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奥まで愛して※
最近になってようやく住み慣れてきた部屋の中。
買った物が袋に入ったまま床に置かれてるけど、今の俺には片付ける余裕も気持ちもない。
「⋯っ、ん⋯ぅ⋯」
シングルの狭いベッドの上、向かい合って座ってる俺たちは約一ヶ月ぶりのキスに夢中になってた。
洗面用具とか、他にも柊也が使う物だとか食材だとかを買って帰宅し、玄関に入った瞬間抱き込まれて唇が塞がれたんだけど、どうにか宥めすかしてベッドまで我慢して貰ってからの今だからめちゃくちゃ深い。
上手く息が出来なくて柊也の服を掴んだらようやく離れてくれた。
「⋯大丈夫ですか?」
「⋯⋯くるし⋯」
「すみません。やっと柚琉さんに触れたから嬉しくて⋯」
「ん⋯⋯俺もうれし、から⋯気にするな⋯」
ただ息が整うまでは待って欲しい。そう付け足すと、柊也は小さく頷いたものの俺を押し倒してきた。態度と行動が合ってないと見上げるとギラついた目で俺を見下ろす柊也がいてゾクッとする。
腰が押し付けられ、もう硬くなったものが俺のに触れた。
「ん⋯ぁ⋯」
布越しに軽く擦り合わされ甘い感覚が背中を走る。
下着の中がぬるつき始めた頃、おもむろに上体を起こした柊也が俺のベルトを外しチャックを下ろして下着ごとズボンを脱がせた。あまりにも鮮やかで呆けてた俺だけど、ハッとして足を閉じようとしたもののもう遅い。
先走りで濡れた俺の中心を、柊也は躊躇いもなく咥える。
「あ⋯っ」
これが初めてって訳じゃないけど、その時は大抵風呂も済ませてたからいいやって感じだった。でもいまは帰って来たばっかりで洗ってさえいなくて、俺は柊也の頭を剥がそうと押さえる。
「柊也⋯っ、バカ、汚い⋯!」
「ひはなふないれふ」
「咥えたまんま喋んな⋯ぁ、ダメって⋯んんっ」
柊也の口の中は熱くて、上下されると力が入らなくなる。それでも震える手で押してたら強く吸われて腰が跳ねた。
絶妙な力加減で愛撫してくれるけど、もう前だけじゃイけない俺は気持ちいいのにもどかしくて眉根を寄せる。根元まで咥え込まれ、吸いながら刺激され勝手に奥がヒクつき始めた。
「⋯しゅ、や⋯」
「ん?」
「後ろ、も⋯触って欲し⋯⋯中じゃないと、イけない⋯」
動きに合わせて揺れる柔らかな髪に触れながらそうねだると、目を丸くした柊也が一度口を離し傍に置いてたローションを手の平に出して温め、指にまで絡めてから窄まりへと挿入させてきた。
長い指が俺じゃ届かなかった場所まで来て背中が震える。
ゆっくりと抜き差しが始まり反射的に膝を立てるとそこに柊也が口付けてきた。
「柚琉さん、中じゃないとイけないんですか?」
「ぁ、ん⋯⋯誰のせい⋯だ⋯っ」
「俺のせい?」
「お前しかいな⋯っ、や、ぁあ⋯っ」
白々しいと思いつつ言葉を返そうとしたのに、いきなり指の動きが早くなって高い声が上がった。
それにふっと笑った柊也が小さい声で「可愛い」って呟いて、また俺のを咥える。
「んん⋯っ」
外と中、同時に攻められ頭の中がその事だけでいっぱいになる。
誰にでもモテてるイケメンが俺のを咥えてる姿は妙に背徳感があって、いけない事をさせてるような気持ちになるけどそんな行為さえキラキラして見えるのは何でなんだろう。
「は、ぁ⋯んっ⋯」
腸壁を擦るように動いていた指が前立腺を軽めに押し始め堪らすシーツを掴んだ。
腹の奥が疼いてじわじわと熱がせり上がってくる。
「⋯っ、柊也⋯も、出るから⋯離し⋯」
足先に力が入り身体が強張る。
このままじゃ柊也の口に出す事になるから離して欲しいのに、あろう事か柊也は動きを速めただけじゃなく前立腺を強く押してきた。
「や⋯あ、ぅ⋯っ⋯ん、んん⋯!」
自分だけじゃ得られなかった快感と、久し振りの射精感に俺は大きく身体を震わせて出したんだけど、ごくりと喉が鳴った音がして柊也を睨み付けた。
何で当然のように飲むんだ、コイツは。
「お前⋯ばかやろ⋯っ」
「⋯だいぶ濃いですけど⋯一人でしなかったんですか?」
俺の睨みや恨み節なんて何のその、親指で唇を拭いながらすっとぼけた事を言う柊也に力が抜け腕を額に置いて息を吐く。
「だから、後ろじゃないとイけないって言っただろ。自分で入れても、上手くいいとこに当てられないんだよ」
「⋯ここ?」
「ひぅ⋯っ」
イったあとで気が抜けてたっていうのもあるけど、油断してたところで前立腺がぐっと押され変な声が出た。慌てて両手で口を押さえたけど、意地悪スイッチの入った柊也が指を増やしてそこばかり刺激してくる。
「ぅあ⋯あ、や⋯そこ⋯っ」
「柚琉さん、ここ好きですもんね。触るたび締め付けてくる」
「待っ⋯あ、あ⋯」
「気持ちいい? 中うねってますよ」
言葉攻めとかどこで覚えてきたんだと言いたくなるけど、口から出てくるのは甘えた声ばかりで恥ずかしい。そんな俺に柊也は柔らかく微笑むと、ローションを足して更に指を増やしてきた。
奥まで入れて今度は拡げるように動かし始める。
背中がゾクゾクするけど、いい加減物足りない。
「柊也⋯」
「駄目ですよ。久し振りなんですから、ちゃんと慣らさないと」
「ん、んん⋯っ」
早く柊也ので中をいっぱいにして欲しいのに、俺に痛い思いをさせたくない柊也は絶対に前戯に手を抜かない。だからこそあっちにいる時は自分でやったりしてたんだし。まぁもう禁止されたんですけどね。
もどかしさに唇を噛み枕に爪を立てて我慢してたら、ようやく指が抜かれて硬くなった先端が宛てがわれた。
「いい子にしてたご褒美、たくさん下さいね」
「ん、ぅん⋯やるから⋯奥、早く⋯」
「はい。いっぱい気持ち良くなって下さい」
そう言って俺の頬へと口付けた柊也はゆっくりと腰を進めてきた。狭い場所を押し拡げるように奥へと挿入ってくる熱に全身が悦びで戦慄く。
俺は腕を伸ばして柊也の首に抱き着くと、上げていた足を柊也の腰に回してより密着させた。
この苦しみも快感も、しっかりと刻み込んでおきたい。
買った物が袋に入ったまま床に置かれてるけど、今の俺には片付ける余裕も気持ちもない。
「⋯っ、ん⋯ぅ⋯」
シングルの狭いベッドの上、向かい合って座ってる俺たちは約一ヶ月ぶりのキスに夢中になってた。
洗面用具とか、他にも柊也が使う物だとか食材だとかを買って帰宅し、玄関に入った瞬間抱き込まれて唇が塞がれたんだけど、どうにか宥めすかしてベッドまで我慢して貰ってからの今だからめちゃくちゃ深い。
上手く息が出来なくて柊也の服を掴んだらようやく離れてくれた。
「⋯大丈夫ですか?」
「⋯⋯くるし⋯」
「すみません。やっと柚琉さんに触れたから嬉しくて⋯」
「ん⋯⋯俺もうれし、から⋯気にするな⋯」
ただ息が整うまでは待って欲しい。そう付け足すと、柊也は小さく頷いたものの俺を押し倒してきた。態度と行動が合ってないと見上げるとギラついた目で俺を見下ろす柊也がいてゾクッとする。
腰が押し付けられ、もう硬くなったものが俺のに触れた。
「ん⋯ぁ⋯」
布越しに軽く擦り合わされ甘い感覚が背中を走る。
下着の中がぬるつき始めた頃、おもむろに上体を起こした柊也が俺のベルトを外しチャックを下ろして下着ごとズボンを脱がせた。あまりにも鮮やかで呆けてた俺だけど、ハッとして足を閉じようとしたもののもう遅い。
先走りで濡れた俺の中心を、柊也は躊躇いもなく咥える。
「あ⋯っ」
これが初めてって訳じゃないけど、その時は大抵風呂も済ませてたからいいやって感じだった。でもいまは帰って来たばっかりで洗ってさえいなくて、俺は柊也の頭を剥がそうと押さえる。
「柊也⋯っ、バカ、汚い⋯!」
「ひはなふないれふ」
「咥えたまんま喋んな⋯ぁ、ダメって⋯んんっ」
柊也の口の中は熱くて、上下されると力が入らなくなる。それでも震える手で押してたら強く吸われて腰が跳ねた。
絶妙な力加減で愛撫してくれるけど、もう前だけじゃイけない俺は気持ちいいのにもどかしくて眉根を寄せる。根元まで咥え込まれ、吸いながら刺激され勝手に奥がヒクつき始めた。
「⋯しゅ、や⋯」
「ん?」
「後ろ、も⋯触って欲し⋯⋯中じゃないと、イけない⋯」
動きに合わせて揺れる柔らかな髪に触れながらそうねだると、目を丸くした柊也が一度口を離し傍に置いてたローションを手の平に出して温め、指にまで絡めてから窄まりへと挿入させてきた。
長い指が俺じゃ届かなかった場所まで来て背中が震える。
ゆっくりと抜き差しが始まり反射的に膝を立てるとそこに柊也が口付けてきた。
「柚琉さん、中じゃないとイけないんですか?」
「ぁ、ん⋯⋯誰のせい⋯だ⋯っ」
「俺のせい?」
「お前しかいな⋯っ、や、ぁあ⋯っ」
白々しいと思いつつ言葉を返そうとしたのに、いきなり指の動きが早くなって高い声が上がった。
それにふっと笑った柊也が小さい声で「可愛い」って呟いて、また俺のを咥える。
「んん⋯っ」
外と中、同時に攻められ頭の中がその事だけでいっぱいになる。
誰にでもモテてるイケメンが俺のを咥えてる姿は妙に背徳感があって、いけない事をさせてるような気持ちになるけどそんな行為さえキラキラして見えるのは何でなんだろう。
「は、ぁ⋯んっ⋯」
腸壁を擦るように動いていた指が前立腺を軽めに押し始め堪らすシーツを掴んだ。
腹の奥が疼いてじわじわと熱がせり上がってくる。
「⋯っ、柊也⋯も、出るから⋯離し⋯」
足先に力が入り身体が強張る。
このままじゃ柊也の口に出す事になるから離して欲しいのに、あろう事か柊也は動きを速めただけじゃなく前立腺を強く押してきた。
「や⋯あ、ぅ⋯っ⋯ん、んん⋯!」
自分だけじゃ得られなかった快感と、久し振りの射精感に俺は大きく身体を震わせて出したんだけど、ごくりと喉が鳴った音がして柊也を睨み付けた。
何で当然のように飲むんだ、コイツは。
「お前⋯ばかやろ⋯っ」
「⋯だいぶ濃いですけど⋯一人でしなかったんですか?」
俺の睨みや恨み節なんて何のその、親指で唇を拭いながらすっとぼけた事を言う柊也に力が抜け腕を額に置いて息を吐く。
「だから、後ろじゃないとイけないって言っただろ。自分で入れても、上手くいいとこに当てられないんだよ」
「⋯ここ?」
「ひぅ⋯っ」
イったあとで気が抜けてたっていうのもあるけど、油断してたところで前立腺がぐっと押され変な声が出た。慌てて両手で口を押さえたけど、意地悪スイッチの入った柊也が指を増やしてそこばかり刺激してくる。
「ぅあ⋯あ、や⋯そこ⋯っ」
「柚琉さん、ここ好きですもんね。触るたび締め付けてくる」
「待っ⋯あ、あ⋯」
「気持ちいい? 中うねってますよ」
言葉攻めとかどこで覚えてきたんだと言いたくなるけど、口から出てくるのは甘えた声ばかりで恥ずかしい。そんな俺に柊也は柔らかく微笑むと、ローションを足して更に指を増やしてきた。
奥まで入れて今度は拡げるように動かし始める。
背中がゾクゾクするけど、いい加減物足りない。
「柊也⋯」
「駄目ですよ。久し振りなんですから、ちゃんと慣らさないと」
「ん、んん⋯っ」
早く柊也ので中をいっぱいにして欲しいのに、俺に痛い思いをさせたくない柊也は絶対に前戯に手を抜かない。だからこそあっちにいる時は自分でやったりしてたんだし。まぁもう禁止されたんですけどね。
もどかしさに唇を噛み枕に爪を立てて我慢してたら、ようやく指が抜かれて硬くなった先端が宛てがわれた。
「いい子にしてたご褒美、たくさん下さいね」
「ん、ぅん⋯やるから⋯奥、早く⋯」
「はい。いっぱい気持ち良くなって下さい」
そう言って俺の頬へと口付けた柊也はゆっくりと腰を進めてきた。狭い場所を押し拡げるように奥へと挿入ってくる熱に全身が悦びで戦慄く。
俺は腕を伸ばして柊也の首に抱き着くと、上げていた足を柊也の腰に回してより密着させた。
この苦しみも快感も、しっかりと刻み込んでおきたい。
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