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第一章
02 いんたぁねっと?
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「で、なにが欲しいのよ?」
お店が休みの日。
昼過ぎに起きてシャワーを浴びて、のんびり朝食をとった後であたしはパソコンに向かって話しかける。
もとい、パソコンに向かいながら、遠い遠い宇宙の向こう側にいる神様へと声を飛ばした。
『そうだな、こちらの世界にないような絡繰りの細工物が望ましいのだが、そちらの物作り全般にも興味があるのでな、現物と、素材もあると嬉しい』
今日も頭に直接響く低音ヴォイスに「はぁ~ん」と腰を砕かれながら、通販サイトをいくつか別ウィンドウで立ち上げてみた。
国内の物を中心としたサイトと、世界中の物を取り扱っているサイトがメインね。
カチカチと綺麗に塗り揃えた爪先でマウスを操作しながら、あたしはその答えに途方に暮れる。
「そう言われてもねぇ、そもそもそっちの世界を知らないもの」
『なら先にこちらの世界に招待するか? どうせなら採集も兼ねて好きなだけ滞在してくれていいが』
「こっちにも生活ってもんがあるのよ。仕事だって好きでしてるんだし、休みは取れて五日か……頑張って七日がせいぜいってところかしらね」
まぁね? 一応経営者ですからね? 多少の無理はききますわよ。
だからってあまり店を離れすぎるのもねぇ。好きでやってるんだし。楽しいし。
『そうか……では都合がついたら教えてくれるか』
「わかったわ。それにしても神域にパソコンとかタブレット持ち込めたらいいのに。神様パワーでネット繋げられないの?」
『ぱそこん、とは何だ』
でっすよねぇ。そこからですよねぇ。うーん、一体どう説明したものかしら。
こんな時こそ教えてググール先生~!!
「えーっとねぇ、パソコンっていう機械の箱があってね、それが世界中で網のように繋がってて、情報や商品のやりとりができるシステムがあるのよ」
『世界中と網で繋がっている?』
「そうねぇ……」
ううーん。なんて言ったら伝わるのかしらね。
あたしだって使えるものを漠然と使ってるだけだもの。仕組みなんてわからないわよ。
元々は電話回線なのよね。電話……電話? はて。今してるこれは?
「そうよ! 今こうしてあたしたちめちゃくちゃ遠いのにお話できてるじゃない?」
『む、あぁそうだな』
「この仕組みと似てるんじゃないかしら。これは直通だから一本道なんでしょうけど、どこかに中継させる大きな広場を作って、そこに世界中から相互にアクセスできるのよ」
『わざわざ混線させるということか?』
「混線というか、そうねぇ……その広場にたくさんのスペースがあって、家にいながらそのスペースへ自由に何かを書いたり、書かれたものを見たりができるのよ」
『ふむ……』
伝わらないかしら。伝わらないわよねぇ。
本当にこればっかりは知らない相手には見せなきゃわからないわよねぇ。
『やはりよく分からんな。仮に出来たとしても世界が違う故に難しいだろう。そちらとの繋がりは恐らく構築できない』
「やっぱダメよねぇ……。あ、この指輪を通してこっちを見たりはできないの?」
『…………!? 見える!! 見えたぞ!? これは凄い!! レイ、お主は天才か!!』
思い付きのダメ元で言ってみたら、めっちゃ興奮してるわ鍛冶神様ったら。
んもうそんなところもカワイイんだからぁ~
ならば、とあたしは指輪を抜いて左手で持ち、パソコンに向けてみた。マウスの操作は右手だから動いちゃうものね。
「これでよく見えるかしら?」
『む、……銀の枠の中に物が、浮いている? 何だこれは』
「その銀色の枠がパソコンっていう機械よ。浮いて見えるのは……」
ここからまたパソコンやらインターネットの説明を老人に教えるかのごとく噛み砕いて噛み砕いて砕き割って粉々になるまで砕き潰して、やっとなんとかそういうものだと一応だけれど納得させられた。
もう今日はこれだけでだいぶ時間も気力も体力も消耗しちゃったわ。
気付けば外はもう日が傾き始めていた。
えぇ……お話始めたの昼過ぎよねぇ?
鍛冶神様とお話できるのはとっても嬉しいし楽しいんだけど、いいかげんちょっと目も疲れてきちゃったわ。
『レイ、次だ! 次は左下の物を見せてくれ!』
「あー……ごめんなさい鍛冶神様、この画面あまり長時間見ていると目に悪いのよ。申し訳ないけど、また今度にしません?」
『む、そうなのか……すまぬ。大事ないか?』
「えぇ、少し目を休めれば大丈夫よ。ご心配ありがと」
『ではまた日を改めて、時間のあるときに声を飛ばしてくれるか』
「もちろんよ」
『感謝する』
「いいのよ。じゃあまたね、鍛冶神様」
とまぁそんな事があってから、待ちきれなかったのか次の日から毎日鍛冶神様から声が飛んでくるようになってしまったのよね。
向こうの時間の感覚はわからないけれど、何故か毎日同じ時間だったの。仕事中じゃないのがせめてもの救いかしらね。
もうあたしも諦めて、一日二時間だけと条件を付けて、ネットサーフィンにお付き合いしたわ。
こちらの文字は読めないらしく、翻訳しながら品物の説明をしたり、あたしも用途を知らない物があれば詳しく調べてみたりと、なんだかんだ楽しかったしね。
あちらの世界で有用なものや、再現可能なものがあれば研究して後々広めていきたい、と仰る鍛冶神様の希望を聞きながら、日々色々と買い漁っていく。
似たような物も当然あるけれど、素材や仕組みが違ったりで興味を持たれ、それもいくつか買わされた。
あ、もちろん例の金細工は既にいくつか売却済みよ。それ専用に新しく口座とカードも作ったわ。私用とは分けとかないとね。
金額は……聞かないでちょうだい。とりあえずあたしの貯蓄は秒で抜かれたとだけ言っておくわ。
毎日届く荷物に埋もれながら、あたしはお店の管理を少しずつ他のスタッフに任せられるように教えていったり、冷蔵庫の中身を整理したり旅行の支度をしたりと慌ただしく過ごした。
荷物なんてさっさと開けて魔法の鞄に入れとけばいいって思うでしょう?
日々届く数がえげつなかったのよ本当に……。
「ちょっとママ~そこ邪魔ぁ~」
閉店後、カウンターで突っ伏しているところをうちの徒花ちゃんから邪険にされた。
ちょっとやめてよヒールに掃除機ガンガン当てないでったら! これ高かったのよ!?
「お疲れねぇ? ママ」
最近、レジ締めと清算を教えている子がお茶の入ったグラスをそっと渡してくれた。
あぁ、なんていい子なのかしら。レイ泣いちゃう。
「クマ子ぉ……」
「誰がクマ子か!! あたしはテディちゃんよ!!」
「野太い声でうるさいわねぇ。名前もガタイもクマじゃないの」
「ママだってゴリラじゃないの!」
「なんですってぇ!?」
「ちょっとうるさいんですけどそこの動物園~」
「「うるっさいわねこのオカメインコ!!」」
え? こんなの日常茶飯事よ。様式美っていうのかしらね?
とっても仲良しで楽しい職場なのよ。うふふ。
「もうそろそろ全部一人でできそう?」
「大丈夫よ」
「じゃあ来週一週間、お願いするわね」
「えぇ、任せて頂戴ママ」
「ママ旅行どこ行くのぉ?」
「ねぇねぇデート?」
「うふふ、ヒ・ミ・ツ。お土産買ってくるから、みんなもよろしくね」
「もっちろんよぉ~!」
「楽しんできてねぇ~!」
そうしてようやく、あたしは一週間の休みを手に入れて、うきうきしながら鍛冶神様へ連絡したの。
『そうか。待っておったぞ!』
「やっだぁ鍛冶神様ったら、そんなにあたしに会いたかったの?」
『無論だ。早くそちらの品々をこの手で触れたくて触れたくて……この日が来るのを待ち侘びておった』
でっすよねぇ~!!
