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第1章 竜人の国
ドラゴネシアの成り立ち
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「少し長い話になるかもしれぬが構わぬか?」
「大丈夫だよ」
オレがそう答えるとイングリッドは静かに話し始める。
「もうかれこれ1500年程前になるじゃろうか。
我がまだエデルガルトと名乗っておった頃のことじゃ。
元々竜人は…」
「ちょいちょいちょい~!
ちょっと待って!」
「なんじゃ?
まだ何も話しておらぬぞ」
「いやいやいや!
いきなりさらっとエデルガルトって名前出てきたんですけど!」
「ん?
何を驚いておる?
改まって伝えてはおらぬが、エデルガルトというのは我のことじゃぞ。
神殿でも言ったであろう。
我に模した彫像に祈ったところで何も起きぬと。
それに、あの像はドラゴン化した時の我にかなり似ておるから気付いておるものじゃと思っておったが」
ドラゴン化した時の特徴とか…
マジでわからんわ!
なんならイングリッドちゃんとリリーが最初に会話してた時も色が違うからどっちがどっちかはわかったけど、同じ色だったら全然わかんねーよ!
でもまぁアレか…
馴染みがないだけで、例えば同じ犬種の犬が2匹いたとして、ちゃんと見ると意外に結構顔が違ってたりする的なやつか。
てか1500歳以上かよ!
…なんかツッコミどころが多そうな話になりそうだし、まずは一旦全部話を聞いてからにしよう…
「えっと…まぁいいや。
続けて」
「ん?良いのか?」
イングリッドが聞き返してきたがオレは黙ったまま頷いた。
「竜人の祖先は元々大陸の中心が発祥の地と言われておるのだが、災害等による様々な事情があって各地に分散したようじゃ。
そしてその中の1つの集落、我は大陸の西側で生まれたのじゃがその地も戦争に巻き込まれてのぅ。
その際に覚醒した我は生き残った竜人達を守りつつ安住の地を求めこの島に辿り着いたのじゃ。
大陸の西海岸にある山脈にはドワーフが住んでおってのぅ。
以前から交流があった彼らは我らに手を貸してくれた。
翼を持たない竜人がこの島に来ることができたのは彼らのおかげじゃな。
かつてこの島には何もなかったこともあり村の建設にも協力してくれていたのじゃが、その時に他のドワーフと共にやって来たのが「るしふぁ~」じゃった。
我が初めてあやつに出会ったのはこの森の中。
覚醒はしたものの我はまだ幼く、村長の娘と毎日のようにこの森で遊んでおった。
子供が村の建設に携われるわけでもないからのぅ。
まぁ察しは付いておると思うが、その村長の娘がリーゼロッテじゃ。
るしふぁ~は山に魔鉱石を獲りに行ったはいいものの、村までの帰り道がわからなくなっていたらしくてのぅ。
当然我ら竜人はドワーフに恩を感じておったので特に怪しむことなく一緒に村まで帰ることになった。
その日を境にあやつは村の建設をせずにずっと我らに付き纏ってきた。
じゃが、悪い奴とは思えなんだし、いざとなれば我がドラゴン化して対処すれば問題なかろうと思い共に遊んでおったのじゃ。
ただその時に気になったのが、我とリーゼロッテが村に帰ったあとも森に残っておったことじゃな」
「確かに。
あの時はまさかこのような空間を創っているとは夢にも思っていませんでしたからねぇ…」
リーゼロッテがそう相槌を打つと、リリーも会話に参加する。
「それで~
そのるしふぁ~さんってどんな人だったんですか~?
