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21. 追及:証拠
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「……それで? どうやって白黒つけるんですか? 威勢が良いのは構いませんが、できないことは易々と口にするものでは――」
「USBメモリを調べればいいんでしょ、要は。そういうことっスよね」
烏丸が口にしたのは、とてもシンプルな答えだった。
USBメモリが怪しいのなら、それを調べれば全てがわかる。
持ち主の意向は無視してでも、調べた結果が黒であればいいのだと。
「……正気ですか? 教師である私から、力づくで私物を奪い取るつもりですか? それで間違っていたらどうするつもりですか?」
「俺は十八女を信じてるんで。付き合いが長いわけじゃないけど、探偵としては本物っぽいっスから。十八女を信じた結果、停学になっても構わない」
そう言うと、純夏は一歩津へと歩み寄った。
反対に、津は一歩後退っている。
「俺、先生が相手でも負けるつもりないんで」
「ちょ、ちょっと待て烏丸!」
嶺二は純夏の背中に飛びつくと、純夏を羽交い絞めにした。
「落ち着け烏丸! さすがに暴力はやばいだろ!!」
「大人しくUSBを渡してくれれば問題ないッスよ」
嶺二の抵抗も構わずに、純夏はまた一歩を力強く踏みしめた。
邪魔をされた状態でも津に勝てると言わんばかりだ。
『良かったなぁ、シオン。お前が情けないから代わりに汚れ仕事をやってくれるってよ?』
『なんにも良くないよ! 推理の不手際のせいで不祥事を起こさせるなんて探偵として最悪だ!』
『クックッ、まあいいじゃねえか。どうせ何にも思いつかないんだろ? だったら、ここはあの短髪に感謝して事態を見守ろうぜ?』
『それがロジックを愛する淫魔の言うこと!?』
証拠を無理やり確認するだなんて論理とは真逆の行為だ。
『だってよぉ、さっきの短髪カッコよかったじゃねえか。まさに青春の1ページっていうのかねぇ……』
『それがなんなのさ!』
『クックッ、青春ドラマにケンカシーンは付き物だろ? ああいう熱いシーンを見たあとは、男の子が殴り合うシーンを見たくなるんだよ。どうだ、ロジカルな感情だろ?』
『全然だよ!』
シオンの心の叫びもサナはカラカラと笑いながら受け流した。
『まあ冗談はともかくとして、なんとかしたいなら探偵らしく推理を行うしかないぜ? ちんまいシオンじゃ力で止めるなんて無理だろ?』
『それは、そうだけど……!』
推理が出来ていないから、事態はこんなことになってしまっているのだ。
USBメモリが盗撮カメラだということを、USBメモリを調べずに証明する方法は未だ思いついていない。
『っ……ぅっ……いや、そんなの思いつくと思えないんだけど!?』
『諦めるのか? だったら、スマホでも構えておくんだな』
『スマホ……? なんで?』
『生徒と教師の本気の殴り合いなんて滅多に見れないだろ? 記念に撮影しようぜ』
『そんなことできるわけないよっ! バカ!』
この場でそんなことをしていたらシオンは狂人の汚名を被せられてしまうだろう。
『クックッ、本当はさっきの短髪の姿も撮っておいてほしかったんだけどなぁ。やっぱ、写真は写真部に任せるべきだなぁ……?』
「USBメモリを調べればいいんでしょ、要は。そういうことっスよね」
烏丸が口にしたのは、とてもシンプルな答えだった。
USBメモリが怪しいのなら、それを調べれば全てがわかる。
持ち主の意向は無視してでも、調べた結果が黒であればいいのだと。
「……正気ですか? 教師である私から、力づくで私物を奪い取るつもりですか? それで間違っていたらどうするつもりですか?」
「俺は十八女を信じてるんで。付き合いが長いわけじゃないけど、探偵としては本物っぽいっスから。十八女を信じた結果、停学になっても構わない」
そう言うと、純夏は一歩津へと歩み寄った。
反対に、津は一歩後退っている。
「俺、先生が相手でも負けるつもりないんで」
「ちょ、ちょっと待て烏丸!」
嶺二は純夏の背中に飛びつくと、純夏を羽交い絞めにした。
「落ち着け烏丸! さすがに暴力はやばいだろ!!」
「大人しくUSBを渡してくれれば問題ないッスよ」
嶺二の抵抗も構わずに、純夏はまた一歩を力強く踏みしめた。
邪魔をされた状態でも津に勝てると言わんばかりだ。
『良かったなぁ、シオン。お前が情けないから代わりに汚れ仕事をやってくれるってよ?』
『なんにも良くないよ! 推理の不手際のせいで不祥事を起こさせるなんて探偵として最悪だ!』
『クックッ、まあいいじゃねえか。どうせ何にも思いつかないんだろ? だったら、ここはあの短髪に感謝して事態を見守ろうぜ?』
『それがロジックを愛する淫魔の言うこと!?』
証拠を無理やり確認するだなんて論理とは真逆の行為だ。
『だってよぉ、さっきの短髪カッコよかったじゃねえか。まさに青春の1ページっていうのかねぇ……』
『それがなんなのさ!』
『クックッ、青春ドラマにケンカシーンは付き物だろ? ああいう熱いシーンを見たあとは、男の子が殴り合うシーンを見たくなるんだよ。どうだ、ロジカルな感情だろ?』
『全然だよ!』
シオンの心の叫びもサナはカラカラと笑いながら受け流した。
『まあ冗談はともかくとして、なんとかしたいなら探偵らしく推理を行うしかないぜ? ちんまいシオンじゃ力で止めるなんて無理だろ?』
『それは、そうだけど……!』
推理が出来ていないから、事態はこんなことになってしまっているのだ。
USBメモリが盗撮カメラだということを、USBメモリを調べずに証明する方法は未だ思いついていない。
『っ……ぅっ……いや、そんなの思いつくと思えないんだけど!?』
『諦めるのか? だったら、スマホでも構えておくんだな』
『スマホ……? なんで?』
『生徒と教師の本気の殴り合いなんて滅多に見れないだろ? 記念に撮影しようぜ』
『そんなことできるわけないよっ! バカ!』
この場でそんなことをしていたらシオンは狂人の汚名を被せられてしまうだろう。
『クックッ、本当はさっきの短髪の姿も撮っておいてほしかったんだけどなぁ。やっぱ、写真は写真部に任せるべきだなぁ……?』
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