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第十一章 名誉騎士と宝石の角
魔人族の老婦人
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魔人の国、エルダガンドの首都、クーリエ。
魔人以外の人種も多少暮らしているものの、人口二百万人のその殆どが魔人で構成された石造りの中層建築が立ち並ぶ街だ。
以前、健太郎達が訪れた時には王宮を目標としていた為、街の様子は殆ど見る事は出来なかったが、魔力灯が道路沿いに立ち並び、四角い石造りの建物がその両脇に並ぶ街並みは近世のヨーロッパを思わせた。
クスベストの様に街を覆う高い城壁は無く、街の周囲に張られた二メートル程の金網と有刺鉄線が街と郊外を区分けている。
街に入るには各地に繋がる道に設けられた検問所を通る必要があり、現在は不審者の立ち入りを制限しているようだ。
その検問所の一つでミラルダ達は不審者として足止めを食っていた。
「だからあたし等はラーグの冒険者で、この街には仲間と依頼人の治療で来たんだって」
ミラルダはギルド証を兵士に見せ、街に入りたい旨を再度説明した。
「それは承知している。だがラーグとは国交も無いし、先だって街の上空を怪しい光が駆け抜けるという騒ぎもあったばかりでな」
そう言うと検問所の兵士はチラリと健太郎に目を向けた。
その目には犯罪者を見る衛視の様に鋭い。
「あのゴーレム……先程、飛行機械から人型に変形したが……それに城詰の友人から聞いたが、彼は数ヶ月前、王宮をドラゴンの群れが襲った時に青いゴーレムを見たと言っていた……」
「あっ、青い、ゴッ、ゴーレムなんて何処にでもいるよッ」
ワタワタと慌てふためくミラルダを見て、兵士の眼光は鋭さを増す。
「はぁ……あまり奴に借りは作りたくないが……我々は公娼のキュベル様の知り合いだ」
「キュベル様の?」
「ああ、嘘だと思うなら王宮に確認を取って貰って構わない。赤髪の半獣人、ミラルダとその一党が訪ねて来たとな」
平然とキュベルの名前を口にした同族の女に、兵士は少し怯んだ様子を見せた。
恐らくだが、王の妾の知り合いを足止めした事で受ける叱責の事を考えたのだろう。
「ふぅ……分かった。通っていい。ただし今、街は光の所為で臨戦態勢だ。何か問題を起こしたら即、牢屋行きだからな」
兵士は王宮に確認を取り叱責を受けるよりも、脅す事で健太郎達の行動を縛る事にしたようだ。
兵としては問題ありだが、こちらとしては事が大きくならずにすんで助かった。
「了解した。みんな聞いた通りだ。問題は起こすなよ。特にクルス」
グリゼルダは宇宙戦艦モードの健太郎の主砲のスイッチを押したクルストに視線を送る。
「分かっておるのぢゃ……もう、お仕置きはコリゴリなのぢゃ」
「そうだ。あの女は怒らすな」
「……うぅ……恐ろしいのぢゃ……」
クルストは撃たれた主砲にはしゃいでいた所を、艦首に戻ったミラルダに見つかり、彼が何をしたかグリゼルダから聞いたミラルダに血流魔法を使ってお仕置きをされていた。
さんざん足を突き「二度と悪戯はしません」クルストからそう言質を取ったミラルダに、ギャガン達は完全に引いていた。
「リグ、お前もクルスを見張っておいてくれ」
「……ああ」
国王の孫、リグナリオもミラルダを止めようとして睨まれた所為か、当初の王族の奢りの様な物は鳴りを潜めていた。
「……面倒な仕事のようだな?」
「問題児が多くてな」
「お前もその一人だろうが」
「うるさいぞ、ギャガン」
「ともかく、クーリエにようこそ。通っていいぞ」
兵士が合図すると詰め所横、道を塞いでいた木のバーが上がる。
「では行こうか」
「魔人の国……楽しみぢゃ」
「クルス、さっきグリゼルダが言ってたけど、はしゃいで変な事しちゃ駄目だよ」
「しつこいのぢゃッ! もう悪さはしないのぢゃッ!」
