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30話 さらなる経営拡大ですわ
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めろでぃたいむの売り上げは順調、りずむめいとの本の巷の評判も良い。
「これは次の段階に進むべきなのかもしれませんわ……」
リリアンナは、庭を眺めながら呟いた。その呟きを聞いたハルトとウルスラは顔を見合わせた。
「今度はなにをする気だい」
「今の店を出すのが夢だったんじゃないの?」
二人の疑問の声にリリアンナは苦笑しつつ答えた。
「そうなんですけども……人間とは欲深いものですね。このモンブロアをもっといい領地にしたいと思ってきてしまいました」
「ほー」
「ほーじゃないわよ。ここの領主はあんたでしょ」
「そうだった」
ウルスラに小突かれたハルトは頭をかきながら、リリアンナを見た。
「リリアンナはモンブロアをどうしたいのかい?」
「私は……モンブロアはコレと言って特産品もないですし、エンターテイメントを売りにしたらいいと思いますの」
「エンターテイメント?」
「ええ、ハルト様なら分かるでしょう? 上質はエンターテイメントは人を引きつけますわ」
ハルトは故郷の日本を思い浮かべた。確かに日本のアニメや漫画は人気のコンテンツだった。
「アニメ会社でも作る気かい?」
「うーん、それは技術的に難しそうですわね……とにかくそんな方向で……どうでしょうか」
「ああ、いいと思うよ」
ハルトは深く頷いた。どうせ王から半ば押しつけられるようにして手に入った領地なのだ。愛するリリアンナがそうしたいと言うのなら特に反対する理由もない。
「それならとりあえず、りずむめいとの支店を出さない? それから品揃えをもっと幅広くしたいわ」
「それなら絵師も増やさなくては」
「ええ、それだけでもやることは沢山あるわよ」
こうして大きな目標と、目下のやるべき事が明かになった。リリアンナとウルスラはりずむめいとの拡大の為に動き出した。
「まずは絵師をまた連れて来なければ」
「と、いう事は王都にいかなければいけないな……」
ハルトはまた王子の事を思い出してもじもじしたが、リリアンナの為と思って覚悟を決めた。
あくる日、ハルトとリリアンナは馬車で王都に向かった。
「おお、リリアンナ様」
出迎えてくれたのは工房のヴィアーノ親方だ。
「預けた三人の働きは噂で聞いていますよ」
「すみません……想定外の仕事もさせてしまって」
「本人が嫌がってさえいなければ構いませんよ」
そう言って親方は豪快に笑った。それを見てリリアンナはほっとしながら本題を切り出した。
「これ、ご覧になってますかしら」
リリアンナが差し出したのはりずむめいとで販売している漫画だ。
「ああ、絵の事ならなんでも知っておきたいですから。こちらの王都で発行されたものと比べると質が良いですな」
「ありがとうございます。実はこれをもっと多く発行したいと考えていまして……」
「なるほど、絵師が足りない訳ですな」
「その通りです」
「それなら何人か紹介しましょう。そのかわりと言ってはなんですが……」
親方は気前よく引き受けてくれたが、ちょっと言いよどんだ。
「どうしましたの?」
「最近うちに来る奴でちょっと困ったのがいまして……そちらで絵を描かせてくれると助かるというか……」
「……?」
困ったのとはどういう事だろう。ハルトとリリアンナは首を傾げた。
「親方……!」
「ほら来た」
親方は眉を寄せて声をした方を見た。それにつられて二人が振り返ると、そこには一人の女性が立っていた。
「今日こそ弟子にしてください!」
「あのなぁ……マチルダ、女は絵描きにはなれないんだよ」
そう、封建的なこの国では女が絵描きとして身を立てるのはほぼ不可能に近かった。
「でも、そんじょそこらの絵描きより私は描けます!」
「それなんだよなぁ」
親方もマチルダの実力は買ってはいるようだった。視線を向けられたリリアンナはこれが親方の言う『困った奴』なのだと理解した。
「ちょっとこの方にお前の絵を見せてみろ」
「え……? いいですけど……」
マチルダはリリアンナにおずおずとスケッチブックを差し出した。リリアンナはその絵を見て驚いた。技術として申し分ないのはもちろんだが、彼女の絵には匂い立つようなリアルさ生き生きとした対象の息づかいが感じられるものだった。なるほど、親方が一方的に無碍にできないのも無理はない。リリアンナはそう思った。
「どうですか、リリアンナ様。使えそうですか」
「ええ、申し分ないですわ」
「ちょっと、なんの話をしているんですか?」
一人だけ事情の分かっていないマチルダは首を傾げている。
「あのね、あなたが絵を描ける場所について話しているんですのよ」
「ほっ本当ですか!」
マチルダの顔がパッと輝く。そんなマチルダにリリアンナは漫画を差し出した。
「ただし貴方の描くのは肖像でも宗教画でもありません。これです」
「これって、最近流行っているやつですよね……」
「ええ。でも無理強いはしませんよ」
「かまいません。私は絵を描き続けて、それを人に見て貰えさえすれば……!」
マチルダの瞳の輝きは変わることはなかった。リリアンナはそれを見て頷くと親方に言った。
「親方、マチルダをお借りしますわ」
こうしてこの世界に、女流漫画家が誕生したのである。
「これは次の段階に進むべきなのかもしれませんわ……」
リリアンナは、庭を眺めながら呟いた。その呟きを聞いたハルトとウルスラは顔を見合わせた。
「今度はなにをする気だい」
「今の店を出すのが夢だったんじゃないの?」
二人の疑問の声にリリアンナは苦笑しつつ答えた。
「そうなんですけども……人間とは欲深いものですね。このモンブロアをもっといい領地にしたいと思ってきてしまいました」
「ほー」
「ほーじゃないわよ。ここの領主はあんたでしょ」
「そうだった」
ウルスラに小突かれたハルトは頭をかきながら、リリアンナを見た。
「リリアンナはモンブロアをどうしたいのかい?」
「私は……モンブロアはコレと言って特産品もないですし、エンターテイメントを売りにしたらいいと思いますの」
「エンターテイメント?」
「ええ、ハルト様なら分かるでしょう? 上質はエンターテイメントは人を引きつけますわ」
ハルトは故郷の日本を思い浮かべた。確かに日本のアニメや漫画は人気のコンテンツだった。
「アニメ会社でも作る気かい?」
「うーん、それは技術的に難しそうですわね……とにかくそんな方向で……どうでしょうか」
「ああ、いいと思うよ」
ハルトは深く頷いた。どうせ王から半ば押しつけられるようにして手に入った領地なのだ。愛するリリアンナがそうしたいと言うのなら特に反対する理由もない。
「それならとりあえず、りずむめいとの支店を出さない? それから品揃えをもっと幅広くしたいわ」
「それなら絵師も増やさなくては」
「ええ、それだけでもやることは沢山あるわよ」
こうして大きな目標と、目下のやるべき事が明かになった。リリアンナとウルスラはりずむめいとの拡大の為に動き出した。
「まずは絵師をまた連れて来なければ」
「と、いう事は王都にいかなければいけないな……」
ハルトはまた王子の事を思い出してもじもじしたが、リリアンナの為と思って覚悟を決めた。
あくる日、ハルトとリリアンナは馬車で王都に向かった。
「おお、リリアンナ様」
出迎えてくれたのは工房のヴィアーノ親方だ。
「預けた三人の働きは噂で聞いていますよ」
「すみません……想定外の仕事もさせてしまって」
「本人が嫌がってさえいなければ構いませんよ」
そう言って親方は豪快に笑った。それを見てリリアンナはほっとしながら本題を切り出した。
「これ、ご覧になってますかしら」
リリアンナが差し出したのはりずむめいとで販売している漫画だ。
「ああ、絵の事ならなんでも知っておきたいですから。こちらの王都で発行されたものと比べると質が良いですな」
「ありがとうございます。実はこれをもっと多く発行したいと考えていまして……」
「なるほど、絵師が足りない訳ですな」
「その通りです」
「それなら何人か紹介しましょう。そのかわりと言ってはなんですが……」
親方は気前よく引き受けてくれたが、ちょっと言いよどんだ。
「どうしましたの?」
「最近うちに来る奴でちょっと困ったのがいまして……そちらで絵を描かせてくれると助かるというか……」
「……?」
困ったのとはどういう事だろう。ハルトとリリアンナは首を傾げた。
「親方……!」
「ほら来た」
親方は眉を寄せて声をした方を見た。それにつられて二人が振り返ると、そこには一人の女性が立っていた。
「今日こそ弟子にしてください!」
「あのなぁ……マチルダ、女は絵描きにはなれないんだよ」
そう、封建的なこの国では女が絵描きとして身を立てるのはほぼ不可能に近かった。
「でも、そんじょそこらの絵描きより私は描けます!」
「それなんだよなぁ」
親方もマチルダの実力は買ってはいるようだった。視線を向けられたリリアンナはこれが親方の言う『困った奴』なのだと理解した。
「ちょっとこの方にお前の絵を見せてみろ」
「え……? いいですけど……」
マチルダはリリアンナにおずおずとスケッチブックを差し出した。リリアンナはその絵を見て驚いた。技術として申し分ないのはもちろんだが、彼女の絵には匂い立つようなリアルさ生き生きとした対象の息づかいが感じられるものだった。なるほど、親方が一方的に無碍にできないのも無理はない。リリアンナはそう思った。
「どうですか、リリアンナ様。使えそうですか」
「ええ、申し分ないですわ」
「ちょっと、なんの話をしているんですか?」
一人だけ事情の分かっていないマチルダは首を傾げている。
「あのね、あなたが絵を描ける場所について話しているんですのよ」
「ほっ本当ですか!」
マチルダの顔がパッと輝く。そんなマチルダにリリアンナは漫画を差し出した。
「ただし貴方の描くのは肖像でも宗教画でもありません。これです」
「これって、最近流行っているやつですよね……」
「ええ。でも無理強いはしませんよ」
「かまいません。私は絵を描き続けて、それを人に見て貰えさえすれば……!」
マチルダの瞳の輝きは変わることはなかった。リリアンナはそれを見て頷くと親方に言った。
「親方、マチルダをお借りしますわ」
こうしてこの世界に、女流漫画家が誕生したのである。
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