12 / 17
12
しおりを挟む
密室空間のエレベーターの中
再び、じっ…とシロさんに見つめられる。
「あ、あの…、」
そのあまりにも綺麗で透き通ってる瞳にビクビクと怖気付いちゃって
無意識に隣にいた桜庭さんに引っ付いた。
「ペットって、どう見ても人間だよね?」
「別にペットは動物だっていう決まりはないっしょ」
「でも女の子をペットにするなんて聞いたことない」
「そう?
ほら、昔あったじゃん。
人間をペットにするドラマ」
「あれはだって、大人の女性が可愛い男の子に癒しを求めてペットにしただけだったよ」
「だったらその逆があってもいいんじゃね?」
怖気付いてる私を察してか
シロさんの怒涛の質問を私が付け入る隙もないくらい全てペラペラと返してくれて
そのあまりの即答っぷりと悪びれた様子がない態度に
シロさんも、う~んと頭をひねらせて言葉を失くした。
「んー、
じゃあその子はそういうプレイが好きってこと?」
「……へ?」
突然のその言葉に間抜けな声を出すと
静かに動いていたエレベーターが止まって扉が開いた。
「は、はぁ?!///」
「あれ?違うの?」
開いたドアを抑えながらキョトンとするシロさんと
そのやり取りに爆笑してる桜庭さん。
「違いますっ、そういうペットじゃなくてっ」
「え?じゃあますます意味不明なんだけど」
「だから、
「まーまーまー、」
”俺のペット”発言にやらしい想像しかしてないんであろうシロさんを
なだめるようにそう言い放つと
「そういう関係は一切なしだからさ。」
「うん…?」
絶対納得してない顔して首を傾げた。
「でもそういう関係がないからこそ
こいつも溜まるだろうし、シロがたまに相手してやってよ」
「「は?」」
意味の分からないその発言に思わずシロさんと二人でハモった。
「あれ?なんかへんなこと言っちゃった感じ?」
私たちを置いてけぼりにそう笑うけど
ぜんっぜん笑えない。
そんな硬直してる私たちをよそに
扉を抑えてたシロさんをポンッと押し出してエレベーターの外へと追いやる桜庭さん。
「じゃ、おやすみー」
そしてそのまま
急に押し出されことでバランスを崩したのか尻もちをついちゃったシロさんを残してひらひらと手を振ると
私たちはもう一つ上の階へとまたエレベーターを進めた。
「……どういうことですか。」
二人になった空間で
きっ!と少し上にあるお顔を睨むと
ん?って可愛く私を見下ろした。
「どうって別に、そのまんまの意味」
「そのまんま…?」
「俺はペット抱いてやれないもん。
抱いて欲しくなったら、シロんとこ行けばいいよ」
「はぁ?!」
下の階にいるんだし近くていいじゃん、って。
近い、とかそういう問題じゃないし。
「シロじゃ不満?」
「そ、そういうわけじゃないけど…、」
不満どころか、あんなにイケメンに抱かれるとか相当幸せそ、
・・・じゃなくて!!
「そういう軽ーい感じだめっ!」
「えー?だって女だってしたくなるっしょ?」
「……なっ、別に…、」
「あれ?したくならない?」
「ならな……、」
ならな……い、かな?
いや、女の子だってそういうことしたくなる気分のときだって、
「ふっ、やっぱあるんだろ~」
「な、ないっ!!///」
今やらしい顔してた~ってからかわれるから
エレベーターに響き渡るくらいの音量で強くそう否定すると
再び到着したエレベーターの扉が開いて
赤くなってるであろう顔を隠すように慌てて外へと飛び出した、
瞬間──、
パシッ…、と腕を取られて胸の中へ引き寄せられた。
「どうしてもっていうなら
抱いてやってもいいけど?」
身体が痺れるくらいのその甘ったるすぎる声が
耳元から脳に直接響いた。
再び、じっ…とシロさんに見つめられる。
「あ、あの…、」
そのあまりにも綺麗で透き通ってる瞳にビクビクと怖気付いちゃって
無意識に隣にいた桜庭さんに引っ付いた。
「ペットって、どう見ても人間だよね?」
「別にペットは動物だっていう決まりはないっしょ」
「でも女の子をペットにするなんて聞いたことない」
「そう?