パムの言葉にプイッと顔を背け、クルストはバーが塞いでいた道を駆け出した。
「あッ、お爺様、待って下さいよッ!!」
それを追ってリグナリオも走り出す。
「コホー……」
やれやれだぜ……。
健太郎は人気漫画の第三部主人公よろしく、そう呟くと王族二人を追って駆け出した。
■◇■◇■◇■
「師匠の情報じゃ、ここだね」
あの後、クルストを捕まえた健太郎はその身をトラックモードに変え、クーリエの街を走りミラルダの師匠、幽霊のレベッカから聞いた魔人カルディナが住んでいるという家の前に到着していた。
道中にはクルストが運転席に座りたがったりと、ちょっとした騒ぎもあったが、ミラルダの睨みで何とか事無きを得た。
カルディナの住む家は大都市クーリエでも人通りの少ない、高台にある閑静な住宅街にあった。
家は白壁の四角い建物で、道に平行する形で階段が作られ、その階段を上った先が玄関の様だ。
建物には四角い窓が幾つか設けられ、その窓には花の植えられた植木鉢が並んでいる。
「そういえば、ミラルダはカルディナって人と面識はあるの?」
「いや、ただ、師匠と手紙のやり取りはしてたみたいでねぇ。封書の署名で名前だけは知ってるよ」
「トラスのパーティーメンバー、魔人カルディナか……彼女もレベッカ同様、様々な伝説を持つ人物だが……」
「エルダガンドにいたのに会おうとは思わなかったのか?」
ギャガンは健太郎が変形したトラックから降りながら、グリゼルダに尋ねる。
「この街には二百万人が暮らしている。有名人であっても住所を公表している訳じゃないからな。会いたくても会えないさ」
「そう言われればそうか……」
「魔人の婆さんより、街を探検したいのぢゃ」
「お爺様、ここは異国です。護衛も無しにウロウロするのは賛成できません」
「護衛なんていらんのぢゃッ!」
両手を振り上げるクルストを宥めながら、リグナリオも彼を促しトラックを降りる。
全員が降りたのを確認して健太郎が人型に姿を変えた。
その後、ミラルダが代表して階段を上り、木製のドアに設置された梟を模したノッカーをコンコンと響かせた。
『どちら様?』
声はそのノッカーから聞こえて来ていた。見ればノッカーを咥えた梟の瞼が開き、黒い瞳がミラルダを見つめている。
「あの、あたしはミラルダ。ここはカルディナさんの家で間違いないでしょうか?」
『ミラルダ? もしかしてレベッカの?』
「はっ、はいッ! レベッカはあたしの師匠ですッ!!」
『……その紫の帽子にマント……懐かしいわね……いいわ、入って頂戴』
そうノッカーが答えるとガチャリと鍵の開く音がした。
「あの、仲間も一緒にいいでしょうか?」
『仲間、何人かしら?』
「あたしも含めて七人です」
『七人……リビングじゃ手狭ね……いいわ、真っすぐ進んでそのまま庭に出て頂戴』
「わ、分かりました」
ミラルダは振り返り、道で彼女を見上げていた健太郎達を手招きすると、ドアノブを回しドアを押し開けた。
家の中は天窓から光を取り込んでおり明るく、その明るい廊下の先には芝生の生えた庭と街の景色が見えた。
庭に続く扉から吹き込んだ風がミラルダの赤い髪を揺らす。
『庭にテーブルと椅子があるから、そこに座って少し待って。お茶を持ってすぐ行くわ』
「あ、はい……」
「……ベルドルグで使った移像の応用だな」
『正解よ、あら、あなた…………』
カルディナだろう、声はグリゼルダに気付き一瞬黙り込んだが、その後すぐに彼らに庭に向かう様、再度促した。
その声に従い向かった庭からは首都クーリエが一望出来た。
街の中央には竜達と一緒に襲撃した王宮の姿も見える。
そういえばビビ達やシャーリアは元気でやっているだろうか。
白い石づくりの手すりに手を突き、健太郎が街を眺めながら知り合いの魔人族と人に姿を変えた竜の事を思い出していると、背後から落ち着いた女性の声が聞こえて来た。
「ようこそ、ミラルダ。そしてその仲間の皆さん……聞きたい事は分かってるわ。角の事ね?」
ティーポットと人数分のカップを魔法で浮かせた、その青い髪の老婦人はグリゼルダに視線を送り優しく微笑んだ。
魔人以外の人種も多少暮らしているものの、人口二百万人のその殆どが魔人で構成された石造りの中層建築が立ち並ぶ街だ。
以前、健太郎達が訪れた時には王宮を目標としていた為、街の様子は殆ど見る事は出来なかったが、魔力灯が道路沿いに立ち並び、四角い石造りの建物がその両脇に並ぶ街並みは近世のヨーロッパを思わせた。
クスベストの様に街を覆う高い城壁は無く、街の周囲に張られた二メートル程の金網と有刺鉄線が街と郊外を区分けている。
街に入るには各地に繋がる道に設けられた検問所を通る必要があり、現在は不審者の立ち入りを制限しているようだ。
その検問所の一つでミラルダ達は不審者として足止めを食っていた。
「だからあたし等はラーグの冒険者で、この街には仲間と依頼人の治療で来たんだって」
ミラルダはギルド証を兵士に見せ、街に入りたい旨を再度説明した。
「それは承知している。だがラーグとは国交も無いし、先だって街の上空を怪しい光が駆け抜けるという騒ぎもあったばかりでな」
そう言うと検問所の兵士はチラリと健太郎に目を向けた。
その目には犯罪者を見る衛視の様に鋭い。
「あのゴーレム……先程、飛行機械から人型に変形したが……それに城詰の友人から聞いたが、彼は数ヶ月前、王宮をドラゴンの群れが襲った時に青いゴーレムを見たと言っていた……」
「あっ、青い、ゴッ、ゴーレムなんて何処にでもいるよッ」
ワタワタと慌てふためくミラルダを見て、兵士の眼光は鋭さを増す。
「はぁ……あまり奴に借りは作りたくないが……我々は公娼のキュベル様の知り合いだ」
「キュベル様の?」
「ああ、嘘だと思うなら王宮に確認を取って貰って構わない。赤髪の半獣人、ミラルダとその一党が訪ねて来たとな」
平然とキュベルの名前を口にした同族の女に、兵士は少し怯んだ様子を見せた。
恐らくだが、王の妾の知り合いを足止めした事で受ける叱責の事を考えたのだろう。
「ふぅ……分かった。通っていい。ただし今、街は光の所為で臨戦態勢だ。何か問題を起こしたら即、牢屋行きだからな」
兵士は王宮に確認を取り叱責を受けるよりも、脅す事で健太郎達の行動を縛る事にしたようだ。
兵としては問題ありだが、こちらとしては事が大きくならずにすんで助かった。
「了解した。みんな聞いた通りだ。問題は起こすなよ。特にクルス」
グリゼルダは宇宙戦艦モードの健太郎の主砲のスイッチを押したクルストに視線を送る。
「分かっておるのぢゃ……もう、お仕置きはコリゴリなのぢゃ」
「そうだ。あの女は怒らすな」
「……うぅ……恐ろしいのぢゃ……」
クルストは撃たれた主砲にはしゃいでいた所を、艦首に戻ったミラルダに見つかり、彼が何をしたかグリゼルダから聞いたミラルダに血流魔法を使ってお仕置きをされていた。
さんざん足を突き「二度と悪戯はしません」クルストからそう言質を取ったミラルダに、ギャガン達は完全に引いていた。
「リグ、お前もクルスを見張っておいてくれ」
「……ああ」
国王の孫、リグナリオもミラルダを止めようとして睨まれた所為か、当初の王族の奢りの様な物は鳴りを潜めていた。
「……面倒な仕事のようだな?」
「問題児が多くてな」
「お前もその一人だろうが」
「うるさいぞ、ギャガン」
「ともかく、クーリエにようこそ。通っていいぞ」
兵士が合図すると詰め所横、道を塞いでいた木のバーが上がる。
「では行こうか」
「魔人の国……楽しみぢゃ」
「クルス、さっきグリゼルダが言ってたけど、はしゃいで変な事しちゃ駄目だよ」
「しつこいのぢゃッ! もう悪さはしないのぢゃッ!」
パムの言葉にプイッと顔を背け、クルストはバーが塞いでいた道を駆け出した。
「あッ、お爺様、待って下さいよッ!!」
それを追ってリグナリオも走り出す。
「コホー……」
やれやれだぜ……。
健太郎は人気漫画の第三部主人公よろしく、そう呟くと王族二人を追って駆け出した。
