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本編(最終章『神界防衛』後編・ニ班編~最終決戦)
第百二十四話 光に捧ぐ
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桜はフレアとリーダのところにやってくる。
「あっ・・・桜様・・・。」
「あれ、フレアその服どうしたの?」
とてもよく似合う青いタイトドレス。
「これは・・・ローザ様が。」
「へぇ・・・素敵ね。よく似合うわ。」
桜は息を整える。
「ありがとうございます。」
「それで・・・私、一応貴女達に伝えることがあってここに来たんだけど。」
「?」
“伝えること”そう聞いただけで何故か嫌な感じがする。
「カーティスが・・・黄泉に入った。彼の攻撃対象は、
神界の街から黄泉の国へと変わったの。」
「!?」
「彼はこの世界の理から外れてる・・・
だから当然、黄泉に入っても何も起こらないんだけど・・・。」
フレアは足をがくがくと震えさせた。
「黄泉の者の魂が危ないんですね。」
リーダが言う。桜は頷いた。
「どうすればいいかわからない。
けど・・・貴女達には伝えなければいけないと思った。」
フレアは、神の書を兄に渡す。
「・・・フレア?」
「私、それを聖様達にも伝えに行きます。
聖様とシヴァ様は黄泉の事をちょっと知ってるし・・・どうにかなるかもしれない!」
桜はフレアの肩を持った。
「危険だわ。」
「皆さん命を懸けておられます。同じです。」
フレアの瞳は、真剣だ。
「・・・・・・。」
同じ会話が、在人と韻唄、サキの間でもされていた。
「・・・しかも、羅唯の邪龍は暴れていると。」
「ああ。」
韻唄は顎に手を当てる。
「つまり・・・今神界で闘っているのは無意味に近い訳ですね。」
「・・・そう・・・なる。」
在人はため息をついた。
「しかし相手にとっては意味がある。
だからどのみち、彼らは倒すか動きを封じなくてはいけませんね。
カーティスを黄泉から追い返したところで、加勢されては困りますから。」
「・・・・・・・・!」
韻唄は口元に笑みを浮かべた。
「カーティスを追い返す者に適任がいないのなら・・・
この韻唄、喜んで命を捧げましょう。」
「!!」
この発言には在人もサキも驚いた。
「元々七大神に救われた命。私の弟たちも、きっと納得してくれるはず。
カーティスを黄泉から追い出したところで・・・七大神にどうにかしてもらいます。
私は今から神界に降りますね。」
「ちょっと待て!あんたそんなに簡単に・・・。」
サキは声をあげる。韻唄は優しく笑って返した。
「私たちが今生きているのは何故?
この世界は幾度となく消滅の危機にさらされたのに、その全てを阻止したのは誰?
大丈夫、七大神のためなら・・・死ぬのだって怖くない。」
「そんな・・・誰も喜ばない!」
「喜ばれなくてもいいわ。
この世界が消滅の危機から免れる・・・その手伝いを出来るのなら、それでいい。
犠牲を無くして終われるほど、この闘いは甘くなかった。
実際、たくさんの人が死んだしね・・・。」
サキにはわからなかった。
どうすればいいのか。なんと言えばいいのか。
「韻唄・・・お前・・・。」
「在人様、敵は二度も貴方を見逃がしてくれるほど甘いとは思えません。
下手をすれば貴方が相手に捕まってしまう。私は神殿経由で神界へ向かいます。」
「・・・・・・・・・。」
在人すら、反論できなかった。
「サキくん、風真が逃げないようにお願いね。」
韻唄は、それだけ言うと霧の中に消えて行ってしまった。
在人は自分の顔を覆う。
「なんてことだ・・・。」
止められなかった。
考えられる方法は、それしかなかったから。
止めたかった。
そんな風に命を捨てる者の姿を、見たくないから。
「あっ・・・桜様・・・。」
「あれ、フレアその服どうしたの?」
とてもよく似合う青いタイトドレス。
「これは・・・ローザ様が。」
「へぇ・・・素敵ね。よく似合うわ。」
桜は息を整える。
「ありがとうございます。」
「それで・・・私、一応貴女達に伝えることがあってここに来たんだけど。」
「?」
“伝えること”そう聞いただけで何故か嫌な感じがする。
「カーティスが・・・黄泉に入った。彼の攻撃対象は、
神界の街から黄泉の国へと変わったの。」
「!?」
「彼はこの世界の理から外れてる・・・
だから当然、黄泉に入っても何も起こらないんだけど・・・。」
フレアは足をがくがくと震えさせた。
「黄泉の者の魂が危ないんですね。」
リーダが言う。桜は頷いた。
「どうすればいいかわからない。
けど・・・貴女達には伝えなければいけないと思った。」
フレアは、神の書を兄に渡す。
「・・・フレア?」
「私、それを聖様達にも伝えに行きます。
聖様とシヴァ様は黄泉の事をちょっと知ってるし・・・どうにかなるかもしれない!」
桜はフレアの肩を持った。
「危険だわ。」
「皆さん命を懸けておられます。同じです。」
フレアの瞳は、真剣だ。
「・・・・・・。」
同じ会話が、在人と韻唄、サキの間でもされていた。
「・・・しかも、羅唯の邪龍は暴れていると。」
「ああ。」
韻唄は顎に手を当てる。
「つまり・・・今神界で闘っているのは無意味に近い訳ですね。」
「・・・そう・・・なる。」
在人はため息をついた。
「しかし相手にとっては意味がある。
だからどのみち、彼らは倒すか動きを封じなくてはいけませんね。
カーティスを黄泉から追い返したところで、加勢されては困りますから。」
「・・・・・・・・!」
韻唄は口元に笑みを浮かべた。
「カーティスを追い返す者に適任がいないのなら・・・
この韻唄、喜んで命を捧げましょう。」
「!!」
この発言には在人もサキも驚いた。
「元々七大神に救われた命。私の弟たちも、きっと納得してくれるはず。
カーティスを黄泉から追い出したところで・・・七大神にどうにかしてもらいます。
私は今から神界に降りますね。」
「ちょっと待て!あんたそんなに簡単に・・・。」
サキは声をあげる。韻唄は優しく笑って返した。
「私たちが今生きているのは何故?
この世界は幾度となく消滅の危機にさらされたのに、その全てを阻止したのは誰?
大丈夫、七大神のためなら・・・死ぬのだって怖くない。」
「そんな・・・誰も喜ばない!」
「喜ばれなくてもいいわ。
この世界が消滅の危機から免れる・・・その手伝いを出来るのなら、それでいい。
犠牲を無くして終われるほど、この闘いは甘くなかった。
実際、たくさんの人が死んだしね・・・。」
サキにはわからなかった。
どうすればいいのか。なんと言えばいいのか。
「韻唄・・・お前・・・。」
「在人様、敵は二度も貴方を見逃がしてくれるほど甘いとは思えません。
下手をすれば貴方が相手に捕まってしまう。私は神殿経由で神界へ向かいます。」
「・・・・・・・・・。」
在人すら、反論できなかった。
「サキくん、風真が逃げないようにお願いね。」
韻唄は、それだけ言うと霧の中に消えて行ってしまった。
在人は自分の顔を覆う。
「なんてことだ・・・。」
止められなかった。
考えられる方法は、それしかなかったから。
止めたかった。
そんな風に命を捨てる者の姿を、見たくないから。
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