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捜査最終日
67. 十一日目(謹慎三日)、サユリ宅にて④ 恩田の過去Ⅱ
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「これ以上、藤原組長の仕事を増やすんじゃない。お前に質問をし
ているのは、この俺だ。俺の質問の意味を考えるよりも素直に答え
れば話は直ぐに終わる」
「そうですか。今のご時世、何でも暴力で解決する暴力団ってのは
古いですよね。話し合いで解決は私も賛成です」
「幹部から聞いてる通り、随分とお喋りな野郎だな。で名前は?」
「槇野です。槇野徹です」
「そうか、ようやく名前を聞かせてくれたね!」
法海候は道着のポケットから一枚の写真を取り出して交互に見比
べるとニヤリと笑ってトーンを一つ落として喋りだした。
「本人確認は取れたから制裁を始めるとしようっ」
「えっ突然、何言ってるんですか? 話し合いで解決しに来たんじ
ゃないんですか?」
「平和ボケし過ぎて緊張感の欠片も無い所も聞いた通りだな。この
写真見て話し合いで解決する頭が居るなら、お笑い種だぞ。コラっ」
法が落とした写真を中腰に屈んだ槇野が拾い上げて内容を確認す
ると寝室のベッドで無理やり女性の肩を抱き寄せて映り込んでいる
上半身裸の男女が映っている。一人は自分であり、隣は、ちょっか
いを出してる頭の愛人だった。悪ふざけで撮ったポラロイドカメラ
の一枚だが誰かに見せびらかして渡してしまった様な曖昧な記憶し
かないので嵌めたと主張することさえも出来なかった。
「お前さ。俺の事を完全に舐め腐ってるよな!?」
槇野が答える前に襟首を掴んで床から立ち上がらせてから左側頭
部を裏拳で殴ると頭蓋骨にめり込む音が響いた後に床に倒れこんだ。
「血、血が出てるっ……」
こめかみの部分から血が落ちていて要約、自分が何をしでかした
のかを理解する槇野。
(この人は話が通用する人じゃない)
得意な話術を封じられては精神的なダメージも相当キツく、起き
上がる気力も殆ど無くなりかけていた。
「頭の顔を見ても気付かないってのも致命的だし。お前に”お荷物”
って渾名が付いたのも理解出来た。蒼乃、例の物、準備してくれ」
「頭、分かりやした」
蒼乃と呼ばれた組長補佐がブルーシートを床一面に敷いてから、
倒れてる槇野の首元を引っ張って床を引きずらせながらブルーシー
トが敷かれた中央に移動させると脇に避けてハンディカメラを回
し始めて再び、口を開いた。
「頭、こっちは準備(スタンバイ)できましたっ」
「おぅ、しっかりと撮影してくれよ。子分に舐められるのはこれで
最後にしたいからよ。蒼乃の撮影テクは評判だから心配ねぇかー」
「ご期待に添えるようにベストアングルで記録しやす!」
ているのは、この俺だ。俺の質問の意味を考えるよりも素直に答え
れば話は直ぐに終わる」
「そうですか。今のご時世、何でも暴力で解決する暴力団ってのは
古いですよね。話し合いで解決は私も賛成です」
「幹部から聞いてる通り、随分とお喋りな野郎だな。で名前は?」
「槇野です。槇野徹です」
「そうか、ようやく名前を聞かせてくれたね!」
法海候は道着のポケットから一枚の写真を取り出して交互に見比
べるとニヤリと笑ってトーンを一つ落として喋りだした。
「本人確認は取れたから制裁を始めるとしようっ」
「えっ突然、何言ってるんですか? 話し合いで解決しに来たんじ
ゃないんですか?」
「平和ボケし過ぎて緊張感の欠片も無い所も聞いた通りだな。この
写真見て話し合いで解決する頭が居るなら、お笑い種だぞ。コラっ」
法が落とした写真を中腰に屈んだ槇野が拾い上げて内容を確認す
ると寝室のベッドで無理やり女性の肩を抱き寄せて映り込んでいる
上半身裸の男女が映っている。一人は自分であり、隣は、ちょっか
いを出してる頭の愛人だった。悪ふざけで撮ったポラロイドカメラ
の一枚だが誰かに見せびらかして渡してしまった様な曖昧な記憶し
かないので嵌めたと主張することさえも出来なかった。
「お前さ。俺の事を完全に舐め腐ってるよな!?」
槇野が答える前に襟首を掴んで床から立ち上がらせてから左側頭
部を裏拳で殴ると頭蓋骨にめり込む音が響いた後に床に倒れこんだ。
「血、血が出てるっ……」
こめかみの部分から血が落ちていて要約、自分が何をしでかした
のかを理解する槇野。
(この人は話が通用する人じゃない)
得意な話術を封じられては精神的なダメージも相当キツく、起き
上がる気力も殆ど無くなりかけていた。
「頭の顔を見ても気付かないってのも致命的だし。お前に”お荷物”
って渾名が付いたのも理解出来た。蒼乃、例の物、準備してくれ」
「頭、分かりやした」
蒼乃と呼ばれた組長補佐がブルーシートを床一面に敷いてから、
倒れてる槇野の首元を引っ張って床を引きずらせながらブルーシー
トが敷かれた中央に移動させると脇に避けてハンディカメラを回
し始めて再び、口を開いた。
「頭、こっちは準備(スタンバイ)できましたっ」
「おぅ、しっかりと撮影してくれよ。子分に舐められるのはこれで
最後にしたいからよ。蒼乃の撮影テクは評判だから心配ねぇかー」
「ご期待に添えるようにベストアングルで記録しやす!」
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