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第7話 ドライブ
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完全に疲れ切ってしまった俺たちはまた寝てしまった。
寝る直前に目覚まし時計を見た時、時計の針は朝5時を指していた。
それから約3時間経ち……俺は再び目を開けた。
重たい目を開けようと耐えながら、俺に背を向けて寝ている愛莉朱を見た。
せっかく目覚めたんだから、目を開けたら眼の前に愛莉朱の顔があったら良かったのに……。
「んっ、ん……」
なんて思っていたら、愛莉朱は寝返りをして正面を向いた。
俺の眼の前に愛莉朱の顔が映る。
やばい、俺の妹可愛すぎるだろ!
このまま抱きしめちゃっても良いのか?
でもこのまま抱きしめたら、間違いなく俺は愛莉朱に手を出すことになるだろうな。
だめだだめだ!
男子とは違って、女の子の事後は体に違和感が多くなるため色々と大変だ。
初体験の後は特にね。
「愛莉朱、俺は愛莉朱が大好きだ! これからも一緒にいてくれ。俺もずっと一緒にいるからな」
ああ、こんなこと本当は愛莉朱が起きている時に言いたいんだけどな……。
どうしてももう一歩のところで勇気が出ないんだよな。
いつも愛莉朱が最初に伝えて、俺が返しに俺の想いを伝えている。
「――――わたしも大好きだよ! お兄ちゃん!」
「――――!? あ、愛莉朱起きて――――!」
「お兄ちゃん捕獲ぅ!」
もぞっと布団の中が動いた瞬間、強い力で腕を引っ張られて抱きしめられた。
正体はもちろん愛莉朱。
まじか……聞かれていたのまじ恥ずかしい!
「お兄ちゃんからそんなこと言われたの……えへへ、すごい嬉しい!」
「いつも愛莉朱が言ってくれるから、たまには俺からも言わないとって思って」
「え~? たまにじゃなくて毎日言ってよぉ」
そう言って俺に甘えてくる愛莉朱。
だめだ、まじで愛莉朱に手を出してしまいそう……!
「――――もしかしてお兄ちゃん、わたしをまた襲おうとしてる?」
「――――!? な、何のことだろうナ~?」
「やっぱりそうなんだ……。お兄ちゃんってやっぱりえっちだよね」
「――――愛莉朱が可愛すぎるのが悪い」
「ふふっ、可愛くてごめんねお兄ちゃん。でも、わたしはお兄ちゃんの彼女なんだから可愛くて当然なのです!」
「はは、愛莉朱は可愛くて当然だからな!」
「ありがとうお兄ちゃん!」
もうこれは完全に兄妹の域を超えていると肌で感じた。
でも、もう良いや。
俺は愛莉朱の彼氏なんだし、親も親戚も認めてくれている。
確かに俺の妹なんだけど、恋人のほうが何だかしっくりくるんだよな。
やっぱり血が繋がっていないからなのか?
「おーい2人とも起きてる~? 今日はあまり太陽も出てないから久しぶりにドライブしよう?」
「「――――! はーい!」」
◇◇◇
愛莉朱は体質上、紫外線は特に危険だ。
晴れの日はもちろん、雨の日でも紫外線は地上に降り注いでいる。日焼け止めはもちろん、長袖と長ズボン、そして帽子もそうだし顔も覆わなければいけない。
もしそれを怠ったら……黒い巨大なホクロのようなものが出来てしまう、そして皮膚癌が発癌してしまう可能性が一気に高くなる。
こんなに可愛い顔をしている愛莉朱に巨大なホクロのように黒ずんだものが出てきたら大変な事になってしまう。
「よいしょっと……うん、これでバッチリだな!」
「うー……あまり外に出たくないよお兄ちゃん……」
「気持ちは俺も分かる。でもたまには外の空気を吸って楽しむのも良いからな。それに……俺がいるからな」
「――――! い、今のちょっとドキッとしちゃった……」
「えっ、どこが?」
「その……わたしを守ってくれるみたいなこと言ってくれたのが……」
「――――!? そ、そっか~」
俺も恥ずかしくなってしまった。
好きな人の前ではちょっとだけ格好つけたくなってしまうのは男の性なんだろうな。
すると、愛莉朱は俺の手を握ってきた。
小さくて柔らかな手の感触が、俺の手に伝わる。
