両腕のない義弟との性事情

papporopueeee

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第三夜

義兄は射精する?

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 射精直前の快感を何度も繰り返して、楽になりたいと暴れる両手を必死に制して。じわじわと昇り詰める射精感とまっすぐに向き合って。体中が汗だくになって。もう口から苦悶の声しか漏らすこともできなくなって。
 
 盃から水が零れるように、俺はカオルの口の中に精液を漏らした。

「……んっ? うわっ!?」

 勢いが良かったのは最初の数滴だけ。残りは鈴口から垂れるように、じわじわと精液が漏れ出ていく。

「うっ……ふっ……!」
「えっ? これ……えっ?」

 自身の知っている射精と違うせいだろう。カオルは口の中に出された液体を自身の太ももの上に吐き出して、それをまじまじと眺め始めた。

 カオルの透明な唾液に混じって確かに存在する白濁液。一昨日の風呂場でのカオルの射精が数か月振りだったのと同じく、数か月振りに射精した俺の精液はとても濃い色をしていた。

 太ももの上に吐き出したものを見て、俺の性器から滴り続けるものを見て、最後にカオルは俺の顔を見た。

「これって、イったってこと……?」
「……ありがとな」

 カオルの髪をさらさらと撫でる。するとカオルの表情がパっと笑顔に変わった。

「気持ちよかった? ねえケン君、気持ちよかった?」
「ああ、気持ちよかったよ……」
「ほんとっ? ねえ、ほんとうっ⁉」

 カオルの様子は芸をした後にご褒美をねだる子犬のようだった。俺の胸にすりすりと甘えながら、何度も何度も俺に感想を訊ねてくる。

「気持ちよかった。今までで一番な」
「えへへっ……えへへー……♪」

 漏れる笑みを隠そうともせずに、カオルは上機嫌だ。ここ数日のふたりの間にあった重い空気が解消されたことは素直に嬉しい。

 仲直りの方法がこれでよかったのかどうかは、俺にはわからないが。

「あっ、こっちもキレイにしてあげるね♪」

 カオルが俺の性器の先端に吸い付いて、漏れる精液をちゅうちゅうと吸い始めた。

「んっ……くっ、カオル……! そこはティッシュで拭くからいいって」
「んー♪」

 射精直後の敏感な亀頭を、カオルは楽しそうにしゃぶっている。今舐められると刺激が強すぎるのだが、カオルは言っても止めてはくれないだろう。

 やがて精液がようやく鈴口から漏れなくなって、カオルは苦い顔をしながら口を離した。

「にふぁい……」

 カオルが口の中で白濁液を粘つかせながらぼやいた。数か月振りの射精だ。粘度も、濃度も、味も、ひどいことになっているのは想像に難くない。

「のみふぉめない……」
「そんなの飲まなくていいって……ほら、ティッシュに吐き出せ」

 カオルが差し出されたティッシュにねっとりとした粘液を吐き出した。ついでに太ももの上に吐き出したものもティッシュで拭ってやる。

「ほら、口元も拭いてやる」
「ありがと……♪」

 突き出された口元をティッシュで拭う。カオルの涎と、俺の精液で汚れた義弟の口元を。

 俺が望んだ行為ではない。それでもカオルの、義弟のフェラチオで射精したという事実は変わらない。

 無邪気に、されるがままにティッシュで口元を拭かれているカオル。カオルはこの事実をどう受け止めているのだろうか。俺と同じ苦悩を受け入れた上で、俺に笑顔を向けてくれているのだろうか。

「……んっ、キレイになった」
「……あ、あのさ……ケン君……」

 無邪気な仕草から一転して、カオルはもじもじと体をくねらせ始めた。何やら少し言い難いおねだりがあるらしい。もしも両手が使えたら、カオルは顔を手で覆っていたことだろう。

「どうした?」
「……オ、オレも、してほしい……な……」

 カオルが立ち上がった。腰を下ろしている俺の目線にはカオルの足の付け根があって、太ももの間には男性器があった。硬く、膨らんで、ピクピクと痙攣する男性器が。

 そういえば、そうだった。俺のを舐めている最中も。俺がカオルを拭いている最中も。ずっとそれは興奮していたのだ。

「ねぇ……だめ……?」
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