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目が覚めて※
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廉に無理やり恋人されてから、俺は恋人って何をするものなんだと調べるようになった。まぁデートとか手を繋ぐとか、そんな当たり前の事ばかりを目にしていたけど、本当の意味で恋人になってからはもっと深く知りたくなってネットサーフィンしまくった。
男女が交際の過程で身体を重ねるって事は知ってる。それが同性でも当て嵌るのか、どうやってどうするのか、俺は何も知らないから全部調べられるだけ調べた。
おかげで俺が女側になるんだろうなって事も、理解した。
体格的にも、性格的にも、俺は突っ込まれる側だ。そもそも廉相手に俺がどうこうしている姿がまったく思い浮かばないし想像も出来ない。
大丈夫、だって廉は優しいから、俺に痛いことなんてしないはずだ。
たとえ使う場所がアソコだったとしても、廉ならいい。
怖いけど、不安だけど、廉なら……。
ただ、その恥ずかしさは俺の予想を遥かに超えていた。
「やぁ、あ、そこダメって…っ、ひぅ…!」
ダブルサイズの柔らかなベッドの上、仰向けで寝転がり足を開いている俺は大きな枕を抱えたまま首を振る。
ずっと俺の頭を撫でてくれている廉が、ローションとやらをたっぷりと使い時間をかけて後ろを解してくれたおかげで、今は節榑た指が三本排泄器官に収まっているのだが、ビクビクと反応する場所ばかりを押されて俺はもう羞恥も何もなくなっていた。
「ぁっあっ、や、またイっちゃ……っ、んっ…あ…──っああ!」
「反応的にまさかと思ったけど、初めてでも中イキって出来るもんなんだな」
「は、ぁぅ……んっ」
指が抜かれ足が倒れる。後ろがヒクヒクしてるのが自分でも分かって、でもどうしていいか分からずギュッと目を閉じたら涙が流れた。枕なんてもう俺の汗や涎でベタベタだ。
横向きにされ後ろに廉が転ぶ気配がした。片足を上げられさっきまで指が入っていたところに硬くて熱いものが当てられる。
それが廉の熱なんだって分かった時、ちゃんと反応してくれててホッとした。嬉しい。
「……いいか?」
「…っ………ん、ぅん…」
ぐっと指三本よりも太いものが入り口を拡げて入ってくる。
嘘だろ、おっきすぎる…!
「ひぁ、ゃ……くるし……っ」
「っ…やっぱキツイな…痛くないか?」
「だいじょ、ぶ……」
痛くはないけど圧迫感がヤバい。
俺はどうしても入ってしまう力を浅く呼吸して逃がそうとするけど、中々上手くいかなくて、それがもどかしくて申し訳なくて、泣きながらしゃくり上げてしまう。
背中を大きな手が優しく撫でてくれた。
「落ち着け、大丈夫だから」
「ごめ…っ、上手に出来な…っ…」
「出来なくていいから。……少しこのままでいるか」
頭の下に腕が差し込まれ、身体の上から反対の手が肩を抱く。そのままギュッと抱き締められて、俺の背中と廉の胸元がぴったりとくっついた。
本当は中途半端でキツイはずなのに、そんなの微塵も感じさせないで俺の気持ちを落ち着かせてくれている。
「ちょっと触るな」
「え? ……ぁ、んっ」
しばらくして耳元で掠れた声がし、すっかり萎えてしまった自身を握られる。軽く上下されると意識がそっちに移り一瞬身体の力が抜けた。
それを見計らっていたように廉が腰を進める。
「ひぁ…! …っ…ぅ……ん…」
前を刺激し脱力した瞬間に入れるを何度か繰り返し、ようやく全てが収まった時は二人とも汗だくになっていた。
変わらず圧迫感はすごいけど、それ以上に廉が中にいる事が嬉しくて思わず締め付けてしまう。
「…っ……はぁ…、いきなり締めんな」
「あ、ごめん…っ」
「…まだ苦しいか?」
「ちょっとだけ……でも、動いていいよ…」
「………」
