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ローラント前侯爵夫妻が来られるなら、急いでドレスの支度をしないといけない。幸いにしてまだ着ていないドレスもあるし、どんな衣装にするか今から考えねば。
「テレサっ!」
「はい」
「衣装を今から考えるわよ。決まるまで食事も睡眠もなしよ!」
「そんな……横暴です」
「ローラント家に行けるかどうかなのよ、当り前じゃない! バカなのあんたっ!」
未使用ドレスを何着か持って来させ、宝石類も出してくる。
「う~ん、流石にフィスト様の瞳の色はやり過ぎね。淡い青を髪飾りかドレスのアクセントにして、ネックレスか指輪でアピールね。後はどうしてこんな家に来るかよね。テレサ、聞いてないの?」
「私にはさっぱりです。後妻のケイト様が入られたから挨拶でしょうか?」
「なら普通当主が来るんじゃない? ……でも、フィスト様は今は見回りで辺境警備に出ているって夜会で言われてたわね。ならそれもありか」
なんにせよ、これまでの人生の中でも大チャンスであることは確実だ。
「あ~あ、お兄様は良いわよね。実子だろうがそうでなかろうが、後ろに侯爵家の跡継ぎがついてくるから、程々に頑張れば婚約者は簡単に見つかるもの。私なんて、嫁ぐ方だからいつ実子でないと判明して援助も後ろ盾も打ち切り、なんて噂されてどこも相手してくれないし……」
「そうですね。学園での学力も魔力も人並み以上でしたのに、縁遠くなられるとは」
「そうよテレサ! あの頃の私はバカだったわ。頑張ればいい縁談が来ると信じてたのよ。そんなことありえないってのに。昔の私を殴りに行ってやりたいわ!」
シュッシュッ
私はドレス姿のまま、コンビネーションを繰り出して目の前に浮かぶ昔の自分を倒した。
「はしたないですよ、お嬢様。衣装はこれでよろしいですね?」
「ええ、しかし本当に惜しいことをしたわね。あの伯爵家には土地なしとはいえ、男爵家の位が余ってたから一つ貰おうと思っていたのに」
領地なしの爵位は国から各領主に少しだけもらえる。もちろん男爵家にはないけど。任命すればちょっとだけ、国からお金ももらえる。ただ、あまり簡単に与えると家の乗っ取りの危険性もあるし、大抵は子供用に取っておくんだよね。長男に何かあって次男が急な後継者になる際、平民落ちしてたら体裁悪いからね。
「男爵の爵位などどうするのです?」
「へ? テレサにあげるんだけど」
「わ、私にですか?」
「仮にも侯爵家から嫁ぐのよ。私の世話をするメイドが爵位の一つも持っていないなんておかしいわ! そ・れ・に! それを機に伯爵家の爵位を嫁の私が動かせるって実績を作って、わがまま三昧するつもりだったのに……」
「はぁ、向こうにとっては最善の結果だったのかもしれませんね」
「何言ってんの? テレサだって爵位の一つや二つあった方がいいでしょ?」
「土地のない男爵家なんて税金でトントンですよ。夜会に誘われる可能性も考えたらいりません」
「でも、いい男が捕まるわよ?」
「お嬢様を見る限り、いい男の条件があまりにもろくでもないので……」
「何でよ! 金持ちで気弱で爵位は伯爵以上だけよ。しかも、この中のニつでいいんだから私は優しい方よ」
「世の令嬢は強欲なのですね……」
「そうよ。ケイトだって子爵家の次女よ。それが侯爵家で後十年したら女盛りでついでに侯爵様が死ねば、若い男とやりたい放題よ!」
「それはお嬢様の願望では?」
「何言ってんのよ。ラインフォード夫人がこの前言ってたわ。とってもかわいいけど子供を産むのは痛いんですって。私はそんなの嫌よ!」
「でも、伯爵家に嫁ぐおつもりでしたけど……」
「あそこ弟居たでしょ? そいつから養子を貰えばいいのよ」
「そんな物みたいに」
「いいでしょ別に。そいつだって自分の子が次期領主になるのよ。絶対ラッキーって思うわ」
「そんなにうまく行ったでしょうか?」
「行くんじゃないの、行かせるのよ! それだけ決めれば後は何もしないハッピーライフだったのに……。あ~あ、早く明後日にならないかしら」
待ってました明後日! とうとう今日は前侯爵夫妻が来られる日。手入れよし、服装よし、笑顔よし!
「来たら知らせて頂戴。奥で休んでるから」
「はい」
使用人と別れ、部屋の椅子でくつろぐ。
「あ‘‘あ‘‘~、髪決めちゃうとだらけられないのが不便だわ~」
暇なので周辺の最近の政治情勢などが載っている本を読む。月に一回発行される小冊子だ。暇つぶしに読み始めたけど、結構時間がつぶせるので、いまや愛読書になっている。
「いやぁ、やっぱりこういう本はいいわ。文字は少ないけど考えることが多くて結構時間つぶせるし。大体、昼頃って言ったって十時だってまあ昼だし、十三時でも昼なんだよね。この時間って決めてくれたらな」
「お嬢様言葉遣い」
「テレサうるさい。どうしたのよ、入らないように言いつけてたけど……」
「来られました。ちなみにもう十二時前ですよ」
「へ?」
どうやら本を読むのに夢中でかなりの時間が過ぎてたらしい。
「じゃあ、行くわよ!」
決戦のフィールドへ!
「ようこそいらっしゃいました、グランツ前侯爵・カーラ前侯爵夫人。ご無沙汰しております」
侯爵様に続いて私も挨拶をする。
「ようこそいらっしゃいました。イリスと申します。侯爵様ともども歓迎いたします、前侯爵夫妻様方」
ひらりとスカートの裾をつまみ綺麗に挨拶をする。昨日の練習の成果だ。
「これはお二人ともご丁寧に。私たちのような引退した身にもこのような待遇をしていただき……」
「いえいえ、私との仲でございましょう。さあ、こちらへどうぞ」
客間に通して、お互いに着席する。それにしても今日は何の用だろう?
「そういえば、侯爵様は後妻を迎えられたとか? 社交界でも噂のようですな。私たちは人づてに聞いただけですが」
「ああ、まあ……」
「本日も奥様はいらっしゃるのですか?」
「いるにはいるのですが、子爵の出であればまだまだグランツ様やカーラ様にお会いさせるほどでは……」
「私たちは一線を引いた身です。そのようなお気遣いは無用です。お会いしても?」
ここまでいったら侯爵様も断れないだろう。ケイトがどれぐらいできるか知らないけど、まあ見てあげようじゃないの!
「分かりました。ケイトを呼んできてくれ」
「畏まりました」
数分後、おどおどとしたケイトが応接間にやって来た。
「あ、あの、新しくこの家に来ました、ケイト=レイバンです。よろしくお願いいたします」
「ほう、噂通り可憐な方だ。侯爵様はどちらで出会いになられたのか?」
「王都でのパーティーで先方から是非にと紹介されまして」
そりゃこっちから話は持ちかけないでしょうよ。そうだったら私は怒りのあまり財産持ち逃げしたわよ。まあ、話を受けたのも気にくわないけど。
「ご家族の方は心配なさいませんでしたか?」
「は、はい。父も母も侯爵様の眼に留まったのだから頑張るようにと……」
「なるほど、さすが侯爵様ですな。相変わらずの人柄だ」
「まあ、私ならば当然ですよ」
何を自慢してんだ!
「そういえば少々気になっていたのですが、そちらのお嬢様は前妻とのお嬢様ですな。家督はどちらが継がれるのですか?」
「御冗談を。家はすでに息子が継いでおりますよ。後は名義のみです。イリスはこの年になっても自由を謳歌しておりましてな、先日もようやくの婚約をふいにしてしまって困っているのです」
メキッ
あっ、ついお気に入りの扇子が。お前のせいなんだよ主に!
「……そうですか。うちの息子もまだまだ嫁を迎える気がないとごねておりまして、そろそろこちらで無理やりにでも結ばせてしまおうかと悩んでいるのです」
「フィスト侯爵殿ですな。彼も今や二十四歳でしたかな? あの年ならまだまだと思うのも致し方ないですよ。現に私も……」
「んんっ!」
いらないこと言わなくていいから。ケイトが変に聞きたがってるでしょ。今日明日に出て行かれたら、やり捨て侯爵のあだ名が新しく生まれるわよ。
「だが、我が家の後を継ぐのがあの調子では不安もありましてな。こうやって旅を楽しみながらも、何かいい縁談が無いかと捜しているのです」
「それならば、難しいとは思いますがイリスはどうでしょう。一応侯爵家としてマナーなどは出来ますし」
一応って何? 私、割とマナーはいいわよ。いい男をゲットするのに必要な技能だからね。
「レイバン侯爵様がそう言われるのでしたら……」
何という事でしょう。フィスト侯爵に姿絵を見てもらえるようになったわ。これで話が流れたら、絵師を変えましょう。私は悪くないんだから。
「テレサっ!」
「はい」
「衣装を今から考えるわよ。決まるまで食事も睡眠もなしよ!」
「そんな……横暴です」
「ローラント家に行けるかどうかなのよ、当り前じゃない! バカなのあんたっ!」
未使用ドレスを何着か持って来させ、宝石類も出してくる。
「う~ん、流石にフィスト様の瞳の色はやり過ぎね。淡い青を髪飾りかドレスのアクセントにして、ネックレスか指輪でアピールね。後はどうしてこんな家に来るかよね。テレサ、聞いてないの?」
「私にはさっぱりです。後妻のケイト様が入られたから挨拶でしょうか?」
「なら普通当主が来るんじゃない? ……でも、フィスト様は今は見回りで辺境警備に出ているって夜会で言われてたわね。ならそれもありか」
なんにせよ、これまでの人生の中でも大チャンスであることは確実だ。
「あ~あ、お兄様は良いわよね。実子だろうがそうでなかろうが、後ろに侯爵家の跡継ぎがついてくるから、程々に頑張れば婚約者は簡単に見つかるもの。私なんて、嫁ぐ方だからいつ実子でないと判明して援助も後ろ盾も打ち切り、なんて噂されてどこも相手してくれないし……」
「そうですね。学園での学力も魔力も人並み以上でしたのに、縁遠くなられるとは」
「そうよテレサ! あの頃の私はバカだったわ。頑張ればいい縁談が来ると信じてたのよ。そんなことありえないってのに。昔の私を殴りに行ってやりたいわ!」
シュッシュッ
私はドレス姿のまま、コンビネーションを繰り出して目の前に浮かぶ昔の自分を倒した。
「はしたないですよ、お嬢様。衣装はこれでよろしいですね?」
「ええ、しかし本当に惜しいことをしたわね。あの伯爵家には土地なしとはいえ、男爵家の位が余ってたから一つ貰おうと思っていたのに」
領地なしの爵位は国から各領主に少しだけもらえる。もちろん男爵家にはないけど。任命すればちょっとだけ、国からお金ももらえる。ただ、あまり簡単に与えると家の乗っ取りの危険性もあるし、大抵は子供用に取っておくんだよね。長男に何かあって次男が急な後継者になる際、平民落ちしてたら体裁悪いからね。
「男爵の爵位などどうするのです?」
「へ? テレサにあげるんだけど」
「わ、私にですか?」
「仮にも侯爵家から嫁ぐのよ。私の世話をするメイドが爵位の一つも持っていないなんておかしいわ! そ・れ・に! それを機に伯爵家の爵位を嫁の私が動かせるって実績を作って、わがまま三昧するつもりだったのに……」
「はぁ、向こうにとっては最善の結果だったのかもしれませんね」
「何言ってんの? テレサだって爵位の一つや二つあった方がいいでしょ?」
「土地のない男爵家なんて税金でトントンですよ。夜会に誘われる可能性も考えたらいりません」
「でも、いい男が捕まるわよ?」
「お嬢様を見る限り、いい男の条件があまりにもろくでもないので……」
「何でよ! 金持ちで気弱で爵位は伯爵以上だけよ。しかも、この中のニつでいいんだから私は優しい方よ」
「世の令嬢は強欲なのですね……」
「そうよ。ケイトだって子爵家の次女よ。それが侯爵家で後十年したら女盛りでついでに侯爵様が死ねば、若い男とやりたい放題よ!」
「それはお嬢様の願望では?」
「何言ってんのよ。ラインフォード夫人がこの前言ってたわ。とってもかわいいけど子供を産むのは痛いんですって。私はそんなの嫌よ!」
「でも、伯爵家に嫁ぐおつもりでしたけど……」
「あそこ弟居たでしょ? そいつから養子を貰えばいいのよ」
「そんな物みたいに」
「いいでしょ別に。そいつだって自分の子が次期領主になるのよ。絶対ラッキーって思うわ」
「そんなにうまく行ったでしょうか?」
「行くんじゃないの、行かせるのよ! それだけ決めれば後は何もしないハッピーライフだったのに……。あ~あ、早く明後日にならないかしら」
待ってました明後日! とうとう今日は前侯爵夫妻が来られる日。手入れよし、服装よし、笑顔よし!
