召喚者は一家を支える。

RayRim

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第1.5部

番外編 〈白閃法剣〉はならず者を制圧する

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〈白閃法剣ハルカ〉

 バニラお姉ちゃんと柊お姉ちゃんによる、ならず者懐柔作戦は成功を納めた。
 ここら一帯を私たち、ヒガン一家の勢力下に治めたと言っても過言ではないだろう。
 ミニ串工場はすぐ軌道に乗り、商品も好評を博した。今後は特別な時以外は、工場の物が使えて助かる。工場と言っても、例のコンロを使って10人くらいが手で焼くだけで、機械や魔導具で自動化されている訳じゃない。いずれはお姉ちゃんたちの手で完全自動化を目指すみたいだけど、まだまだ先のことになりそうだ。
 だが、これで終わりではない。スラム区域の問題解決はここからが本番だ。

 ハワード一家に敵対するブルックス一家。粗製品を作り、偽って売ろうと画策したようだが、そもそも卸し先が作れない、偽造屋台は出せないと、『おばあちゃん』達が作り上げた制度が壁になって、妨害工作は悉く失敗したようだ。
 となると、工場への襲撃だが、うちに通う子たちをバイトとして組み込んでおいたので完全に蹴散らされる有り様。
 報酬は時給で特製ミニ串10本だが、お金が良い子はお金だったり半々だったりもした。

 仕切るのはハワード一家のドン?に任せているそうで、バイトの子達からの評判は良かった。
 最初はスラムという事で嫌そうな顔をしていたが、清潔な場所、清潔な姿で働く姿を見て考えを改めた様だ。工場の場所も通りに面しているので、一般的な工房とそう大差もないしね。

 だが、妨害は止まらない。従業員の家族や身内がハワード一家に転がり込んでくる事が毎日あり、私たちが向かう必要があるくらいの大怪我を追う者も出て来た。

【リザレクション】

 数ヶ所の刺し傷、ぼこぼこの顔、折れ曲がった腕が私の魔法で治っていく。
 バニラお姉ちゃんが苦労して開発した魔法はやっぱりすごい。

「すげぇ…」
「まるで奇跡だ…」
「白閃様のお恵みだ…」

 胸に手を当ててお祈りするのは止めて欲しい…
 深雪祭の時の、アリスお母さんの気持ちがわかってしまった。



 数日に一度、私がフル装備でスラムへ治療に通えば当然ながら噂は広まる。
 ヒガン一家の縄張り、ヒガン一家の実験場、ヒガン一家の領地と、色々な呼ばれ方をし始めていた。

「白閃様のお陰で安心して暮らせているよ。ありがとう。」

 直接会いたいと言われ、家の方にミランダさんがやって来て感謝をしてくれる。

「…ミランダ、丸くなりましたね。」

 そう言うのはリナお母さん。椅子に座って、私たちのやり取りを眺めていた。

「漆黒か。久しく顔を出してくれなかったな。」
「それほど目立ちませんが、身重で出歩きにくいのです。スラムへは入れませんよ。」
「そうだったか。それはおめでとう。」

 ずっと居たのに声を聞くまで分からない様子だったり、お母さんの妊娠に気付いていなかったりと、本当に見えていないんだなと思い知らされる。

「私の自慢の娘たちはいかがですか?」
「お前には勿体ない。でも、お前の娘らしくもある。スラムの厄介ごとに首を突っ込んで、力で解決してた跳ねっ返りが、今じゃ英雄夫人とはな。」
「それがあったから得られた旦那様です。」
「喋らないヤツだな、と思って興味を向けずにいたら、厄介者の首を持ってくる。そんな怖い娘だったとは思えないよ。」

 側にいたアクアが意味深な笑顔を私に向けている。
 流石に首を持ってくるような真似はしない。ぼこぼこにして、吊るし上げて、罪状を記した看板を首から下げるだけだ。

「…そう言われると、みんな私によく似ていますね。旦那様もそういう性格ですし。」
「私はアビスに魂を囚われたのかも知れんな…」
「人聞きの悪いことを言わないで下さい。
 確かに、私のこの手は殺すことくらいしか取り柄がありませんが…」
「そんなことない。」

 普通に言ったつもりだが、力が籠ってしまったのか、皆が驚いて私を見る。

「私はお母さんの料理が、お茶が一番美味しいと思ってるよ。」

 照れ笑いをするお母さんと、微笑ましいものを見たような笑顔のミランダ。
 だが、ミランダはすぐに表情を引き締める。

「ここからが正念場だ。ブルックス一家に近い連中は快く思わないだろう。
 これを成功例にして、他で同じ事をされたくないヤツが協力する可能性もある。」
「王都に名物が増える良い機会なんだがな。」

  バニラお姉ちゃんの言葉にミランダさんが頷く。

「仕事にあぶれる者が減るのは喜ばしい。ちゃんと仕事に着いて暮らせるのは良いことだが、それを喜ばない者もいる。」
「冒険者としてやっていけず、兵士にもなれず、それでも荒事以外が出来ない人は居ますから。」
「スラムの中で完結するならまだ良い。外の、しかも孤児院に手を出すのは破廉恥も良いところだ。」

 度々、孤児院に通っているが、嫌な気配は相変わらず。教会は取り立てから支援に切り替えた様で、偉そうな女の人が子供に揉みくちゃにされているのを見ている。

「判別のつけられない子供を仕込むのが一番確実ですからね。餌を与え、憎悪を煽り、信じ込ませればなんでもやります。」
「貴公らは大丈夫だと思うが、他の子供はそんなことないだろう?気を付けるように伝えてくれ。」
「うん。特に小さい子には気を付けるように伝える。」

 闘技大会前に完全決着したかったが、どうも間に合わないようだ。後輩たちの活躍をちゃんと見て上げたかったが、無理なようである。
 柊お姉ちゃんも、向こうの一家から姐さんと慕われ、よく稽古をつけているようで、訓練ではなく稽古と呼ぶのは実にお姉ちゃんらしい。

「さて、私はそろそろお暇させて頂こう。この椅子は、上質すぎて座り心地が」
『緊急連絡!ならず者が工場に大挙して押し寄せ、周囲も通行人も構わずに攻撃を行っています!』

 悲鳴同然の声が通話器入り、緊張が走る。

「無関係な者は出来るだけ収容しろ。紛れ込むヤツに気を付けろよ。」

 お父さんもアリスお母さんもこの場にいないので、バニラお姉ちゃんが落ち着いて指示を出す。

「遥香、先駆けだ。通行人は斬るなよ。すぐにこちらも整えて向かう。」
「分かった。」

 バニラお姉ちゃんに言われ、私は影に落ち、あらゆる障害物を無視して現場へ向かう事にした。
 ようやく掴めそうな平穏を潰させたりしない。こちらに来てから、ただ呑気に暮らしていた訳ではないのだから。


 

 影の中から倒れている人が、組み伏されている人が、ぼこぼこにされている人が見える。
 なんでこんな事をするのか。ただ、平穏に暮らしていただけではないか!
 組み伏しているヤツを足で引っかけながら、影から空へと深く落ち、様子を確認してから魔法。

【アイス・ストライク】

 罵声を叫んでいる連中はこれで黙らせられた。
 次の目標は…
 空への落下速度が落ち、体が地面に向かい始める前に、体を捻って頭を天に向けて狙いを定める。

【アイス・ストライク】

 ぼこぼこにされている者共々、その周囲を一気に氷付けにした。振りをするなら、もっとちゃんと痛めつけた方がいい。頭を鈍器で殴られて倒れないなら、とっくに逃げられているだろう。
 短時間に出来上がった無数の氷柱に、悲鳴が上がる。ケンカを売った相手が誰なのか、ようやく気付いたらしい。
 数合わせだと思われる後列の連中は、一目散に逃げ出し、殺る気を漲らせた連中だけが私を取り囲む。

「何が白閃法剣だ!」
「束になれば潰せる!」
「抵抗すればこいつがどうなるか分かっているよなぁ!?」

 数は減らした。近くに怪我人が放置されている。さて、後は…
 私は工場の様子を確認する。窓際に今日の担当である後輩たちが待機しており、こちらの動きを待っている。
 だったら、やることは決まった。
 私は足元の怪我人を掴み、窓に向かって投げ込む。慌てた様子で後輩が無事にキャッチ。
 ならず者たちが呆気に取られた今がチャンス。二人目、三人目と投げ込むと、ならず者たちが私に向かってくるが、

「ふん!」

 剣を鞘に納めたまま振り、誰もいない工場側に向かって落ちる様に打ち上げた。
 5、6人程、打ち上げたところで、私を囲むだけで戦意を失う。その間に、残った怪我人も無事に回収し、次のフェイズだ。

【アースウォール】

 道路を塞ぐ為に石の壁を展開し、簡単に逃げ出せない様にした。

「た、助けて…!」
「ひ、ひとじちがどうなっても」

【ホーリー・ストライク】

 光属性魔法で、私に向かって突き出した短剣の横にぶつけると、短剣は弾かれずに刃が砕け散った。
 これは予想しなかった。が、これで相手は丸腰。
 一気に踏み込み、困惑しているならず者の顔を殴り付ける。他のならず者を巻き込みながら工場に激突して気を失った。

「た、たすかりまし…ひゃああぁぁ!?」

 人質だった女の人の襟首を掴み、後輩たちの所に投げ込んでおいた。
 残ったのはならず者だけだが…どうしたものか?

