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しおりを挟むお風呂で疲れを癒した彩香が、自分の部屋に入りベッドに寝転がった。
「こんなことってあるのね・・・」
彩香は、胸の上に乗せたふみくんに話しかけた。
「ねえふみくん、あいつの家だったんだよ。あいつが北村先生の息子だなんてなんか信じられないね・・・先生はあんなに優しいのに」
昨日の出来事を思い出した彩香は、どうしても納得がいかないようだった。
「ほんとは、あいつも先生みたいに優しいのかなぁ・・・」
両手で高く持ち上げたふみくんを、彩香はずっと見つめていた。
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