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「これはペン?」
送られたアレンはペンを見てどういう意味のものかと聞いているのだろう。普通にどこにでもあるものって感じだしね。飾りも少ないし。
「これは王都でも有名な職人のペンよ。書き心地も良くて長時間書いてても疲れにくいの。これから書類仕事も増えると思うから頑張ってね!」
「そういうことだったのか、ありがとう」
「あ、あと、これも……」
ちょっと恥ずかしいけど、と言っておずおずと手を差し出す。
「開けていい?」
なんだか急に恥ずかしくなったので口ではなく頷いて、身振りで示す。
「これは……ペンダントだね。綺麗な真紅だ。まるでイリスの瞳の色みたいだね」
「ななな、なにを言っているの!? 偶然、偶然よ。目に留まったのがそれだったの! 似合うと思って!!」
「あはは、分かったよ。でも、君の瞳の色を似合うと思ってもらえただけで嬉しいよ」
「アレン! あなた恥ずかしい男ね!」
「そうかな?」
「そうよ! ほら、つけてるところを見せて。やってあげるから」
急に変なことを言うから、つけるのがたどたどしくなっちゃったじゃない!
「どうかな、似合ってる?」
ただの気弱な人だと思っていたけど、こうしてみるとちょっとかっこいいかも……。
「あの……似合ってないかな?」
「へっ? うん、似合ってる、似合ってるわよ」
「良かった。じゃあ、君が爵位を継いだ時のパーティーには必ずつけていくよ」
「でも、それが似合う服を着るか分からないじゃない?」
「服を合わせるようにするから大丈夫」
「そこまでしなくてもいいわよ」
「いや、僕がしたいからするんだ。君のために」
そういうとアレンは私に顔を近づけて……。へっ? 今……私。
「ちょっと、用事があったわ。部屋に戻るわね!」
目の前で起きたことがまだ信じられず、慌てて走って部屋へ戻る。
「おや、お嬢様早かったですね」
「ど、どうしよう! アレンがかっこよく見えてきたの。それにキ、キスまで……」
「ほう? 彼も大人しい顔してやりますね」
「何がやりますね、よ! 会ってまだ二日目よ?」
「良いではないですか。あれだけ縁遠かったお嬢様に好意を持ってくださる男性ですよ」
「それはそうなんだけどぉ……」
なんだか、いつもの調子を保てないのよね。こういうことは慣れていないからだめだわ。
「克服しないと!」
「はぁ、やれやれ」
「兄さま、早かったですね」
「何でこっちにいるんだケイト?」
「おや、アレン様。すでにお嬢様はレイバン侯爵夫人ですよ」
「侯爵夫人様……」
「もちろんイリス様とどうだったのかなって」
「あ、いやそのな……」
途端に顔が赤くなる。あんなに積極的にしてしまったのはどうしてだろう? いつもはすらすらと話しもできないのに。
「そういえば、そのネックレス。新しくお買い求めに?」
「あ、ああ。その、イリスに貰った」
「えっ!? イリス様はどこで買われたんでしょう? 雑貨屋で買われた物は私も見ましたけど……」
「そういえば、洋服店にいた時にケイト様の服を見るため、テレサ様と一緒にお選びさせていた時はお一人でしたが、まさかあの短時間で……」
「それにそれって、イリス様の瞳の色にそっくりだね。お兄様いいなぁ」
「やっぱり、そう思うか? 本人は否定していたみたいだったけど……」
「無意識に選ばれるなんて可愛らしいですね」
「で、こんなに早く戻るなんて兄さま、そのイリス様に何してきたの!」
「そのつい勢いで、キスを……」
あ~、なんで妹とそのメイドにこんなこと問い詰められないといけないんだ。
「キス! あの兄さまが自分からですか! 積極的ですね」
「僕もなぜしてしまったのかと驚いたよ」
「皆さん青春です。イリス様のは見守り甲斐もありそうです」
「私は?」
「ケイト様はお相手が紳士ですので全く心配はしていません」
「残念」
本当に二人とも変わったな。こんなに楽しそうにするところは初めてかもしれない。僕もだけどイリスには感謝しきれないな。その分、もっと頑張らないと。
はぁ~、ご飯も食べたけどあんまり印象に残っていないわね。……駄目よこんなことじゃ! 明日は邸の視察に行くんだから気を入れ直さないと!
ぺちぺち
頬を叩いて気合を入れ直してから私は眠った。
「さて、それでは今から邸の見学の方に向かわせていただきます」
当日の味気ない朝食を終え、私たちは馬車へ乗り込む。ここでも歓待感を出すために侯爵家の馬車は今回二台用意して、先行する馬車に子爵と夫人を乗せている。アレンは必要ないという子爵の一言で置いていかれてしまった。まあ、その方がいいかも。アレンがいるとなんだか場が和んじゃうのよね。
「しかし、素晴らしい馬車ですな。少し乗りましたが、乗り心地もよくいつも使いたいですな」
「ご要望があればお聞きしますよ」
「そう、なら私も夫人の集まりに使わせていただこうかしら?」
「ええ、ぜひ」
その日が来ればお貸ししますよ。来ればね。
「到着しました」
到着したのは領都からもクレーヒルにも近い町だ。まだこの町は栄えていて、ましな規模を維持している。
「ほう? ここか。森は近いが逆に自然が生かされていて素晴らしいですな」
ええ、声が聞こえ辛いところもいいと思いますわ。
「それにこの豪華な装飾の屋敷は素晴らしいですわ。外から一目見ただけでも分かりますわ」
貼り換え式の一年物だけどね。よく見といた方がいいわよ。来年からは普通の防水性のやつに変えるし、見ることも難しくなるでしょうから。
「中はさすがに見れんのだね?」
「ええ、残念ながら三割ほどしかできていなくて。後二週間もすればできますので」
「そうか、残念だが楽しみにとっておこう」
こうして大盛況? のまま見学は終了した。それからの二週間は色々と大変だった。まずは領地のこと。クルーエルの代官は途中から近隣の町や村のことにも手を出していたけど、権限自体はなかったのでやりづらかったらしい。そこで新しく領地を二分割して、デュランを穀倉地担当、彼を倉庫・物流担当にして各地へ通達させた。
「お嬢様、王都より商会長たちが来られております」
「分かったわ。すぐに行くわ」
「初めましてレイバン侯爵夫人にレイバン侯爵令嬢」
「初めまして、今回は頼みます」
「はい、当商会にかかればあのような小規模商会は直ぐに根を上げるでしょう」
「少しは慈悲をあげてください。この領地でもきちんとやっている人もいるので」
「ケイトさま……」
「無論ですよ。我らも優秀な商会員は常に不足しております。既に、こちらでつぶした商会から引き抜く権利をもらえるように陛下とも話しておりますので」
「分かりました。その代わり……」
「はい。公爵閣下からも聞いております。その後、優秀な人材をとのことでしたな」
「ええ、その人物が傀儡にならないようにちゃんと独立心が強いものを寄越してください。そうしていただければ私も嫁ぎ先で安心できます」
「ほう? レイバン侯爵夫人は若干十六歳というのによい見識をお持ちですな」
「我が領も経済的なことに関しては苦労しておりますので……」
「では、こちらからもお力になることがあれば申し付けください」
「良かったですわね、ケイト様。これで私も安心して嫁げるというものですわ。ケイト様に加えて、王家や公爵家に出入りしている商会ともお付き合い出来るなんて!」
「イリス様もケイト様を信頼されているようで安心いたしました。商人も信頼が必要ですからな」
「ええ、私より若くとも、しっかりした方ですわ」
「そんな……」
そうそう、そこで照れた振りをしなさい! これでひとまずは商人たちにもなめられなくて済むでしょう。それに私とケイトが仲がいいというところを見せたことで、今回の話し合いが終わっても、関係は続けて問題ないという印象を持ったでしょうね。
しばらくして、私はエルマン領の経済状況の変化を知らせる報告を受けていた。
「お嬢様、順調にエルマン子爵領の商会はつぶれております。流通の優位を生かせず、価格・品質ともに勝てないようですね」
「まあ、自領の野菜や穀物ならともかく、細工物や加工品で勝とうったって技術がないもの。飢えたりはしていないの?」
「幸い、デュランが行っている領地の再編改革で、街道の整備計画が行われていて、そこで発生している仕事は宿泊と食事が行えるので何とか持っていますね。後、子爵の個人倉庫の貯えも切り出しているようです」
「それなら良かったわ。貯えだって今生きられないなら不要よ。あとは子爵に報告が上がらないようになってるわよね?」
「はい、見張りを何人かつけておりますが、問題ありません」
「良し、後二日の我慢ね。見てなさいよ!!」
私に見向きもしなかった奴も、諦めた奴も、侮蔑した奴も目にもの見せてやるわ! そして、アレンと悠々自適な人生を送るのだ。
送られたアレンはペンを見てどういう意味のものかと聞いているのだろう。普通にどこにでもあるものって感じだしね。飾りも少ないし。
「これは王都でも有名な職人のペンよ。書き心地も良くて長時間書いてても疲れにくいの。これから書類仕事も増えると思うから頑張ってね!」
「そういうことだったのか、ありがとう」
「あ、あと、これも……」
ちょっと恥ずかしいけど、と言っておずおずと手を差し出す。
「開けていい?」
なんだか急に恥ずかしくなったので口ではなく頷いて、身振りで示す。
「これは……ペンダントだね。綺麗な真紅だ。まるでイリスの瞳の色みたいだね」
「ななな、なにを言っているの!? 偶然、偶然よ。目に留まったのがそれだったの! 似合うと思って!!」
「あはは、分かったよ。でも、君の瞳の色を似合うと思ってもらえただけで嬉しいよ」
「アレン! あなた恥ずかしい男ね!」
「そうかな?」
「そうよ! ほら、つけてるところを見せて。やってあげるから」
急に変なことを言うから、つけるのがたどたどしくなっちゃったじゃない!
