8 / 66
3.①
しおりを挟む
「なんでこうなるんだよ」
「余裕あるじゃん」
タクシーに乗り込んでどこに向かうかと思えば、通い慣れた貴臣の家に到着するなり股間をしゃぶられている。
玄関で靴だって脱いでないのに、だらしなくズボンとボクサーパンツをずり下ろされた状態で、しゃがみ込んだ貴臣が俺の股間に顔を埋めてる。
ジュポッと生々しい音を立てて怒張した尖端を吸い上げられると、貴臣の舌と俺の鈴口が厭らしく糸を引いて繋がってる様が異様にエロい。
屹立の根元を握り込んでいた貴臣の右手が忙しなく上下に動くと、あまりの気持ち良さに尖端から先走りが漏れ、吐精感がどんどん迫り上がってくる。
「ちょっと待てって」
上目遣いに俺を見上げる貴臣の肩を押すと、口に出して構わないと再び咥え込まれ、窄めた唇が怒張した屹立を扱く。
「おい貴臣」
「なんだよ……」
口淫に耽る貴臣の髪を掴んで強引にやめさせると、とりあえず部屋に上がりたいとズボンを穿く。
「玄関は萎えるわ。ここめっちゃ寒いし」
「じゃあ部屋でイッとく?」
「その言い方と仕草やめろ」
口になにかを咥えるアピールをしてくる貴臣の頭を叩くと、ようやく靴を脱いで部屋に上がる。
貴臣がどうしてこんなに迫ってくるのか分からないが、とりあえず色欲に負けて有耶無耶に体の関係を結ぶのはなんだか違う気がする。
「つか、腹減らねえのお前」
「デリバリーでも頼むか」
「さっきまで咥えてたお口を、まず濯いで来なさい」
「あ、そういうの気になるタイプ?」
「普通に汚ねえって言ってんの。俺お風呂にも入らせてもらえてないのに」
両手で顔を覆って泣くフリをすると、分かったよと呟いて貴臣が洗面所に向かう。
その様子を見送ってソファーに腰を下ろすと、勝手にテレビの電源を入れ、ゲーム機を操作してサブスクをチェックする。
「圭吾、お前今なに食べたい? 俺?」
「……アホなこと言ってんなよ。俺ご飯系が良い」
「そっか。じゃあトンカツとかが良いかな」
「ああ、腹膨れそうだな」
さりげなく隣に座った貴臣を警戒しつつ、観たい作品がないか探していると、スマホを渡されてメニューを選びカートに追加する。
「じゃあ頼むぞ」
「あ、豚汁つけて」
「良いね、俺も頼も。よしオッケー、三十分くらいで着くってさ」
「了解。これで足りる?」
財布から三千円取り出して手渡すと、貴臣は律儀だなと呟く。
「無理に連れて来られた自覚ないのかよ」
俺の頭をワシワシ撫でると、人が良過ぎると苦笑してからフワッと抱き寄せる。
「ちょ、おい!」
「ああもう……お前可愛過ぎる」
無駄に整った顔が間近にあって、すぐにそのままキスされてしまう。
女の子のふわふわした柔らかくて甘い唇とは全然違うのに、少し乱暴で力強いキスはひどく官能的で背徳感もあって体の奥がカッと熱くなる。
(ダメだ、流されるな)
頭の中ではそう思うのに、まるであっさりと理性が本能に侵蝕されるように、深まるキスを拒めなくなってしまう。
だから貴臣の舌が入り込んできても、気が付けば抗うことなく受け入れて、あまつさえ自分の舌を絡めて応えていた。
クチュッと跳ねるような鈍い水音と、肉感的な舌の感触。今までしてきたどんなキスよりエロくてドキドキする。
ついさっきまで、この唇と舌が自分の股間を美味そうにしゃぶっていたのを思い出すと、背徳的な絵面が蘇ってきて一気に股間に熱が集まる。
「圭吾……」
キスの合間に名前を呼ばれ、スラックスの上から膨らみかけた性器をそっと撫でられると、ビクッと腰が揺れてしまう。
また流されてしまうのかと、半ば諦めた気持ちになると、そのタイミングでインターホンが鳴って貴臣の唇が離れていく。
正直ホッとした。
翻弄されっぱなしで拒むことも出来ない自分が情けないけど、心の底から貴臣とセックスしたいのかと考えると、抱く覚悟も抱かれる覚悟も出来てない。
「圭吾、テーブルの上適当に片付けて」
「おう」
「余裕あるじゃん」
タクシーに乗り込んでどこに向かうかと思えば、通い慣れた貴臣の家に到着するなり股間をしゃぶられている。
玄関で靴だって脱いでないのに、だらしなくズボンとボクサーパンツをずり下ろされた状態で、しゃがみ込んだ貴臣が俺の股間に顔を埋めてる。
ジュポッと生々しい音を立てて怒張した尖端を吸い上げられると、貴臣の舌と俺の鈴口が厭らしく糸を引いて繋がってる様が異様にエロい。
屹立の根元を握り込んでいた貴臣の右手が忙しなく上下に動くと、あまりの気持ち良さに尖端から先走りが漏れ、吐精感がどんどん迫り上がってくる。
「ちょっと待てって」