肘をついて俺の顔を見下ろしている廉にそう言うと、眉を顰めた後僅かに腰を揺らす。小さく声を上げた俺にふ、と笑えば、緩慢な動きで抜き差しし始めた。
「ぁ、んっ、…っ……」
「すげぇ…絡み付いてくる」
「…ッ、ぁ、あ……っ…」
最初にあった圧迫感は擦られるたびに薄まり、だんだんと気持ち良さを感じられるようになってきた。
廉が動くたび腸壁が蠢き奥がムズムズし始める。
「あ、んん…っ、れん、れん……っ…」
「ん?」
「や、だ、…奥、変…っ…ムズムズする…っ」
「…っ…真尋…」
「っひ、あぁ…! …あっあっ、うそ、や、それむりぃ…っ」
縋るように俺の腰を掴む廉の手を握ると、ベッドが大きく軋んで動きが早くなった。奥の奥まで突かれ敏感な部分を擦られながら自身を扱かれ、あまりの快感に目の裏がチカチカして気が狂いそうになる。
「ああっ、あっ、ダメっ、またイく、出るから…っ、ダメダメ…っ」
「…っ、は、俺も…」
「やだ、あっ、あっ……ひ、んっ──っやああぁ…!」
「……っく…」
指とは比べ物にならないくらいの射精感が押し寄せ、俺はシーツを強く掴んで色の薄くなった精液を散らす。少し遅れて達した廉の熱が俺の中で脈打ち、しばらくしてから出ていった。
「…大丈夫か?」
「……たぶん……」
正直もうヘトヘトだ。指一本も動かせない。
こんなに疲れるものなんだな、セックスって。当分なくてもいいかも。
髪をサラリと撫でられゆっくりと見上げると、すごく優しく微笑む廉がいて胸がきゅーってなった。賢者タイムじゃなくて甘々タイムなのか。
ってか、そうやって髪を撫でられると疲労感と相俟って眠くなるんだけど…やだな、今寝たら絶対朝までコースだろうし。
「廉…眠くなるから……」
「眠いなら寝ろ」
「…もう少し…廉と話したい……」
「明日もあるだろ。帰りたくねぇならずっといりゃあいい」
「甘やかすな……」
「俺が甘えてんだ。……真尋」
「……ん…」
廉の手、気持ち良い。眉間を撫でられるとすぐにでも意識が飛んでしまいそうだ。夢現に廉の声が聞こえてくる。駄目だ、もう目が開かない。
ごめん、廉。大事な話なら起きてからで頼む。ちゃんと聞くから。
「愛してる」
睡魔に腕を引かれるまま意識を手放していく俺の耳に、残念ながらその声は届かなかった。
カーテンの隙間から漏れる光が俺の顔を直撃している。
眩しくて寝返りを打とうとしたけど何故か動けない事に気付いて目を覚ますと、自分の身体に逞しい腕が巻き付いている事を知った。
「?」
視線を辿れば上半身裸のイケメンが寝息を立てていて、その破壊力に俺は危うく声を上げそうになった。
危ない危ない。せっかく気持ち良さそうに寝てんのに起こすとこだった。
とりあえずどうにかこうにか動いて向かい合うと、初めて見る廉の寝顔をここぞとばかりに見つめる。
廉の寝顔は廉だな。よくある、寝顔はちょっと幼いみたいになったりはしないようだ。イケメンは寝顔もイケメンである。
昨夜はコイツと……ってか、思い出すと物凄く恥ずかしいんだが!
俺何か変な声ずっと上げてたし、思ったより全然痛くなかったし、むしろ気持ち良かったし。やっぱ廉が慣れてるからなんだろうけど、幸せしかなかった。
まだ起きないよな? もうちょっとだけ近付きたい。
腕枕はされてたからそのまま肩のとこまで頭を移動させて、思い切って片腕を背中に回してみる。額を首筋に擦り寄せて目を閉じると、廉の香りが濃厚になった。
「ん……真尋…?」
「あ、ごめん、起こしたか?」
「いや、いい。今何時だ?」
聞かれて時計を探すために頭を上げたらすぐに元に戻された。サイドテーブルからスマホを取った廉が画面をつけると、もう十時を回っていて驚く。そんなに寝てたんだ。
「寝すぎたな」
「でも頭スッキリしてる」
「確かに……もう少しこのままでいるか」
「……ん」
事後の朝はイチャイチャするもの、これはこないだ見た記事に書いてあった。ふふん、予習はバッチリ生かされたな。
廉は俺を抱き締めると徐にはぁ…と息を吐いた。何の溜め息?
