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第三十三話
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次の日は領都の商業ギルドへ。
まずは塩の価格を決める。
岩塩と同じ値段、1kgで銅貨20枚と決めていたけどね。
品質はこちらの方が混ざりもの無しで上なので結構安売りしていることになる。
一般への小売り価格は岩塩より高くなるだろう。
その内ギルドへの卸価格は下げる予定にしているそうだ。
ミランダに任せちゃってるのでね。
領民への特別価格販売はお預け。
住民の登録とか無いから、数量限定ができないのだ。
家令さんが今、一生懸命戸籍作りに取り組んでいるらしい。
元々1kg銅貨50枚近くで買っていたものが、産地として20枚ちょっとで買えるようになるなら、それだけで助かるだろう。
そしてミュリエルは船外機の登録をした。
大型化したものも含めたのでこの先当分は改良したものも権利はミュリエルのものとなるだろう。
一応、風魔法バージョンも登録した。
飛行機とか作れるかもしれんね。
領都の外に飛行場を作っておいても良いかもしれない。
それから隠れ里への職員派遣の打診もしている。
建物は既に有るからね。
そこは女性に限定しなくても良いのではないかと思うのだけれど、ミランダが決めたのなら俺は口を挟めない。
女性限定の町にするつもりなのだろうか。
この世界全体での男女比は1:2くらいらしい。
やはり冒険者とか町の外へ出る仕事に男性が多いせいだろうか。
戦争とかは聞いていないのだけれど。
「さあ、領都の女性奴隷はすべて買って帰りますわよ。」
ミランダは既に奴隷導入を決めていたようだ。
秘密が多いから奴隷の方が都合が良いとは言え、思い切ったな。
資金には困っていないようで、すぐにセラフィナへ自分の購入代金返していたし、他のふたりの分も側近の仕事の前払いと言って払っていた。
それでも家令さんの安定した領経営と天候不順も無かったことから然程奴隷は多くないようだ。
領都の奴隷商2件を回って3人の女性を確保していた。
本当に男性奴隷には見向きもしないのね。
家令さんには寡婦集めも頼んでいるようだし、本格的に女性だけの町になりそうな予感。
子供連れもいるだろうから、そうはならないと思うけど。
ミランダたち首脳陣はどのような町を目指しているのやら。
元令嬢たちは領都でお買い物。
元家族たちの接触も有ったみたいだけど、侍女さんたちによって排除されている模様。
戦闘メイドな侍女さんたちはレベルも上がっているので貴族のお付き騎士よりも強かったりする。
令嬢本人も強くなってるから危険は無いだろう。
ちょくちょく接触を図ろうとしているようだが、元令嬢たちが誰も帰りたいと思われていないのは可哀そうだな。
一度捨ててるんだから、今度はそちらが捨てられても文句は言えんだろう。
自宅へ帰ってからは交通手段を作ることに専念した。
陸海空と全部制覇するつもりで考える。
車の動力は意外とミュリエルとセラフィナからもたらされた。
何と車輪を精霊にお願いして回転させることに成功していた。
いやいや、ピストンの中で精霊さんが働いていた漫画は見たことあったけど、車輪を直接動かすとかできたんだ。
そもそも俺には精霊さんが見えないので、その発想をすることが無理なんだけど。
ついでにその原理も理解できないのだが。
「頼めば動かしてくれるわよ?」
セラフィナが言うけど、それは何でも有りということだろうか。
流石ダークエルフとエルフなだけあって、精霊とのやりとりはお手の物だった。
その内容がかなりファジーな気がするだけだ。
ホイールに魔法陣を刻んである。
やりとりができなくても魔力の供給量によって加速したりできるようになっていた。
ギアが無い分は精霊さんの数で補うらしい。
魔力をもらえるとあって、入れ替わりで精霊さんが協力してくれてるそうだ。
早速ワンボックスとバスの車体を作り上げる。
バスは空間拡張を見せないため。
どうせ道が悪いので時速100kmとかは出さないけど、ブレーキはきっちりと作る。
道に魔物とか飛び出すからね。
結界があっても倒木とかで道をふさがれてることも有るし、道に穴が開いていることだってある。
道路事情はすこぶる悪いのだ。
これなら数時間で領都へ行けそうだ。
5台のワンボックスを作って皆にも運転を覚えてもらう。
特に侍女さんたちが積極的に覚えている。
建設中の町とは言え令嬢たちを歩かせていたのはダメだったのだろうな。
ジャクリーヌさんまで歩かせてたもんな。
今、町中には他の人が居ないので教習中の車が走り回っている。
事故りそうになると精霊さんが止めてくれるらしい。
これは盗まれそうなときには防犯もしてくれそうな予感。
皆、代わる代わる楽しそうに運転しては見えない精霊さんにお礼を言っていた。
そのうちそれぞれに専属の精霊さんが付いたりするのだろうか。
「ナギサ、どらいぶ?行くわよ。」
セラフィナが誘いに来た。
後ろに5台のワゴン車を引き連れて。
ドライブというよりツーリングですな。
空間拡張してあるから全員乗れる。
もう町中を走るのに飽きたのか。
その内サーキットとレースカーが必要になるかも。
まずは塩の価格を決める。
岩塩と同じ値段、1kgで銅貨20枚と決めていたけどね。
品質はこちらの方が混ざりもの無しで上なので結構安売りしていることになる。
一般への小売り価格は岩塩より高くなるだろう。
その内ギルドへの卸価格は下げる予定にしているそうだ。
ミランダに任せちゃってるのでね。
領民への特別価格販売はお預け。
住民の登録とか無いから、数量限定ができないのだ。
家令さんが今、一生懸命戸籍作りに取り組んでいるらしい。
元々1kg銅貨50枚近くで買っていたものが、産地として20枚ちょっとで買えるようになるなら、それだけで助かるだろう。
そしてミュリエルは船外機の登録をした。
大型化したものも含めたのでこの先当分は改良したものも権利はミュリエルのものとなるだろう。
一応、風魔法バージョンも登録した。
飛行機とか作れるかもしれんね。
領都の外に飛行場を作っておいても良いかもしれない。
それから隠れ里への職員派遣の打診もしている。
建物は既に有るからね。
そこは女性に限定しなくても良いのではないかと思うのだけれど、ミランダが決めたのなら俺は口を挟めない。
女性限定の町にするつもりなのだろうか。
この世界全体での男女比は1:2くらいらしい。
やはり冒険者とか町の外へ出る仕事に男性が多いせいだろうか。
戦争とかは聞いていないのだけれど。
「さあ、領都の女性奴隷はすべて買って帰りますわよ。」
ミランダは既に奴隷導入を決めていたようだ。
秘密が多いから奴隷の方が都合が良いとは言え、思い切ったな。
資金には困っていないようで、すぐにセラフィナへ自分の購入代金返していたし、他のふたりの分も側近の仕事の前払いと言って払っていた。
それでも家令さんの安定した領経営と天候不順も無かったことから然程奴隷は多くないようだ。
領都の奴隷商2件を回って3人の女性を確保していた。
本当に男性奴隷には見向きもしないのね。
家令さんには寡婦集めも頼んでいるようだし、本格的に女性だけの町になりそうな予感。
子供連れもいるだろうから、そうはならないと思うけど。
ミランダたち首脳陣はどのような町を目指しているのやら。
元令嬢たちは領都でお買い物。
元家族たちの接触も有ったみたいだけど、侍女さんたちによって排除されている模様。
戦闘メイドな侍女さんたちはレベルも上がっているので貴族のお付き騎士よりも強かったりする。
令嬢本人も強くなってるから危険は無いだろう。
ちょくちょく接触を図ろうとしているようだが、元令嬢たちが誰も帰りたいと思われていないのは可哀そうだな。
一度捨ててるんだから、今度はそちらが捨てられても文句は言えんだろう。
自宅へ帰ってからは交通手段を作ることに専念した。
陸海空と全部制覇するつもりで考える。
車の動力は意外とミュリエルとセラフィナからもたらされた。
何と車輪を精霊にお願いして回転させることに成功していた。
いやいや、ピストンの中で精霊さんが働いていた漫画は見たことあったけど、車輪を直接動かすとかできたんだ。
そもそも俺には精霊さんが見えないので、その発想をすることが無理なんだけど。
ついでにその原理も理解できないのだが。
「頼めば動かしてくれるわよ?」
セラフィナが言うけど、それは何でも有りということだろうか。
流石ダークエルフとエルフなだけあって、精霊とのやりとりはお手の物だった。
その内容がかなりファジーな気がするだけだ。
ホイールに魔法陣を刻んである。
やりとりができなくても魔力の供給量によって加速したりできるようになっていた。
ギアが無い分は精霊さんの数で補うらしい。
魔力をもらえるとあって、入れ替わりで精霊さんが協力してくれてるそうだ。
早速ワンボックスとバスの車体を作り上げる。
バスは空間拡張を見せないため。
どうせ道が悪いので時速100kmとかは出さないけど、ブレーキはきっちりと作る。
道に魔物とか飛び出すからね。
結界があっても倒木とかで道をふさがれてることも有るし、道に穴が開いていることだってある。
道路事情はすこぶる悪いのだ。
これなら数時間で領都へ行けそうだ。
5台のワンボックスを作って皆にも運転を覚えてもらう。
特に侍女さんたちが積極的に覚えている。
建設中の町とは言え令嬢たちを歩かせていたのはダメだったのだろうな。
ジャクリーヌさんまで歩かせてたもんな。
今、町中には他の人が居ないので教習中の車が走り回っている。
事故りそうになると精霊さんが止めてくれるらしい。
これは盗まれそうなときには防犯もしてくれそうな予感。
皆、代わる代わる楽しそうに運転しては見えない精霊さんにお礼を言っていた。
そのうちそれぞれに専属の精霊さんが付いたりするのだろうか。
「ナギサ、どらいぶ?行くわよ。」
セラフィナが誘いに来た。
後ろに5台のワゴン車を引き連れて。
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空間拡張してあるから全員乗れる。
もう町中を走るのに飽きたのか。
その内サーキットとレースカーが必要になるかも。
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