女として兄に尽くすよう育てられた弟は、当たり前のように兄に恋をする

papporopueeee

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兄と弟

間を置かずに再開

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「あ゙っ……あ゙ぁっ……」

 がくがくと体を痙攣させる玲。
 相変わらず量が多くて薄い精液をびゃーびゃーと俺の布団にぶちまけながら、必死にピンと足を延ばしている。

「……替えの布団はあるんだよな?」
「っ……はっ、はい……だっ、だいじょうぶ……ですっ……」
「じゃ、続けるぞ」
「えっ……!? すっ、すぐですか……?」
「時間を置く理由があるのか?」
「いっ、いえっ……でっ、でも……しかしっ……」
「玲がイった直後で辛いってこと以外に、すぐに再開しちゃいけない理由があるのか?」
「っ…………あっ、あり……ありませ――お゙ほぉっ!?」

 玲が最後まで言い切るのも待たずに、腰のストロークを再開する。

 こんな気持ちは初めてだ。
 玲を好き勝手にできるというだけで、こんなにも夜伽にストレスが無いとは。
 これでは夜伽中に俺が動いてはいけないというのも、
 玲が楽をしたいだけだったのではないかと勘繰ってしまう。

(……いや、玲に限ってそれはないか)

 玲がどれだけ機械的であろうと。
 どれだけポンコツな一面があろうと。
 俺に対する忠誠心だけは本物だ。

 玲もどれだけ辛かろうと、俺が気持ちいいのなら本望だろう。

「お゙っ、お゙ぉっ…ふっ……い゙ぃっ! あ゙っ、あ゙ぁっ! あ゙あ゙ぁぁっっ!!」

 それにしても、もう少し喘ぎ声をどうにかできないものだろうか。
 あまりにも野性的すぎて、快感に没頭できない。

 せめてもう少し抑えるか、でなければ愛らしい声で鳴いて欲しいものだ。

「玲、もう少し声を抑えられないか。うるさいぞ」
「も゙っ、も゙ゔしわけっ、ゔぅっ……お゙っお゙っ……あっ、ありませっえ゙っ……んぅぅっ!!」

 もはや玲は日本語もまともに話せていない。

 腰を引く度に漏らすような声を上げて、
 腰を打ち付ける度に快楽に震える声を上げる様は楽器のようだ。

「あー……ほれ、これでも口に当ててろ」
「あっ、ありっ、ありっ…ありがとっゔ……えっ……こっ、これ――お゙ふぅっ!」
「なんだ。さっさと口を塞げ、玲。こっちは止まる気はないぞ」
「でっ、でもっ、こっ、これっ、これえ゙ぇっ…かっかずひろさまの…まっ、まくら……っ!」

 タオルも用意されているが、手が届く位置にあるのは枕だけだった。
 仮に涎塗れにされても、新しい枕を使えばいいのだから問題はないはずだ。

「こっ…これにはっ……かっ、かずひろさまのっ、に……にぉ……い゙ひぃっ!」
「あぁ? 何言ってるかわからないが、そんなに俺の枕が嫌なのか?」
「ちっ、ちがっ、ちがあ゙ぁっ! っ……んっ――ん゙ん゙ゔぅっ!」

 何か呻いていたかと思ったが、ようやく玲は枕に顔を埋めた。
 枕を両手で抱え込んで、鼻先をぎゅぅっと押し付けている。

 これでようやく腰振りに集中できる。
 俺は腰のストロークを少しずつ加速させて、湧き上がってくる快感に意識を集中させていった。

「ん゙ゔっ♡ ん゙っ♡ ん゙っ♡ ん゙ん゙ん゙っっ――っ♡♡」

 枕をぎゅっと抱きしめしわくちゃにしながら、玲が射精する。
 まだまだ精液の貯蓄は残っているらしく、布団には白濁液の水たまりが出来ていた。
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