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甘くて意地悪な恋人※
櫂くんとの生活が始まって早くも一ヶ月が経った。
泊まりはあっても何日も一緒に過ごすってなかったから、俺のダメなところを見られて呆れられるかもって心配はあったものの櫂くんは全然変わらなくて、それどころか俺を甘やかす事が増えた気がして正直困ってる。
このままだと俺、ダメ人間になりそうってくらい甘い。
「奏斗、髪乾かしてやるからここ座んな」
「自分で出来るよ?」
「俺がしてやりてぇんだって。ほら、来い」
「う、うん」
こんな風に事ある毎に何かをしてくれる。
それが優しさからだって知ってるから無碍にも出来なくて、むしろあれこれして欲しいなって甘える方が喜んでくれるって気付いた。
今までもやってやるよって場面はあったけど、櫂くんって意外に甘やかし屋なんだよね。
「や、ぁ、あ⋯っ⋯んん⋯!」
敏感なところを押され、俺は身体を震わせて果てた。
指が抜かれて袋を開けるピリッという微かな音のあと、覆い被さってきた櫂くんが俺の頬を撫でて口付けてくる。
「挿れるな」
「ん⋯」
足が広げられ奥の窄まりに先端が触れ、ゆっくりと入ってくるこの感じはいつまで経っても慣れない。本来は出す場所に、それより太くて硬いものが入ってくるんだもん。ゾワゾワとゾクゾクが混ざって何とも言えない感覚になる。
奥まで入ってきた櫂くんがふーっと息を吐き、俺の顔中にキスをし始めた。
櫂くんは、一回目は絶対に入れてすぐは動かない。
俺が落ち着くまでこうやってキスしたり頭を撫でたりしながら待ってくれて、俺が大丈夫って言ってからやっと動く。
でも俺は途中で何も考えられなくなるからそれも最初だけなんだけど。
「⋯っ⋯」
「苦しくねぇ?」
「だいじょ、ぶ⋯」
「しんどくなったら言えよ」
「ん⋯」
本当はいつも最初だけ苦しかったりするけど、櫂くんが待ってくれるおかげで自分のペースで呼吸出来るからすぐに慣れる。
そうしたら次はいっぱいに拡げられてる中がウズウズしてきて、早く擦って欲しいってねだりたくなるから不思議だ。
気持ちいいって分かってるからかもしれないけど、自分でも奥がヒクつき始めた事に気付いて櫂くんの頬へと触れる。
これがいつもの合図だ。
「櫂くん⋯」
「ん、もういいか?」
「うん⋯」
唇を戯れのように軽く触れ合わせつつ、櫂くんはゆっくりと腰を引いてまた押し込める。
腸壁が前後に擦られビクリと首を竦める俺の太腿を宥めるように大きな手が撫で、膝裏までくるとぐいっと上げて膝に口付けてきた。
最中の櫂くんは俺の身体の至るところにキスしてはたまに強く吸って痕を残す。初めて見た時は虫に刺されまくったのかと思ったけど、それがキスマークだって教えて貰って嬉しくなった。
俺も櫂くんにつけてみようと何度か挑戦したけど、上手に出来たのなんて一回か二回くらいだ。歯型の方が簡単くらいまである。
「あ⋯ん、ん⋯っ」
「⋯奏斗⋯」
「ぁ、だめ⋯汗掻いてる、から⋯」
「確かに、しょっぺぇな」
首筋から耳の後ろまで舐め上げられ慌てて櫂くんの頬を挟んで離そうとするけど、引くどころかさらに近付いてきて耳の穴にぬるっとしたものが入ってきた。
湿った音が鼓膜を刺激し、尖らせた舌先が抜き差しされてゾクゾクする。
「や、ぁ、それやだ⋯っ」
「んー?」
「抜いて⋯っ⋯ひぁ、あ、ゃ⋯ん⋯っ」
耳から全身に甘い痺れが走り身悶えていたら、ぐっと奥が突かれ櫂くんの動きが速くなった。耳と中を同時に攻められ、俺はただ声を上げるしか出来ない。
「あぁ、あ、や⋯⋯だめ、だめ⋯っ」
「⋯っ、締めすぎ⋯⋯」
「あ、ぁ、ん⋯っ、やぁ⋯⋯も、イっちゃ⋯」
「イっていいよ⋯」
「あ⋯あ、ぅ⋯⋯櫂く⋯⋯や⋯ぁ、あ⋯⋯っ、んん⋯ッ!」
「⋯っ⋯」
ベッドが揺れるくらい強めに腰が打ち付けられながら変わらず耳も刺激され、あっという間に限界を迎えた俺は背をしならせて達した。櫂くんも息を詰めて動きを止めたけど、出した訳じゃないみたい。
ふーっと長めに息を吐き、余韻で震える俺の前髪を掻き上げるように額を撫でる。
「耳、弱い?」
「分かん、ない⋯こんなとこ舐められたの初めてだし⋯」
「俺以外にそんな事した奴がいたら沈めてやる」
