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第一章
チンピラの巣窟? ニーナを生贄に
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自己紹介を終えた僕らは仕事を始めることにした
「まず最初にすることは・・・」
「最初にすることですかぁ?」
「各部門の隊長と面接を行うことだ」
「えっ?面接ですかぁ?」
ニーナはぴんと来ていないようだがこれは必要なことだ
僕はそんな彼女に説明を始める
「第一に追放になるような人物は隊長が把握しているはずなんだ
各部門の隊長は自分たちの部門に入れる人材の認定の役割を持っているからね」
「なるほどぉ」
「人材確保は自分たちの弱いところを補うことや強みをより強くすることだからね」
広報部門にいた時僕はギルドに入っていない冒険者の勧誘とかしていたからこういうところで活かせるのはでかい
ギルド長はそこを考えて僕を追放部門の隊長にしたんだろうか
「とりあえず暇そうな部門にお邪魔するのと隊長達を呼び出すのどっちがいいと思う?」
「はぇ?!そ、そんなこと急に聞かれましてもぉ」
ニーナがあたふたしている
「あはは、まぁ普通なら新人隊長の僕がお邪魔するのが筋なんだろうけどね
隊長達を呼び出して直接聞いてやるんだ」
「そ、そんなことして大丈夫なんですかぁ?もしこの部門が潰れちゃったら私行き場所が無くなっちゃいますぅ!」
彼女は身を乗り出し、自身の今後の心配をしている
「僕はこれでもギルド長命令でこの部門の仕事をするんだからね
隊長達と言えども逆らえないよ
あとこれはメリットもあるんだ」
「メリット・・・ですかぁ?」
「追放部門の僕がいきなり各部門に行ってみなよ
部門のヒラ冒険者たちは自分たちの部門から追放者が出ると思ってしまうだろう
そうなれば追放対象の奴らが急に品行方正になって・・・しばらくはボロを出さないように活動しちゃうんだよ
そうしたらまた調査のやり直しになっちゃうんだ」
ドヤ顔で説明する僕、感心しているニーナ
「隊長さんはさっき任命されたばっかりなのにそこまで考えてたんですねぇ!」
「いやこれ今考えながら話してたんだ」
さっきまで目を輝かせていたニーナはガクッと体勢を崩す
彼女のそんな様子を見て思わず吹き出してしまった
話を仕事に戻そう
「まずは戦闘部門の隊長ギースさんから始めようと思うんだけど・・・」
そこまで言ってちらっと彼女を見るが彼女は首をかしげている
「ギースさんの呼び出し、お願いね」
「はいぃぃぃ?!」
ニーナは驚愕のあまり体がのけ反りそうになっている
「だって君秘書じゃーん、人に用事を伝えるのとか普段やってたでしょ」
「だってあのギースさんですよぅ?!チンピラみたいな人が集まる戦闘部門の隊長さんじゃないですかぁ!!怖いですぅ!!」
「いや戦闘部門はチンピラの集まりじゃないから・・・みんな真面目に働いてるから・・・」
「嫌ですぅ!怖いですぅ!!」
首が取れそうなくらいぶんぶんと横に振っている
チンピラみたいなのは一部だけだしイケメンも美女もいるんだけど
ギースさんは確かに強面だし口は悪い、でも面倒見のいい人なんだよなぁ
「だってさっき言ったじゃん、隊長の僕が行ったら意味無いって
あとこの部門二人しかいないんだし消去法で君になるよ」
「うぅ・・・・」
「あと隊長達の呼び出しの仕事はこれから君担当だからさ、最初に一番怖いの終わらせちゃえばいいんだよ!」
僕はニーナに親指を立ててみせる
ニーナが恨めしそうにこちらを見ている
少し考えてため息をついた
観念したようでちらっとこっちを見た後扉に向かって行く
「グッドラック!!」
僕は再度親指を立てて彼女を送る
ニーナは
「覚えててくださいねぇ!!!」
と捨て台詞を吐いて部屋を出ていった
「まず最初にすることは・・・」
「最初にすることですかぁ?」
「各部門の隊長と面接を行うことだ」
「えっ?面接ですかぁ?」
ニーナはぴんと来ていないようだがこれは必要なことだ
僕はそんな彼女に説明を始める
「第一に追放になるような人物は隊長が把握しているはずなんだ
各部門の隊長は自分たちの部門に入れる人材の認定の役割を持っているからね」
「なるほどぉ」
「人材確保は自分たちの弱いところを補うことや強みをより強くすることだからね」
広報部門にいた時僕はギルドに入っていない冒険者の勧誘とかしていたからこういうところで活かせるのはでかい
ギルド長はそこを考えて僕を追放部門の隊長にしたんだろうか
「とりあえず暇そうな部門にお邪魔するのと隊長達を呼び出すのどっちがいいと思う?」
「はぇ?!そ、そんなこと急に聞かれましてもぉ」
ニーナがあたふたしている
「あはは、まぁ普通なら新人隊長の僕がお邪魔するのが筋なんだろうけどね
隊長達を呼び出して直接聞いてやるんだ」
「そ、そんなことして大丈夫なんですかぁ?もしこの部門が潰れちゃったら私行き場所が無くなっちゃいますぅ!」
彼女は身を乗り出し、自身の今後の心配をしている
「僕はこれでもギルド長命令でこの部門の仕事をするんだからね
隊長達と言えども逆らえないよ
あとこれはメリットもあるんだ」
「メリット・・・ですかぁ?」
「追放部門の僕がいきなり各部門に行ってみなよ
部門のヒラ冒険者たちは自分たちの部門から追放者が出ると思ってしまうだろう
そうなれば追放対象の奴らが急に品行方正になって・・・しばらくはボロを出さないように活動しちゃうんだよ
そうしたらまた調査のやり直しになっちゃうんだ」
ドヤ顔で説明する僕、感心しているニーナ
「隊長さんはさっき任命されたばっかりなのにそこまで考えてたんですねぇ!」
「いやこれ今考えながら話してたんだ」
さっきまで目を輝かせていたニーナはガクッと体勢を崩す
彼女のそんな様子を見て思わず吹き出してしまった
話を仕事に戻そう
「まずは戦闘部門の隊長ギースさんから始めようと思うんだけど・・・」
そこまで言ってちらっと彼女を見るが彼女は首をかしげている
「ギースさんの呼び出し、お願いね」
「はいぃぃぃ?!」
ニーナは驚愕のあまり体がのけ反りそうになっている
「だって君秘書じゃーん、人に用事を伝えるのとか普段やってたでしょ」
「だってあのギースさんですよぅ?!チンピラみたいな人が集まる戦闘部門の隊長さんじゃないですかぁ!!怖いですぅ!!」
「いや戦闘部門はチンピラの集まりじゃないから・・・みんな真面目に働いてるから・・・」
「嫌ですぅ!怖いですぅ!!」
首が取れそうなくらいぶんぶんと横に振っている
チンピラみたいなのは一部だけだしイケメンも美女もいるんだけど
ギースさんは確かに強面だし口は悪い、でも面倒見のいい人なんだよなぁ
「だってさっき言ったじゃん、隊長の僕が行ったら意味無いって
あとこの部門二人しかいないんだし消去法で君になるよ」
「うぅ・・・・」
「あと隊長達の呼び出しの仕事はこれから君担当だからさ、最初に一番怖いの終わらせちゃえばいいんだよ!」
僕はニーナに親指を立ててみせる
ニーナが恨めしそうにこちらを見ている
少し考えてため息をついた
観念したようでちらっとこっちを見た後扉に向かって行く
「グッドラック!!」
僕は再度親指を立てて彼女を送る
ニーナは
「覚えててくださいねぇ!!!」
と捨て台詞を吐いて部屋を出ていった
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