「ねえお兄ちゃん……部屋出る前にキスしてほしい」
「せっかく防備終わったのに……って思ったけど俺もしたかったから――――」
「――――! ん……」
俺はいきなり愛莉朱の顔に近づいてキスをした。
最初は驚いた表情をするが、すぐにとろんとした表情に変わる。
「はあ、はあ……。お兄、ちゃん……」
「はいはい、続きはまた後でな。よし、それじゃあ行こうか!」
「うん!」
◇◇◇
俺の父親、玄ちゃんはものすごい車好きだ。
休日になれば、すぐにドライブに行こうとする。
そして、さすが車好きというべきか、今では数少ないマニュアル車に乗っている。
ハッチバックの普通車で6速マニュアル車。
見た目は外国車のような見た目をしているがちゃんとした日本車だ。
玄ちゃんみたいな車好きにはたまらない車らしい。
俺は幼い頃は好きだったけど、今はそんなでもない。
まあ、玄ちゃんがシフトレバーをガコガコ動かしてるところとか、足の動きとかを見るのは面白いなとは思う。
「大翔も来年になったら自動車学校行けるようになるけど、オートマとマニュアルどっちにするんだ?」
「うーんまだ決めてない。マニュアル車って今の車なら必要な感じしないから、多分オートマかな」
「えー? お兄ちゃんマニュアル車取ってよ~」
「何で?」
「だってマニュアル車乗ってるお兄ちゃん絶対かっこいいから!」
「――――」
「あっははは……! 愛する妹の期待に応えてやれって大翔! マニュアル乗ってたら女子達の人気者になれるぞ!」
「それは玄ちゃんがまだ若い頃の話でしょ……」
昔と今は価値観が違うんだよ玄ちゃん……。
車だけで評価される時代はもう終わったんだよ。
「そうか? でも俺が母さんと知り合った理由って車だからな?」
「ふふっ、急に懐かしい話をするわね」
「そういえば、わたし玄ちゃんとお母さんと出会ったきっかけって聞いたことないかも!」
「そういえばそうだったな。じゃあ2人には話そう。俺と佳穂が出会った頃の話をな……」
「ちょっと、急にどうしちゃったのよ。恥ずかしいからやめてよ……」
母さんは玄ちゃんの肩をバシッと叩いた。
結構痛かったのか、玄ちゃんは痛いと言った。
「わ、分かったから! 話すのはやめよう! しゃ、写真だったら別に良いだろ?」
「写真もだめ! わたしが恥ずかしいから!」
ちょっとがっかりしたのか、玄ちゃんは肩を落とした。
そんなに俺たちに教えたかったのか……。
寝る直前に目覚まし時計を見た時、時計の針は朝5時を指していた。
それから約3時間経ち……俺は再び目を開けた。
重たい目を開けようと耐えながら、俺に背を向けて寝ている愛莉朱を見た。
せっかく目覚めたんだから、目を開けたら眼の前に愛莉朱の顔があったら良かったのに……。
「んっ、ん……」
なんて思っていたら、愛莉朱は寝返りをして正面を向いた。
俺の眼の前に愛莉朱の顔が映る。
やばい、俺の妹可愛すぎるだろ!
このまま抱きしめちゃっても良いのか?
でもこのまま抱きしめたら、間違いなく俺は愛莉朱に手を出すことになるだろうな。
だめだだめだ!
男子とは違って、女の子の事後は体に違和感が多くなるため色々と大変だ。
初体験の後は特にね。
「愛莉朱、俺は愛莉朱が大好きだ! これからも一緒にいてくれ。俺もずっと一緒にいるからな」
ああ、こんなこと本当は愛莉朱が起きている時に言いたいんだけどな……。
どうしてももう一歩のところで勇気が出ないんだよな。
いつも愛莉朱が最初に伝えて、俺が返しに俺の想いを伝えている。
「――――わたしも大好きだよ! お兄ちゃん!」
「――――!? あ、愛莉朱起きて――――!」
「お兄ちゃん捕獲ぅ!」
もぞっと布団の中が動いた瞬間、強い力で腕を引っ張られて抱きしめられた。
正体はもちろん愛莉朱。
まじか……聞かれていたのまじ恥ずかしい!
「お兄ちゃんからそんなこと言われたの……えへへ、すごい嬉しい!」
「いつも愛莉朱が言ってくれるから、たまには俺からも言わないとって思って」
「え~? たまにじゃなくて毎日言ってよぉ」
そう言って俺に甘えてくる愛莉朱。
だめだ、まじで愛莉朱に手を出してしまいそう……!
「――――もしかしてお兄ちゃん、わたしをまた襲おうとしてる?」
「――――!? な、何のことだろうナ~?」
「やっぱりそうなんだ……。お兄ちゃんってやっぱりえっちだよね」
「――――愛莉朱が可愛すぎるのが悪い」
「ふふっ、可愛くてごめんねお兄ちゃん。でも、わたしはお兄ちゃんの彼女なんだから可愛くて当然なのです!」
「はは、愛莉朱は可愛くて当然だからな!」
「ありがとうお兄ちゃん!」
もうこれは完全に兄妹の域を超えていると肌で感じた。
でも、もう良いや。
俺は愛莉朱の彼氏なんだし、親も親戚も認めてくれている。
確かに俺の妹なんだけど、恋人のほうが何だかしっくりくるんだよな。
やっぱり血が繋がっていないからなのか?
「おーい2人とも起きてる~? 今日はあまり太陽も出てないから久しぶりにドライブしよう?」
「「――――! はーい!」」
◇◇◇
愛莉朱は体質上、紫外線は特に危険だ。
晴れの日はもちろん、雨の日でも紫外線は地上に降り注いでいる。日焼け止めはもちろん、長袖と長ズボン、そして帽子もそうだし顔も覆わなければいけない。
もしそれを怠ったら……黒い巨大なホクロのようなものが出来てしまう、そして皮膚癌が発癌してしまう可能性が一気に高くなる。
こんなに可愛い顔をしている愛莉朱に巨大なホクロのように黒ずんだものが出てきたら大変な事になってしまう。
「よいしょっと……うん、これでバッチリだな!」
「うー……あまり外に出たくないよお兄ちゃん……」
「気持ちは俺も分かる。でもたまには外の空気を吸って楽しむのも良いからな。それに……俺がいるからな」
「――――! い、今のちょっとドキッとしちゃった……」
「えっ、どこが?」
「その……わたしを守ってくれるみたいなこと言ってくれたのが……」
「――――!? そ、そっか~」
俺も恥ずかしくなってしまった。
好きな人の前ではちょっとだけ格好つけたくなってしまうのは男の性なんだろうな。
すると、愛莉朱は俺の手を握ってきた。
小さくて柔らかな手の感触が、俺の手に伝わる。
「ねえお兄ちゃん……部屋出る前にキスしてほしい」
「せっかく防備終わったのに……って思ったけど俺もしたかったから――――」
「――――! ん……」
俺はいきなり愛莉朱の顔に近づいてキスをした。
最初は驚いた表情をするが、すぐにとろんとした表情に変わる。
「はあ、はあ……。お兄、ちゃん……」
「はいはい、続きはまた後でな。よし、それじゃあ行こうか!」
「うん!」
◇◇◇
俺の父親、玄ちゃんはものすごい車好きだ。
休日になれば、すぐにドライブに行こうとする。
そして、さすが車好きというべきか、今では数少ないマニュアル車に乗っている。
ハッチバックの普通車で6速マニュアル車。
見た目は外国車のような見た目をしているがちゃんとした日本車だ。
玄ちゃんみたいな車好きにはたまらない車らしい。
俺は幼い頃は好きだったけど、今はそんなでもない。
まあ、玄ちゃんがシフトレバーをガコガコ動かしてるところとか、足の動きとかを見るのは面白いなとは思う。
「大翔も来年になったら自動車学校行けるようになるけど、オートマとマニュアルどっちにするんだ?」
「うーんまだ決めてない。マニュアル車って今の車なら必要な感じしないから、多分オートマかな」
「えー? お兄ちゃんマニュアル車取ってよ~」
「何で?」
「だってマニュアル車乗ってるお兄ちゃん絶対かっこいいから!」
「――――」
「あっははは……! 愛する妹の期待に応えてやれって大翔! マニュアル乗ってたら女子達の人気者になれるぞ!」
「それは玄ちゃんがまだ若い頃の話でしょ……」
昔と今は価値観が違うんだよ玄ちゃん……。
車だけで評価される時代はもう終わったんだよ。
「そうか? でも俺が母さんと知り合った理由って車だからな?」
「ふふっ、急に懐かしい話をするわね」
「そういえば、わたし玄ちゃんとお母さんと出会ったきっかけって聞いたことないかも!」
「そういえばそうだったな。じゃあ2人には話そう。俺と佳穂が出会った頃の話をな……」
「ちょっと、急にどうしちゃったのよ。恥ずかしいからやめてよ……」
母さんは玄ちゃんの肩をバシッと叩いた。
結構痛かったのか、玄ちゃんは痛いと言った。
「わ、分かったから! 話すのはやめよう! しゃ、写真だったら別に良いだろ?」
「写真もだめ! わたしが恥ずかしいから!」
ちょっとがっかりしたのか、玄ちゃんは肩を落とした。
そんなに俺たちに教えたかったのか……。
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