眉を顰めあからさまに不機嫌になった櫂くんに苦笑し、ふと櫂くんはどうなんだろうって気になった俺は手を上げて形のいい耳へと触れてみた。
「櫂くんも試してみる⋯?」
「いや、俺はいい。それより⋯」
「ひぁ⋯っ」
もしかしたら櫂くんも弱いかもしれないって思ったんだけど、あっさりと首を振られた挙句まだ中にいた櫂くんに奥が突かれ思わず声が出た。
反射的に両手で口を覆うと、ニヤッと笑った櫂くんがベッドに手を着いて腰を揺らしてくるから身体が跳ねてしまう。
「ンッ⋯ゃ、ぁ、ん、んん⋯っ」
「何で声を抑えんだよ」
「あ⋯っ、だっ、て⋯⋯ッ⋯やぁ、あ、あ⋯!」
「そうそう」
俺が口を覆ったまま首を振ったからか、意地悪モードに入った櫂くんに両手が剥がされてそのままシーツに縫い付けられ、さっきよりも激しく中を擦られる。
出したばっかりで敏感になってるせいか、太い部分が前立腺を抉るたび強い快感に見舞われて勝手に涙が出てきた。
「あ、あ⋯っ、そこや⋯っ⋯やだ、また出ちゃ⋯」
「⋯っ、俺も⋯」
「ぁ⋯ん、ぅ⋯ふぁ⋯っ⋯ぁ、も⋯⋯ん、んん―⋯ッ!」
「⋯く⋯っ」
喘ぐ口が塞がれ、俺は頭が真っ白になりながらくぐもった声を上げもう量も少なくなったものを出した。そのすぐあとに櫂くんも小さく唸ってゴムの中に出し、落ち着いた頃に奥から抜かれる。
広げられていた足が倒れ、疲労感でぐったりしたまま息を整えてたら櫂くんの顔が近付いて額に口付けられた。
「奏斗、明日何時から?」
「? えっと⋯明日は午後だけ⋯かな?」
「んじゃ大丈夫か」
「へ?」
ゴムを外して口を結んで捨てた櫂くんが、どうしてか新しいゴムを着けて俺をうつ伏せにしてきた。その時視界に入ったものにぎょっと目を剥く。
な、何でもうそんなに元気になってるの?
慌てて振り向いたけど、ヒクついてるところに押し当てられてギュッと枕を握った。
「もう一回、な」
甘い声がそう囁きぐっと質量のあるものが入ってきた。
結局さらにもう一回が追加され、俺は最後には気を失ってしまい次に目が覚めた時には朝で一瞬時間が飛んだのかと困惑した。
一緒に住み始めてからの櫂くんは、前以上に元気な気がする。
泊まりはあっても何日も一緒に過ごすってなかったから、俺のダメなところを見られて呆れられるかもって心配はあったものの櫂くんは全然変わらなくて、それどころか俺を甘やかす事が増えた気がして正直困ってる。
このままだと俺、ダメ人間になりそうってくらい甘い。
「奏斗、髪乾かしてやるからここ座んな」
「自分で出来るよ?」
「俺がしてやりてぇんだって。ほら、来い」
「う、うん」
こんな風に事ある毎に何かをしてくれる。
それが優しさからだって知ってるから無碍にも出来なくて、むしろあれこれして欲しいなって甘える方が喜んでくれるって気付いた。
今までもやってやるよって場面はあったけど、櫂くんって意外に甘やかし屋なんだよね。
「や、ぁ、あ⋯っ⋯んん⋯!」
敏感なところを押され、俺は身体を震わせて果てた。
指が抜かれて袋を開けるピリッという微かな音のあと、覆い被さってきた櫂くんが俺の頬を撫でて口付けてくる。
「挿れるな」
「ん⋯」
足が広げられ奥の窄まりに先端が触れ、ゆっくりと入ってくるこの感じはいつまで経っても慣れない。本来は出す場所に、それより太くて硬いものが入ってくるんだもん。ゾワゾワとゾクゾクが混ざって何とも言えない感覚になる。
奥まで入ってきた櫂くんがふーっと息を吐き、俺の顔中にキスをし始めた。
櫂くんは、一回目は絶対に入れてすぐは動かない。
俺が落ち着くまでこうやってキスしたり頭を撫でたりしながら待ってくれて、俺が大丈夫って言ってからやっと動く。
でも俺は途中で何も考えられなくなるからそれも最初だけなんだけど。
「⋯っ⋯」
「苦しくねぇ?」
「だいじょ、ぶ⋯」
「しんどくなったら言えよ」
「ん⋯」
本当はいつも最初だけ苦しかったりするけど、櫂くんが待ってくれるおかげで自分のペースで呼吸出来るからすぐに慣れる。
そうしたら次はいっぱいに拡げられてる中がウズウズしてきて、早く擦って欲しいってねだりたくなるから不思議だ。
気持ちいいって分かってるからかもしれないけど、自分でも奥がヒクつき始めた事に気付いて櫂くんの頬へと触れる。
