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親睦の化粧編
着替えるまでが女装です
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ミミが立ち上がり、扉の前に立った。まるで翔斗を部屋から出さないとでも言うように。
「な、なんで扉の前に陣取ってるんだよ」
「ボクが着替えた時と同じ状況にしているだけですよ? ネコも同じ部屋にいましたよね」
「部屋を出ていこうか訊いたら大丈夫だって言ったからだろ! それに言っておくけど、オレはちゃんと目は背けてたからな!」
「見てくれていなかったんですか? ボクの着替え」
「見るか!」
「そうですか。でも、ボクは見たいですよ。ネコが着替えるところ」
「オレは嫌だって!」
「素直じゃないですね。こっちはこんなに素直なのに」
「あっくっ、お前、また……」
「まさに弱味を握るとはこういう状況を言うのでしょうね。ああ、そうだ。確かにそうでした。ネコは、そういうのがお好きなんでしたね?」
「? あぅっ!」
翔斗のモノを握って、ミミはゆるいストロークを始めた。逆らおうにも、快感で力が抜けてしまって抵抗ができない。
「このまま出てしまったら困りますよね? まだ着替えていないのに、服が汚れてしまいますから。女装のまま帰ったとしても、家族に見つからないように汚れを落とすのは大変でしょう」
「な、なにを、んっ!」
「やめてほしいですか?」
「あ、当たり前だ、ろっ」
「それじゃあ、目の前で着替えてくれますね?」
「くっ、そ、そういう……んぅっ♡」
「ネコが着替えるのを見られたくないことはもうわかりました。だから、これは仕方なくなんですよね。脅されているから、服が汚れてしまうから、だからネコは見られながら着替えるしかない。そうですよね?」
「は、激しくするなっ、で、出ちゃうっか、らっ!」
「くす、相変わらず早いですね。そんなに興奮しているんですか? イジめられるのが好きだから? それとも、相手がボクだから? なんだか、このままイカせちゃうのも悪くない気がしてきました。ネコが脱がないなら、脱がせばいいのですもんね?」
「ぬ、脱ぐっ! 脱ぐから、言う通りにするから! も、もうやめろって!」
「お願いの仕方、ありますよね?」
「! ……み、見てほしいです……オレが着替えるところを見てください!」
「はい、いいですよ。ちゃーんと見せてくださいね?」
「はっ……うっ……くそっ、いつか泣かす」
「いいですね♡ ぜひ、お願いいたします」
ミミはどこ吹く風という様子だ。
呼吸を整えようとしても、体は落ち着きそうにない。特に股間はずっとどくどくと脈打っていて、ズボンにテントを張ったままだ。
ミミの視線に串刺しにされている気分だ。勃起している姿を見られているだけでも発火しそうなほどに恥ずかしいのに、リサの手によって撮影までされている。もう先ほどの痴態も録画されてしまっているのだろう。
このまま突っ立っていても終わらない。深呼吸を一度して、シャツに手をかける。一思いに脱ぎ去って、急いで一張羅のカットソーに袖を通す。ダボっとした着心地が、今は少し心もとない。裾を結んで腹を露出させると、ミミが吐息を漏らした。
「本当に、素晴らしいくびれですね。自覚はありますか?」
「……」
「くすっ、無視するなんていけずですね。それとも答えるまでもないということでしょうか。自信がないと、わざわざ露出なんてできませんもんね」
「う、うるさいな」
「失礼しました。それでは先をどうぞ。次はズボンですね?」
「くっ」
ズボンを履いた状態でも翔斗が勃起しているのは明らかだ。こんな状況でそのズボンまで脱ぐだなんて、耐えがたい羞恥だ。
しかし最も屈辱なのは、この状況でも一向に萎える気配がないことだ。恥ずかしい。脱ぎたくない。その感情は本物だというのに、股間に流れる血液は萎えるどころか勢いが増しているかのようだ。これじゃあ、まるで――。
「ビンビンに喜んでいらっしゃいますね♡ 早く脱がせてほしいと叫んでいるようです♡」
「そ、そんなに近づくなよ!」
「そんなこと言ってないで、早く脱いでください。これ以上焦らされると、つい手が出てしまいそうになっちゃいます」
「くそっ! ほんと泣かすからな!」
グイっと、一気にズボンをずり下げる。やけくそであり、なるようになれであり、ええいままよだ。
ズボンの下から現れたボクサーパンツは見事なテントを張っており、その先端は黒い染みとなっていた。
目を瞑って恥ずかしさに耐える。ミミからなんて言葉が飛んでくるかわかったものではない。しかしいくら待っても言葉は聞こえず、目を開ければ口元に指を当てて思案顔をするミミがいた。
「な、なんだよ……」
「うかつでした。そういえば、ネコは下着は男性用しか持っていないのでしたね」
「そ、そうだけど、ちゃんとブーメラン持ってきてるからショーパンからはみ出したりはしねーよ」
「いえ、それよりも女性用のショーツを履くべきです」
「は?」
「リサさん、確かありましたよね?」
ふわっと、リサの手によって布切れが放り込まれる。そう、布切れだ。そう形容しても過言ではないものだ。
「ああ、いいですね。これならはみ出しません。むしろ、ショーパンから紐を見せるのもアリですね。いや、アリというよりそうすべきでしょうか」
「ふ、ふざけんな! こ、こんなん履けるか! 別の物がはみ出すって!」
「きっと似合いますよ? 絶対に、よりエロ可愛くなるはずです」
「ふ、普通の女性用下着だって、恥ずかしいのに、いくらなんでもこんなの無理だって!」
「オフショルダーのカットソーとショーパンで肩出しへそ出しルックもよっぽどだと思いますが……」
「か、肩とへそは性器じゃないだろ! こ、これは隠すためのものなのに、こ、こんな……お前だって今日の下着は普通のじゃないか!」
「……あれ? ボクの着替え中は目を逸らしてたって言ってませんでしたか?」
「あっ……!」
「くすっ、いけない人ですね、ネコは。嘘をつくなんて。見たなら正直に見たと言ってくれればいいのに。でも、いいですよ。許してあげます。そんなにボクの着替えが見たかったんですもんね?」
「ち、ちがっ……ただ、普段の女装での下着をどうしてるのが気になっただけだ! この前はドロワーズで下着っぽくなかったから、ミミでも女性用の下着は抵抗あるのか知りたくて」
「抵抗はありますよ。ボクだって男の子ですから。服装はともかく、見られないことを前提とする下着まで女性用なんて、ましてや紐パンなんて……。でも、ふたりだったら、ね?」
「なっ!?」
すくっと立ち上がると、ミミはスカートの中に手を突っ込んで下着をずり下した。ミミの足元に落ちた下着には、目立つ黒い染みが出来ていた。
「な、なんで扉の前に陣取ってるんだよ」
「ボクが着替えた時と同じ状況にしているだけですよ? ネコも同じ部屋にいましたよね」
「部屋を出ていこうか訊いたら大丈夫だって言ったからだろ! それに言っておくけど、オレはちゃんと目は背けてたからな!」
「見てくれていなかったんですか? ボクの着替え」
「見るか!」
「そうですか。でも、ボクは見たいですよ。ネコが着替えるところ」
「オレは嫌だって!」
「素直じゃないですね。こっちはこんなに素直なのに」
「あっくっ、お前、また……」
「まさに弱味を握るとはこういう状況を言うのでしょうね。ああ、そうだ。確かにそうでした。ネコは、そういうのがお好きなんでしたね?」
「? あぅっ!」
翔斗のモノを握って、ミミはゆるいストロークを始めた。逆らおうにも、快感で力が抜けてしまって抵抗ができない。
「このまま出てしまったら困りますよね? まだ着替えていないのに、服が汚れてしまいますから。女装のまま帰ったとしても、家族に見つからないように汚れを落とすのは大変でしょう」
「な、なにを、んっ!」
「やめてほしいですか?」
「あ、当たり前だ、ろっ」
「それじゃあ、目の前で着替えてくれますね?」
「くっ、そ、そういう……んぅっ♡」
「ネコが着替えるのを見られたくないことはもうわかりました。だから、これは仕方なくなんですよね。脅されているから、服が汚れてしまうから、だからネコは見られながら着替えるしかない。そうですよね?」
「は、激しくするなっ、で、出ちゃうっか、らっ!」
「くす、相変わらず早いですね。そんなに興奮しているんですか? イジめられるのが好きだから? それとも、相手がボクだから? なんだか、このままイカせちゃうのも悪くない気がしてきました。ネコが脱がないなら、脱がせばいいのですもんね?」
「ぬ、脱ぐっ! 脱ぐから、言う通りにするから! も、もうやめろって!」
「お願いの仕方、ありますよね?」