ご主人様も気になってるみたいですよ~」
「一言で言えば変わり者じゃな。
先も言ったが、隙あらば我らの下着を常に覗こうとしておったくせに、偶然我らの裸体を目にした時には目を背けその場から逃げだしおったしのぅ」
「…お姉様…
ブラッド様が知りたいのは多分そういうことじゃないと思いますが…」
「じゃあ~どんな人だったのぉ~?」
「そうですねぇ…
見た目はドワーフの亜種といった感じでしょうか。
背は低かったですが、筋肉質ではなく力がありませんでしたから。
ただ、この空間のように何かを創るという点においては神懸かっていましたね。
これまでは天才的なものづくりの能力を持つ特殊なドワーフだと思っていましたが…
たまにですが他の世界から来たというようなことを言っていましたし、伝承の元となる話も村に広めていましたからね。
ブラッド様が降臨された今ならそれが真実だったと思えます」
「じゃな。
我も伝承通りの現象が起きるまでは半信半疑、にわかには信じておらんかったからのぅ。
…では、話の続きじゃ。
あやつはどういうわけか?村が完成した後も1人この地に留まり続けた。
それから何年程かが経った時じゃ。
大陸の魔族が魔鉱石の話を聞きつけたらしくこの島に攻め入って来たのじゃ。
その時、るしふぁ~の提案で村人達をこの空間の部屋…先程魔法陣があるといった部屋じゃな。
そこへ避難させた我はドラゴンの姿となり竜人の戦士達と共に応戦した。
戦いはあっけないものであった。
我の力が圧倒的だったのじゃ。
戦いに勝利した我は皆から聖竜や神などと崇められるようになってしもうた。
その原因にはあやつが創った空間や伝承も大きく影響しているのであろう」
「やっぱり~
イングリッドさんが聖竜だから~
私は~聖竜じゃないですよね~」
「リリーよ、そうとも限らぬぞ。
お主とは違って我はこれまでに数多の命を奪って来ておるからのぅ。
それに敵と認定した者を屠ることに何の躊躇もない。
最近になって法皇国が我を邪竜と認定しおったが、あながち間違ってはおらぬのかもしれぬぞ」
「あの~イングリッドさん~…
お願いですから~…私を殺さないで下さいね~」
「お主がブラッドに仕えている限り決してそのようなことはせぬ。
昨日も言ったが心配するでない。
…それでじゃ…
リリーも我と同じようじゃが、覚醒しドラゴン化した者はなぜか竜族や魔族の言葉が理解できるようになるみたいでのぅ。
戦いから数日後に1人の魔族がこの島を訪れた。
幸い言葉が通じたゆえ話をしてみると、あれは魔族の一部が暴走した結果。
迷惑をかけてしまったことに対する謝罪であった。
以降今日まで魔族からの侵攻はない。
じゃがヒューマンは違った。
あやつらは弱いくせに忘れた頃に何度かこの島を占領しようとやってきおった。
最初の頃は竜人の戦士でも容易く撃退できたのじゃが、次第に兵の数が増え手にしている武器が変わってきておることに危機感を頂いたのじゃ。
そこで我は脆い村ではなく堅牢な国を作ろうと考えた。
とはいえ、国の仕組みなどはまるでわからぬ状態。
るしふぁ~に相談してみると、大陸に渡ってまずは国家とはどういうものか?について勉強すべきだと言う。
そこで我とリーゼロッテは大陸に渡り知見を広げた後、この島に戻りドラゴネシアを築いたのじゃ」
「ブラッド様。
少し補足をさせて頂くと、お姉様が着ている服は大陸に旅立つ前にるしふぁ~さんが用意したものです。
まだ幼さが残る少女2人で大陸を旅するのは危険なので、自衛のためドラゴン化することを想定して、とのことでした。
あと、王として威厳がある言葉になる効果も付与しておいた、とも言っておりました」
「るしふぁ~が用意したものと言えば、あの飲み物もじゃな。
まさか本当に歳を取らぬことになるとは思ってもみなかったが…」
「それに私たちが大陸から戻って来るまでずっとこの島を守ってくれていたようですし。
どういった手段で防衛していたのか?は全くわかりませんが…
とにかくその対価が、伝承を途切れさせないことと、神の使徒が現れたらここに連れてくること、だったのです。
約束を交わした次の日にはもう彼の姿はどこにもありませんでした」
「…という話じゃ。
これでもかなり省いてみたのじゃが。
少しは参考になったかのぅ?」
「うん、ありがとう」
まだ細かく聞きたいことはあるけど、とりあえず今はこれで十分だろう。
おそらく3つのうちどれを選んでもマイナスになるようなことはないと思えたからな。
「大丈夫だよ」
オレがそう答えるとイングリッドは静かに話し始める。
「もうかれこれ1500年程前になるじゃろうか。
我がまだエデルガルトと名乗っておった頃のことじゃ。
元々竜人は…」
「ちょいちょいちょい~!