これがいつもの合図だ。
「櫂くん⋯」
「ん、もういいか?」
「うん⋯」
唇を戯れのように軽く触れ合わせつつ、櫂くんはゆっくりと腰を引いてまた押し込める。
腸壁が前後に擦られビクリと首を竦める俺の太腿を宥めるように大きな手が撫で、膝裏までくるとぐいっと上げて膝に口付けてきた。
最中の櫂くんは俺の身体の至るところにキスしてはたまに強く吸って痕を残す。初めて見た時は虫に刺されまくったのかと思ったけど、それがキスマークだって教えて貰って嬉しくなった。
俺も櫂くんにつけてみようと何度か挑戦したけど、上手に出来たのなんて一回か二回くらいだ。歯型の方が簡単くらいまである。
「あ⋯ん、ん⋯っ」
「⋯奏斗⋯」
「ぁ、だめ⋯汗掻いてる、から⋯」
「確かに、しょっぺぇな」
首筋から耳の後ろまで舐め上げられ慌てて櫂くんの頬を挟んで離そうとするけど、引くどころかさらに近付いてきて耳の穴にぬるっとしたものが入ってきた。
湿った音が鼓膜を刺激し、尖らせた舌先が抜き差しされてゾクゾクする。
「や、ぁ、それやだ⋯っ」
「んー?」
「抜いて⋯っ⋯ひぁ、あ、ゃ⋯ん⋯っ」
耳から全身に甘い痺れが走り身悶えていたら、ぐっと奥が突かれ櫂くんの動きが速くなった。耳と中を同時に攻められ、俺はただ声を上げるしか出来ない。
「あぁ、あ、や⋯⋯だめ、だめ⋯っ」
「⋯っ、締めすぎ⋯⋯」
「あ、ぁ、ん⋯っ、やぁ⋯⋯も、イっちゃ⋯」
「イっていいよ⋯」
「あ⋯あ、ぅ⋯⋯櫂く⋯⋯や⋯ぁ、あ⋯⋯っ、んん⋯ッ!」
「⋯っ⋯」
ベッドが揺れるくらい強めに腰が打ち付けられながら変わらず耳も刺激され、あっという間に限界を迎えた俺は背をしならせて達した。櫂くんも息を詰めて動きを止めたけど、出した訳じゃないみたい。
ふーっと長めに息を吐き、余韻で震える俺の前髪を掻き上げるように額を撫でる。
「耳、弱い?」
「分かん、ない⋯こんなとこ舐められたの初めてだし⋯」
「俺以外にそんな事した奴がいたら沈めてやる」
眉を顰めあからさまに不機嫌になった櫂くんに苦笑し、ふと櫂くんはどうなんだろうって気になった俺は手を上げて形のいい耳へと触れてみた。
「櫂くんも試してみる⋯?」
「いや、俺はいい。それより⋯」
「ひぁ⋯っ」
もしかしたら櫂くんも弱いかもしれないって思ったんだけど、あっさりと首を振られた挙句まだ中にいた櫂くんに奥が突かれ思わず声が出た。
反射的に両手で口を覆うと、ニヤッと笑った櫂くんがベッドに手を着いて腰を揺らしてくるから身体が跳ねてしまう。
「ンッ⋯ゃ、ぁ、ん、んん⋯っ」
「何で声を抑えんだよ」
「あ⋯っ、だっ、て⋯⋯ッ⋯やぁ、あ、あ⋯!」
「そうそう」
俺が口を覆ったまま首を振ったからか、意地悪モードに入った櫂くんに両手が剥がされてそのままシーツに縫い付けられ、さっきよりも激しく中を擦られる。
出したばっかりで敏感になってるせいか、太い部分が前立腺を抉るたび強い快感に見舞われて勝手に涙が出てきた。
「あ、あ⋯っ、そこや⋯っ⋯やだ、また出ちゃ⋯」
「⋯っ、俺も⋯」
「ぁ⋯ん、ぅ⋯ふぁ⋯っ⋯ぁ、も⋯⋯ん、んん―⋯ッ!」
「⋯く⋯っ」
喘ぐ口が塞がれ、俺は頭が真っ白になりながらくぐもった声を上げもう量も少なくなったものを出した。そのすぐあとに櫂くんも小さく唸ってゴムの中に出し、落ち着いた頃に奥から抜かれる。
広げられていた足が倒れ、疲労感でぐったりしたまま息を整えてたら櫂くんの顔が近付いて額に口付けられた。
「奏斗、明日何時から?」
「? えっと⋯明日は午後だけ⋯かな?」
「んじゃ大丈夫か」
「へ?」
ゴムを外して口を結んで捨てた櫂くんが、どうしてか新しいゴムを着けて俺をうつ伏せにしてきた。その時視界に入ったものにぎょっと目を剥く。
な、何でもうそんなに元気になってるの?
慌てて振り向いたけど、ヒクついてるところに押し当てられてギュッと枕を握った。
「もう一回、な」
甘い声がそう囁きぐっと質量のあるものが入ってきた。
結局さらにもう一回が追加され、俺は最後には気を失ってしまい次に目が覚めた時には朝で一瞬時間が飛んだのかと困惑した。
一緒に住み始めてからの櫂くんは、前以上に元気な気がする。
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