「! ……み、見てほしいです……オレが着替えるところを見てください!」
「はい、いいですよ。ちゃーんと見せてくださいね?」
「はっ……うっ……くそっ、いつか泣かす」
「いいですね♡ ぜひ、お願いいたします」
ミミはどこ吹く風という様子だ。
呼吸を整えようとしても、体は落ち着きそうにない。特に股間はずっとどくどくと脈打っていて、ズボンにテントを張ったままだ。
ミミの視線に串刺しにされている気分だ。勃起している姿を見られているだけでも発火しそうなほどに恥ずかしいのに、リサの手によって撮影までされている。もう先ほどの痴態も録画されてしまっているのだろう。
このまま突っ立っていても終わらない。深呼吸を一度して、シャツに手をかける。一思いに脱ぎ去って、急いで一張羅のカットソーに袖を通す。ダボっとした着心地が、今は少し心もとない。裾を結んで腹を露出させると、ミミが吐息を漏らした。
「本当に、素晴らしいくびれですね。自覚はありますか?」
「……」
「くすっ、無視するなんていけずですね。それとも答えるまでもないということでしょうか。自信がないと、わざわざ露出なんてできませんもんね」
「う、うるさいな」
「失礼しました。それでは先をどうぞ。次はズボンですね?」
「くっ」
ズボンを履いた状態でも翔斗が勃起しているのは明らかだ。こんな状況でそのズボンまで脱ぐだなんて、耐えがたい羞恥だ。
しかし最も屈辱なのは、この状況でも一向に萎える気配がないことだ。恥ずかしい。脱ぎたくない。その感情は本物だというのに、股間に流れる血液は萎えるどころか勢いが増しているかのようだ。これじゃあ、まるで――。
「ビンビンに喜んでいらっしゃいますね♡ 早く脱がせてほしいと叫んでいるようです♡」
「そ、そんなに近づくなよ!」
「そんなこと言ってないで、早く脱いでください。これ以上焦らされると、つい手が出てしまいそうになっちゃいます」
「くそっ! ほんと泣かすからな!」
グイっと、一気にズボンをずり下げる。やけくそであり、なるようになれであり、ええいままよだ。
ズボンの下から現れたボクサーパンツは見事なテントを張っており、その先端は黒い染みとなっていた。
目を瞑って恥ずかしさに耐える。ミミからなんて言葉が飛んでくるかわかったものではない。しかしいくら待っても言葉は聞こえず、目を開ければ口元に指を当てて思案顔をするミミがいた。
「な、なんだよ……」
「うかつでした。そういえば、ネコは下着は男性用しか持っていないのでしたね」
「そ、そうだけど、ちゃんとブーメラン持ってきてるからショーパンからはみ出したりはしねーよ」
「いえ、それよりも女性用のショーツを履くべきです」
「は?」
「リサさん、確かありましたよね?」
ふわっと、リサの手によって布切れが放り込まれる。そう、布切れだ。そう形容しても過言ではないものだ。
「ああ、いいですね。これならはみ出しません。むしろ、ショーパンから紐を見せるのもアリですね。いや、アリというよりそうすべきでしょうか」
「ふ、ふざけんな! こ、こんなん履けるか! 別の物がはみ出すって!」
「きっと似合いますよ? 絶対に、よりエロ可愛くなるはずです」
「ふ、普通の女性用下着だって、恥ずかしいのに、いくらなんでもこんなの無理だって!」
「オフショルダーのカットソーとショーパンで肩出しへそ出しルックもよっぽどだと思いますが……」
「か、肩とへそは性器じゃないだろ! こ、これは隠すためのものなのに、こ、こんな……お前だって今日の下着は普通のじゃないか!」
「……あれ? ボクの着替え中は目を逸らしてたって言ってませんでしたか?」
「あっ……!」
「くすっ、いけない人ですね、ネコは。嘘をつくなんて。見たなら正直に見たと言ってくれればいいのに。でも、いいですよ。許してあげます。そんなにボクの着替えが見たかったんですもんね?」
「ち、ちがっ……ただ、普段の女装での下着をどうしてるのが気になっただけだ! この前はドロワーズで下着っぽくなかったから、ミミでも女性用の下着は抵抗あるのか知りたくて」
「抵抗はありますよ。ボクだって男の子ですから。服装はともかく、見られないことを前提とする下着まで女性用なんて、ましてや紐パンなんて……。でも、ふたりだったら、ね?」
「なっ!?」
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