上目遣いに俺を見上げる貴臣の肩を押すと、口に出して構わないと再び咥え込まれ、窄めた唇が怒張した屹立を扱く。
「おい貴臣」
「なんだよ……」
口淫に耽る貴臣の髪を掴んで強引にやめさせると、とりあえず部屋に上がりたいとズボンを穿く。
「玄関は萎えるわ。ここめっちゃ寒いし」
「じゃあ部屋でイッとく?」
「その言い方と仕草やめろ」
口になにかを咥えるアピールをしてくる貴臣の頭を叩くと、ようやく靴を脱いで部屋に上がる。
貴臣がどうしてこんなに迫ってくるのか分からないが、とりあえず色欲に負けて有耶無耶に体の関係を結ぶのはなんだか違う気がする。
「つか、腹減らねえのお前」
「デリバリーでも頼むか」
「さっきまで咥えてたお口を、まず濯いで来なさい」
「あ、そういうの気になるタイプ?」
「普通に汚ねえって言ってんの。俺お風呂にも入らせてもらえてないのに」
両手で顔を覆って泣くフリをすると、分かったよと呟いて貴臣が洗面所に向かう。
その様子を見送ってソファーに腰を下ろすと、勝手にテレビの電源を入れ、ゲーム機を操作してサブスクをチェックする。
「圭吾、お前今なに食べたい? 俺?」
「……アホなこと言ってんなよ。俺ご飯系が良い」
「そっか。じゃあトンカツとかが良いかな」
「ああ、腹膨れそうだな」
さりげなく隣に座った貴臣を警戒しつつ、観たい作品がないか探していると、スマホを渡されてメニューを選びカートに追加する。
「じゃあ頼むぞ」
「あ、豚汁つけて」
「良いね、俺も頼も。よしオッケー、三十分くらいで着くってさ」
「了解。これで足りる?」
財布から三千円取り出して手渡すと、貴臣は律儀だなと呟く。
「無理に連れて来られた自覚ないのかよ」
俺の頭をワシワシ撫でると、人が良過ぎると苦笑してからフワッと抱き寄せる。
「ちょ、おい!」
「ああもう……お前可愛過ぎる」
無駄に整った顔が間近にあって、すぐにそのままキスされてしまう。
女の子のふわふわした柔らかくて甘い唇とは全然違うのに、少し乱暴で力強いキスはひどく官能的で背徳感もあって体の奥がカッと熱くなる。
(ダメだ、流されるな)
頭の中ではそう思うのに、まるであっさりと理性が本能に侵蝕されるように、深まるキスを拒めなくなってしまう。
だから貴臣の舌が入り込んできても、気が付けば抗うことなく受け入れて、あまつさえ自分の舌を絡めて応えていた。
クチュッと跳ねるような鈍い水音と、肉感的な舌の感触。今までしてきたどんなキスよりエロくてドキドキする。
ついさっきまで、この唇と舌が自分の股間を美味そうにしゃぶっていたのを思い出すと、背徳的な絵面が蘇ってきて一気に股間に熱が集まる。
「圭吾……」
キスの合間に名前を呼ばれ、スラックスの上から膨らみかけた性器をそっと撫でられると、ビクッと腰が揺れてしまう。
また流されてしまうのかと、半ば諦めた気持ちになると、そのタイミングでインターホンが鳴って貴臣の唇が離れていく。
正直ホッとした。
翻弄されっぱなしで拒むことも出来ない自分が情けないけど、心の底から貴臣とセックスしたいのかと考えると、抱く覚悟も抱かれる覚悟も出来てない。
「圭吾、テーブルの上適当に片付けて」
「おう」
22
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
【完結 一気読み推奨】片想いの相手が「そろそろ恋愛したい」と言ったので、用済みの俺はニートになることにしました。
はぴねこ
BL
高校生の頃、片想いの親友に告白した。
彼はノンケだったから玉砕して友人関係も終わるものだと思っていた。
もしかすると気持ち悪いと軽蔑される覚悟までしていたのに、彼は「今は恋愛をしている時間がないんだ」と自分の夢を語ってくれた。
彼は会社を興した祖父のことをとても尊敬していて、自分も起業したいと熱く語ってくれた。
そして、俺の手を握って「できれば親友のお前には俺の右腕になってほしい」と言われた。
同性愛者の俺のことを気持ち悪いと遠ざけることもせずに、親友のままでいてくれた彼に俺は感謝して、同じ大学に進学して、大学の頃に彼と一緒にゲームを作成する会社を起業した。
あれから二十年間、本当に二人三脚で駆け抜けてきた。
そして、昨年売り出したVRMMOが世界的に大ヒットし、ゲーム大賞を取ったことを祝うパーティーで親友が語った言葉に俺の覚悟も決まった。
「俺もそろそろ恋愛したい」
親友のその言葉に、俺は、長年の片想いを終わらせる覚悟をした。
不憫な拗らせアラフォーが”愛”へと踏み出すお話です。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる