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悲しき魂の叫び
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語りかけた。
「すみれ、寒かったでしょう。ごめんね。お母さんがもっと早く貴方を訪ねて来ていたら、こんな姿に
なる事はなかったのに、本当にごめんね・・・さあ、家に帰えろうね。」
すみれの母親はそう言うと、既に用意していたワゴン車にすみれの遺体と共に乗り、我が家へと帰っていった。それから2週間がたったある日、すみれの母親からちずるの元に電話がかかってきた。
「先生、すみれの母親でございます。あのせつはありがとうございました。先生のお陰で、すみれは我が家に
帰って来る事が出来ました。何とお礼を申し上げてよいのやら、もう少し落ち着きましたら、改めてお礼に
伺いたいと思います。本当にありがとうございました。」
そう言うと、すみれの母親は電話を切った。その後ちずるは、すみれの母親の気持を思うとなんとも空しい気持ちになっていた。そんな矢先昼休みの時間に、上野署の高木から電話がかかってきて、曾祖母のきぬにお礼を言いたいと言う人がちずるを訪ねて来くので、よろしくと言われちずるはその訪問者を待っていた。やがて20分後、ちずるの開業している玄関のチャイムが鳴った。ちずるは玄関の扉を開けると、そこには一人の女性が立っていた。
「東條ちずるさんですね。初めまして、私は東京医科歯科大学病院に勤務しております法医学しております
原田京子と申します。」
「はい。高木さんからお電話で伺っております。どうぞ、お部屋の中にお入りください。」
「ありがとうございます。それではお言葉に甘えましてお邪魔いたします。」
そう言ってちずるは原田を待合室へと、案内した。ちずるがお茶を出して座ったと同時に、原田が話し出した。
「今回は、先生のお陰で松山すみれさんのご遺体を発見できました。本当にありがとうございます。
「いえ。」
「先生、今日私がここに来ましたのは、先生の曾祖母のきぬさんに一言お礼言いいたくて来させてもらいました
。先生私ね。幼い時はとても身体が弱くてね。母は病院を行ったり来たりの毎日だったそうなんです。そんな
時、ある病院の医師から、白血病の疑いがあると言われ、大きい病院を紹介されて検査をしたら、やはり
白血病の疑いと言われたんです。母はその時、全身の血が抜けていくような想いになったそうです。そんな時
母の親友から、物凄い霊能力を持った人がいて、その人は、沈んでいた船を浮き上がらせたと言う話があると
「すみれ、寒かったでしょう。ごめんね。お母さんがもっと早く貴方を訪ねて来ていたら、こんな姿に
なる事はなかったのに、本当にごめんね・・・さあ、家に帰えろうね。」
すみれの母親はそう言うと、既に用意していたワゴン車にすみれの遺体と共に乗り、我が家へと帰っていった。それから2週間がたったある日、すみれの母親からちずるの元に電話がかかってきた。
「先生、すみれの母親でございます。あのせつはありがとうございました。先生のお陰で、すみれは我が家に
帰って来る事が出来ました。何とお礼を申し上げてよいのやら、もう少し落ち着きましたら、改めてお礼に
伺いたいと思います。本当にありがとうございました。」
そう言うと、すみれの母親は電話を切った。その後ちずるは、すみれの母親の気持を思うとなんとも空しい気持ちになっていた。そんな矢先昼休みの時間に、上野署の高木から電話がかかってきて、曾祖母のきぬにお礼を言いたいと言う人がちずるを訪ねて来くので、よろしくと言われちずるはその訪問者を待っていた。やがて20分後、ちずるの開業している玄関のチャイムが鳴った。ちずるは玄関の扉を開けると、そこには一人の女性が立っていた。
「東條ちずるさんですね。初めまして、私は東京医科歯科大学病院に勤務しております法医学しております
原田京子と申します。」
「はい。高木さんからお電話で伺っております。どうぞ、お部屋の中にお入りください。」
「ありがとうございます。それではお言葉に甘えましてお邪魔いたします。」
そう言ってちずるは原田を待合室へと、案内した。ちずるがお茶を出して座ったと同時に、原田が話し出した。
「今回は、先生のお陰で松山すみれさんのご遺体を発見できました。本当にありがとうございます。
「いえ。」
「先生、今日私がここに来ましたのは、先生の曾祖母のきぬさんに一言お礼言いいたくて来させてもらいました
。先生私ね。幼い時はとても身体が弱くてね。母は病院を行ったり来たりの毎日だったそうなんです。そんな
時、ある病院の医師から、白血病の疑いがあると言われ、大きい病院を紹介されて検査をしたら、やはり
白血病の疑いと言われたんです。母はその時、全身の血が抜けていくような想いになったそうです。そんな時
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