「目が覚めて、お前がいなかったらどうしようかと思った」
「え?」
「昨夜の事が夢なんじゃないかって…不安だったんだよ」
……え、ええー! 廉でもそんな事思うんだ? 意外だしびっくりだし何か、可愛い。イケメンなのに可愛いとかどういう事!?
「……ずっとここにいろよ」
「え、や、でも俺実家暮らしだし…」
「家出てここに住めばいい」
「そんな簡単には……」
いや、案外簡単かもしれない。うちの親、必要な事以外では基本放任主義だし俺のしたい事させてくれるから、彼氏としてじゃなくても、友達とシェアハウスするからって言えば納得してくれそう。
でも俺、ここに住むってなると駄目人間にされそうな予感しかしないんだけど…ただでさえ昨日から甘やかされてる気がするのに。
「今日の夜からお前いないとか耐えられねぇんだけど」
「元々泊まりって話だっただろ。連泊するくらいなら親とちゃんと話すから、少しの間くらい我慢しろ」
「……絶対話せよ」
「分かったって。それより腹減った」
「…はぁ、分かった。飯作って来るから待ってろ」
「はいよー」
頭の下から腕が抜かれ額に口付けられる。ベッドから降りた廉はシャツを来てキッチンへ向かった。
子供みたいな事言いやがって。でもぶっちゃけ嬉しい。っつか、昨日から嬉しいと幸せしか思ってない気がする。
本音を言うと、俺も今日の夜一人で寝られるか不安だった。本当は泊まりたいし、あわよくば住みたい。
でもそんなにトントン拍子に話が進んだら、この先に大きな不幸が待っていそうで不安で堪らないんだが。
「どんでん返しが待ってたりして…」
もしそうなら笑えないけど、ただの杞憂であって欲しいとは思う。
俺は廉に呼ばれるまでの間、いかにして親に話を切り出そうかを必死に考えていた。
男女が交際の過程で身体を重ねるって事は知ってる。それが同性でも当て嵌るのか、どうやってどうするのか、俺は何も知らないから全部調べられるだけ調べた。
おかげで俺が女側になるんだろうなって事も、理解した。
体格的にも、性格的にも、俺は突っ込まれる側だ。そもそも廉相手に俺がどうこうしている姿がまったく思い浮かばないし想像も出来ない。
大丈夫、だって廉は優しいから、俺に痛いことなんてしないはずだ。
たとえ使う場所がアソコだったとしても、廉ならいい。
怖いけど、不安だけど、廉なら……。
ただ、その恥ずかしさは俺の予想を遥かに超えていた。
「やぁ、あ、そこダメって…っ、ひぅ…!」
ダブルサイズの柔らかなベッドの上、仰向けで寝転がり足を開いている俺は大きな枕を抱えたまま首を振る。
ずっと俺の頭を撫でてくれている廉が、ローションとやらをたっぷりと使い時間をかけて後ろを解してくれたおかげで、今は節榑た指が三本排泄器官に収まっているのだが、ビクビクと反応する場所ばかりを押されて俺はもう羞恥も何もなくなっていた。
「ぁっあっ、や、またイっちゃ……っ、んっ…あ…──っああ!」
「反応的にまさかと思ったけど、初めてでも中イキって出来るもんなんだな」
「は、ぁぅ……んっ」
指が抜かれ足が倒れる。後ろがヒクヒクしてるのが自分でも分かって、でもどうしていいか分からずギュッと目を閉じたら涙が流れた。枕なんてもう俺の汗や涎でベタベタだ。
横向きにされ後ろに廉が転ぶ気配がした。片足を上げられさっきまで指が入っていたところに硬くて熱いものが当てられる。
それが廉の熱なんだって分かった時、ちゃんと反応してくれててホッとした。嬉しい。
「……いいか?」
「…っ………ん、ぅん…」
ぐっと指三本よりも太いものが入り口を拡げて入ってくる。
嘘だろ、おっきすぎる…!
「ひぁ、ゃ……くるし……っ」
「っ…やっぱキツイな…痛くないか?」
「だいじょ、ぶ……」
痛くはないけど圧迫感がヤバい。
俺はどうしても入ってしまう力を浅く呼吸して逃がそうとするけど、中々上手くいかなくて、それがもどかしくて申し訳なくて、泣きながらしゃくり上げてしまう。
背中を大きな手が優しく撫でてくれた。
「落ち着け、大丈夫だから」
「ごめ…っ、上手に出来な…っ…」
「出来なくていいから。……少しこのままでいるか」
頭の下に腕が差し込まれ、身体の上から反対の手が肩を抱く。そのままギュッと抱き締められて、俺の背中と廉の胸元がぴったりとくっついた。
本当は中途半端でキツイはずなのに、そんなの微塵も感じさせないで俺の気持ちを落ち着かせてくれている。
「ちょっと触るな」
「え? ……ぁ、んっ」
しばらくして耳元で掠れた声がし、すっかり萎えてしまった自身を握られる。軽く上下されると意識がそっちに移り一瞬身体の力が抜けた。
それを見計らっていたように廉が腰を進める。
「ひぁ…! …っ…ぅ……ん…」
前を刺激し脱力した瞬間に入れるを何度か繰り返し、ようやく全てが収まった時は二人とも汗だくになっていた。
変わらず圧迫感はすごいけど、それ以上に廉が中にいる事が嬉しくて思わず締め付けてしまう。
「…っ……はぁ…、いきなり締めんな」
「あ、ごめん…っ」
「…まだ苦しいか?」
「ちょっとだけ……でも、動いていいよ…」
「………」
肘をついて俺の顔を見下ろしている廉にそう言うと、眉を顰めた後僅かに腰を揺らす。小さく声を上げた俺にふ、と笑えば、緩慢な動きで抜き差しし始めた。
「ぁ、んっ、…っ……」
「すげぇ…絡み付いてくる」
「…ッ、ぁ、あ……っ…」
最初にあった圧迫感は擦られるたびに薄まり、だんだんと気持ち良さを感じられるようになってきた。
廉が動くたび腸壁が蠢き奥がムズムズし始める。
「あ、んん…っ、れん、れん……っ…」
「ん?」
「や、だ、…奥、変…っ…ムズムズする…っ」
「…っ…真尋…」
「っひ、あぁ…! …あっあっ、うそ、や、それむりぃ…っ」
縋るように俺の腰を掴む廉の手を握ると、ベッドが大きく軋んで動きが早くなった。奥の奥まで突かれ敏感な部分を擦られながら自身を扱かれ、あまりの快感に目の裏がチカチカして気が狂いそうになる。
「ああっ、あっ、ダメっ、またイく、出るから…っ、ダメダメ…っ」
「…っ、は、俺も…」
「やだ、あっ、あっ……ひ、んっ──っやああぁ…!」
「……っく…」
指とは比べ物にならないくらいの射精感が押し寄せ、俺はシーツを強く掴んで色の薄くなった精液を散らす。少し遅れて達した廉の熱が俺の中で脈打ち、しばらくしてから出ていった。
「…大丈夫か?」
「……たぶん……」
正直もうヘトヘトだ。指一本も動かせない。
こんなに疲れるものなんだな、セックスって。当分なくてもいいかも。
髪をサラリと撫でられゆっくりと見上げると、すごく優しく微笑む廉がいて胸がきゅーってなった。賢者タイムじゃなくて甘々タイムなのか。
ってか、そうやって髪を撫でられると疲労感と相俟って眠くなるんだけど…やだな、今寝たら絶対朝までコースだろうし。
「廉…眠くなるから……」
「眠いなら寝ろ」
「…もう少し…廉と話したい……」
「明日もあるだろ。帰りたくねぇならずっといりゃあいい」
「甘やかすな……」
「俺が甘えてんだ。……真尋」
「……ん…」
廉の手、気持ち良い。眉間を撫でられるとすぐにでも意識が飛んでしまいそうだ。夢現に廉の声が聞こえてくる。駄目だ、もう目が開かない。
ごめん、廉。大事な話なら起きてからで頼む。ちゃんと聞くから。
「愛してる」
睡魔に腕を引かれるまま意識を手放していく俺の耳に、残念ながらその声は届かなかった。
カーテンの隙間から漏れる光が俺の顔を直撃している。
眩しくて寝返りを打とうとしたけど何故か動けない事に気付いて目を覚ますと、自分の身体に逞しい腕が巻き付いている事を知った。
「?」
視線を辿れば上半身裸のイケメンが寝息を立てていて、その破壊力に俺は危うく声を上げそうになった。
危ない危ない。せっかく気持ち良さそうに寝てんのに起こすとこだった。
とりあえずどうにかこうにか動いて向かい合うと、初めて見る廉の寝顔をここぞとばかりに見つめる。
廉の寝顔は廉だな。よくある、寝顔はちょっと幼いみたいになったりはしないようだ。イケメンは寝顔もイケメンである。
昨夜はコイツと……ってか、思い出すと物凄く恥ずかしいんだが!
俺何か変な声ずっと上げてたし、思ったより全然痛くなかったし、むしろ気持ち良かったし。やっぱ廉が慣れてるからなんだろうけど、幸せしかなかった。
まだ起きないよな? もうちょっとだけ近付きたい。
腕枕はされてたからそのまま肩のとこまで頭を移動させて、思い切って片腕を背中に回してみる。額を首筋に擦り寄せて目を閉じると、廉の香りが濃厚になった。
「ん……真尋…?」
「あ、ごめん、起こしたか?」
「いや、いい。今何時だ?」
聞かれて時計を探すために頭を上げたらすぐに元に戻された。サイドテーブルからスマホを取った廉が画面をつけると、もう十時を回っていて驚く。そんなに寝てたんだ。
「寝すぎたな」
「でも頭スッキリしてる」
「確かに……もう少しこのままでいるか」
「……ん」
事後の朝はイチャイチャするもの、これはこないだ見た記事に書いてあった。ふふん、予習はバッチリ生かされたな。
廉は俺を抱き締めると徐にはぁ…と息を吐いた。何の溜め息?
「目が覚めて、お前がいなかったらどうしようかと思った」
「え?」
「昨夜の事が夢なんじゃないかって…不安だったんだよ」
……え、ええー! 廉でもそんな事思うんだ? 意外だしびっくりだし何か、可愛い。イケメンなのに可愛いとかどういう事!?
「……ずっとここにいろよ」
「え、や、でも俺実家暮らしだし…」
「家出てここに住めばいい」
「そんな簡単には……」
いや、案外簡単かもしれない。うちの親、必要な事以外では基本放任主義だし俺のしたい事させてくれるから、彼氏としてじゃなくても、友達とシェアハウスするからって言えば納得してくれそう。
でも俺、ここに住むってなると駄目人間にされそうな予感しかしないんだけど…ただでさえ昨日から甘やかされてる気がするのに。
「今日の夜からお前いないとか耐えられねぇんだけど」
「元々泊まりって話だっただろ。連泊するくらいなら親とちゃんと話すから、少しの間くらい我慢しろ」
「……絶対話せよ」
「分かったって。それより腹減った」
「…はぁ、分かった。飯作って来るから待ってろ」
「はいよー」
頭の下から腕が抜かれ額に口付けられる。ベッドから降りた廉はシャツを来てキッチンへ向かった。
子供みたいな事言いやがって。でもぶっちゃけ嬉しい。っつか、昨日から嬉しいと幸せしか思ってない気がする。
本音を言うと、俺も今日の夜一人で寝られるか不安だった。本当は泊まりたいし、あわよくば住みたい。
でもそんなにトントン拍子に話が進んだら、この先に大きな不幸が待っていそうで不安で堪らないんだが。
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