ほら、昔あったじゃん。
人間をペットにするドラマ」
「あれはだって、大人の女性が可愛い男の子に癒しを求めてペットにしただけだったよ」
「だったらその逆があってもいいんじゃね?」
怖気付いてる私を察してか
シロさんの怒涛の質問を私が付け入る隙もないくらい全てペラペラと返してくれて
そのあまりの即答っぷりと悪びれた様子がない態度に
シロさんも、う~んと頭をひねらせて言葉を失くした。
「んー、
じゃあその子はそういうプレイが好きってこと?」
「……へ?」
突然のその言葉に間抜けな声を出すと
静かに動いていたエレベーターが止まって扉が開いた。
「は、はぁ?!///」
「あれ?違うの?」
開いたドアを抑えながらキョトンとするシロさんと
そのやり取りに爆笑してる桜庭さん。
「違いますっ、そういうペットじゃなくてっ」
「え?じゃあますます意味不明なんだけど」
「だから、
「まーまーまー、」
”俺のペット”発言にやらしい想像しかしてないんであろうシロさんを
なだめるようにそう言い放つと
「そういう関係は一切なしだからさ。」
「うん…?」
絶対納得してない顔して首を傾げた。
「でもそういう関係がないからこそ
こいつも溜まるだろうし、シロがたまに相手してやってよ」
「「は?」」
意味の分からないその発言に思わずシロさんと二人でハモった。
「あれ?なんかへんなこと言っちゃった感じ?」
私たちを置いてけぼりにそう笑うけど
ぜんっぜん笑えない。
そんな硬直してる私たちをよそに
扉を抑えてたシロさんをポンッと押し出してエレベーターの外へと追いやる桜庭さん。
「じゃ、おやすみー」
そしてそのまま
急に押し出されことでバランスを崩したのか尻もちをついちゃったシロさんを残してひらひらと手を振ると
私たちはもう一つ上の階へとまたエレベーターを進めた。
「……どういうことですか。」
二人になった空間で
きっ!と少し上にあるお顔を睨むと
ん?って可愛く私を見下ろした。
「どうって別に、そのまんまの意味」
「そのまんま…?」
「俺はペット抱いてやれないもん。
抱いて欲しくなったら、シロんとこ行けばいいよ」
「はぁ?!」
下の階にいるんだし近くていいじゃん、って。
近い、とかそういう問題じゃないし。
「シロじゃ不満?」
「そ、そういうわけじゃないけど…、」
不満どころか、あんなにイケメンに抱かれるとか相当幸せそ、
・・・じゃなくて!!
「そういう軽ーい感じだめっ!」
「えー?だって女だってしたくなるっしょ?」
「……なっ、別に…、」
「あれ?したくならない?」
「ならな……、」
ならな……い、かな?
いや、女の子だってそういうことしたくなる気分のときだって、
「ふっ、やっぱあるんだろ~」
「な、ないっ!!///」
今やらしい顔してた~ってからかわれるから
エレベーターに響き渡るくらいの音量で強くそう否定すると
再び到着したエレベーターの扉が開いて
赤くなってるであろう顔を隠すように慌てて外へと飛び出した、
瞬間──、
パシッ…、と腕を取られて胸の中へ引き寄せられた。
「どうしてもっていうなら
抱いてやってもいいけど?」
身体が痺れるくらいのその甘ったるすぎる声が
耳元から脳に直接響いた。
0
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ため息ひとつ――王宮に散る花びらのように
柴田はつみ
恋愛
「離縁を、お願いしたいのです」
笑顔で、震えずに、エレナはそう言った。
夫は言葉を失った。泣いてくれれば、怒ってくれれば、まだ受け止め方があった。しかしあの静けさは、エレナがもう十分に泣き終わった後の顔だと、ヴィクトルにはわかった。
幼なじみと結ばれた三年間。すれ違いは静かに始まり、深紅のドレスの令嬢によって加速した。ため息を飲み込み、完璧な微笑みを保ち続けた公爵夫人が、最後に選んだのは――。
王宮に散る花びらのような、夫婦の崩壊と再生の物語。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
戦いの終わりに
トモ
恋愛
マーガレットは6人家族の長女13歳。長く続いた戦乱がもうすぐ終わる。そんなある日、複数のヒガサ人、敵兵士が家に押し入る。
父、兄は戦いに出ているが、もうすぐ帰還の連絡があったところなのに。
家には、母と幼い2人の妹達。
もうすぐ帰ってくるのに。なぜこのタイミングで…
そしてマーガレットの心には深い傷が残る
マーガレットは幸せになれるのか
(国名は創作です)
【完結】お父様に愛されなかった私を叔父様が連れ出してくれました。~お母様からお父様への最後のラブレター~
山葵
恋愛
「エリミヤ。私の所に来るかい?」
母の弟であるバンス子爵の言葉に私は泣きながら頷いた。
愛人宅に住み屋敷に帰らない父。
生前母は、そんな父と結婚出来て幸せだったと言った。
私には母の言葉が理解出来なかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる