魔法の国。〜光と闇〜

さや姉

文字の大きさ
上 下
1 / 1
第1章〜光と悪〜

魔法の国。〜光と闇〜

しおりを挟む
形すら残っていない王宮へと向かった蒼太と亜矢。

着いた先には、何人もの倒れている兵士とーーー女神の、冠がぐしゃぐしゃに潰れていた。

亜矢は、ぐしゃぐしゃに潰れた冠を手に取り、亜矢のポニーテールを結んでいた星型のゴムを取り、冠に近づけ、

「どうか、この私亜矢にこの冠に残った魔力をお授け下さい―――」

亜矢のゴムが光った。

「ヒール・バレル」

冠の形が、戻ってきている。

「やったぁ!」

亜矢は喜んだ。1番大好きだった女神様の冠は、大切にしたかったのだろう。そんな時に、蒼太が言った。

「早く行くぞ。」

2人は駆け出した。まさか、あんなことが起きるとは。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...