■◇■◇■◇■
「師匠の情報じゃ、ここだね」
あの後、クルストを捕まえた健太郎はその身をトラックモードに変え、クーリエの街を走りミラルダの師匠、幽霊のレベッカから聞いた魔人カルディナが住んでいるという家の前に到着していた。
道中にはクルストが運転席に座りたがったりと、ちょっとした騒ぎもあったが、ミラルダの睨みで何とか事無きを得た。
カルディナの住む家は大都市クーリエでも人通りの少ない、高台にある閑静な住宅街にあった。
家は白壁の四角い建物で、道に平行する形で階段が作られ、その階段を上った先が玄関の様だ。
建物には四角い窓が幾つか設けられ、その窓には花の植えられた植木鉢が並んでいる。
「そういえば、ミラルダはカルディナって人と面識はあるの?」
「いや、ただ、師匠と手紙のやり取りはしてたみたいでねぇ。封書の署名で名前だけは知ってるよ」
「トラスのパーティーメンバー、魔人カルディナか……彼女もレベッカ同様、様々な伝説を持つ人物だが……」
「エルダガンドにいたのに会おうとは思わなかったのか?」
ギャガンは健太郎が変形したトラックから降りながら、グリゼルダに尋ねる。
「この街には二百万人が暮らしている。有名人であっても住所を公表している訳じゃないからな。会いたくても会えないさ」
「そう言われればそうか……」
「魔人の婆さんより、街を探検したいのぢゃ」
「お爺様、ここは異国です。護衛も無しにウロウロするのは賛成できません」
「護衛なんていらんのぢゃッ!」
両手を振り上げるクルストを宥めながら、リグナリオも彼を促しトラックを降りる。
全員が降りたのを確認して健太郎が人型に姿を変えた。
その後、ミラルダが代表して階段を上り、木製のドアに設置された梟を模したノッカーをコンコンと響かせた。
『どちら様?』
声はそのノッカーから聞こえて来ていた。見ればノッカーを咥えた梟の瞼が開き、黒い瞳がミラルダを見つめている。
「あの、あたしはミラルダ。ここはカルディナさんの家で間違いないでしょうか?」
『ミラルダ? もしかしてレベッカの?』
「はっ、はいッ! レベッカはあたしの師匠ですッ!!」
『……その紫の帽子にマント……懐かしいわね……いいわ、入って頂戴』
そうノッカーが答えるとガチャリと鍵の開く音がした。
「あの、仲間も一緒にいいでしょうか?」
『仲間、何人かしら?』
「あたしも含めて七人です」
『七人……リビングじゃ手狭ね……いいわ、真っすぐ進んでそのまま庭に出て頂戴』
「わ、分かりました」
ミラルダは振り返り、道で彼女を見上げていた健太郎達を手招きすると、ドアノブを回しドアを押し開けた。
家の中は天窓から光を取り込んでおり明るく、その明るい廊下の先には芝生の生えた庭と街の景色が見えた。
庭に続く扉から吹き込んだ風がミラルダの赤い髪を揺らす。
『庭にテーブルと椅子があるから、そこに座って少し待って。お茶を持ってすぐ行くわ』
「あ、はい……」
「……ベルドルグで使った移像の応用だな」
『正解よ、あら、あなた…………』
カルディナだろう、声はグリゼルダに気付き一瞬黙り込んだが、その後すぐに彼らに庭に向かう様、再度促した。
その声に従い向かった庭からは首都クーリエが一望出来た。
街の中央には竜達と一緒に襲撃した王宮の姿も見える。
そういえばビビ達やシャーリアは元気でやっているだろうか。
白い石づくりの手すりに手を突き、健太郎が街を眺めながら知り合いの魔人族と人に姿を変えた竜の事を思い出していると、背後から落ち着いた女性の声が聞こえて来た。
「ようこそ、ミラルダ。そしてその仲間の皆さん……聞きたい事は分かってるわ。角の事ね?」
ティーポットと人数分のカップを魔法で浮かせた、その青い髪の老婦人はグリゼルダに視線を送り優しく微笑んだ。
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