189 / 428
1
188
しおりを挟む
その日の夕方、いつものように和泉が盛雄のところに来ていた。
盛雄のところ、というよりは『彩香の夕食目当て』と言った方が正しいが。
「先生、発売しましたよ!」
和泉は盛雄に見本誌を渡した。
「ありがとうございます」
と盛雄は受け取った見本誌をパラパラとめくった。
「編集部内でも好評だったんですよ。今回の短編」
「ほう。それはよかったです」
盛雄は満足そうな顔をした。
「あとは読者の感想次第ですけど、次の短編集にも入れられそうですね」
「そうですね。考えておきましょう」
「・・・今日は鷹文くんは?」
和泉が二階の方を見た。
「さあ、午前中に出かけていたようですが」
「そうですか・・・ちょっと見てきますね」
和泉は鷹文の部屋へ向かった。
盛雄のところ、というよりは『彩香の夕食目当て』と言った方が正しいが。
「先生、発売しましたよ!」
和泉は盛雄に見本誌を渡した。
「ありがとうございます」
と盛雄は受け取った見本誌をパラパラとめくった。
「編集部内でも好評だったんですよ。今回の短編」
「ほう。それはよかったです」
盛雄は満足そうな顔をした。
「あとは読者の感想次第ですけど、次の短編集にも入れられそうですね」
「そうですね。考えておきましょう」
「・・・今日は鷹文くんは?」
和泉が二階の方を見た。
「さあ、午前中に出かけていたようですが」
「そうですか・・・ちょっと見てきますね」
和泉は鷹文の部屋へ向かった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
246
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる