17 / 17
第17話
小春からのライン
しおりを挟む
「もう別れよう」
彼女からのラインの返事。
たったの6文字だった。
「どうして?」
さっきあれだけ温かい家庭を体感したくせに、うん。とは言わずそう返している俺。
「海ちゃんは家族を幸せにしなきゃダメだよ」
旅行を途中で諦め、全力で後戻りしていってた俺を見て勘づいたのだろう。
「そうだね。そうだけど俺は子供も大事だけど小春も大事なんだ」
あえて妻も大事だっていうのは言わなかった。
言えなかった。
「そんなの無理に決まってるじゃん。私となんかといる意味がない。なんで私なの?」
返す言葉がなかった。
皆がいいようになるわけがない。
確かに俺たちが一緒にいると、周りの皆を傷つけてしまう。そんなことはわかっている。
今それを必死に考えているところだった。
5分ぐらいして、返せず言葉が見つからずにいた俺は
「ごめん」
の一言を返した。
その返事から10分しても彼女からの返事はなく歯がゆい気持ちでいた俺はお茶を飲みトイレに行きまた布団に戻る。
そしてスマホを開くと彼女からこの言葉がきた。
「私、不倫するの初めてじゃないの。」
俺は息が詰まった。
頭が真っ白になった。
その衝撃の言葉を聞き、もう何も返事を返せず、俺はそのままスマホを閉じてしまった。
一睡も寝れなかった。ずっと頭の中は小春のこと。
過去にも不倫をしたことがあるのか。
その人に対しても俺と同じように凄く優しかったのか。
ラブラブで愛しあっていたのか。
俺の知らない部分もその人は見ているのか。
彼女の旦那さんも俺たちの事を知ったらきっと同じ思いするだろう。
喪失感と劣等感でいっぱいだった。
それでも俺は彼女のこと好きなのか?
なんでここまで彼女に執着する?
やっぱり彼女はどこの誰よりも優しい。
俺の気持ちわかってくれる。
全部味方してくれる。
不思議なもので妻に対しては今まで悪い部分しか見ることができなかったが、彼女に対してはよかったところを必死に絞りに絞って探そうとしている。
この違い。
なんなんだろう。
こんなに言われても離れたくない。
一緒にいたいと思ってしまう自分がいる。
強く彼女を抱きしめてあげたいと思ってしまう自分がいる。
俺って馬鹿だ。
そう思いながらも、あれから彼女に返信できず
にいた俺は意を決してラインを長々と打つ。
「小春おはよう。昨日は返事できなくてごめん。急にあんなこと言われてビックリして、頭の中グチャグチャになって返せずにいた。まだ頭の中全部整理しきれてないけど、やっぱり一緒にいたい。だから会って話せないかな?」
こうして送ったラインの返事がくるかずっと待っていたが...
彼女からの返事は無かった。
彼女からのラインの返事。
たったの6文字だった。
「どうして?」
さっきあれだけ温かい家庭を体感したくせに、うん。とは言わずそう返している俺。
「海ちゃんは家族を幸せにしなきゃダメだよ」
旅行を途中で諦め、全力で後戻りしていってた俺を見て勘づいたのだろう。
「そうだね。そうだけど俺は子供も大事だけど小春も大事なんだ」
あえて妻も大事だっていうのは言わなかった。
言えなかった。
「そんなの無理に決まってるじゃん。私となんかといる意味がない。なんで私なの?」
返す言葉がなかった。
皆がいいようになるわけがない。
確かに俺たちが一緒にいると、周りの皆を傷つけてしまう。そんなことはわかっている。
今それを必死に考えているところだった。
5分ぐらいして、返せず言葉が見つからずにいた俺は
「ごめん」
の一言を返した。
その返事から10分しても彼女からの返事はなく歯がゆい気持ちでいた俺はお茶を飲みトイレに行きまた布団に戻る。
そしてスマホを開くと彼女からこの言葉がきた。
「私、不倫するの初めてじゃないの。」
俺は息が詰まった。
頭が真っ白になった。
その衝撃の言葉を聞き、もう何も返事を返せず、俺はそのままスマホを閉じてしまった。
一睡も寝れなかった。ずっと頭の中は小春のこと。
過去にも不倫をしたことがあるのか。
その人に対しても俺と同じように凄く優しかったのか。
ラブラブで愛しあっていたのか。
俺の知らない部分もその人は見ているのか。
彼女の旦那さんも俺たちの事を知ったらきっと同じ思いするだろう。
喪失感と劣等感でいっぱいだった。
それでも俺は彼女のこと好きなのか?
なんでここまで彼女に執着する?
やっぱり彼女はどこの誰よりも優しい。
俺の気持ちわかってくれる。
全部味方してくれる。
不思議なもので妻に対しては今まで悪い部分しか見ることができなかったが、彼女に対してはよかったところを必死に絞りに絞って探そうとしている。
この違い。
なんなんだろう。
こんなに言われても離れたくない。
一緒にいたいと思ってしまう自分がいる。
強く彼女を抱きしめてあげたいと思ってしまう自分がいる。
俺って馬鹿だ。
そう思いながらも、あれから彼女に返信できず
にいた俺は意を決してラインを長々と打つ。
「小春おはよう。昨日は返事できなくてごめん。急にあんなこと言われてビックリして、頭の中グチャグチャになって返せずにいた。まだ頭の中全部整理しきれてないけど、やっぱり一緒にいたい。だから会って話せないかな?」
こうして送ったラインの返事がくるかずっと待っていたが...
彼女からの返事は無かった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
清掃員と僕の密やかな情状
MisakiNonagase
恋愛
都心のオフィスビルで働く会社員の26歳・高城蓮(たかぎれん)。彼の無機質な日常に唯一の彩りを与えていたのは、夕方から現れる70歳の清掃員・山科和子だった。
青い作業服に身を包み、黙々と床を磨く彼女を、蓮は「気さくなおばあちゃん」だと思っていた。あの日、立ち飲み屋で私服姿の彼女と再会するまでは――。
肉じゃがの甘い湯気、溶けゆく氷の音、そして重ねた肌の温もり。
44歳の年齢差を超え、孤独を分かち合った二人が辿り着いた「愛の形」とは。これは、一人の青年が境界線の向こう側で教わった、残酷なまでに美しい人生の記録。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)その後
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合つまた。
その後、大学を卒業した祐輔(ユウスケ)の新たなストーリーが始まった。
全15話を予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる