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第7章 神を探せ
第5話 SSランク冒険者
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「こんなところに来るヤツなんて滅多にいないが、人違いだと困るから、一応お前たちの実力を試させてもらったぜ。ジュダの幻術をあっさり見破るなんて、なるほど異世界人とやらを撃退したのも頷ける」
「てっきり異世界人の襲撃かと思ったんで焦りましたよ」
「ははっ、手荒い歓迎をしてすまなかったな。オレはゼオルグ。一応、今回のリーダーを任されている」
ゼオルグと名乗った男は金髪碧眼で、年齢は30代半ばといった感じ。
身長はオレと同程度の175センチほどで、SSランクだけに一流の装備を身に着けているが、何故か武器類は見当たらない。
この見た目で魔導士なのかと思ったが、解析してみると、『金属支配』というSSランクギフトを持っていた。
これは金属を生み出したり自在に操ることができるようで、その能力を使って戦うようだ。
レベルはなんと169で、ジークヘルト将軍の168を超えている。
だからといってジークヘルト将軍よりも強いとは限らないが、人類最強クラスの1人なのは間違いないだろう。
「オレはハストナー、魔導弓士だ。どんな獲物もオレの狙撃からは逃れられない。以後よろしく頼む」
ハストナーは中肉中背で年齢は30過ぎくらい、茶色の髪を後ろで軽く束ねている。
レベルは155で、持っているギフトは弓術系のSSランク『弓神』、さらに魔法も使いこなすらしい。
『弓神』は弓術系最強とはいえ、あくまでも弓の技術のみに関係する。
魔法を習得するのは本人の努力や才能で、弓術に魔法を組み合わせて戦う者を『魔導弓士』と呼ぶ。
次の男性は、実は最初に見たときから気になっていた。
体格はゼオルグよりも一回り大きく、年齢は40歳手前といったところ。赤い髪をオールバックにしていて装備の上からマントを羽織っているが、気になったのはそれらではなく、肌の色が青かったからだ。
一見して思い当たったのはダークエルフだが、彼らの肌は濃い茶色だし、獣人にも恐らくこんな体色はいない。
まさか、レグナザードの将軍たちのような『魔喰人』なんてことは……
「私の名はジュダハイム、フフ、私の肌に驚いているようだね。私は『半吸血鬼』なのだよ」
『半吸血鬼』だって!? つまり『半妖』か!
ということは年齢も見た目通りではなさそうだ。
人類と似た外見ながら、種族としてはまったく別の存在『妖魔』。
『妖魔』には『吸血鬼』のほかに『人狼』、『雪山人』、『海棲人』、『夢魔』、『昆虫人間』、『半人半馬』などがいるが、それらと人間との間に生まれた混血を『半妖』という。
中でも人間と吸血鬼の間に生まれた者が『半吸血鬼』である。
『半妖』は一応人間側の存在だが、その外見などから忌み嫌われることが多く、非常に生きづらい生活を強いられるらしい。
そんな人がSSランク冒険者として密かに活動していたなんて驚きだ。
ちなみに『吸血鬼』は日光や聖水に弱いが、『半吸血鬼』にはそれらの弱点がない。だから太陽が出ている日中でも問題なく活動することができる。
「ジュダは『半吸血鬼』だが、そこらの吸血鬼なんて問題にならない強さを持ってる。さっきの幻術もジュダの能力さ」
「いやゼオルグ、褒めてくれるのは光栄だが、その幻術をあっさり見破られてしまったからね。70年生きてきたが、これほど簡単に見抜かれたのは初めてだ。私のプライドが少し傷付いてしまったよ」
ゼオルグが仲間のジュダハイムを自慢したが、その当人は苦笑いをしている。
確かに凄い幻術だった。
オレですら違和感に気付くのが遅れたし、見破れる人間はそうはいないだろう。
解析してみると、レベルは164だが、『半妖』だからなのかギフトは授かっていなかった。
その代わり、『念動力』とか『瘴霧』、『鬼眼』などの特殊能力を持っていて、オレと同じモンスタースキルの『損傷再生』も持っている。
さっきの幻術は『鬼眼』の能力の一部みたいで、ほかにも『魔眼』と似たような効果も出せるらしい。
さらに視覚や聴覚などの五感も鋭く、身体能力や魔力も人間を遥かに超えていて、特別なギフトがなくても充分強い。
70年生きてきたと言ってたから、年齢は70歳ってことか。
半妖は混血になった妖魔の種類によって寿命も変わり、長寿である吸血鬼とのハーフなら200年以上生きることができるらしいが……
ちなみに生粋の『吸血鬼』は、自分が血を吸った人間を『下級吸血鬼』として下僕にできるが、『半吸血鬼』はそういう力を持っていない。
『吸血鬼』は日光に当たるか心臓に杭を打たれない限り何度でも復活するし、全身を霧に変えることもできたり、天候すら操る者もいるみたいだが、やはり『半吸血鬼』にはそんなことは不可能だ。
『吸血鬼王』ともなると、その強さは古代竜クラスとも言われている。生物として、1つの頂点に到達していると言えるだろう。
オレがそんなことを考えていると、ゼオルグとジュダハイムの会話を聞いていた少女が、嘲るような表情で言葉を吐いた。
「あんな子供だましな術、見破られたところで気にするほどでもなかろう。わらわにも通じぬしな」
「御大なら些事なことかもしれませんが、小人である私には容易に見過ごせないのです」
おいおい、傷付いてるジュダハイムに対してそんなことを言うなんて、可愛い外見に反して結構毒舌だな。
少女をよく見ると、その耳は長細く尖っている。エルフだ!
とすると、12歳程度に見えるが、実年齢はもっとずっと上だろう。
ジュダハイムが『御大』なんて呼ぶということは、まさかこう見えて100歳とか……?
「このちっこいのはロゥエル。見た通りエルフだが、その中でも上位であるハイエルフだ。気難しいヤツだからオレたちも少々扱いに困ってる。まあ仲良くしてやってくれ」
「ゼオルグ! 5年ぶりに顔を合わせておいて言うことはそれか! まったく、ヒヨッコだったお前の面倒を見てやったのは誰だと思っておるのじゃ!」
「はいはい、今でも感謝を忘れてませんよ姉御」
「その呼び方はやめいっ!」
ロゥエルという少女……いや、立派な大人の女性か。
彼女は姉御と呼ばれるのが不本意なのか、怒りの表情でゼオルグの膝をゲシゲシと蹴りまくっている。
「マスター、『のじゃロリ』ってヤツですよ。まさか本物を見ることができるとは……」
レムが少し興奮しながら、こっそりと謎の言葉をオレに耳打ちした。
えっ、なんの話? どうやら『のじゃロリ』とはロゥエルのことを指しているみたいだけど、サッパリ分からん。
ロゥエルはエルフ族らしい見た目で、身長は140センチ程度、プラチナブロンドの髪を腰まで伸ばし、手足は白くほっそりとしていた。
魔導士用の装備を身に着けているので属性魔法使いかと思ったが、解析してみると、精霊を喚び出せるSランクギフト『精霊使役』を持っていた。
精霊が使う魔法は、人間のものよりも遥かに強力だ。その代わり、精霊は制御が難しい。
『天使召喚』と近い能力だが、『天使召喚』は味方へのバフや防御結界など、全体的な支援をする使い方が多いのに対し、『精霊使役』は周囲の探知から強力な攻撃魔法まで幅広い用途がある。
そして何よりも驚きなのが、ロゥエルのレベルが185ということ。
高レベルになると1上げるのも非常に大変で、数十年程度では185に到達するのはほぼ無理だ。
ということは、もしかしてこの人100歳を遥かに超えてるんじゃ……?
通常では考えられない高レベルのおかげで、Sランクの『精霊使役』でもSSランク冒険者になれたんだろう。
恐るべしハイエルフ。
「誰かと思ったらロエ婆ちゃんかよ。面倒くさい性格は変わってねーな」
「サクヤ、彼女を知ってるのか?」
サクヤがロゥエルと顔見知りみたいなことを言ったので、ちょっと訊いてみる。
「あーしがまだ駆け出しだった頃、この性悪エルフと一緒に任務をしたことがあるんだよ。ホント、性格も外見もあの頃とまったく変わってねえ」
「何を言う、変わっとらんのはお前もじゃろう。相変わらず礼儀がなっておらんし、ちっとは成長したかと思えば、胸も尻も子供のままじゃ」
「あーしより幼児体型のあんたには言われたくねーっ!」
サクヤとロゥエルが子供のケンカみたく罵り合う。
なるほど、彼女たちの間にちょっとした因縁があったのか。
しかし、『ロエ婆ちゃん』なんて呼ぶってことは、やはり100歳を超えてるってことか……?
「あまり生意気なことを言っておると、昔のように尻を叩くぞ。あの惨めな姿を仲間たちに見られてもいいのか?」
「うぐぐ……このガキ婆ぁめ!」
サクヤは悔しそうに黙り込む。
あのサクヤが頭が上がらないってことは、よほど手痛い目に遭ったってことだろうな。
SSランク冒険者の中でも重鎮のようだし、オレも気を付けよう。
「リュークとやら、お前を『紫黒の昴星』のもとに連れていってやるために、わざわざこのわらわが来てやったのじゃ。光栄に思うがよい」
「ええ……はい、遠路はるばる恐縮です。どうぞよろしくお願いいたします」
「うむ」
オレが低姿勢で挨拶をすると、ロゥエルは満足そうに頷いた。
「てっきり異世界人の襲撃かと思ったんで焦りましたよ」
「ははっ、手荒い歓迎をしてすまなかったな。オレはゼオルグ。一応、今回のリーダーを任されている」
ゼオルグと名乗った男は金髪碧眼で、年齢は30代半ばといった感じ。
身長はオレと同程度の175センチほどで、SSランクだけに一流の装備を身に着けているが、何故か武器類は見当たらない。
この見た目で魔導士なのかと思ったが、解析してみると、『金属支配』というSSランクギフトを持っていた。
これは金属を生み出したり自在に操ることができるようで、その能力を使って戦うようだ。
レベルはなんと169で、ジークヘルト将軍の168を超えている。
だからといってジークヘルト将軍よりも強いとは限らないが、人類最強クラスの1人なのは間違いないだろう。
「オレはハストナー、魔導弓士だ。どんな獲物もオレの狙撃からは逃れられない。以後よろしく頼む」
ハストナーは中肉中背で年齢は30過ぎくらい、茶色の髪を後ろで軽く束ねている。
レベルは155で、持っているギフトは弓術系のSSランク『弓神』、さらに魔法も使いこなすらしい。
『弓神』は弓術系最強とはいえ、あくまでも弓の技術のみに関係する。
魔法を習得するのは本人の努力や才能で、弓術に魔法を組み合わせて戦う者を『魔導弓士』と呼ぶ。
次の男性は、実は最初に見たときから気になっていた。
体格はゼオルグよりも一回り大きく、年齢は40歳手前といったところ。赤い髪をオールバックにしていて装備の上からマントを羽織っているが、気になったのはそれらではなく、肌の色が青かったからだ。
一見して思い当たったのはダークエルフだが、彼らの肌は濃い茶色だし、獣人にも恐らくこんな体色はいない。
まさか、レグナザードの将軍たちのような『魔喰人』なんてことは……
「私の名はジュダハイム、フフ、私の肌に驚いているようだね。私は『半吸血鬼』なのだよ」
『半吸血鬼』だって!? つまり『半妖』か!
ということは年齢も見た目通りではなさそうだ。
人類と似た外見ながら、種族としてはまったく別の存在『妖魔』。
『妖魔』には『吸血鬼』のほかに『人狼』、『雪山人』、『海棲人』、『夢魔』、『昆虫人間』、『半人半馬』などがいるが、それらと人間との間に生まれた混血を『半妖』という。
中でも人間と吸血鬼の間に生まれた者が『半吸血鬼』である。
『半妖』は一応人間側の存在だが、その外見などから忌み嫌われることが多く、非常に生きづらい生活を強いられるらしい。
そんな人がSSランク冒険者として密かに活動していたなんて驚きだ。
ちなみに『吸血鬼』は日光や聖水に弱いが、『半吸血鬼』にはそれらの弱点がない。だから太陽が出ている日中でも問題なく活動することができる。
「ジュダは『半吸血鬼』だが、そこらの吸血鬼なんて問題にならない強さを持ってる。さっきの幻術もジュダの能力さ」
「いやゼオルグ、褒めてくれるのは光栄だが、その幻術をあっさり見破られてしまったからね。70年生きてきたが、これほど簡単に見抜かれたのは初めてだ。私のプライドが少し傷付いてしまったよ」
ゼオルグが仲間のジュダハイムを自慢したが、その当人は苦笑いをしている。
確かに凄い幻術だった。
オレですら違和感に気付くのが遅れたし、見破れる人間はそうはいないだろう。
解析してみると、レベルは164だが、『半妖』だからなのかギフトは授かっていなかった。
その代わり、『念動力』とか『瘴霧』、『鬼眼』などの特殊能力を持っていて、オレと同じモンスタースキルの『損傷再生』も持っている。
さっきの幻術は『鬼眼』の能力の一部みたいで、ほかにも『魔眼』と似たような効果も出せるらしい。
さらに視覚や聴覚などの五感も鋭く、身体能力や魔力も人間を遥かに超えていて、特別なギフトがなくても充分強い。
70年生きてきたと言ってたから、年齢は70歳ってことか。
半妖は混血になった妖魔の種類によって寿命も変わり、長寿である吸血鬼とのハーフなら200年以上生きることができるらしいが……
ちなみに生粋の『吸血鬼』は、自分が血を吸った人間を『下級吸血鬼』として下僕にできるが、『半吸血鬼』はそういう力を持っていない。
『吸血鬼』は日光に当たるか心臓に杭を打たれない限り何度でも復活するし、全身を霧に変えることもできたり、天候すら操る者もいるみたいだが、やはり『半吸血鬼』にはそんなことは不可能だ。
『吸血鬼王』ともなると、その強さは古代竜クラスとも言われている。生物として、1つの頂点に到達していると言えるだろう。
オレがそんなことを考えていると、ゼオルグとジュダハイムの会話を聞いていた少女が、嘲るような表情で言葉を吐いた。
「あんな子供だましな術、見破られたところで気にするほどでもなかろう。わらわにも通じぬしな」
「御大なら些事なことかもしれませんが、小人である私には容易に見過ごせないのです」
おいおい、傷付いてるジュダハイムに対してそんなことを言うなんて、可愛い外見に反して結構毒舌だな。
少女をよく見ると、その耳は長細く尖っている。エルフだ!
とすると、12歳程度に見えるが、実年齢はもっとずっと上だろう。
ジュダハイムが『御大』なんて呼ぶということは、まさかこう見えて100歳とか……?
「このちっこいのはロゥエル。見た通りエルフだが、その中でも上位であるハイエルフだ。気難しいヤツだからオレたちも少々扱いに困ってる。まあ仲良くしてやってくれ」
「ゼオルグ! 5年ぶりに顔を合わせておいて言うことはそれか! まったく、ヒヨッコだったお前の面倒を見てやったのは誰だと思っておるのじゃ!」
「はいはい、今でも感謝を忘れてませんよ姉御」
「その呼び方はやめいっ!」
ロゥエルという少女……いや、立派な大人の女性か。
彼女は姉御と呼ばれるのが不本意なのか、怒りの表情でゼオルグの膝をゲシゲシと蹴りまくっている。
「マスター、『のじゃロリ』ってヤツですよ。まさか本物を見ることができるとは……」
レムが少し興奮しながら、こっそりと謎の言葉をオレに耳打ちした。
えっ、なんの話? どうやら『のじゃロリ』とはロゥエルのことを指しているみたいだけど、サッパリ分からん。
ロゥエルはエルフ族らしい見た目で、身長は140センチ程度、プラチナブロンドの髪を腰まで伸ばし、手足は白くほっそりとしていた。
魔導士用の装備を身に着けているので属性魔法使いかと思ったが、解析してみると、精霊を喚び出せるSランクギフト『精霊使役』を持っていた。
精霊が使う魔法は、人間のものよりも遥かに強力だ。その代わり、精霊は制御が難しい。
『天使召喚』と近い能力だが、『天使召喚』は味方へのバフや防御結界など、全体的な支援をする使い方が多いのに対し、『精霊使役』は周囲の探知から強力な攻撃魔法まで幅広い用途がある。
そして何よりも驚きなのが、ロゥエルのレベルが185ということ。
高レベルになると1上げるのも非常に大変で、数十年程度では185に到達するのはほぼ無理だ。
ということは、もしかしてこの人100歳を遥かに超えてるんじゃ……?
通常では考えられない高レベルのおかげで、Sランクの『精霊使役』でもSSランク冒険者になれたんだろう。
恐るべしハイエルフ。
「誰かと思ったらロエ婆ちゃんかよ。面倒くさい性格は変わってねーな」
「サクヤ、彼女を知ってるのか?」
サクヤがロゥエルと顔見知りみたいなことを言ったので、ちょっと訊いてみる。
「あーしがまだ駆け出しだった頃、この性悪エルフと一緒に任務をしたことがあるんだよ。ホント、性格も外見もあの頃とまったく変わってねえ」
「何を言う、変わっとらんのはお前もじゃろう。相変わらず礼儀がなっておらんし、ちっとは成長したかと思えば、胸も尻も子供のままじゃ」
「あーしより幼児体型のあんたには言われたくねーっ!」
サクヤとロゥエルが子供のケンカみたく罵り合う。
なるほど、彼女たちの間にちょっとした因縁があったのか。
しかし、『ロエ婆ちゃん』なんて呼ぶってことは、やはり100歳を超えてるってことか……?
「あまり生意気なことを言っておると、昔のように尻を叩くぞ。あの惨めな姿を仲間たちに見られてもいいのか?」
「うぐぐ……このガキ婆ぁめ!」
サクヤは悔しそうに黙り込む。
あのサクヤが頭が上がらないってことは、よほど手痛い目に遭ったってことだろうな。
SSランク冒険者の中でも重鎮のようだし、オレも気を付けよう。
「リュークとやら、お前を『紫黒の昴星』のもとに連れていってやるために、わざわざこのわらわが来てやったのじゃ。光栄に思うがよい」
「ええ……はい、遠路はるばる恐縮です。どうぞよろしくお願いいたします」
「うむ」
オレが低姿勢で挨拶をすると、ロゥエルは満足そうに頷いた。
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なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…?
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