知ってる。知ってた。知ってましたとも。鍛冶神様がそういう方だって。
……ヘコんでなんかないんだから。くすん。
お店が休みの日。
昼過ぎに起きてシャワーを浴びて、のんびり朝食をとった後であたしはパソコンに向かって話しかける。
もとい、パソコンに向かいながら、遠い遠い宇宙の向こう側にいる神様へと声を飛ばした。
『そうだな、こちらの世界にないような絡繰りの細工物が望ましいのだが、そちらの物作り全般にも興味があるのでな、現物と、素材もあると嬉しい』
今日も頭に直接響く低音ヴォイスに「はぁ~ん」と腰を砕かれながら、通販サイトをいくつか別ウィンドウで立ち上げてみた。
国内の物を中心としたサイトと、世界中の物を取り扱っているサイトがメインね。
カチカチと綺麗に塗り揃えた爪先でマウスを操作しながら、あたしはその答えに途方に暮れる。
「そう言われてもねぇ、そもそもそっちの世界を知らないもの」
『なら先にこちらの世界に招待するか? どうせなら採集も兼ねて好きなだけ滞在してくれていいが』
「こっちにも生活ってもんがあるのよ。仕事だって好きでしてるんだし、休みは取れて五日か……頑張って七日がせいぜいってところかしらね」
まぁね? 一応経営者ですからね? 多少の無理はききますわよ。
だからってあまり店を離れすぎるのもねぇ。好きでやってるんだし。楽しいし。
『そうか……では都合がついたら教えてくれるか』
「わかったわ。それにしても神域にパソコンとかタブレット持ち込めたらいいのに。神様パワーでネット繋げられないの?」
『ぱそこん、とは何だ』
でっすよねぇ。そこからですよねぇ。うーん、一体どう説明したものかしら。
こんな時こそ教えてググール先生~!!
「えーっとねぇ、パソコンっていう機械の箱があってね、それが世界中で網のように繋がってて、情報や商品のやりとりができるシステムがあるのよ」
『世界中と網で繋がっている?』
「そうねぇ……」
ううーん。なんて言ったら伝わるのかしらね。
あたしだって使えるものを漠然と使ってるだけだもの。仕組みなんてわからないわよ。
元々は電話回線なのよね。電話……電話? はて。今してるこれは?
「そうよ! 今こうしてあたしたちめちゃくちゃ遠いのにお話できてるじゃない?」
『む、あぁそうだな』
「この仕組みと似てるんじゃないかしら。これは直通だから一本道なんでしょうけど、どこかに中継させる大きな広場を作って、そこに世界中から相互にアクセスできるのよ」
『わざわざ混線させるということか?』
「混線というか、そうねぇ……その広場にたくさんのスペースがあって、家にいながらそのスペースへ自由に何かを書いたり、書かれたものを見たりができるのよ」
『ふむ……』
伝わらないかしら。伝わらないわよねぇ。
本当にこればっかりは知らない相手には見せなきゃわからないわよねぇ。
『やはりよく分からんな。仮に出来たとしても世界が違う故に難しいだろう。そちらとの繋がりは恐らく構築できない』
「やっぱダメよねぇ……。あ、この指輪を通してこっちを見たりはできないの?」
『…………!? 見える!! 見えたぞ!? これは凄い!! レイ、お主は天才か!!』
思い付きのダメ元で言ってみたら、めっちゃ興奮してるわ鍛冶神様ったら。
んもうそんなところもカワイイんだからぁ~
ならば、とあたしは指輪を抜いて左手で持ち、パソコンに向けてみた。マウスの操作は右手だから動いちゃうものね。
「これでよく見えるかしら?」
『む、……銀の枠の中に物が、浮いている? 何だこれは』
「その銀色の枠がパソコンっていう機械よ。浮いて見えるのは……」
ここからまたパソコンやらインターネットの説明を老人に教えるかのごとく噛み砕いて噛み砕いて砕き割って粉々になるまで砕き潰して、やっとなんとかそういうものだと一応だけれど納得させられた。
もう今日はこれだけでだいぶ時間も気力も体力も消耗しちゃったわ。
気付けば外はもう日が傾き始めていた。
えぇ……お話始めたの昼過ぎよねぇ?
鍛冶神様とお話できるのはとっても嬉しいし楽しいんだけど、いいかげんちょっと目も疲れてきちゃったわ。
『レイ、次だ! 次は左下の物を見せてくれ!』
「あー……ごめんなさい鍛冶神様、この画面あまり長時間見ていると目に悪いのよ。申し訳ないけど、また今度にしません?」
『む、そうなのか……すまぬ。大事ないか?』
「えぇ、少し目を休めれば大丈夫よ。ご心配ありがと」
『ではまた日を改めて、時間のあるときに声を飛ばしてくれるか』
「もちろんよ」
『感謝する』
「いいのよ。じゃあまたね、鍛冶神様」
とまぁそんな事があってから、待ちきれなかったのか次の日から毎日鍛冶神様から声が飛んでくるようになってしまったのよね。
向こうの時間の感覚はわからないけれど、何故か毎日同じ時間だったの。仕事中じゃないのがせめてもの救いかしらね。
もうあたしも諦めて、一日二時間だけと条件を付けて、ネットサーフィンにお付き合いしたわ。
こちらの文字は読めないらしく、翻訳しながら品物の説明をしたり、あたしも用途を知らない物があれば詳しく調べてみたりと、なんだかんだ楽しかったしね。
あちらの世界で有用なものや、再現可能なものがあれば研究して後々広めていきたい、と仰る鍛冶神様の希望を聞きながら、日々色々と買い漁っていく。
似たような物も当然あるけれど、素材や仕組みが違ったりで興味を持たれ、それもいくつか買わされた。
あ、もちろん例の金細工は既にいくつか売却済みよ。それ専用に新しく口座とカードも作ったわ。私用とは分けとかないとね。
金額は……聞かないでちょうだい。とりあえずあたしの貯蓄は秒で抜かれたとだけ言っておくわ。
毎日届く荷物に埋もれながら、あたしはお店の管理を少しずつ他のスタッフに任せられるように教えていったり、冷蔵庫の中身を整理したり旅行の支度をしたりと慌ただしく過ごした。
荷物なんてさっさと開けて魔法の鞄に入れとけばいいって思うでしょう?
日々届く数がえげつなかったのよ本当に……。
「ちょっとママ~そこ邪魔ぁ~」
閉店後、カウンターで突っ伏しているところをうちの徒花ちゃんから邪険にされた。
ちょっとやめてよヒールに掃除機ガンガン当てないでったら! これ高かったのよ!?
「お疲れねぇ? ママ」
最近、レジ締めと清算を教えている子がお茶の入ったグラスをそっと渡してくれた。
あぁ、なんていい子なのかしら。レイ泣いちゃう。
「クマ子ぉ……」
「誰がクマ子か!! あたしはテディちゃんよ!!」
「野太い声でうるさいわねぇ。名前もガタイもクマじゃないの」
「ママだってゴリラじゃないの!」
「なんですってぇ!?」
「ちょっとうるさいんですけどそこの動物園~」
「「うるっさいわねこのオカメインコ!!」」
え? こんなの日常茶飯事よ。様式美っていうのかしらね?
とっても仲良しで楽しい職場なのよ。うふふ。
「もうそろそろ全部一人でできそう?」
「大丈夫よ」
「じゃあ来週一週間、お願いするわね」
「えぇ、任せて頂戴ママ」
「ママ旅行どこ行くのぉ?」
「ねぇねぇデート?」
「うふふ、ヒ・ミ・ツ。お土産買ってくるから、みんなもよろしくね」
「もっちろんよぉ~!」
「楽しんできてねぇ~!」
そうしてようやく、あたしは一週間の休みを手に入れて、うきうきしながら鍛冶神様へ連絡したの。
『そうか。待っておったぞ!』
「やっだぁ鍛冶神様ったら、そんなにあたしに会いたかったの?」
『無論だ。早くそちらの品々をこの手で触れたくて触れたくて……この日が来るのを待ち侘びておった』
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