ちょっと待って!」
「なんじゃ?
まだ何も話しておらぬぞ」
「いやいやいや!
いきなりさらっとエデルガルトって名前出てきたんですけど!」
「ん?
何を驚いておる?
改まって伝えてはおらぬが、エデルガルトというのは我のことじゃぞ。
神殿でも言ったであろう。
我に模した彫像に祈ったところで何も起きぬと。
それに、あの像はドラゴン化した時の我にかなり似ておるから気付いておるものじゃと思っておったが」
ドラゴン化した時の特徴とか…
マジでわからんわ!
なんならイングリッドちゃんとリリーが最初に会話してた時も色が違うからどっちがどっちかはわかったけど、同じ色だったら全然わかんねーよ!
でもまぁアレか…
馴染みがないだけで、例えば同じ犬種の犬が2匹いたとして、ちゃんと見ると意外に結構顔が違ってたりする的なやつか。
てか1500歳以上かよ!
…なんかツッコミどころが多そうな話になりそうだし、まずは一旦全部話を聞いてからにしよう…
「えっと…まぁいいや。
続けて」
「ん?良いのか?」
イングリッドが聞き返してきたがオレは黙ったまま頷いた。
「竜人の祖先は元々大陸の中心が発祥の地と言われておるのだが、災害等による様々な事情があって各地に分散したようじゃ。
そしてその中の1つの集落、我は大陸の西側で生まれたのじゃがその地も戦争に巻き込まれてのぅ。
その際に覚醒した我は生き残った竜人達を守りつつ安住の地を求めこの島に辿り着いたのじゃ。
大陸の西海岸にある山脈にはドワーフが住んでおってのぅ。
以前から交流があった彼らは我らに手を貸してくれた。
翼を持たない竜人がこの島に来ることができたのは彼らのおかげじゃな。
かつてこの島には何もなかったこともあり村の建設にも協力してくれていたのじゃが、その時に他のドワーフと共にやって来たのが「るしふぁ~」じゃった。
我が初めてあやつに出会ったのはこの森の中。
覚醒はしたものの我はまだ幼く、村長の娘と毎日のようにこの森で遊んでおった。
子供が村の建設に携われるわけでもないからのぅ。
まぁ察しは付いておると思うが、その村長の娘がリーゼロッテじゃ。
るしふぁ~は山に魔鉱石を獲りに行ったはいいものの、村までの帰り道がわからなくなっていたらしくてのぅ。
当然我ら竜人はドワーフに恩を感じておったので特に怪しむことなく一緒に村まで帰ることになった。
その日を境にあやつは村の建設をせずにずっと我らに付き纏ってきた。
じゃが、悪い奴とは思えなんだし、いざとなれば我がドラゴン化して対処すれば問題なかろうと思い共に遊んでおったのじゃ。
ただその時に気になったのが、我とリーゼロッテが村に帰ったあとも森に残っておったことじゃな」
「確かに。
あの時はまさかこのような空間を創っているとは夢にも思っていませんでしたからねぇ…」
リーゼロッテがそう相槌を打つと、リリーも会話に参加する。
「それで~
そのるしふぁ~さんってどんな人だったんですか~?