「来たら知らせて頂戴。奥で休んでるから」
「はい」
使用人と別れ、部屋の椅子でくつろぐ。
「あ‘‘あ‘‘~、髪決めちゃうとだらけられないのが不便だわ~」
暇なので周辺の最近の政治情勢などが載っている本を読む。月に一回発行される小冊子だ。暇つぶしに読み始めたけど、結構時間がつぶせるので、いまや愛読書になっている。
「いやぁ、やっぱりこういう本はいいわ。文字は少ないけど考えることが多くて結構時間つぶせるし。大体、昼頃って言ったって十時だってまあ昼だし、十三時でも昼なんだよね。この時間って決めてくれたらな」
「お嬢様言葉遣い」
「テレサうるさい。どうしたのよ、入らないように言いつけてたけど……」
「来られました。ちなみにもう十二時前ですよ」
「へ?」
どうやら本を読むのに夢中でかなりの時間が過ぎてたらしい。
「じゃあ、行くわよ!」
決戦のフィールドへ!
「ようこそいらっしゃいました、グランツ前侯爵・カーラ前侯爵夫人。ご無沙汰しております」
侯爵様に続いて私も挨拶をする。
「ようこそいらっしゃいました。イリスと申します。侯爵様ともども歓迎いたします、前侯爵夫妻様方」
ひらりとスカートの裾をつまみ綺麗に挨拶をする。昨日の練習の成果だ。
「これはお二人ともご丁寧に。私たちのような引退した身にもこのような待遇をしていただき……」
「いえいえ、私との仲でございましょう。さあ、こちらへどうぞ」
客間に通して、お互いに着席する。それにしても今日は何の用だろう?
「そういえば、侯爵様は後妻を迎えられたとか? 社交界でも噂のようですな。私たちは人づてに聞いただけですが」
「ああ、まあ……」
「本日も奥様はいらっしゃるのですか?」
「いるにはいるのですが、子爵の出であればまだまだグランツ様やカーラ様にお会いさせるほどでは……」
「私たちは一線を引いた身です。そのようなお気遣いは無用です。お会いしても?」
ここまでいったら侯爵様も断れないだろう。ケイトがどれぐらいできるか知らないけど、まあ見てあげようじゃないの!
「分かりました。ケイトを呼んできてくれ」
「畏まりました」
数分後、おどおどとしたケイトが応接間にやって来た。
「あ、あの、新しくこの家に来ました、ケイト=レイバンです。よろしくお願いいたします」
「ほう、噂通り可憐な方だ。侯爵様はどちらで出会いになられたのか?」
「王都でのパーティーで先方から是非にと紹介されまして」
そりゃこっちから話は持ちかけないでしょうよ。そうだったら私は怒りのあまり財産持ち逃げしたわよ。まあ、話を受けたのも気にくわないけど。
「ご家族の方は心配なさいませんでしたか?」
「は、はい。父も母も侯爵様の眼に留まったのだから頑張るようにと……」
「なるほど、さすが侯爵様ですな。相変わらずの人柄だ」
「まあ、私ならば当然ですよ」
何を自慢してんだ!
「そういえば少々気になっていたのですが、そちらのお嬢様は前妻とのお嬢様ですな。家督はどちらが継がれるのですか?」
「御冗談を。家はすでに息子が継いでおりますよ。後は名義のみです。イリスはこの年になっても自由を謳歌しておりましてな、先日もようやくの婚約をふいにしてしまって困っているのです」
メキッ
あっ、ついお気に入りの扇子が。お前のせいなんだよ主に!
「……そうですか。うちの息子もまだまだ嫁を迎える気がないとごねておりまして、そろそろこちらで無理やりにでも結ばせてしまおうかと悩んでいるのです」
「フィスト侯爵殿ですな。彼も今や二十四歳でしたかな? あの年ならまだまだと思うのも致し方ないですよ。現に私も……」
「んんっ!」
いらないこと言わなくていいから。ケイトが変に聞きたがってるでしょ。今日明日に出て行かれたら、やり捨て侯爵のあだ名が新しく生まれるわよ。
「だが、我が家の後を継ぐのがあの調子では不安もありましてな。こうやって旅を楽しみながらも、何かいい縁談が無いかと捜しているのです」
「それならば、難しいとは思いますがイリスはどうでしょう。一応侯爵家としてマナーなどは出来ますし」
一応って何? 私、割とマナーはいいわよ。いい男をゲットするのに必要な技能だからね。
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