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出会い
ダメヒロイン誕生(4)
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「うっ・・確かにそうね、勿体ないけど醜態を晒すのだけは避けたいもの」
いや、それに関してはもう遅いぞ。冷静に、坂月に対してツッコミを入れる。
「あれ?あなた、カバンにつけていた駅前のガチャガチャのストラップは?」
コイツ、ストーキングスキル完ストしてるんじゃねーの?
おっとまた過ちをおかしてしまいそうだった。
この方、おストーキングおスキルお高いこと。
またしても、坂月に対して優しくツッコミを入れる。
「ほんとだ、マジのやつじゃんか」
「なによ、信じてなかったの?」
「90の疑い、10の信用だな」
「うふっ、いや、何よそれほとんど疑いじゃない」
「ん?まぁ帰りながら来た道たどってくるよ」
「私も行くわよ」
「珍しいこともあるもんだ。明日は大雨だな」
「うふっ、辞めてちょうだい」
「ん?」
街灯に集まる虫の少なさは、今は冬だと自然が訴えているように感じる。
坂月は寒さに耐えるべく、両手を摩擦で温めようと手を擦りつけている。
「とりあえず、来た道たどったけどなかったな、家でも探してみるよ」
「そうね、そうしなさい。じゃあ私はこっちだから」
「あぁ、ありがとう」
そう言って、坂月は駅の方へと歩いていった。
坂月との約束の日まで、特には喋ることもなく顔も合わせることもなく、
刻一刻と時間は過ぎていった。
やはり、大方予想はしていたが、坂月のストーカーは続いていて、
最近は”見られている”というのが分かるようになっている。
ストーキングは俺で妄想と同じ、ルーティーンのようなものかと無駄に共感してしまった。
━━━━━━━━━━━━━━
今となっては若気の至り、俺にも中学二年の時に二週間だけ彼女というものがいた。
その彼女とできなかったこと
・映画を見る
・いつもより高いレストランに行く
・プレゼント交換
俺は、これらを全て特上コースで堪能したい。
だから俺は今日、皮肉ながらとてつもなく楽しみにしていたのに・・・。
もう待ち合わせの時間からは二十分は過ぎている。
どういうことだ?
いや、それに関してはもう遅いぞ。冷静に、坂月に対してツッコミを入れる。
「あれ?あなた、カバンにつけていた駅前のガチャガチャのストラップは?」
コイツ、ストーキングスキル完ストしてるんじゃねーの?
おっとまた過ちをおかしてしまいそうだった。
この方、おストーキングおスキルお高いこと。
またしても、坂月に対して優しくツッコミを入れる。
「ほんとだ、マジのやつじゃんか」
「なによ、信じてなかったの?」
「90の疑い、10の信用だな」
「うふっ、いや、何よそれほとんど疑いじゃない」
「ん?まぁ帰りながら来た道たどってくるよ」
「私も行くわよ」
「珍しいこともあるもんだ。明日は大雨だな」
「うふっ、辞めてちょうだい」
「ん?」
街灯に集まる虫の少なさは、今は冬だと自然が訴えているように感じる。
坂月は寒さに耐えるべく、両手を摩擦で温めようと手を擦りつけている。
「とりあえず、来た道たどったけどなかったな、家でも探してみるよ」
「そうね、そうしなさい。じゃあ私はこっちだから」
「あぁ、ありがとう」
そう言って、坂月は駅の方へと歩いていった。
坂月との約束の日まで、特には喋ることもなく顔も合わせることもなく、
刻一刻と時間は過ぎていった。
やはり、大方予想はしていたが、坂月のストーカーは続いていて、
最近は”見られている”というのが分かるようになっている。
ストーキングは俺で妄想と同じ、ルーティーンのようなものかと無駄に共感してしまった。
━━━━━━━━━━━━━━
今となっては若気の至り、俺にも中学二年の時に二週間だけ彼女というものがいた。
その彼女とできなかったこと
・映画を見る
・いつもより高いレストランに行く
・プレゼント交換
俺は、これらを全て特上コースで堪能したい。
だから俺は今日、皮肉ながらとてつもなく楽しみにしていたのに・・・。
もう待ち合わせの時間からは二十分は過ぎている。
どういうことだ?
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