モテモテ王子の秘密をうっかり知ったら溺愛されるようになりました

ミヅハ

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ひとつに(櫂視点)※

 いつも俺が眠っているベッドに裸の奏斗が横たわってる光景に酷く興奮する。
 全身を朱に染め、恥ずかしそうに震えながら俺の手が動くたびに敏感に反応してる奏斗は忖度なしに可愛くて、暴走しないよう必死に自分を抑えてた。

「⋯痛くねぇ?」
「⋯っ、ん⋯⋯だいじょ、ぶ⋯」

 奏斗の唇を貪り、身体中に口付け、いつかはと用意していたローションをたっぷりと手に出して奥の窄まりへと指を一本ゆっくりと挿入した。抜き差ししながら根元まで埋めて、まずは慣らす為に軽く内側を擦る。
 痛みはなくてもやっぱり苦しいのか、眉を顰めて下唇を噛んでるから反対の手でそれを外し、人差し指で撫でると潤んだ目で俺を見上げてきた。

「櫂、くん⋯」
「ん?」
「ぎゅってして欲しい⋯」

 何だその可愛いおねだりは。
 腕を伸ばす奏斗の頭の下に腕を差し込み唇を塞ぐとすぐに首に抱き着いてくる。
 少しでも気を紛らわせてやろうと舌を絡めながら指を動かしてたら、奏斗の舌が遠慮がちに動いてきた。

「ん、んん⋯っ」

 今までされるがままだった奏斗が俺に応えようって気持ちになってくれたのが嬉しい。動きは拙いけど、それにさえ俺は興奮する。

「⋯二本目入れるな」
「ぅ、ん⋯⋯んっ⋯」

 一度指を抜き、人差し指と中指を揃えてまた入れていく。たぶん、相当腹ん中気持ち悪いとは思う。異物感っつーの? 本来は排泄する場所だから、入って中が弄られんのは普通なら経験しないからな。
 奏斗はキスの最中息が上手く吸えないからさすがにそろそろ離そうとしたけど、首に回されてた腕に引かれて奏斗に唇が食まれた。

「ん⋯⋯櫂く⋯」
「⋯奏斗⋯」
「離れちゃやだ⋯」
「⋯っ⋯」

 めちゃくちゃ理性を抑えてるのに、揺さぶるような事を言わないで欲しい。
 噛み付くように唇を塞ぎ、貫いてしまいたい衝動に駆られながらもどうにか堪え腸壁を解していると、ある場所を撫でた瞬間奏斗の身体がビクリと跳ねた。

「ひぁ⋯っ」
「⋯ここ?」
「や、ぁ、そこやだ⋯っ」

 奏斗が反応したところを何度か押すと、奏斗がビクビクしながら首を振る。間近に見える顔が切なげに眉を顰め、縋るようにぎゅうっとしがみついてきた。
 宥めるように顔中に口付けながら更に指を増やし様子を見る。
 正直、俺の中心はパンパンに張り詰めていて痛いくらいだ。

「ん、は⋯ぅ⋯」
「唇は噛むなよ」
「⋯か、いく⋯⋯ま、だ⋯?」
「まだ。もうちょい拡げる」
「ンン⋯っ」

 三本が余裕になるくらいじゃないと怪我をさせるかもしれないから不安だし、少しでも苦しい思いをさせたくない。
 なるべくさっきの場所を擦りながら唇を肌に這わせていたら、奏斗の呼吸が小刻みになり服を掴む手に力がこもってきた。

「や⋯ぁ、あ⋯⋯だめ⋯何か⋯っ」
「もしかしてイきそ?」
「っ⋯何⋯⋯ぁ、ん、ん⋯ッ」

 胸が感じるなんて敏感だなと思ったけど、初めてなのに中でイけたりするのだろうか。でもそれで俺がさせたいって粘って出せなかったら可哀想だしと、奏斗の首の下から腕を抜くと先走りを垂らす中心を握り込んだ。
 前と後ろで同じようなリズムで手を動かしてたら、奏斗が身体を強張らせ声にならない声を上げて達した。
 腕から力が抜け細い肢体がベッドに横たわる。
 指を抜き、奏斗が出した物がついている手を見るけど嫌悪感なんて一つもなくて、拭くのももったいねぇなって思って舐め取ろうとしたら手首が掴まれた。

「な、何で舐めようとしてるの⋯っ」
「ん? 奏斗から出たもんだし、もったいないと思って」
「も、もったいないって⋯っ⋯⋯ダメ、拭いて⋯!」
「えー」
「拭いて⋯っ」
「はいはい」

 真っ赤な顔で必死に首を振る奏斗に仕方ないなとティッシュで拭くとホッと息を吐く。
 そんなに嫌だったのかと思いつつ、ゴムを取り出して自身に着けた俺は奏斗の足の間に入りローションを足してヒクついている場所へ先をあてがった。

「挿れるな。辛かったら噛むなり爪立てるなりしてくれていいから」
「う、うん⋯」

 奏斗の手を首に回させ、髪を撫でながらぐっと腰を進める。質量が違うからキツいのは仕方ないとはいえ、思った以上に狭くてなかなかに難儀だ。

「⋯ッ⋯ん⋯んぅ⋯っ」
「奏斗、ちゃんと息しろ」
「は⋯ぁ、う⋯ん⋯」

 歯を食いしばる奏斗の唇を押し開いて親指を歯と歯の隙間に差し込み、舌を撫でながらそう言えば不規則に吸ったり吐いたりして、無意識に入る力を必死に緩めようとしている。
 そんないじらしさがひどく愛おしい。
 あんまり時間をかける方がより負担になるし、一瞬でも力が抜けた瞬間を見逃さないように少しずつでも挿入していく。
 慎重すぎるくらい慎重に、額に汗が滲んでも奏斗の爪が肩に食い込んでも、親指を噛まれても定期的に息を吐きながら進めてたら、ようやく先端が行き止まりに当たった。

(入っ⋯た⋯)

 中は熱いしうねってるし、締め付けもヤバくて気を抜くとすぐにでもイきそうなくらい気持ちいい。
 ぎゅっと目を閉じてボロボロと涙を流してる奏斗の頬を撫で、触れるだけのキスをすれば目蓋を上げ俺の手を握ってきた。

「櫂くん⋯」
「大丈夫か?」
「ん⋯お腹苦しいけど⋯へーき⋯」
「頑張ってくれてありがとな」
「⋯櫂くんも⋯⋯ありがとう⋯」
  
 何に対してなのかは分からないけど、ふにゃりと微笑む奏斗に目を細めた俺は両肘を奏斗の顔の横につき、頭のところで手を組んで口付けた。啄みながら軽く腰を揺らすとくぐもった声が漏れる。

「ふぁ⋯⋯ん、ん⋯っ」

 自分本位にならないようゆっくりと半分くらいまで抜いてまた奥に当てる。狭い場所を限界まで拡げられて俺を受け入れてる奏斗は、慣れない感覚に眉尻を下げながらも一生懸命に応えてくれてた。
 さっき反応したのが腹側だったから、一番太い部分が当たるように上めに擦ってたらだんだんと奏斗の声が甘くなってくる。

「ゃ⋯あ⋯⋯ぁ、ん⋯っ」
「⋯奏斗⋯」
「櫂く⋯っ、ンッ⋯⋯す、き⋯⋯大好き⋯」
「⋯俺も好きだ」

 縋るように俺の首にしがみつきそう言ってくる奏斗を抱き締めて俺も言葉を返すと、少しずつ動きを速め奏斗の首筋へと口付けた。
 ここに俺のって痕を残したら、奏斗はどう思うんだろうか。
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