「ば、バケモノじゃねぇか…」
「たった一人にこんな…」

 戦意を喪失しているようだがここからは逃げられない。逃がさない。

「さあ、あの世への切符はこっちで準備したよ。懺悔は向こうに着いてからにしてね。」

【エンチャント・ファイア】

 剣を抜いてエンチャント。
 覚悟を決めたのか、皆が得物を構えるが、

「お前ら!時間を稼げ!俺が何とかしてやる!」

 そう言って、声の主が私から離れた。
 ならず者たちも、射線を塞ぐように立ちはだかり、声の主を守る様子。

「お姉ちゃん、一人逃げそう!」

 通話器を起動して叫ぶと、明らかにならず者たちが動揺し始める。
 下がった一人が屋根に登って逃げようとしていたが、飛んできた影がそれを蹴る。

「うわあああっ!」

 勢い良く蹴り飛ばされたようにも見えたが、光属性エンチャントで弾いたという所か。リーダーは私の前に転がってきたので、足で背を踏みつけながら顔の前に剣を突き立てる。

「ここで死ぬか、洗いざらい吐いて死ぬか、お前には選ぶ権利がある。」
「待った待った!降伏勧告になってない!」

 遅れてバニラお姉ちゃんたちが、アンティマジックで石の壁を崩壊させてやって来た。
 蹴り飛ばしたのは柊お姉ちゃんで、レバー操作ライトクラフトをあばら屋を踏み抜かない為だけに利用したようだ。そういう使い方もあるんだ。
 観念したようで、ならず者たちは武器を捨て始める。

「白閃一人でも敵わねぇのに拳士と創士まで…」
「もうだめだぁ…」

 完全に戦意を喪失し、ならず者たちは次々に投降していく。
 凍った連中ももういいだろう。魔力制御を手放すと、すぐに氷が融け始めた。

「くそっ!くそう!おまえら、ブルックス一家の誇りはどうした!こんな余所者に好き勝手にされて良いのか!まともに抵抗すら出来ずに腹を見せるのか!くそっ!くそうっ!!」
「往生際が悪い。」
「ぬくぬく家族ごっこしてたヤツになんざ屈しねぇ!ここで泥水をすすって必死で生きてきた事を否定させねぇ!英雄の娘であるだけのお前たちぃぐぁっ!?」

 思わず押さえていた足に力が入ってしまう。

「とんだ思い違いだ、ならず者。
 白閃法剣はこの国の誰よりも汗と泥にまみれて修練を積んできた。そして、南方で、イグドラシルで、誰よりも一番前で血を被ってきたのが、その白い装束の娘なんだよ。」

 バニラお姉ちゃんの言葉で、思わず入ってしまっていた力が抜ける。
 ずっと見てもらえていた。そう実感しただけで、一瞬だけささくれた心が安らぐのを感じる。

「げほっ…み、認めねぇ…俺は絶対に認めねぇ…」

 往生際が悪い。まだ、戦意を失っていないのだろうか?

「死闘で磨き上げ、輝かせたのを陛下に認められた二つ名だ。お前程度に認められないからどうという話ではない。」
「城の椅子に座っているだけのヤツに何が分かる!?明日食う物の当てがない怖さを解るまい!?ゴミ箱を漁る情けなさを解るまい!?」
「陛下は知っているよ。あの方も親無しで、ゴミ箱を漁っていた所を先王に拾われたからな。
 お前と違いがあるとするなら、それでも希望を失わなかったくらいのものだろう。」
「ぐっ…」
「餓えていても希望を失わず、この国を信じ続けた。実力主義を掲げるこの国を信じ続けたんだよ。」

 これ以上、言えることはないのだろう。男はそのまま動かず、喋らず、遅れて到着した騎士たちに捕縛され連れていかれた。

「創士。」
「なんだ?」
「…他のヤツらに美味いものを食わせてやって欲しい。この件が終わったら振る舞う計画だったんだ。」
「お安い御用だ。」

 そんな安請け合いして良いのだろうか。相手は犯罪者だというのに…

「良いんだよ。最後は荒事になったがこれでここは丸く収まる。
 だが、まだ仕事はあるぞ。治療、修理、ミニ串焼きとな。」
「焼くの?」
「お前のミニ串以上の差し入れは思い付かないからな。」

 良い笑顔で一番上の小さな姉が答えた。
 この事件、何処までお姉ちゃんの思惑通りだったのだろう。後輩たちに指示を出し、自らも治療に当たる姿はとても大きく見えていた。


 この件が美談となり、脚色されて国中で人気の劇となるのは10年ほど先である。
 終盤の舞台上で、何故か姉妹役が並んでミニ串を焼き、脚本家によって話の内容が変わるその姿は、賛否が分かれ続けたとだけ記しておこう…
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