!
「愛莉朱……」
「お兄ちゃん……」
お互いそう言って、キスをした。
唇同士だけじゃない、舌も絡ませ合う。
そう、かなり長い時間ずっとだ。
「ん……はあ、はあ……。お兄ちゃん……」
「はあ、はあ……ヤバい、まじで我慢できなさそう……」
無意識に言ってしまった俺の独り言。
それを愛莉朱は聞き逃さなかったらしく、次の瞬間、愛莉朱はとんでもないことを言い出した。
「もしかしてお兄ちゃん……わたしといけないことしたいの?」
「――――い、いや! そ、そんなことないぞ! 流石にそれはヤバすぎだって! 俺が訴えられるわ!」
「大丈夫お兄ちゃん。お母さんもお父さんも、わたしたちの関係を許してくれているんだよ? そんなことをしても、何も言われないに決まってるよ。それに……」
「それに?」
愛莉朱は顔を真っ赤にして、もじもじし始める。
そして、ちらっと俺を見ると、
「お兄ちゃんとは……そういうことしてみたかったから……」
その言葉を聞いた瞬間、俺の中でガラスが割れたような音が聞こえた気がした。
俺と、そういうことをしてみたかった……だと……?
それは俺も同じ気持ち……いやいや、流石にこれは一線を超えてしまっている気がする。
ここは愛莉朱の兄として我慢しないと……!
「愛莉朱、気持ちは分かるけど、まだそういうのは早いと思うんだ。だから、もうちょっと我慢しようぜ?」
「早い? お兄ちゃんと付き合い始めてからもう3年経ってるんだよ? 十分すぎる月日じゃない?」
「うぐっ……」
確かに十分すぎる年月は経っているけど……。
だめだだめだ!
愛莉朱がそういう系の欲望が強くなってしまう子になってほしくない。
そう、兄として抑えないと……。
本能に負けるな俺!
「お兄ちゃん、別に我慢しなくても良いんだよ? わたしはいつでも大丈夫だから」
「――――じゃ、じゃあ深夜にでも……」
結局本能に負けてしまった俺だった。
「うん、良いよ。お兄ちゃんと……えへへ」
愛莉朱はすごく嬉しそうにしながらそう言った。
俺は顔が熱くなった。
この笑顔が好きなんだよな。
愛莉朱が一番可愛く見える場面だからな。
俺は愛莉朱の頭を撫でてあげた。
「さて、長風呂しちゃったし、そろそろ体洗って上がろうか」
「うん! 今日の夜ご飯はうどんらしいよ。お兄ちゃんが一番好きな食べ物!」
「おっ! それは楽しみだな!」
「わたしもすごい楽しみ!」
愛莉朱と夕飯を楽しみにしながら、お互い洗いっこをした。
いつもよりちょっと気まずい雰囲気は漂っていたものの、会話はいつもと変わらない。
夜のことは確かに楽しみだけど……こうやって兄妹らしい会話をすることも、お互いに好きだからだ。
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