ご主人様も気になってるみたいですよ~」
「一言で言えば変わり者じゃな。
先も言ったが、隙あらば我らの下着を常に覗こうとしておったくせに、偶然我らの裸体を目にした時には目を背けその場から逃げだしおったしのぅ」
「…お姉様…
ブラッド様が知りたいのは多分そういうことじゃないと思いますが…」
「じゃあ~どんな人だったのぉ~?」
「そうですねぇ…
見た目はドワーフの亜種といった感じでしょうか。
背は低かったですが、筋肉質ではなく力がありませんでしたから。
ただ、この空間のように何かを創るという点においては神懸かっていましたね。
これまでは天才的なものづくりの能力を持つ特殊なドワーフだと思っていましたが…
たまにですが他の世界から来たというようなことを言っていましたし、伝承の元となる話も村に広めていましたからね。
ブラッド様が降臨された今ならそれが真実だったと思えます」
「じゃな。
我も伝承通りの現象が起きるまでは半信半疑、にわかには信じておらんかったからのぅ。
…では、話の続きじゃ。
あやつはどういうわけか?村が完成した後も1人この地に留まり続けた。
それから何年程かが経った時じゃ。
大陸の魔族が魔鉱石の話を聞きつけたらしくこの島に攻め入って来たのじゃ。
その時、るしふぁ~の提案で村人達をこの空間の部屋…先程魔法陣があるといった部屋じゃな。
そこへ避難させた我はドラゴンの姿となり竜人の戦士達と共に応戦した。
戦いはあっけないものであった。
我の力が圧倒的だったのじゃ。
戦いに勝利した我は皆から聖竜や神などと崇められるようになってしもうた。
その原因にはあやつが創った空間や伝承も大きく影響しているのであろう」
「やっぱり~
イングリッドさんが聖竜だから~
私は~聖竜じゃないですよね~」
「リリーよ、そうとも限らぬぞ。
お主とは違って我はこれまでに数多の命を奪って来ておるからのぅ。
それに敵と認定した者を屠ることに何の躊躇もない。
最近になって法皇国が我を邪竜と認定しおったが、あながち間違ってはおらぬのかもしれぬぞ」
「あの~イングリッドさん~…
お願いですから~…私を殺さないで下さいね~」
「お主がブラッドに仕えている限り決してそのようなことはせぬ。
昨日も言ったが心配するでない。
…それでじゃ…
リリーも我と同じようじゃが、覚醒しドラゴン化した者はなぜか竜族や魔族の言葉が理解できるようになるみたいでのぅ。
戦いから数日後に1人の魔族がこの島を訪れた。
幸い言葉が通じたゆえ話をしてみると、あれは魔族の一部が暴走した結果。
迷惑をかけてしまったことに対する謝罪であった。
以降今日まで魔族からの侵攻はない。
じゃがヒューマンは違った。
あやつらは弱いくせに忘れた頃に何度かこの島を占領しようとやってきおった。
最初の頃は竜人の戦士でも容易く撃退できたのじゃが、次第に兵の数が増え手にしている武器が変わってきておることに危機感を頂いたのじゃ。
そこで我は脆い村ではなく堅牢な国を作ろうと考えた。
とはいえ、国の仕組みなどはまるでわからぬ状態。
るしふぁ~に相談してみると、大陸に渡ってまずは国家とはどういうものか?について勉強すべきだと言う。
そこで我とリーゼロッテは大陸に渡り知見を広げた後、この島に戻りドラゴネシアを築いたのじゃ」
「ブラッド様。
少し補足をさせて頂くと、お姉様が着ている服は大陸に旅立つ前にるしふぁ~さんが用意したものです。
まだ幼さが残る少女2人で大陸を旅するのは危険なので、自衛のためドラゴン化することを想定して、とのことでした。
あと、王として威厳がある言葉になる効果も付与しておいた、とも言っておりました」
「るしふぁ~が用意したものと言えば、あの飲み物もじゃな。
まさか本当に歳を取らぬことになるとは思ってもみなかったが…」
「それに私たちが大陸から戻って来るまでずっとこの島を守ってくれていたようですし。
どういった手段で防衛していたのか?は全くわかりませんが…
とにかくその対価が、伝承を途切れさせないことと、神の使徒が現れたらここに連れてくること、だったのです。
約束を交わした次の日にはもう彼の姿はどこにもありませんでした」
「…という話じゃ。
これでもかなり省いてみたのじゃが。
少しは参考になったかのぅ?」
「うん、ありがとう」
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本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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