クラス召喚で俺だけハズレスキルが二つ!〜国から追放されたけど、スキルがあまりハズレっぽくないので、魔王になって女神と勇者に復讐します!〜

ゴジゴジ

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冒険者編

第67話 大事な話

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 体を180度回転させてギルマスの方に向かう俺に、ジオが慌ててついてくる。

「ねぇ、大体の見当はつくけど、今のはなんだったの?」
「ん?ただの値段交渉だけど?」
「ギルマスの話を聞く値段?普通はギルマスから言われたことが、絶対だよ?なのにお金をもらうところまで持っていくってどういうこと?」

 ジオは目の前の出来事に、まだ理解が追いついていないようだ。

「俺たちが特殊だってことはギルマスだって分かってる。金を払うほど重要な話じゃなかったら、聞かないさ」
「う、うん」
「そうなんだろうな?」
「当たり前だ。既に、人が死ぬかも知れないって言っただろうに」

 ギルマスがふざけたことを言ってくるので訂正する。

「ギルマス、何言ってんだ?毎日、俺らが知らないところで何千何万と人が死ぬ。それが自分から遠かろうと近かろうと、特に関係はない」
「た、確かにそうだが」
「なら、例え人口が大幅減少しても自分に関係がなければ起きなかったも同然だ。知らない人にとっては、人の死はそれ程にも小さく、無意味。大切でも大事でもない」
「……」
「……」

 話しているうちに、ギルマスの執務室についた。

「取り敢えず、中に入ってくれ」
「あぁ」
「はい」

 そのまま案内されて、ジオと俺はソファーに腰を下ろした。ギルマスも、テーブルを挟んだ反対側に座る。

「で、今日の依頼で起きた異常事態イレギュラーについてなんだが、報告は確かなんだろうな?」
「今更そんなことか?討伐証明部位でも見せるか?」
「いや、いい。形式上の確認だ」
「じゃ、そろそろ本題に入ってくれないか?」
「そう急かすな。こっちは金払ってんだよ」
「はいはい」

 ちなみに、このやり取りの間はジオは大人しく話を聞いているだけだ。優しい性格故か、あまりこういうのは得意ではないらしい。

 「それで本題だが……」と前置きしてからギルマスが話を続ける。

「お前らと同じ感じで、最近異常事態イレギュラーの報告が多数発生していてな、調査隊を編成するんだ。……その調査隊、坊主達にも参加して欲しい」
「指名依頼ってことか?計画に遅れが出る。悪いが、断るぞ。というより、受けないことはわかってただろうに」
「まぁ、聞かないよりはマシだ。その上で頼みがある。例え、その前にジオが昇格できてもあと6日はこの街にいてくれ」
「それまでに何かがあると?……で、街にいれば俺らが対応せざるを得なくなるだろうと。余程の大ごとだな?」
「流石に鋭いな。異常に早い魔物の繁殖と上位種の増加。スタンピードが起こる予兆と言われているものだ」

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