「どうかな、似合ってる?」
ただの気弱な人だと思っていたけど、こうしてみるとちょっとかっこいいかも……。
「あの……似合ってないかな?」
「へっ? うん、似合ってる、似合ってるわよ」
「良かった。じゃあ、君が爵位を継いだ時のパーティーには必ずつけていくよ」
「でも、それが似合う服を着るか分からないじゃない?」
「服を合わせるようにするから大丈夫」
「そこまでしなくてもいいわよ」
「いや、僕がしたいからするんだ。君のために」
そういうとアレンは私に顔を近づけて……。へっ? 今……私。
「ちょっと、用事があったわ。部屋に戻るわね!」
目の前で起きたことがまだ信じられず、慌てて走って部屋へ戻る。
「おや、お嬢様早かったですね」
「ど、どうしよう! アレンがかっこよく見えてきたの。それにキ、キスまで……」
「ほう? 彼も大人しい顔してやりますね」
「何がやりますね、よ! 会ってまだ二日目よ?」
「良いではないですか。あれだけ縁遠かったお嬢様に好意を持ってくださる男性ですよ」
「それはそうなんだけどぉ……」
なんだか、いつもの調子を保てないのよね。こういうことは慣れていないからだめだわ。
「克服しないと!」
「はぁ、やれやれ」
「兄さま、早かったですね」
「何でこっちにいるんだケイト?」
「おや、アレン様。すでにお嬢様はレイバン侯爵夫人ですよ」
「侯爵夫人様……」
「もちろんイリス様とどうだったのかなって」
「あ、いやそのな……」
途端に顔が赤くなる。あんなに積極的にしてしまったのはどうしてだろう? いつもはすらすらと話しもできないのに。
「そういえば、そのネックレス。新しくお買い求めに?」
「あ、ああ。その、イリスに貰った」
「えっ!? イリス様はどこで買われたんでしょう? 雑貨屋で買われた物は私も見ましたけど……」
「そういえば、洋服店にいた時にケイト様の服を見るため、テレサ様と一緒にお選びさせていた時はお一人でしたが、まさかあの短時間で……」
「それにそれって、イリス様の瞳の色にそっくりだね。お兄様いいなぁ」
「やっぱり、そう思うか? 本人は否定していたみたいだったけど……」
「無意識に選ばれるなんて可愛らしいですね」
「で、こんなに早く戻るなんて兄さま、そのイリス様に何してきたの!」
「そのつい勢いで、キスを……」
あ~、なんで妹とそのメイドにこんなこと問い詰められないといけないんだ。
「キス! あの兄さまが自分からですか! 積極的ですね」
「僕もなぜしてしまったのかと驚いたよ」
「皆さん青春です。イリス様のは見守り甲斐もありそうです」
「私は?」
「ケイト様はお相手が紳士ですので全く心配はしていません」
「残念」
本当に二人とも変わったな。こんなに楽しそうにするところは初めてかもしれない。僕もだけどイリスには感謝しきれないな。その分、もっと頑張らないと。
はぁ~、ご飯も食べたけどあんまり印象に残っていないわね。……駄目よこんなことじゃ! 明日は邸の視察に行くんだから気を入れ直さないと!
ぺちぺち
頬を叩いて気合を入れ直してから私は眠った。
「さて、それでは今から邸の見学の方に向かわせていただきます」
当日の味気ない朝食を終え、私たちは馬車へ乗り込む。ここでも歓待感を出すために侯爵家の馬車は今回二台用意して、先行する馬車に子爵と夫人を乗せている。アレンは必要ないという子爵の一言で置いていかれてしまった。まあ、その方がいいかも。アレンがいるとなんだか場が和んじゃうのよね。
「しかし、素晴らしい馬車ですな。少し乗りましたが、乗り心地もよくいつも使いたいですな」
「ご要望があればお聞きしますよ」
「そう、なら私も夫人の集まりに使わせていただこうかしら?」
「ええ、ぜひ」
その日が来ればお貸ししますよ。来ればね。
「到着しました」
到着したのは領都からもクレーヒルにも近い町だ。まだこの町は栄えていて、ましな規模を維持している。
「ほう? ここか。森は近いが逆に自然が生かされていて素晴らしいですな」
ええ、声が聞こえ辛いところもいいと思いますわ。
「それにこの豪華な装飾の屋敷は素晴らしいですわ。外から一目見ただけでも分かりますわ」
貼り換え式の一年物だけどね。よく見といた方がいいわよ。来年からは普通の防水性のやつに変えるし、見ることも難しくなるでしょうから。
「中はさすがに見れんのだね?」
「ええ、残念ながら三割ほどしかできていなくて。後二週間もすればできますので」
「そうか、残念だが楽しみにとっておこう」
こうして大盛況? のまま見学は終了した。それからの二週間は色々と大変だった。まずは領地のこと。クルーエルの代官は途中から近隣の町や村のことにも手を出していたけど、権限自体はなかったのでやりづらかったらしい。そこで新しく領地を二分割して、デュランを穀倉地担当、彼を倉庫・物流担当にして各地へ通達させた。
「お嬢様、王都より商会長たちが来られております」
「分かったわ。すぐに行くわ」
「初めましてレイバン侯爵夫人にレイバン侯爵令嬢」
「初めまして、今回は頼みます」
「はい、当商会にかかればあのような小規模商会は直ぐに根を上げるでしょう」
「少しは慈悲をあげてください。この領地でもきちんとやっている人もいるので」
「ケイトさま……」
「無論ですよ。我らも優秀な商会員は常に不足しております。既に、こちらでつぶした商会から引き抜く権利をもらえるように陛下とも話しておりますので」
「分かりました。その代わり……」
「はい。公爵閣下からも聞いております。その後、優秀な人材をとのことでしたな」
「ええ、その人物が傀儡にならないようにちゃんと独立心が強いものを寄越してください。そうしていただければ私も嫁ぎ先で安心できます」
「ほう? レイバン侯爵夫人は若干十六歳というのによい見識をお持ちですな」
「我が領も経済的なことに関しては苦労しておりますので……」
「では、こちらからもお力になることがあれば申し付けください」
「良かったですわね、ケイト様。これで私も安心して嫁げるというものですわ。ケイト様に加えて、王家や公爵家に出入りしている商会ともお付き合い出来るなんて!」
「イリス様もケイト様を信頼されているようで安心いたしました。商人も信頼が必要ですからな」
「ええ、私より若くとも、しっかりした方ですわ」
「そんな……」
そうそう、そこで照れた振りをしなさい! これでひとまずは商人たちにもなめられなくて済むでしょう。それに私とケイトが仲がいいというところを見せたことで、今回の話し合いが終わっても、関係は続けて問題ないという印象を持ったでしょうね。
しばらくして、私はエルマン領の経済状況の変化を知らせる報告を受けていた。
「お嬢様、順調にエルマン子爵領の商会はつぶれております。流通の優位を生かせず、価格・品質ともに勝てないようですね」
「まあ、自領の野菜や穀物ならともかく、細工物や加工品で勝とうったって技術がないもの。飢えたりはしていないの?」
「幸い、デュランが行っている領地の再編改革で、街道の整備計画が行われていて、そこで発生している仕事は宿泊と食事が行えるので何とか持っていますね。後、子爵の個人倉庫の貯えも切り出しているようです」
「それなら良かったわ。貯えだって今生きられないなら不要よ。あとは子爵に報告が上がらないようになってるわよね?」
「はい、見張りを何人かつけておりますが、問題ありません」
「良し、後二日の我慢ね。見てなさいよ!!」
私に見向きもしなかった奴も、諦めた奴も、侮蔑した奴も目にもの見せてやるわ! そして、アレンと悠々自適な人生を送るのだ。
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