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背徳の恋人
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僕たちは三日三晩交わり続けた。不思議なことに妖子からは蒸れた女体の匂いはしなかった。どこか冷えた爬虫類のぬめりを感じはしたが、僕の肌を滑る彼女の蛇のような動きは今まで知らなかった快感を呼ぶのだった。もっともっと深く深く。僕は夢中だった。
僕が快感の頂点に達する時、妖子は僕の精気をすべて吸い尽くした。ひとしずくも取りこぼすことなく。僕は命が吸われるのを感じたが、なすすべもなくされるがままでしかなかった。真っ黒な大鎌で脳天を打ち砕かれるような、そんな痺れを股間から全身に巡らせ最後は失神した。
「素敵やわ」
妖子の耳元でささやく声で気がついた。女の甘い生臭い息がかかる。ねっとりとした汗でねばついた僕の裸体を彼女はいとおしむように舐め回した。舌の動きが艶かしくて僕はまたイキり勃つのだった。それはまさに毒だった。僕の命のエネルギーを破壊する麻薬だった。わかっていても身体を離すことが出来ない。何かを言おうとしても声は出ない。ただあえぎ声が辺りに響くのだった。何度僕は果てたのだろう。すでに意識は遠のきふと、死の予感がした。
殺される!このままだと殺される!
その時微かに女の泣き声がした。
「翔ちゃん」
聞き覚えがある。ミルカの声だ!
「逃げて!」
次の瞬間、妖子がくわっと口を開けて僕に覆い被さった。それまで彼女の秘部に咥えられてた僕の分身はだらしなくだらりとこぼれた。
苦しい。女の体の重さで息が出来ない。ああ。このまま死ぬのだ。そして薄れゆく意識のなかで妖子は笑いながら呟くのが聞こえた。
「逃げられないと言ったやろ」
魔物だ。幼子はあやかしなのだ。契ってはいけない相手なのだ。脳髄の奥で天の声がそう言ったのを感じながらもそのまま僕はまた意識を失っていった。
僕はまだ死ななかった。意識が戻るとあの懐かしい僕の借りてた部屋のベッドの上にいた。ミルカと肩を寄せて眠ったベッドに。不思議だ。永い時が経ったはずなのに。あのときのままなのだ。僕はゆっくり身体を起こした。全身が気だるく力が入らない。そしてペニスが疼く。僕は全裸だった。
では妖子との激しい情交はここで?乱れたシーツには女の甘くて生臭い匂いが残っていた。まだぼんやりとした頭のなかでミルカが僕を悲しそうに見つめて泣いている情景が浮かんだ。だがもうなにもかも遅い。僕はあの快楽を知った以上もはや逃れることは出来ないのだ。
死の影が近づく。そうなのだ、ミルカはやはり妖子に殺されたのだ。それでも僕はあの魔の女にからめとられ精液の最後の一滴まで吸われてもあの激しい快感の沼に堕ちたい。そう思い出すだけで僕の背中を会陰にかけて衝撃が走るのだった。
僕が快感の頂点に達する時、妖子は僕の精気をすべて吸い尽くした。ひとしずくも取りこぼすことなく。僕は命が吸われるのを感じたが、なすすべもなくされるがままでしかなかった。真っ黒な大鎌で脳天を打ち砕かれるような、そんな痺れを股間から全身に巡らせ最後は失神した。
「素敵やわ」
妖子の耳元でささやく声で気がついた。女の甘い生臭い息がかかる。ねっとりとした汗でねばついた僕の裸体を彼女はいとおしむように舐め回した。舌の動きが艶かしくて僕はまたイキり勃つのだった。それはまさに毒だった。僕の命のエネルギーを破壊する麻薬だった。わかっていても身体を離すことが出来ない。何かを言おうとしても声は出ない。ただあえぎ声が辺りに響くのだった。何度僕は果てたのだろう。すでに意識は遠のきふと、死の予感がした。
殺される!このままだと殺される!
その時微かに女の泣き声がした。
「翔ちゃん」
聞き覚えがある。ミルカの声だ!
「逃げて!」
次の瞬間、妖子がくわっと口を開けて僕に覆い被さった。それまで彼女の秘部に咥えられてた僕の分身はだらしなくだらりとこぼれた。
苦しい。女の体の重さで息が出来ない。ああ。このまま死ぬのだ。そして薄れゆく意識のなかで妖子は笑いながら呟くのが聞こえた。
「逃げられないと言ったやろ」
魔物だ。幼子はあやかしなのだ。契ってはいけない相手なのだ。脳髄の奥で天の声がそう言ったのを感じながらもそのまま僕はまた意識を失っていった。
僕はまだ死ななかった。意識が戻るとあの懐かしい僕の借りてた部屋のベッドの上にいた。ミルカと肩を寄せて眠ったベッドに。不思議だ。永い時が経ったはずなのに。あのときのままなのだ。僕はゆっくり身体を起こした。全身が気だるく力が入らない。そしてペニスが疼く。僕は全裸だった。
では妖子との激しい情交はここで?乱れたシーツには女の甘くて生臭い匂いが残っていた。まだぼんやりとした頭のなかでミルカが僕を悲しそうに見つめて泣いている情景が浮かんだ。だがもうなにもかも遅い。僕はあの快楽を知った以上もはや逃れることは出来ないのだ。
死の影が近づく。そうなのだ、ミルカはやはり妖子に殺されたのだ。それでも僕はあの魔の女にからめとられ精液の最後の一滴まで吸われてもあの激しい快感の沼に堕ちたい。そう思い出すだけで僕の背中を会陰にかけて衝撃が走るのだった。
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